穿いてみると、誂えたようにぴったりだった。
窮屈さもない。
上から割烹着ワンピを被って、夕食の支度に取りかかったのだが……。
腰回りの楽さに感嘆した。
何も穿いてないようだった。
男は、こんな楽な思いをしていたのか。
ショーツで締めつけてた日々はなんだったんだろう。
翌日、さっそく自分用のトランクスを買いに行った。
女性用の下着コーナーにもあったが……。
絵里子がゆったりと穿けるシルエットのものはなかった。
紳士用品コーナーに移った。
主人に買うものは、ほとんどがチェックなどの柄物だった。
ボタンで止める前開きタイプだった。
若いころ、前閉じを買って来てしまって、主人から苦情を言われたことがあった。
それまでは、トランクスに前開きと前閉じがあることなど知らなかったのだ。
以後、買うときは必ず、前開きであることを確認していた。
しかし今日の買物は、前開きである必要はない。
自分用なのだから。
前閉じには、シックな無地のデザインも多かった。
これなら、主人のものとも区別しやすい。
以来、日常モードのときは、トランクスを穿くようになった。
といっても、ショーツを止めてしまったわけではない。
主人との夜の交渉があったころは……。
今夜はありそうだなと思ったら、ショーツを穿いていた。
主人には、絵里子のトランクス姿は不評だったのだ。
「ヤル気にならない」そうだ。
わからなくもないが。
しかし、夜の営みがなくなった今は、そんな気遣いもいらない。
トランクスは、日常穿きになっていた。
ショーツを着けるのは、昼間、エロモードに入ったときくらいだった。
でも今日は、ジャージの上下という究極の日常モードだった。
当然、下はトランクスだ。
ブラは着けていない。
絵里子は、さっそく正装に着替えた。
正装。
そう。
こんな気分の正装は、全裸しかあり得ない。
窮屈さもない。
上から割烹着ワンピを被って、夕食の支度に取りかかったのだが……。
腰回りの楽さに感嘆した。
何も穿いてないようだった。
男は、こんな楽な思いをしていたのか。
ショーツで締めつけてた日々はなんだったんだろう。
翌日、さっそく自分用のトランクスを買いに行った。
女性用の下着コーナーにもあったが……。
絵里子がゆったりと穿けるシルエットのものはなかった。
紳士用品コーナーに移った。
主人に買うものは、ほとんどがチェックなどの柄物だった。
ボタンで止める前開きタイプだった。
若いころ、前閉じを買って来てしまって、主人から苦情を言われたことがあった。
それまでは、トランクスに前開きと前閉じがあることなど知らなかったのだ。
以後、買うときは必ず、前開きであることを確認していた。
しかし今日の買物は、前開きである必要はない。
自分用なのだから。
前閉じには、シックな無地のデザインも多かった。
これなら、主人のものとも区別しやすい。
以来、日常モードのときは、トランクスを穿くようになった。
といっても、ショーツを止めてしまったわけではない。
主人との夜の交渉があったころは……。
今夜はありそうだなと思ったら、ショーツを穿いていた。
主人には、絵里子のトランクス姿は不評だったのだ。
「ヤル気にならない」そうだ。
わからなくもないが。
しかし、夜の営みがなくなった今は、そんな気遣いもいらない。
トランクスは、日常穿きになっていた。
ショーツを着けるのは、昼間、エロモードに入ったときくらいだった。
でも今日は、ジャージの上下という究極の日常モードだった。
当然、下はトランクスだ。
ブラは着けていない。
絵里子は、さっそく正装に着替えた。
正装。
そう。
こんな気分の正装は、全裸しかあり得ない。
絵里子は、ジャージの上下を脱ぎ捨てた。
上下で、色が違っていた。
色違いの上下を組み合わせることで……。
いかにもなジャージ感を消すことが出来るのだ。
ジャージの下には、トランクスしか穿いていない。
乳房は盛大に垂れて、もう元には戻らない。
家にいるときまで、窮屈なブラを着けている意味はないのだ。
下は、まさにトランクスだった。
女性用のかわいいトランクスも売られている。
しかし、絵里子が穿いているのは男性用だ。
男物でも、前閉じのトランクスがあるのだ。
トランクスを穿くようになったのは、偶然がきっかけだった。
梅雨時だったろうか。
買物に出て、驟雨に遭った。
マンションに帰り着いたときは、全身、びしょ濡れだった。
濡れた衣服を、すべて洗濯機に放りこみ、シャワーを浴びた。
当時、息子はまだ小学生だった。
そろそろ帰って来る時間だ。
全裸のままでいるわけにはいかない。
ところが、下着の引き出しを開けると……。
ショーツが払底していた。
お天気が悪かったことを言い訳に、2,3日、洗濯をサボっていた。
溜まっていた着用済みの下着は、さっき洗濯機を回してしまったので、水の中だ。
その前に洗ったのは、まだベランダに干したままだった。
バスタオルに隠して干しているから、この湿気では乾いていない可能性が高い。
むしろ、外の湿気を吸ってしまっているかも知れない。
ショーツを着けなくとも、割烹着ワンピを被ってしまえば外からはわからないだろう。
しかし、そのノーパンスタイルは……。
エロモードに入ったときの正装だった。
息子や主人を待つ日常の時間にそれを持ちこんでしまっては、メリハリが利かなくなる。
正装は、大切な時間のために取っておきたい。
で、開いたのが、主人の下着の引き出しだった。
5枚くらいのセットで売られているのを買っていた。
あらかじめパックされており、色や柄などは選べない。
なので、ときおりカラフルなものも混じっていた。
絵里子が取りあげたのも、そうした1枚だった。
ワインレッドの地に、青いチェックが入っている。
これなら、女性が穿いていてもおかしくない。
主人はゆったりサイズが好きだったので……。
男性用の3Lだった。
絵里子の大尻でも十分に収まるはずだ。
上下で、色が違っていた。
色違いの上下を組み合わせることで……。
いかにもなジャージ感を消すことが出来るのだ。
ジャージの下には、トランクスしか穿いていない。
乳房は盛大に垂れて、もう元には戻らない。
家にいるときまで、窮屈なブラを着けている意味はないのだ。
下は、まさにトランクスだった。
女性用のかわいいトランクスも売られている。
しかし、絵里子が穿いているのは男性用だ。
男物でも、前閉じのトランクスがあるのだ。
トランクスを穿くようになったのは、偶然がきっかけだった。
梅雨時だったろうか。
買物に出て、驟雨に遭った。
マンションに帰り着いたときは、全身、びしょ濡れだった。
濡れた衣服を、すべて洗濯機に放りこみ、シャワーを浴びた。
当時、息子はまだ小学生だった。
そろそろ帰って来る時間だ。
全裸のままでいるわけにはいかない。
ところが、下着の引き出しを開けると……。
ショーツが払底していた。
お天気が悪かったことを言い訳に、2,3日、洗濯をサボっていた。
溜まっていた着用済みの下着は、さっき洗濯機を回してしまったので、水の中だ。
その前に洗ったのは、まだベランダに干したままだった。
バスタオルに隠して干しているから、この湿気では乾いていない可能性が高い。
むしろ、外の湿気を吸ってしまっているかも知れない。
ショーツを着けなくとも、割烹着ワンピを被ってしまえば外からはわからないだろう。
しかし、そのノーパンスタイルは……。
エロモードに入ったときの正装だった。
息子や主人を待つ日常の時間にそれを持ちこんでしまっては、メリハリが利かなくなる。
正装は、大切な時間のために取っておきたい。
で、開いたのが、主人の下着の引き出しだった。
5枚くらいのセットで売られているのを買っていた。
あらかじめパックされており、色や柄などは選べない。
なので、ときおりカラフルなものも混じっていた。
絵里子が取りあげたのも、そうした1枚だった。
ワインレッドの地に、青いチェックが入っている。
これなら、女性が穿いていてもおかしくない。
主人はゆったりサイズが好きだったので……。
男性用の3Lだった。
絵里子の大尻でも十分に収まるはずだ。