OLは、段ボールのお立ち台を駆け下り、ラックに吊されたパンティを持ち帰った。
「ほら、薫くん、あーん。
口に押しこんで」
薫はもごもご言いながら、布地を咥えこんだ。
「これで大丈夫ね。
ちょっと突くわよ」
典子は腰を始動させた。
直腸の襞がねっとりと絡むので、速くは動かせない。
無理に動かしたら、粘膜を傷つけてしまうだろう。
ゆっくりと、しかし確実に抽挿する。
「OLさん。
あなたも、立ちバックくらい、したことがあるでしょ?」
OLは、困った顔で曖昧な笑みを浮かべた。
経験がないのが、はっきりとわかる表情だった。
「立ちバックの正式名称、知ってる?」
今度ははっきりとかぶりを振った。
「後ろ櫓 。
櫓って知ってる?
ほら。
両国の国技館で、お相撲が開催されてるとき……。
高い塔みたいのが立てられて、その上で太鼓が叩かれるでしょ。
櫓太鼓って呼ばれてる。
その櫓を、立った状態の体位になぞらえたわけね。
だから、後ろ櫓って云うのは……。
立ったまま、女性の後ろから挿入する体位のこと。
でも普通、女性は、壁などに手を付いてるわ。
後ろから、体力の違う男性に突かれるんだから……。
そうしないと、身体を支えられないわけ。
だけど、突かれる方と突く方が同等の体力の場合とか……。
早い話、BLの世界ね。
あなた、好きそうよね、BL。
でしょ。
やっぱり。
男の子同士なら……。
前の子が手を付かなくても、身体を支えられる。
ましてや今日は、後ろの方が女ですからね。
薫くんは、手を付かなくても立ってられるわけ」
「ほら、薫くん、あーん。
口に押しこんで」
薫はもごもご言いながら、布地を咥えこんだ。
「これで大丈夫ね。
ちょっと突くわよ」
典子は腰を始動させた。
直腸の襞がねっとりと絡むので、速くは動かせない。
無理に動かしたら、粘膜を傷つけてしまうだろう。
ゆっくりと、しかし確実に抽挿する。
「OLさん。
あなたも、立ちバックくらい、したことがあるでしょ?」
OLは、困った顔で曖昧な笑みを浮かべた。
経験がないのが、はっきりとわかる表情だった。
「立ちバックの正式名称、知ってる?」
今度ははっきりとかぶりを振った。
「後ろ
櫓って知ってる?
ほら。
両国の国技館で、お相撲が開催されてるとき……。
高い塔みたいのが立てられて、その上で太鼓が叩かれるでしょ。
櫓太鼓って呼ばれてる。
その櫓を、立った状態の体位になぞらえたわけね。
だから、後ろ櫓って云うのは……。
立ったまま、女性の後ろから挿入する体位のこと。
でも普通、女性は、壁などに手を付いてるわ。
後ろから、体力の違う男性に突かれるんだから……。
そうしないと、身体を支えられないわけ。
だけど、突かれる方と突く方が同等の体力の場合とか……。
早い話、BLの世界ね。
あなた、好きそうよね、BL。
でしょ。
やっぱり。
男の子同士なら……。
前の子が手を付かなくても、身体を支えられる。
ましてや今日は、後ろの方が女ですからね。
薫くんは、手を付かなくても立ってられるわけ」
薫の後ろに立つ典子は、腰を沈める必要がなかった。
薫の方が、ずっと脚が長いからだ。
むしろ薫に、尻を下げてもらわなくてはならない。
薫の背筋を撫でる。
「ふぅぅ」
綿毛が飛ぶような溜め息を漏らしながら、薫の腰が下がった。
膝を曲げたわけだが……。
スクワットのように前後に曲げたわけではない。
両膝が内側に折れていた。
すなわち、内股だ。
にゃんにゃんポーズに内股。
完全な女の子。
でありながら、股間からは陰茎が突きあがっている。
「薫くん、いくわよ」
典子は唾を指先に垂らすと、束ねた指を薫の尻たぶの狭間に差しこんだ。
「ひぃぃ」
ふふ。
舞台よりも反応がいい。
見ず知らずの素人女性の目の前で、犯されようとしているからだろう。
根っからのMだ。
肛門に唾液を塗りたくる。
「いくわよ」
典子は腰を進め、薫の背後に密着した。
手で握ったディルドゥが、薫の尻たぶを潜った。
先端を肛門に宛がうと、典子は手を離した。
両手で、薫の腰を固定する。
「はっ」
そのままディルドゥを突きあげる。
「あひぃぃ」
薫の喉から、か細い悲鳴があがる。
「OLさん。
ここって、防音?」
「違うと思います」
「薫くん。
声、抑えて」
「……」
「難しい?」
「あ、OLさん、あなたのパンティ、この子に咥えさせてあげて」
薫の方が、ずっと脚が長いからだ。
むしろ薫に、尻を下げてもらわなくてはならない。
薫の背筋を撫でる。
「ふぅぅ」
綿毛が飛ぶような溜め息を漏らしながら、薫の腰が下がった。
膝を曲げたわけだが……。
スクワットのように前後に曲げたわけではない。
両膝が内側に折れていた。
すなわち、内股だ。
にゃんにゃんポーズに内股。
完全な女の子。
でありながら、股間からは陰茎が突きあがっている。
「薫くん、いくわよ」
典子は唾を指先に垂らすと、束ねた指を薫の尻たぶの狭間に差しこんだ。
「ひぃぃ」
ふふ。
舞台よりも反応がいい。
見ず知らずの素人女性の目の前で、犯されようとしているからだろう。
根っからのMだ。
肛門に唾液を塗りたくる。
「いくわよ」
典子は腰を進め、薫の背後に密着した。
手で握ったディルドゥが、薫の尻たぶを潜った。
先端を肛門に宛がうと、典子は手を離した。
両手で、薫の腰を固定する。
「はっ」
そのままディルドゥを突きあげる。
「あひぃぃ」
薫の喉から、か細い悲鳴があがる。
「OLさん。
ここって、防音?」
「違うと思います」
「薫くん。
声、抑えて」
「……」
「難しい?」
「あ、OLさん、あなたのパンティ、この子に咥えさせてあげて」