お。
はぅ。
取り巻く客が、次々と射精を始めた。
宙を踊り、交差する精液が、美弥子の背中を、髪を、次々と鞭打った。
射精した客は、木偶人形のようにその場に崩れ落ちた。
まるで、精液が精神であったかのように。
そして、すべての客が人形と化した。
中央にうつ伏せた美弥子もまた、魂を持たない傀儡だ。
いや、1人だけ人間が残っているはずだ。
由美。
由美はどこに行ったのだ……。
「大室さん」
え?
「大室さん。
何か考え事かしら?」
我に帰った。
授業中だった。
どうやら、講師から何か質問されていたらしい。
まるで聞こえていなかった。
美弥子は、その場にうなだれた。
と同時に、チャイムが鳴った。
まさに、救いの鐘の音に聞こえた。
「それでは今日はここまで。
みなさん。
もう、夏休み気分からは抜けて下さいね。
次回からは、さらにピッチをあげていきますよ」
階段教室を下りていく女子学生たちの靴音を聞きながら、美弥子は席を立てないでいた。
ほんとに、このままではマズい。
夏休み明けから、まったく授業に身が入らなかった。
女教授からの脅迫で幕を開けたのだから、やむを得ないところもあるだろう。
しかし、それを理由にして、学生の本分から気持ちが逸れてしまっていることも確かだ。
しっかりしなければ。
由美の次の時限は、水元教授の授業のはずだ。
女教授との関わりの原因を作った授業だ。
夏休み明けからは、由美は真面目に出席するようになっていた。
しかし、美弥子が出る授業はなくなってしまった。
なぜなら、当の福島教授の授業だったからだ。
今後、この時限がどうなるかは、まだ決まっていないようだ。
ともかく今は、時間がぽっかり空いてしまっている。
昼食を摂るには早すぎる。
学食も開いていない。
図書館で自習するか、キャンパスのベンチで本でも読むかしかない。
美弥子は、後者を取ることにした。
図書館では、周りの学生の勤勉さに気圧されて、集中出来ない気がしたのだ。
はぅ。
取り巻く客が、次々と射精を始めた。
宙を踊り、交差する精液が、美弥子の背中を、髪を、次々と鞭打った。
射精した客は、木偶人形のようにその場に崩れ落ちた。
まるで、精液が精神であったかのように。
そして、すべての客が人形と化した。
中央にうつ伏せた美弥子もまた、魂を持たない傀儡だ。
いや、1人だけ人間が残っているはずだ。
由美。
由美はどこに行ったのだ……。
「大室さん」
え?
「大室さん。
何か考え事かしら?」
我に帰った。
授業中だった。
どうやら、講師から何か質問されていたらしい。
まるで聞こえていなかった。
美弥子は、その場にうなだれた。
と同時に、チャイムが鳴った。
まさに、救いの鐘の音に聞こえた。
「それでは今日はここまで。
みなさん。
もう、夏休み気分からは抜けて下さいね。
次回からは、さらにピッチをあげていきますよ」
階段教室を下りていく女子学生たちの靴音を聞きながら、美弥子は席を立てないでいた。
ほんとに、このままではマズい。
夏休み明けから、まったく授業に身が入らなかった。
女教授からの脅迫で幕を開けたのだから、やむを得ないところもあるだろう。
しかし、それを理由にして、学生の本分から気持ちが逸れてしまっていることも確かだ。
しっかりしなければ。
由美の次の時限は、水元教授の授業のはずだ。
女教授との関わりの原因を作った授業だ。
夏休み明けからは、由美は真面目に出席するようになっていた。
しかし、美弥子が出る授業はなくなってしまった。
なぜなら、当の福島教授の授業だったからだ。
今後、この時限がどうなるかは、まだ決まっていないようだ。
ともかく今は、時間がぽっかり空いてしまっている。
昼食を摂るには早すぎる。
学食も開いていない。
図書館で自習するか、キャンパスのベンチで本でも読むかしかない。
美弥子は、後者を取ることにした。
図書館では、周りの学生の勤勉さに気圧されて、集中出来ない気がしたのだ。
「あひぃぃぃぃ」
「何しゃべってるの!
犬でしょ。
犬は、わんわん」
「ぅ……。
ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん。
ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん」
「遠吠えを始めちゃったわ。
ほらイキなさい。
ほらほら」
パンパンパンパンパンパンパンパンパン!
「ぁおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
あぎゃ。
あぎゃぎゃ」
美弥子は顔面から床に落ちる。
ディルドゥは、スポンと音を立てて抜ける。
美弥子の膣口は、洞穴のような巨大な穴を穿っているはずだ。
ブブ。
膣口が漏らす空気音を聞きながら……。
美弥子の意識は、エクトプラズムのごとく我が身から離脱する。
円形の舞台に、不様に這いつくばった自分を見下ろす。
両脚は、がに股に開いていた。
高々と盛りあがった相臀の狭間から、陰唇が覗いている。
まるで透明なディルドゥが捻じこまれているかのごとく、膣口が開いていた。
舞台を巡る円筒形の壁が、細長い矩形に次々と開く。
もちろん、そんな構造にはなっていないはずなのに。
壁の向こうから出て来たのは、もちろん客だ。
全員、全裸だった。
しかも全員、陰茎を勃起させていた。
客は、中央に這いつくばる美弥子を取り囲んだ。
そして……。
陰茎を擦り始める。
う。
美弥子の真後ろで擦っていた客が呻いた。
と同時に、尻たぶを空豆のように窪ませながら、客は射精した。
練乳の鞭となった精液が、美弥子の尻を袈裟懸けにした。
精液は、尻の狭間を滑り降り……。
膣口に流れこむ。
あぁ、ダメ。
妊娠してしまう。
しかし、空中を浮遊する美弥子の魂には、どうすることも出来ない。
「何しゃべってるの!
犬でしょ。
犬は、わんわん」
「ぅ……。
ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん。
ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん」
「遠吠えを始めちゃったわ。
ほらイキなさい。
ほらほら」
パンパンパンパンパンパンパンパンパン!
「ぁおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
あぎゃ。
あぎゃぎゃ」
美弥子は顔面から床に落ちる。
ディルドゥは、スポンと音を立てて抜ける。
美弥子の膣口は、洞穴のような巨大な穴を穿っているはずだ。
ブブ。
膣口が漏らす空気音を聞きながら……。
美弥子の意識は、エクトプラズムのごとく我が身から離脱する。
円形の舞台に、不様に這いつくばった自分を見下ろす。
両脚は、がに股に開いていた。
高々と盛りあがった相臀の狭間から、陰唇が覗いている。
まるで透明なディルドゥが捻じこまれているかのごとく、膣口が開いていた。
舞台を巡る円筒形の壁が、細長い矩形に次々と開く。
もちろん、そんな構造にはなっていないはずなのに。
壁の向こうから出て来たのは、もちろん客だ。
全員、全裸だった。
しかも全員、陰茎を勃起させていた。
客は、中央に這いつくばる美弥子を取り囲んだ。
そして……。
陰茎を擦り始める。
う。
美弥子の真後ろで擦っていた客が呻いた。
と同時に、尻たぶを空豆のように窪ませながら、客は射精した。
練乳の鞭となった精液が、美弥子の尻を袈裟懸けにした。
精液は、尻の狭間を滑り降り……。
膣口に流れこむ。
あぁ、ダメ。
妊娠してしまう。
しかし、空中を浮遊する美弥子の魂には、どうすることも出来ない。