「痛いよ~! やめてぇ~!」
「これぐらい我慢する~! 今日の検査棒はいつものよりちょっと太いだけ~!」
「いや、いや、いやぁぁぁぁぁ~~~~~!」
検査係から『検査棒』だと言われても、いつものものとは弾力性や感触が全く異なっており、加奈子は検査係の言葉を素直に信じることができなかった。とは言うものの、加奈子にとって男女の性交はまだ未知の世界であり、今挿しこまれているものが男性のペニスであるとはすぐに理解できなかった。ただ、目隠しをしている顔のそばで男の息使いが聞こえてきたし、膝に相手の肉体の一部が当たってきたことから、尋常ではない気配を感じ取っていた。
(ズンズンズン! ズンズンズン!)
「おおおっ! 検査棒が奥に入って喜んでいる~!」
検査係は相変らず訳の分からないことを口走っている。
「お願いです! すごく痛いので早く抜いてください!」
「はぁはぁはぁ、検査はまだ終わっていない! もう少し我慢しなさい!」
痛みに耐え切れず、加奈子は検査の中止を訴えたが、検査係は簡単にはねのけてしまった。
(ズンズンズン! ズンズンズン!)
「おおおっ! 検査が終了するかも~! おおおっ、おおおっ! こりゃ堪らん~!」
検査係は突然、挿しこんでいたペニスを慌しく抜き去り、加奈子目掛けて精液を放出した。加奈子の腹部に白濁色の液体が降り注いだ。
加奈子は痛みから解放されたことで、小さく安堵のため息をついた。
汚された加奈子の腹部がタオルで拭き取られると、下半身裸で我慢汁を流して待機していた防犯係が、「待ってました」とばかりにすぐさま加奈子に挑んだ。目前で激しい交接を見せつけられて、気分はすっかり高揚しており、鼻息荒く加奈子の上に乗ってきた。
新たな異変を感じとった加奈子は拒絶の態度を示した。
「2回目の検査する~! 大人しくしてる~!」
だが検査と言う言葉には逆らえず、従順にならざるを得なかった。
簡単な愛撫のあと、早速挿入が開始された。
再び疼痛が加奈子を襲った。
「うっ」
「はぁはぁはぁ、本当だ。マジ狭い!」
「いたいっ!」
「し、しばらく我慢する~!」
(ズッチョン、ズッチョン、ズッチョン)
狭いことには変わりはなかったが、2回目と言うこともあって、先程よりも円滑に事が運んだ。
「いたっ・・・いたいっ! あぁ・・いやぁ・・・やめてください~・・・」
「はぁはぁはぁ、はぁはぁはぁ」
(ズッチョン、ズッチョン、ズッチョン)
「おい、四つん這いになれ」
加奈子は言われるがままに、仰向けから四つん這いに態勢を変えた。
まだ熟していない小ぶりな臀部にそっとペニスが宛がわれた。
(ズ、ズ、ズン!)
「あぁっ!」
「うううっ! 窮屈だがすごくいい~」
(バッコン、バッコン、バッコン!)
「いたい・・いたい・・・あぁ~・・・もう許してください・・・」
「早く終わって欲しければ、検査棒をしっかり咥えるんだ!」
(バッコン、バッコン、バッコン! パンパンパン!)
「あぁ、あぁ~・・・はあぁぁぁ~・・・」
「あれ? この娘、いつのまにか汁を流し始めてるぞ! お陰でピストンがスムーズだ!」
「どれどれ? おおっ、本当だ! 濡らしてやがら~。感じてきやがったな? おい、もう1回、俺と変われ!」
「何言ってるんだよ! 今、忙しい最中だ! あとであとで~」
(パンパンパン! パンパンパン!)
後背位特有の接合による空気音が、狭い検査室に高らかに鳴り響いていた。
加奈子が甘い声を出し始めるのにさほどの時間を要しなかった。
当時、女性の車掌が検査と称して裸踊りを演じさせられていることは、存外、世間に知られていたため、乗務中の車内でも、痴漢や変態男に、「どうせ、会社に帰ったら、疑いを掛けられて、丸裸にされて、おまんこや尻の穴をつつき回されるんだろう? だったらこれぐらい我慢しろよ」などとからかわれながら、悪戯をされることが多々あった。
会社からは、「お客様に失礼の無いよう、少々のことは我慢するように」というお達しまであったため、抵抗や口答えができずただただ堪えるだけであった。
加奈子は検査係の男たちに散々なぶられたあと、ようやく解放され、入浴を許された。風呂の中では、悔し涙を流しながら、男たちに汚された箇所を何度も何度も石鹸をつけて洗った。
辞めたくても辞められない家庭事情もあって、検査時の屈辱に身を震わせてじっと耐え忍ぶことが課せられた。
ところが4ヵ月を経過した頃、嫌な検査にも少しは慣れたことと、諦めもあって、いつしか加奈子は涙も流さなくなっていた。そればかりか、奇妙にも、男たちにいたぶられているうちに身体が火照ってくるのを覚え始めていた。
ある夜も検査係の男たちから、
「この女もうワセリンは必要ないな~」
「どうしてだ?」
「だって穴をほじくられるとぐっしょり濡らしちゃってさ~」
「ほほう、入社した時から大変な変わりようだねえ。どれ俺にも触らせろ」
防犯係が加奈子の穴に指を挿し込んだ。
「いや・・・」
(グチョグチョグチョ・・・)
「ほんとだ! びしょびしょじゃないか!? まだ16だろう? へ~~~!」
防犯係りはたいそうに驚いてみせた。
「これならアレが入りそうだな」
にたりと笑いながら小声でつぶやいた。
それが男たちの合図だとも知らず、加奈子はいつものようにじっと耐えていた。
まもなく加奈子に色の濃い布地の目隠しが施された。
それが何の目的でされたのか、加奈子はまだ知るはずもなかった。
加奈子は検査用のベッドに仰向けに寝かされたあと、股を大きく広げられた。
やっと生え揃ったばかりの繁みに、まだ色素の薄い亀裂がひっそりと顔を覗かせている。
検査係が加奈子の寝ているベッドに這い上がり、ズボンとパンツを一気に下ろした。
その瞬間、勢いよく弾みをつけたペニスが現れた。
「今から検査をはじめる~。少し痛いかも知れないが我慢する!」
加奈子の顔に少し緊張が走った。
検査係が加奈子の上から覆いかぶさってきた。
男の体重が華奢な加奈子にのしかかった。
検査係はペニスを亀裂に宛がった。
(グッ! ググッ!)
「い、痛い!」
「何と狭い・・・」
(グググッ!)
「ひぃ~~~!! 痛い!! 痛いですっ!!」
「我慢する~~~!(それにしても何と窮屈なマンコだろうか。うっ、でもそれが堪らなくいい・・・)」
検査係は処女を征服した喜びを隠し切れなかった。
防犯係は横で指をくわえて見つめている。
加奈子はいつもの検査とはまったく違うと感じていた。
でも逆らうことはできない。
嫌疑を掛けられている限り検査係には絶対服従なのだ。
「この奥に隠しているんだろう!? うん! うん! くっ! なかなか奥に入らないぞ」
「そんなに狭いのか?」
防犯係は心配そうに尋ねた。
「お前のがでかすぎるからじゃないのか? 俺のならちょうどいいかも」
「ははは~、そんなこと言ってもまだ変わってはやらねえぞ」
(ズンズンズン! ズンズンズン!)
「痛い! 痛い! ひぃ~~~~~~!!」
加奈子の股間からは薄っすらと鮮血が滲みだしていた。