呆れたと言わんばかりの小菅の言葉に、ありさがひくっと身体を震わせた。
ありさの秘部と肛門に食込んだ鰻たちが身体をくねらせ続けており、中に入り込めなかった多くの鰻たちはそのぬるぬるとした胴体でありさの全身をこすりつける。
一旦昇りつめたことで敏感になっていた全身に刺激を受け、否応もなく再びありさが身体をくねらせ始めた。
「ひゃぁぁぁ~、あうっ、くわっ~、ひぇぇ~、いやぁぁぁぁ……いやっ、いやっ、やめて、おかしく、なる……ああああああぁっ」
喘ぎ、身震いし、全身を真っ赤に紅潮させてありさが再び絶頂へと向かっていく。
全身の肌を撫で回され、秘部と肛門に強烈な刺激を受けているのだからたまったものではない。
悲愴な金切り声を上げ、ありさが頭をのけぞらせて白い首元をあらわにした。
ぶるぶるっと身体を痙攣させ、がっくりとうなだれるのだが、すぐに次の波が襲ってきて半ば強制的に絶頂へと押し上げられてしまう。
「ひぃ~~~っ! ふわっ、あふっ、うぁん、あっ! ま、また、だめ、だめぇっ。ふわっ、うあ~~~~~~~~~~っ!!」
全身に鰻を絡みつかせ、連続して気をやりながらありさが半狂乱になって泣き叫ぶ。
結い上げられた髪がほつれて顔に落ちかかり、まだ年端の行かない娘のありさがあたかも年増女のようにつやっぽい。
淫靡な笑みを浮かべて見守る与力たちの前で、ひたすらに身体をくねらせ、叫び声を上げるありさ。
「もう、ふわぁ~、や、やめてぇ、ひぇぇぇ~、はぁ~、もう、ひやぁぁぁ~~~」
立て続けの絶頂に、全身がとろけそうなほど敏感になっている。
その敏感になった肌の上を鰻たちがぬるぬると這い周り、ありさの意識を快感の大波が飲み込もうとしていた。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
もっとも、ありさにとっては半時であっても一時であっても変わりはなく、時間の観念等早々に消え失せていたのだが。
浴槽の下で赤々と燃えていた薪は下男の手で取りのけられ、中に満たされた湯はゆっくりとその温度を下げていった。
それでも、まだ鰻たちの動きは収まることはなく、ありさにたゆむことなく快感の大波が襲いかかっていた。
もっとも、何十回と絶頂を迎えさせられたありさの身体は限界に達し、そろそろ快感を苦痛に感じ始めている。
強過ぎる快感、長過ぎる快感は、いつしか苦痛へと変わっていく。
「あぐ、うあ、たすけ、てぇ……はぁぁぁ~、死ぬ、死んじゃう、うぐっ……」
弱々しく首を振り立て、哀願の声を漏らすありさ。
時折、びくんと身体が震え、本人の意思とは関係なく喘ぎ声が唇からあふれる。
下男が浴槽に腕を突っ込み、ありさの秘部と肛門とを犯している鰻たちを掴むと一気に引き抜いた。
「はぁぁぁ~っ……」
くねりながら引き抜かれていく鰻たちに、ありさが悲鳴を上げた。
顔を引き攣らせ、唇の端からよだれの糸を滴らしながらありさがひくひくと身体を痙攣させる。
だが、ありさにはひとときのいとまも許されなかった。
股間からの刺激が消えたのはほんの一瞬のことで、息をつく暇もなく、ぱっくりと口を開けたままの二つの穴へ、待ちわびていた鰻たちがいっせいに侵入を開始する。
「きゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~!!」
びくんと身体を大きくのけぞらせ、ありさが目を剥いて絶叫する。
秘部と肛門の筋肉に締めつけられ、弱っていた鰻たちとは比較にならないほどの激しい動きに、ありさは錯乱し、目の前が真っ白になった。
幾たびか身体を痙攣させると、断末魔を思わせるような悲痛な声を漏らし、ありさは意識を失ってしまった。
ぐらりと首をうなだらせ、前のめりになってしまった。
その瞬間、鰻たちがうごめく水面に、ありさの顔が沈んだ。
「ぷはぁっ! く、苦しい……はぁはぁはぁ、え? ひえっ、はぁはぁはぁ~」
息が詰まりそうになり、苦悶に身体を震わせたありさがざばっと水面から顔を上げる。
その顔は血の気を失い真っ白に変わっている。
一瞬、自分の置かれている状況が理解できず目を白黒させている。
だがそれもつかの間、次の瞬間には全身を襲う快感の波に飲み込まれ、再び激しい喘ぎを漏らし始めた。
結い上げられた髪は水を滴らせ惨めなほど乱れていた。
ありさは身体をくねらせ、さらに連続して絶頂を迎えた。
二匹の鰻が秘部へ、そしてもう一匹の鰻が肛門へ潜り込み、穴の中で暴れ回る。
その例えようのないおぞましさに、ありさは狂ったように泣き叫んだ。
「ひぃぃぃぃぃ~~~! 後生です! お願いです! 助けてください!!」
「正直に吐けば助けてやってもよいが、白を切り通すならば無理だなあ。がははははは~!」
男根すら受入れたことのないありさにとって、その異常なまでの太さは苦痛と戦慄でしかなかった。
初めて味わう強烈な刺激に口を大きく開けて泣き叫ぶありさ。
二匹の鰻を飲み込んで腫れ上がった秘部へ、さらに三匹目の鰻が頭を突っ込んだ。
「うぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!!」
いくら何でも三匹目は簡単に受け入れるはずがなく、秘部を引き裂かれそうな痛みにありさは絶叫し苦悶に顔を歪めた。
だが、鰻にとってはありさの心中など察する訳もなく、強引に秘所を押し開き、狭い通路へと身体を押し込む。
「いやぁぁぁぁぁ~~~~~!! ひぃぃぃぃぃ!!、ダ、ダメッ、もう無理っ!! 許してぇぇぇぇぇ~~~~~~~~!!!!!」
狭い女の股間に鰻たちがひしめき合い、穴を求めて激しくつばぜり合いを繰り広げる壮絶な光景を、男たちは我を忘れ食い入るように見つめていた。
三匹の鰻が互いにもつれ合いながら乱舞しありさの秘部をえぐる。
引き裂かれてしまいそうな痛みとともに、快感の波が押し寄せ、困惑した叫びをありさが上げた。
緊縛されて自由にならない身体をくねらせ身悶えするありさ。
水音が空しく響き渡る。
「ひゃぁぁぁぁぁ~~~!! おなかの中で動いてる!! 助けてぇ~~~~~!!」
「さあ、もう吐こうか!?」
「早く吐いちまいな!」
ありさは返事をしなかった。
いや、もう男たちの言葉など耳に入っていない。
会話を交わすような余裕など、今のありさには残っていなかった。
ぶるんぶるんと身体をくねらせ、歓喜の入り混じった泣き声で悶えるだけであった。
三匹の鰻に占領されてもう入るのは無理と悟ったのか、一匹の小ぶりの鰻が肛門を目指した。
だけど肛門にも一匹の先駆者がいる。
先駆者の鰻に身体を合わせるように小ぶりな鰻は肛門を頭で突付いた。
肛門を刺激されうわずった声でうろたえるありさ。
反射的に鰻の侵入を防ごうと、肛門に力が入る。
「いやっ! もう入らないで!!」
肛門を閉めようとすると、連鎖して秘部にも力がこもり締まってしまう。
その瞬間、鰻によって犯されていた秘部に強烈な刺激を受けて奇声を上げながらありさが顔を引きつらせた。
「ううっ! うぐっ! きゃぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!!!!」
ありさは苦しさから思わず秘部を緩めてしまった。
同時に肛門の力も緩んでしまい、その瞬間、肛門に食込んでいた二匹がどっと奥へと頭を滑り込ませた。
嫌悪感に悲鳴を上げるありさ。
だが、鰻が蠢くたびに壁が激しく擦られ、不本意にも快感がふつふつと沸き上がってくる。
初めて味わう刺激に、ありさは半狂乱となって身悶えした。
「うあああぁっ、ひぃっ、あひぃぃぃっ!! もうだめっ! もうだめっ! 死ぬっ!! ひぃ~~~!! 死ぬっ!! ひゃぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!!」
絶叫とともにありさが顎を上げ、身体を痙攣させる。
数回痙攣を繰り返したあと、ありさはぐったりとうなだれてしまった。
小菅が意地悪そうな笑みを浮かべ、ありさの額を指で突付いた。
「ふふふ、休憩はまだ少し早いぞ」
「うっ……ううっ……あぁ……もう許して……ください……」
「吐くか?」
「し、していません……」
「ちっ、しぶとい女だ。そのまま鰻と遊んでいるがよい」