み「明らかに焼き鳥ではないか!
しかも、明るい。
消灯したはずなのに」
律「さっきから、何、言ってるの?」
み「ここは……。
どこ?」
律「あんたが連れてきてくれたんでしょ。
鳥料理の『せきとり』」
み「ウソ……。
ですよね?
でも、ウソだとしたら……。
この大がかりなセットは何?
しかも、エキストラまで、こんなに一杯!」
↑前列中央が『せきとり』のご主人。両脇はアナウンサー。
み「しかも全員、本人にそっくり!」
律「まだ寝言言ってるの!
しっかりしてよ。
これから、東北の旅に出るんでしょ」
↑東北の旅には、“融通無碍な時間が流れてる”と言うときのお決まり画像(Mikiko作成)。
み「こ、これから?
これから……。
これからまた、あの長い旅を、もう一度始めようって言うの?
う、うそじゃー。
うそでござるぅぅぅぅぅ。
ブクブク」
律「また、沈没しちゃった。
ほら、起きなさいって。
もう、看板だってよ。
9時半で看板なんて、東京じゃあり得ないわ。
さ、次、行くわよ。
ぜんぜん、飲み足らないんだから」
(「完」もしくは「永遠につづく」)
あとがき
突然ですが……。
『紙上旅行倶楽部/東北に行こう!』、本日で終了とさせていただきます。
一時は、体力的に書けなくなるまで続けようと思ったんですけどね。
その前に、気力の方が、少々へたってしまいました。
この連載が始まったのは、奇しくも……。
2010年10月8日の『由美と美弥子 0556』のコメントでした。
当初『紙上旅行倶楽部』は、『由美と美弥子』のコメントとして連載してたんですよ。
ところが、FC2を追い出され、ライブドアに移転したところ……。
コメントに、画像を表示できなくなりました。
ということで、本編記事として独立したわけです。
しかし、奇しくも本日は、2020年10月9日。
きっちり、丸10年でした。
もっとも後半は、ずいぶんお休みがありましたけどね。
2014年からは、リアルの旅行記である『単独旅行記』が始まったからです。
『東北に行こう!』は、その合間を埋めるかたちの連載となってました。
この度の最終回を書くにあたり、冒頭のシーンと繋げるため……。
連載当初の文章を読み直しました(『東北に行こう!・総集編(1)』)。
しっかり調べて書いてたことに、少なからずショックを受けました。
筆力が落ちたとは思いたくありませんが……。
モチベーションが、今とは段違いだったことは認めないわけにはいきません。
やっぱり、いいやめどきだったんですよ。
しかし、なんであんなにしっかり書けてたんだろう。
と、やや消沈したのですが……。
わかりました!
↑に書いたように、当初は、『由美と美弥子』のコメントとして連載してたんですよ。
だから、ほかのコメントはまったく書かなくてよかったんです。
ところが今はどうでしょう。
『由美と美弥子』『東北に行こう!』の両方にコメントを付けてます。
書いてる量、ぜんぜん違いますよね。
ちょっと安心しました。
ところで、本日2020年10月9日は、もうひとつ、感慨深い日となったんです。
『東北に行こう!』の冒頭シーンは……。
新潟駅の万代口からタクシーに乗るところから始まります。
その万代口が、きのうをもって閉鎖されたんです。
新潟駅の高架化に伴う「万代広場整備事業」により……。
現駅舎が撤去されることになってたからです。
それにともない、現在の万代口は閉鎖され……。
仮設の改札口が設置されることになりました。
新駅舎が完成したら、万代口は、2階になるんですかね?
いずれにしろ、現在の万代口の閉鎖が、今日なんです。
きのうの帰りは、少し感慨を持って万代口を眺めて来ました。
で、仮設の万代口。
いったいどうなってるのか、今日これから、初めて見ることになります。
楽しみな反面……。
ものすごく不便になってたらどうしようというという不安もあります。
ま、行ってみなければわかりません。
しかし、この日が奇しくも『東北に行こう!』の最終日となったこと……。
ほんとうに不思議です。
まったく意図してなかったんですよ。
なにかの意思が働いてるようにさえ思えてしまいます。
さて、「完」と銘打ちましたが……。
同時に、「永遠に続く」とも書きました。
もう1度、冒頭のシーンに戻って読み直していただけたら……。
望外の喜びです(『東北に行こう!・総集編(1)』)。
わたしも、老後の楽しみとして読み返したいと思います。
また、もしも気が変わったら……。
恐山のシーンからの続きを書くかも知れません。
これはまだ、だいぶ先の話になりそうですが。
なお、『鳥専門店 せきとり』は……。
コロナも乗り越え、今も健在です。
こちらの「半身揚げ」がどう言うものかは、YouTubeでご覧になって下さい(「新潟 せきとり」で検索)。
ただ、本店を訪ねる場合は、要注意。
ほんとに不便な場所にあるんです。
お酒を飲んでしまったら、帰りはタクシーしかありません。
なお、上記リンクのホームページには、「お取り寄せ販売」のページも掲載されてます。
冷凍されており、レンジでチンするだけで食べられます。
わたしも、今度のクリスマスには、注文してみようかな。
ともあれ!
10年間。
ほんとに……。
ほんとうに、ありがとうございました。m(_ _)m
しかも、明るい。
消灯したはずなのに」
律「さっきから、何、言ってるの?」
み「ここは……。
どこ?」
律「あんたが連れてきてくれたんでしょ。
鳥料理の『せきとり』」
み「ウソ……。
ですよね?
でも、ウソだとしたら……。
この大がかりなセットは何?
しかも、エキストラまで、こんなに一杯!」
↑前列中央が『せきとり』のご主人。両脇はアナウンサー。
み「しかも全員、本人にそっくり!」
律「まだ寝言言ってるの!
しっかりしてよ。
これから、東北の旅に出るんでしょ」
↑東北の旅には、“融通無碍な時間が流れてる”と言うときのお決まり画像(Mikiko作成)。
み「こ、これから?
これから……。
これからまた、あの長い旅を、もう一度始めようって言うの?
う、うそじゃー。
うそでござるぅぅぅぅぅ。
ブクブク」
律「また、沈没しちゃった。
ほら、起きなさいって。
もう、看板だってよ。
9時半で看板なんて、東京じゃあり得ないわ。
さ、次、行くわよ。
ぜんぜん、飲み足らないんだから」
突然ですが……。
『紙上旅行倶楽部/東北に行こう!』、本日で終了とさせていただきます。
一時は、体力的に書けなくなるまで続けようと思ったんですけどね。
その前に、気力の方が、少々へたってしまいました。
この連載が始まったのは、奇しくも……。
2010年10月8日の『由美と美弥子 0556』のコメントでした。
当初『紙上旅行倶楽部』は、『由美と美弥子』のコメントとして連載してたんですよ。
ところが、FC2を追い出され、ライブドアに移転したところ……。
コメントに、画像を表示できなくなりました。
ということで、本編記事として独立したわけです。
しかし、奇しくも本日は、2020年10月9日。
きっちり、丸10年でした。
もっとも後半は、ずいぶんお休みがありましたけどね。
2014年からは、リアルの旅行記である『単独旅行記』が始まったからです。
『東北に行こう!』は、その合間を埋めるかたちの連載となってました。
この度の最終回を書くにあたり、冒頭のシーンと繋げるため……。
連載当初の文章を読み直しました(『東北に行こう!・総集編(1)』)。
しっかり調べて書いてたことに、少なからずショックを受けました。
筆力が落ちたとは思いたくありませんが……。
モチベーションが、今とは段違いだったことは認めないわけにはいきません。
やっぱり、いいやめどきだったんですよ。
しかし、なんであんなにしっかり書けてたんだろう。
と、やや消沈したのですが……。
わかりました!
↑に書いたように、当初は、『由美と美弥子』のコメントとして連載してたんですよ。
だから、ほかのコメントはまったく書かなくてよかったんです。
ところが今はどうでしょう。
『由美と美弥子』『東北に行こう!』の両方にコメントを付けてます。
書いてる量、ぜんぜん違いますよね。
ちょっと安心しました。
ところで、本日2020年10月9日は、もうひとつ、感慨深い日となったんです。
『東北に行こう!』の冒頭シーンは……。
新潟駅の万代口からタクシーに乗るところから始まります。
その万代口が、きのうをもって閉鎖されたんです。
新潟駅の高架化に伴う「万代広場整備事業」により……。
現駅舎が撤去されることになってたからです。
それにともない、現在の万代口は閉鎖され……。
仮設の改札口が設置されることになりました。
新駅舎が完成したら、万代口は、2階になるんですかね?
いずれにしろ、現在の万代口の閉鎖が、今日なんです。
きのうの帰りは、少し感慨を持って万代口を眺めて来ました。
で、仮設の万代口。
いったいどうなってるのか、今日これから、初めて見ることになります。
楽しみな反面……。
ものすごく不便になってたらどうしようというという不安もあります。
ま、行ってみなければわかりません。
しかし、この日が奇しくも『東北に行こう!』の最終日となったこと……。
ほんとうに不思議です。
まったく意図してなかったんですよ。
なにかの意思が働いてるようにさえ思えてしまいます。
さて、「完」と銘打ちましたが……。
同時に、「永遠に続く」とも書きました。
もう1度、冒頭のシーンに戻って読み直していただけたら……。
望外の喜びです(『東北に行こう!・総集編(1)』)。
わたしも、老後の楽しみとして読み返したいと思います。
また、もしも気が変わったら……。
恐山のシーンからの続きを書くかも知れません。
これはまだ、だいぶ先の話になりそうですが。
なお、『鳥専門店 せきとり』は……。
コロナも乗り越え、今も健在です。
こちらの「半身揚げ」がどう言うものかは、YouTubeでご覧になって下さい(「新潟 せきとり」で検索)。
ただ、本店を訪ねる場合は、要注意。
ほんとに不便な場所にあるんです。
お酒を飲んでしまったら、帰りはタクシーしかありません。
なお、上記リンクのホームページには、「お取り寄せ販売」のページも掲載されてます。
冷凍されており、レンジでチンするだけで食べられます。
わたしも、今度のクリスマスには、注文してみようかな。
ともあれ!
10年間。
ほんとに……。
ほんとうに、ありがとうございました。m(_ _)m
み「開けません。
えー、開けませんとも。
見える気がするんでやんす」
声「そうだな。
それでは、おまえの頭の中に入って……。
視神経に、直接、わたしの姿を映してやろう。
ほーれ」
み「あんぎゃー」
ブクブク。
律「ちょっと、いきなり大声あげて、どうしたのよ。
呆れた。
泡まで噴いて。
マムシに噛まれた夢でも見たのかしら」
↑マジで面白いです。
律「起きなさい。
起きなさいって」
み「……。
ひえー。
せ、先生!
やっぱり、助けに来てくれたんだね。
助かったでやんす。
ところで、女教師は消えたんだよね?」
律「何言ってるの、あなた。
飲み過ぎじゃないの?」
み「あれしきのビール、何ともおへんがな」
↑考えましたね。でも、微妙に邪魔かも……。
律「焼酎も飲んだじゃないの。
半身揚げと焼き鳥で」
み「や、焼き鳥?
恐山で焼き鳥なんか食べれませんよ。
そんなことしたら、地獄行きです」
み「しかし……。
なんじゃ、この匂いは?」
えー、開けませんとも。
見える気がするんでやんす」
声「そうだな。
それでは、おまえの頭の中に入って……。
視神経に、直接、わたしの姿を映してやろう。
ほーれ」
み「あんぎゃー」
ブクブク。
律「ちょっと、いきなり大声あげて、どうしたのよ。
呆れた。
泡まで噴いて。
マムシに噛まれた夢でも見たのかしら」
↑マジで面白いです。
律「起きなさい。
起きなさいって」
み「……。
ひえー。
せ、先生!
やっぱり、助けに来てくれたんだね。
助かったでやんす。
ところで、女教師は消えたんだよね?」
律「何言ってるの、あなた。
飲み過ぎじゃないの?」
み「あれしきのビール、何ともおへんがな」
↑考えましたね。でも、微妙に邪魔かも……。
律「焼酎も飲んだじゃないの。
半身揚げと焼き鳥で」
み「や、焼き鳥?
恐山で焼き鳥なんか食べれませんよ。
そんなことしたら、地獄行きです」
み「しかし……。
なんじゃ、この匂いは?」