先生は顔をあらぬ方に向けながら、眇のように陰茎を睨んでいた。
「先生。
ちゃんと見てください」
「は、はい」
先生の顔が、陰茎に正対する。
もう、躊躇う装いは消えていた。
凝視だった。
視線に灼かれ、亀頭から煙が出そうだ。
いや。
出そうなのは、別なものだ。
中年の女教師を前に、これほど興奮するとは思わなかった。
やはりこれが、薫の性癖だったのだろうか。
薫の家での日々を思えば、むしろ不思議なことではない。
家政婦の水沢は、この女教師より更に年上だ。
しかし、少し興奮を落ち着けなくてはならない。
自分一人でイッてしまっては、何にもならないのだ。
「先生、嬉しいです。
こんなに近くで見てもらえて」
「はい」
「僕、先生のことを思いながら、毎日オナニーしてます」
「そ、そんな。
からかわないでよ」
「ほんとうですよ」
「おばちゃんよ」
「大人の女性です。
クラスの女とはぜんぜん違います。
先生は、どうして結婚しないんですか?」
「え?
どうしてって……。
やっぱり、縁が無かっただけよ」
「男嫌いなんですか?」
「そ、そんなことないわ」
このミニスカだ。
男嫌いのわけがない。
「じゃ、先生にも性欲があるんですか?」
「……」
「僕、こんな恥ずかしい格好してるんですよ。
先生も、ホントのこと言ってください」
「そ、そうよね。
生徒が、こうして胸に飛びこんで来てくれてるのよね。
教師が、間に壁を作ってはいけないわね。
も、もちろん……。
あります。
人として生まれて、性欲が無いなんて言うのは……。
嘘つきか病気よ」
「そういうとき、どうしてるんですか?」
「え?」
「性欲が昂まったときです」
「先生。
ちゃんと見てください」
「は、はい」
先生の顔が、陰茎に正対する。
もう、躊躇う装いは消えていた。
凝視だった。
視線に灼かれ、亀頭から煙が出そうだ。
いや。
出そうなのは、別なものだ。
中年の女教師を前に、これほど興奮するとは思わなかった。
やはりこれが、薫の性癖だったのだろうか。
薫の家での日々を思えば、むしろ不思議なことではない。
家政婦の水沢は、この女教師より更に年上だ。
しかし、少し興奮を落ち着けなくてはならない。
自分一人でイッてしまっては、何にもならないのだ。
「先生、嬉しいです。
こんなに近くで見てもらえて」
「はい」
「僕、先生のことを思いながら、毎日オナニーしてます」
「そ、そんな。
からかわないでよ」
「ほんとうですよ」
「おばちゃんよ」
「大人の女性です。
クラスの女とはぜんぜん違います。
先生は、どうして結婚しないんですか?」
「え?
どうしてって……。
やっぱり、縁が無かっただけよ」
「男嫌いなんですか?」
「そ、そんなことないわ」
このミニスカだ。
男嫌いのわけがない。
「じゃ、先生にも性欲があるんですか?」
「……」
「僕、こんな恥ずかしい格好してるんですよ。
先生も、ホントのこと言ってください」
「そ、そうよね。
生徒が、こうして胸に飛びこんで来てくれてるのよね。
教師が、間に壁を作ってはいけないわね。
も、もちろん……。
あります。
人として生まれて、性欲が無いなんて言うのは……。
嘘つきか病気よ」
「そういうとき、どうしてるんですか?」
「え?」
「性欲が昂まったときです」
わたしは、もう一度、先生の視線を確認した。
両目からレーザーが出たら、わたしのブリーフはたちまち煙を上げていただろう。
まさに、ガン見だった。
わたしは、ブリーフのウェストに掛けた手を、前方に突き出した。
見下ろすわたしには、猛り切った陰茎が顕わとなった。
膨れあがった亀頭に潰され、射出口がひしゃげて見えた。
先生の顔が、哀願するように歪んだ。
先生の視線は、まだブリーフの布地に遮断されているのだ。
わたしは、そのまま上体を折った。
ブリーフは、なめらかな太腿のスライダーを滑り降りた。
膝下で手を離し、足首にわだかまった布地を、踏みつけて脱ぐ。
そのまま、バネ仕掛けみたいに上体を起こした。
その反動で、陰茎は縦のメトロノームのように振れている。
白いソックスだけの薫の全裸が、先生の前に直立した。
「……」
「先生、僕の小さいですか?」
「……。
あ、……ええと。
そんなこと、ないです。
ないと思います。
実物は、そんなに見たことないのよ。
AVなら、あるけど。
あ、何言ってるんだろ。
ひょ、標準サイズです。
問題、ないわ。
ナッシングよ」
「先生。
もっと近くで見てほしいんで、そっち回っていいですか」
「あ、あの。
だ、大丈夫です」
先生の口調は、半分裏返っていた。
わたしは、長方形のテーブルを回りこんだ。
わたしが間近に近づくと、先生は身を縮めた。
テーブルを膝裏で押しやり、スペースを開く。
わたしは、先生の膝前に直立した。
陰茎が、先生の目の前で振れている。
女だったころの自分なら、人前で裸になることすらできなかっただろう。
やはり、自分の身体じゃないという感覚なのだろうか……。
こうして裸を晒すことに、強い抵抗は感じなかった。
もちろん、自分がしていることには、羞恥を覚えた。
しかしそれは、甘美な羞恥だった。
羞恥の裏側には、悦楽の蜜がべったりと塗られていた。
両目からレーザーが出たら、わたしのブリーフはたちまち煙を上げていただろう。
まさに、ガン見だった。
わたしは、ブリーフのウェストに掛けた手を、前方に突き出した。
見下ろすわたしには、猛り切った陰茎が顕わとなった。
膨れあがった亀頭に潰され、射出口がひしゃげて見えた。
先生の顔が、哀願するように歪んだ。
先生の視線は、まだブリーフの布地に遮断されているのだ。
わたしは、そのまま上体を折った。
ブリーフは、なめらかな太腿のスライダーを滑り降りた。
膝下で手を離し、足首にわだかまった布地を、踏みつけて脱ぐ。
そのまま、バネ仕掛けみたいに上体を起こした。
その反動で、陰茎は縦のメトロノームのように振れている。
白いソックスだけの薫の全裸が、先生の前に直立した。
「……」
「先生、僕の小さいですか?」
「……。
あ、……ええと。
そんなこと、ないです。
ないと思います。
実物は、そんなに見たことないのよ。
AVなら、あるけど。
あ、何言ってるんだろ。
ひょ、標準サイズです。
問題、ないわ。
ナッシングよ」
「先生。
もっと近くで見てほしいんで、そっち回っていいですか」
「あ、あの。
だ、大丈夫です」
先生の口調は、半分裏返っていた。
わたしは、長方形のテーブルを回りこんだ。
わたしが間近に近づくと、先生は身を縮めた。
テーブルを膝裏で押しやり、スペースを開く。
わたしは、先生の膝前に直立した。
陰茎が、先生の目の前で振れている。
女だったころの自分なら、人前で裸になることすらできなかっただろう。
やはり、自分の身体じゃないという感覚なのだろうか……。
こうして裸を晒すことに、強い抵抗は感じなかった。
もちろん、自分がしていることには、羞恥を覚えた。
しかしそれは、甘美な羞恥だった。
羞恥の裏側には、悦楽の蜜がべったりと塗られていた。