
↑舞台用語です(クリックで大きい画像が表示されます)。用語の解説は、第二場第二景のはじめにあります。

↑今回の舞台設定と、女優さんの動きです(クリックで大きい画像が表示されます)。
登場人物
南香奈枝(みなみ かなえ):梅ヶ丘女子高 生物科教師
前之園陽子(まえのえ ようこ):梅ヶ丘女子高2年生、美術部員
右嶋茜(みぎしま あかね):梅ヶ丘女子高1年生、地学部天文班員
右嶋緑(みぎしま みどり):梅ヶ丘女子高1年生、地学部天文班員
東中あやめ(ひがしなか あやめ):梅ヶ丘女子高 伊豆研修所管理人
梅ヶ丘女子高、伊豆研修所近くの林の中。
二本の、絡み合う楠の巨木の下、全裸でポーズをとる茜と緑。二人は相変わらず、身動き一つしない。
茜・緑の足もと、楠の下生えの上に全裸で寝ころび、抱き合い、絡み合う香奈枝と陽子。香奈枝が下、陽子が上、シックスナインの体勢で、互いの股間に顔を伏せている。
あやめは、下手の袖寄りの舞台端に立ち、楠の下の四人の女たちを見つめながら身じろぎもしない。
陽子「あん、あん、んんんん、うぶ」
香奈枝「あぶ、うぶう、んぐ、はあっ」
陽子「おぶ、うあっ、あああああ、あぐぅ」
香奈枝「くっ、うふぅ、ふぅふぅ、うっ」
陽子「せんせ、せんせ、せんせ、いいよう、
きもちいい、なんて気持ちいいの」
香奈枝「ああ、いいねえ、気持ち、いいねえ」
陽子「ね、ねえっ、せんせ、
なんでおまんこって、こんなにきもちいいのお」
香奈枝「お、そ、そうだねえ、なんでだろうねえ」
陽子「わたし、もう、よくってよくって、
どうにかなっちゃいそうだよ」
香奈枝「陽子、あんたのおまんこ、間歇泉みたいだよ。
ぷしゅ、ぷしゅって、噴き出してくる」
陽子「もうやだ、せんせがやらしいこというから、
わたしほんとに、狂っちゃいそうだよ」
香奈枝「おまんこやって狂った人はいないよ。
おまんこに狂ってる人はいるけど」
陽子「だあれ、それ。せんせのこと?」
香奈枝「いやあ、お利口陽子ちゃんのことだろ」
陽子「もう。そんなこと言うんならこうしてやる」
香奈枝のクリトリスにむしゃぶりつくと同時に、肛門に指を這わせる陽子。
香奈枝「おひっ、これっ、ようこっ、
そこは……いかんっ」
陽子「せんせがおしり弱いの、知ってるもんね。
あ、すごおい。せんせのおまんこもぐちょぐちょ」
香奈枝「ひいいいいいいいいっ」
陽子「うわあ、すっごおい。
せんせのは間歇泉じゃなくって、噴水だよ」
香奈枝「いひっ、いひっ、いひいいいいいい」
陽子「いくの、せんせ、いって、いって」
香奈枝「そうはいかん、えい、逆襲じゃ」
陽子「いやああああああああああ」
香奈枝「おっと、あんまり簡単にいかせるのも面白くないなあ。
一回休み」
陽子「いや、いやいやいや、すごろくじゃないのよお。
もう、いや、死ぬう」
香奈枝「おまんこやって死んだ人はいないよ。
あ、腹上死ってのがあるか」
陽子「ふくじょうしぃ、なあにそれ」
香奈枝「腹の上で死ぬ、と書く。
男女の性交中、男が突然死ぬことだ。
正常位の体勢だと男が女の上、ということで、
腹とは女性の腹のことだな。
陽子「へええー。じゃ、女性上位でなら腹下死ですかあ」
香奈枝「理屈はそうだが、実際には正常位に敬意を表して、
腹上死、だな」
陽子「なんで正常位に敬意を表すんですかあ」
香奈枝「それはもちろん、
この体位が女性にとって一番気持ちいいからだよ」
陽子「へええー、そうなんですか。
でもAVなんか見てると、いろんな体位でやってますよお。
騎乗位とか、後背位とか」
香奈枝「なんだ、そんなの見てるのか。
ま、ああいうのは見る人を興奮させるためだからねえ。
なんで正常位が一番気持ちいいか、については、
今度、参考資料を見せてあげよう」
陽子「はーい」
香奈枝「で、腹上死だが、
もちろん性交自体が直接の死因ではなく、
高血圧や心臓に持病のある人が、性的興奮がきっかけで、
血圧が上がり過ぎて脳の血管が切れたり、
心臓麻痺を起こしたりして死ぬわけだな」
陽子「ははあ、なるほど」
香奈枝「腹上死はあまりな云い方だ、というので、
別名、性交死ともいう。
陽子「ははあ、性交死。
どっちにしても、あまり子供には聞かせられませんねえ」
香奈枝「世間では、
ちょっとみっともない死に方、と揶揄されることが多い。
アホな男どもの間では、
"最高の死に方"“名誉の戦死”“男子の本懐”、
などという輩もおるらしいがな」
陽子「へええー、うっかりおまんこもできませんねえ」
香奈枝「ま、若い人にはまずないよ」
陽子「女どうしでもあるんですかねえ」
香奈枝「ま、聞いたことないねえ」
陽子「そっか、じゃ心配いりませんね」
香奈枝「だから、
おまんこやって死んだ人はいないって言ったろ。
どれ陽子、ちょっと起っきしな。
今度はあんたが下だ。
正常位の体勢になりな、軽く両脚開いて、膝立てて」
陽子「はあい、こうですか」
香奈枝「よおし、いくよ」
陽子「ひええええええ」
香奈枝は陽子の両足の間に膝立ちで入り込み、陽子の両膝の裏に自らの両手をそれぞれあてがい、大きく持ち上げ、改めて陽子の両膝裏を下方に押し付ける。さらに、大きく持ち上がった陽子の背に自らの腹をあてがい、陽子の上半身と下半身を固定する。
陽子は、ほとんど両肩・両腕と後頭部のみで体を支え、胸・腹・腰、さらに両足を持ち上げられた体勢になる。いわゆる“まんぐり返し”である。
陽子は、膝から先をぶらぶらさせることしかできない。
陽子「いやあ、なにこれ、せんせ」
香奈枝「お、初めてか。
俗にいう“まんぐり返し”というやつだな」
陽子「まんぐりがえしい!?」
香奈枝「子供の遊びに、
『でんぐり返し』とか『でんぐり返り』というのがあるだろ。
マット体操でいう『前転』や『後転』のことだな」
陽子「はあはあ」
香奈枝「で、この『でんぐり返し』の格好に似てる、
ということで生まれた俗語がまんぐり返し。
“まん”はもちろん、おまんこのまんだな」
陽子「ははあ、昔からある言葉なんですかね」
香奈枝「以前、広辞苑を引いてみたが、
『でんぐり返し』は載ってたけど“まんぐり返し”はなかった。
だから、比較的最近生まれた言葉なんじゃないかね」
陽子「でもせんせ。
もし昔からある言葉だとしても、
そんな俗語は広辞苑には載らないでしょ」
香奈枝「何とおっしゃるウサギさん。
広辞苑には『まんこ』も『ちんぽ』も載っておるぞ」
陽子「ええええーっ。ほんとですかあ」
香奈枝「俗語だろうが卑語だろうが、
日本で広く用いられる言葉は記載するのだ、広辞苑はな。
辞書というのはそういうものだ」
陽子「へえええー」
香奈枝「だから、
“まんぐり返し”は比較的新しく生まれた言葉で、
たぶんAVの連中の造語ではないか、とわたしは睨んでおる」
陽子「ふうむ」
香奈枝「さらに、
男女が逆になる場合を“ちんぐり返し”というが、
ま、これはうちらには関係ないのう」
陽子「ね、せんせ。“まんぐり返し”はわかったけど、
何とかしてよう。
もう、はずかしくて恥ずかしくて死にそうだよ」
香奈枝「恥ずかしくて死んだ人はおらんって。
しかし、よく見ればすごいかっこだのう。
おまんこ剥き出し、どころかぱっくり開いてるよ」
陽子「いやあ」
香奈枝「ビラビラちゃんが風になびいてる」
陽子「いやあああ」
香奈枝「クリちゃんも剥き出し、あ、勃起してる」
陽子「いやあああああああ」
香奈枝「あ、また噴き出た。
ほんとに間歇泉だなあ」
陽子「いや、もおう、いやあああ。
なんでそんな恥ずかしいことばかり言うのよう、せんせ」
香奈枝「相手を辱しめるというのも、
おまんこの大事なテクニックじゃ。
辱しめられることで、かえって興奮が高まるわけだな。
辱しめられて喜ぶことを『悦虐』という。
悦ぶ・虐める、と書くな、覚えておくがよいぞ」
陽子「そんなら交代。
こんどはわたしがせんせを辱しめる」
香奈枝「だあめ、まだ辱しめたらんわ。
陽子、肛門が真上を向いて開いておるぞ。
そこにおまんこ汁が溜まって池のようじゃ」
陽子「ふええええーん。いや、いや、いやだあ。
恥ずかしいい」
香奈枝「綺麗なおまんこ汁だのう。
無色透明。
少し粘り気があるのか、あんたが少々動いても零れないよ。
これは写真に撮っとかんとなあ」
陽子「ひいいいい、いや、いや、いや、いやああああ」
香奈枝「これ、暴れるでない。写真は冗談じゃ。
では、そろそろいこうかの。
陽子、どこをまず舐めてほしい、言ってみな」
陽子「いや、どこもいや、もういや、いやいやいや」
香奈枝「いや、と言われてそうですか、
と引き下がる香奈枝さんではないぞ。
どこだあ陽子、早く言わぬか」
陽子「い、や、あっ」
香奈枝「強情ものめ。
んでは、見た感じであたしが判断する」
陽子「いいいいい、やあっ」
香奈枝「いつまでもいやがっておれ、早く舐めてほしいくせに。
どうやら舐められたがってるのは肛門、と見た。
どうじゃ」
陽子「やめて、おねがい、せんせ、やめてえ」
香奈枝「おう、そうか。早く舐めてほしいか。
それでは、ゆく」
陽子「うわああああああああああ」
陽子の肛門に吸い付き、溜まった膣液を吸い取り、吸いつき、舐めまわし、肛門内に舌を突き入れる香奈枝。
陽子の悲鳴が高く、大きく、林の中を渡っていく。
二人の狂態を見つめるあやめ。両腕が上がり、両手で両の乳房を押える。
以下、斜体文字であやめの独白を、立体文字で声に出す言葉を表記する。あやめの独白は、場内のスピーカーから流れる。時折、香奈枝と陽子のあえぎ声なども混じるが、これはシナリオでは省略する。
客席に対しては、この設定は、両袖脇の舞台面に置いたパネルで説明を表示してある。
あやめ「ああ、香奈、ここにいたん。
やってるんや。
お相手の子、陽子ちゃんって言うたかなあ、地学部の。
あ、ちゃうか、美術部の子か。
それで描いてるんや、ここで。
どんな絵やろ。
あ、あの二人がモデルか。
地学部の双子ちゃんやないの。
へえ、オールヌードかあ、綺麗やねえ。
シックスナインかあ。
気持ちよさそうだねえ、香奈。
うわあ、吹いてるよ二人とも。
あ、まんぐり返しか。
やるねえ、大胆やねえ、今の若い子は。
そうでもないか、何やえらい恥ずかしがってるようや。
かわいいねえ。
あ、あかん、何や感じてきた。
ちょっとおっぱい触ろ。
『あふ』
あ、声、出てしもた、ま、ええわ。
乳首……気持ちええなあ。
あああ、いい、
『いいっ』
また、声出てもうた。
ま、二人とも声出しまくっとるから大丈夫、
聞こえへんやろ。
ああ、もうたまらんわ、濡れてきた。
おめこ、触ろ。
スカートまくって……。
『ふんっ』
わあ、ぐじゅぐじゅや。
あ、パンツ穿いてんのに、垂れてきたわ。
ひええええ。膝くらいまで垂れたんやないか。
いや、もっとか。
きもちええなあ。
こうやって香奈のおめこ見ながらオナっとったら、
なんや昔のこと思い出すなあ」

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↑今回の舞台設定と、女優さんの動きです(クリックで大きい画像が表示されます)。
登場人物
南香奈枝(みなみ かなえ):梅ヶ丘女子高 生物科教師
前之園陽子(まえのえ ようこ):梅ヶ丘女子高2年生、美術部員
右嶋茜(みぎしま あかね):梅ヶ丘女子高1年生、地学部天文班員
右嶋緑(みぎしま みどり):梅ヶ丘女子高1年生、地学部天文班員
東中あやめ(ひがしなか あやめ):梅ヶ丘女子高 伊豆研修所管理人
梅ヶ丘女子高、伊豆研修所近くの林の中。
楠の巨木の下、全裸でポーズをとる茜と緑。
茜・緑の足もと、楠の下生えの上に全裸で寝ころび、抱き合う香奈枝と陽子。
両脚を絡め合い、互いの両腕を相手の背にしっかり回し、唇を重ね合っている。
陽子「あん、せんせ、せんせ、香奈枝せんせ。
好き、だいすき」
香奈枝「ほんに陽子は、いい子だのう。
どれ、上に乗るか、下になるか」
陽子「横がいい」
香奈枝「よこぉ?
ああ、いわゆる側臥位だな」
陽子「『そくがい』って言うの?
二人とも肘枕をするように横向けに寝て、
向かい合わせに抱きあうの」
香奈枝「これが好きとは知らなんだな」
陽子「特に好きってわけでもないけど、
いろいろやってみたいの」
香奈枝「ふむ、それはいいことじゃ。
陽子、あんた利き手は右だな」
陽子「そです」
香奈枝「んじゃ、左脇を下に、右腕が上になるように。
そしたら利き腕を使えるだろ」
陽子「え、せんせは左利きなんですかあ」
香奈枝「うんにゃ。あたしも右だよ。
ただ、どういうわけか、
昔からエッチするときは左をよく使うんだよ。
オナニーもおもに左でやるしのう」
陽子「へええー、気付かなかった。
なぜなんでしょうね」
香奈枝「さあ、子供の頃に何か原因があるのかもしれんが、
今となってはもうわからんのう」
陽子「ふうーん。面白いねえ」
香奈枝「ま、人生いろいろ、だな。
それより陽子、おいで」
香奈枝は、陽子の首に右腕を巻き付けて引き寄せ、陽子と唇を合わせる。左腕は陽子の背に廻し抱き寄せ、背から尻にかけて撫でまわす。
陽子「せんせ、ああん、せんせ。
吸って、舌すって」
香奈枝「ふむ、ふうん。陽子、舌伸ばして。
もっと、もっとよ」
陽子「ああん、せんせ、お尻、気持ちいい」
香奈枝「そうか、気持ちいいか」
陽子は右脚を上げ、香奈枝の左脚に上から絡ませる。股間が大きく開く陽子。
香奈枝の左手が陽子の股間に滑り込む。
陽子「いいっ、おまんこ、いいっ。
せんせ、気持ちいいよう、おまんこ」
香奈枝「そうか、気持ちいいか」
陽子「いやあ、いっ、くうっ」
あっという間に気をやる陽子。
軽く失神した陽子の顔に掛かる髪を、香奈枝の手が愛しそうに掻き上げる。
陽子「ああ、せんせ。
わたし、いっちゃった?」
香奈枝「いっちゃったのう、あっという間に」
陽子「ごめんね。
なんかいっつも私がいっちゃうよね」
香奈枝「そうでもなかろ。
あの屋上の夜ではいろいろやったけど、
陽子にはたくさんお尻を舐めてもらったぞ」
陽子「あはは、そうでしたねえ。
あの時最後は、ミトノマグハヒでしたね」
香奈枝「そうだったのう。そういえば陽子、
ミトノマグハヒ、あれを俗に何と言うか知っておるか」
陽子「交差位、でしょ」
香奈枝「それは正式名称じゃ。
俗には『貝合わせ』という」
陽子「『かい』って……あ、『貝』ですかあ」
香奈枝「そそ。貝、特にアワビなど巻貝類の一部は、
女性器に似ているとして、
貝は女性器のシンボルの一つとされるな」
陽子「ははあ。
それで、おまんこどうしを擦り合わせるから、
『貝合わせ』ですか」
香奈枝「そういうことだね。
相変わらず、お利口さん陽子だのう」
陽子「ね、センセ、こんどはわたしがいかせてあげる。
仰向けになってえ、わたし、上に乗る」
香奈枝「お、そうか。それは嬉しいのう。
これでよいか」
陽子「せんせ、耳、舐めるよ」
香奈枝「ああ、気持ちいいねえ、耳はいいのう」
陽子「首筋、舐めるよ」
香奈枝「ああ、気持ちいいねえ、首はいいのう」
陽子「せんせ、腕上げて、腋の下、舐めるよ」
香奈枝「あはあああ、気持ち、いいねえ、腋はいいのう」
陽子「せえんせ、乳首、舐めるよ」
香奈枝「いひっ」
陽子「噛むよ」
香奈枝「いひいいい」
陽子「こっちの乳首、摘まんじゃお」
香奈枝「うはああああああ」
陽子「せんせ、どう、気持ち、いい?」
香奈枝「いいよ、陽子、気持ちいいよ」
陽子「せんせ、脚、開いて。
おまんこ、見せて」
香奈枝「こう、これでいい?
ああ、少し、恥ずかしいねえ」
陽子「え?
せんせでも恥ずかしいってこと、あるの」
香奈枝「こりゃ、陽子。
おぬし、わたしを誤解しておるのではないか」
陽子「ええー、そうかなあ」
香奈枝「そうだよう」
陽子「ま、いいや。
舐めるよ、おまんこ」
香奈枝「いやあああっ。いいっ。きもち、いいっ」
陽子「いいの、せんせ、気持ち、いいの?」
香奈枝「いいっ、いいよう。なめて、もっと舐めて。
吸って、すって、クリ、吸ってえええ」
陽子「いって、せんせ、いってえ」
香奈枝「あふう、いや、いっくうううううう」
香奈枝の体ににじり上がり、失神した香奈枝の顔を両手で挟み込む陽子。
陽子「せんせ、せんせ、香奈枝せんせ。
起きて、せんせ」
香奈枝「お、おう、陽子」
陽子「どうだった、せんせ」
香奈枝「おう、よかったぞ」
陽子「そ、よかった」
香奈枝「陽子、シックスナイン、やるぞ。
あたしの顔の上におまんこ、もっといで」
陽子「ええー、恥ずかしいなあ」
香奈枝「あんたでも恥ずかしいってこと、あるのか」
陽子「なによう、それ、せんせ。
しかえし?」
香奈枝「ははは、人を呪わば……というやつだな」
陽子「こう、せんせ。
これでいい?」
香奈枝「おう、相変わらず可愛いおまんこだのう」
陽子「やだ、せんせ。無茶苦茶恥ずかしいよ」
香奈枝「なぜに、そんなに恥ずかしいのだ。
はじめて、というわけでもないに」
陽子「あ、わかった。
今はこんなに明るいからだよ。
屋上のときは夜だったもんね」
香奈枝「何を今さら、当たり前のことを」
陽子「ねえ、せんせ。
いつまでも見てちゃやだ。
舐めてよう」
香奈枝「よしよし、こうか」
陽子「いいいいいいっ」
下手袖からあやめが登場する。
しかし舞台中央には向かわず、舞台下手側の端に佇んだまま、香奈枝と陽子の絡みを見つめる。
茜と緑は、相変わらず身じろぎ一つしない。