これは、301回のコメント欄に掲載した「Hard!【レズビアン用語集/Mikipedia-03】」を、『Mikipedia』の1項目としたものです。
「フォ~!」
かつて……。
このような雄叫びをあげる芸人が、テレビ画面を席巻した時期がありましたね。
そう。
レイザーラモンHGです。
本日の『Mikipedia』は、彼が自称した「HG」に関連するお話です。
「HG」は、「ハードゲイ」の略です。
そもそも、「ハードゲイ」とは何か?
本家本元の『Wikipedia』によると……。
『ハードゲイは、アメリカ合衆国・ニューヨークのグリニッチ・ビレッジの一角にあるゲイ・タウン「クリストファー・ストリート」(Christopher Street)に1970年代後半頃から1980年頃に興った仮装によるムーブメントにおいて、ボディビルをはじめとしたウエイトトレーニング等で鍛えた筋骨隆々とした肉体を誇示し、SMなどの過激な性行為や表現形態、および旧来の男性性に基づく言動などを採り、特に黒い皮革に銀色の鋲や銀色の鎖などをあしらって作られた独特の装束を身につけた男性同性愛者を示す、日本特有の呼称』
とあります。
で、この「ハード(hard)」の意味合いですが……。
上記の記述や、かの芸人のパフォーマンスから受ける印象としては……。
まさに「過激」とか「激しい」というイメージになるのでしょうか?
でも「ハード(hard)」には、もう少し違うニュアンスもあって……。
わたしは、そっちの方の意味が、「ハードゲイ」の「ハード」を表してるんじゃないかと思います。
すなわち、「厳格な」という意味。
つまり、男の中の男のような人同士が愛し合うことこそが……。
「厳格な意味でのゲイ」、すなわち「ハードゲイ」であると。
この用法でいくと、たとえばシーメールのような人を相手にするのは、「ハードゲイ」ではあり得ないわけですね。
たとえ、どんな「激しい」プレイをしてもです。
で、「Mikiko's Room」では一時期……。
この「厳格な」という意味合いを込めて、「ハードレズビアン」と称してたことがあります。
この看板を外しちゃったのは……。
やっぱり、通じませんよね。
ネットで検索しても……。
「ハードレズ」でヒットするのは……。
「過激なレズプレイ」ってニュアンスばっかり。
もちろん、「由美美弥」では、「過激なレズプレイ」もしてますけど……。
わたしが「ハードレズビアン」に込めたのは、「厳格なレズビアン」って意味なんです。
欧米では「ビッフェ(Bian as Feminine for Feminine)」と云いますが……。
日本で言う「フェム×フェム」ですね。
「由美美弥」に出てくる女性は、みんな女っぽいでしょ。
頭のてっぺんから爪先まで、カンペキに女性って人が……。
同じように女っぽい人を愛する……。
そんな意味合いで、「ハードレズビアン」を自称したわけです。
でもまぁ、通じそうもないので、止めちゃいました。
この看板を下ろしたせいじゃないと思うんだけど……。
最近、「ボーイッシュ」に興味が出てきました。
と言っても、私生活でじゃありませんよ。
あくまで、小説の中の登場人物として。
バリバリの「ボイタチ」が……。
「フェム」により「ボイネコ」に調教される過程とか……。
なお、ここらへんに出てくる用語については、『Mikipedia』の「フェムリバ!」を読んでね。
で、ボーイッシュの参考映像が無いかと思って……。
いろいろAVを探したんだけど……。
無い!
たまーに、ふたなり物に出てくるみたいだけど。
そのほかは……。
AVのレズものって、「フェム×フェム」ばっかりだね。
これならまさしく、「ハードレズビアン」だわ。
わざわざ「Mikiko's Room」が看板上げる必要もないってことだ。
レズシーンのあと、男優が出てきて3Pになるのが気に入らんけど……。
やっぱ、顧客対象が男だから、仕方ないんでしょうね。
どなたか、「ボーイッシュ」の出てくるビアンAV、ご存じありませんか?
「フォ~!」
かつて……。
このような雄叫びをあげる芸人が、テレビ画面を席巻した時期がありましたね。
そう。
レイザーラモンHGです。
本日の『Mikipedia』は、彼が自称した「HG」に関連するお話です。
「HG」は、「ハードゲイ」の略です。
そもそも、「ハードゲイ」とは何か?
本家本元の『Wikipedia』によると……。
『ハードゲイは、アメリカ合衆国・ニューヨークのグリニッチ・ビレッジの一角にあるゲイ・タウン「クリストファー・ストリート」(Christopher Street)に1970年代後半頃から1980年頃に興った仮装によるムーブメントにおいて、ボディビルをはじめとしたウエイトトレーニング等で鍛えた筋骨隆々とした肉体を誇示し、SMなどの過激な性行為や表現形態、および旧来の男性性に基づく言動などを採り、特に黒い皮革に銀色の鋲や銀色の鎖などをあしらって作られた独特の装束を身につけた男性同性愛者を示す、日本特有の呼称』
とあります。
で、この「ハード(hard)」の意味合いですが……。
上記の記述や、かの芸人のパフォーマンスから受ける印象としては……。
まさに「過激」とか「激しい」というイメージになるのでしょうか?
でも「ハード(hard)」には、もう少し違うニュアンスもあって……。
わたしは、そっちの方の意味が、「ハードゲイ」の「ハード」を表してるんじゃないかと思います。
すなわち、「厳格な」という意味。
つまり、男の中の男のような人同士が愛し合うことこそが……。
「厳格な意味でのゲイ」、すなわち「ハードゲイ」であると。
この用法でいくと、たとえばシーメールのような人を相手にするのは、「ハードゲイ」ではあり得ないわけですね。
たとえ、どんな「激しい」プレイをしてもです。
で、「Mikiko's Room」では一時期……。
この「厳格な」という意味合いを込めて、「ハードレズビアン」と称してたことがあります。
この看板を外しちゃったのは……。
やっぱり、通じませんよね。
ネットで検索しても……。
「ハードレズ」でヒットするのは……。
「過激なレズプレイ」ってニュアンスばっかり。
もちろん、「由美美弥」では、「過激なレズプレイ」もしてますけど……。
わたしが「ハードレズビアン」に込めたのは、「厳格なレズビアン」って意味なんです。
欧米では「ビッフェ(Bian as Feminine for Feminine)」と云いますが……。
日本で言う「フェム×フェム」ですね。
「由美美弥」に出てくる女性は、みんな女っぽいでしょ。
頭のてっぺんから爪先まで、カンペキに女性って人が……。
同じように女っぽい人を愛する……。
そんな意味合いで、「ハードレズビアン」を自称したわけです。
でもまぁ、通じそうもないので、止めちゃいました。
この看板を下ろしたせいじゃないと思うんだけど……。
最近、「ボーイッシュ」に興味が出てきました。
と言っても、私生活でじゃありませんよ。
あくまで、小説の中の登場人物として。
バリバリの「ボイタチ」が……。
「フェム」により「ボイネコ」に調教される過程とか……。
なお、ここらへんに出てくる用語については、『Mikipedia』の「フェムリバ!」を読んでね。
で、ボーイッシュの参考映像が無いかと思って……。
いろいろAVを探したんだけど……。
無い!
たまーに、ふたなり物に出てくるみたいだけど。
そのほかは……。
AVのレズものって、「フェム×フェム」ばっかりだね。
これならまさしく、「ハードレズビアン」だわ。
わざわざ「Mikiko's Room」が看板上げる必要もないってことだ。
レズシーンのあと、男優が出てきて3Pになるのが気に入らんけど……。
やっぱ、顧客対象が男だから、仕方ないんでしょうね。
どなたか、「ボーイッシュ」の出てくるビアンAV、ご存じありませんか?
これは、286回・287回のコメント欄で連載した「レズビアン用語集/Mikipedia-02(Ⅰ~Ⅱ)」を、『Mikipedia』の1項目としてまとめたものです。
ひさびさの「Mikipedia」です。
第1回は、7月17日でした(236のコメント)。
2ヶ月ぶり。
イネさんにご提案いただいたコンテンツ、ひさびさの登場です。
さて、表題の「トラ!トラ!トラ!」ですが……。
1970年の映画で、「トラ・トラ・トラ!」というのがありました。
真珠湾攻撃を描いた、日米合作の戦争映画です。
ちなみに、この「トラ」は、「ワレ奇襲ニ成功セリ」という意味のモールス信号だとか。
モールス信号は、相手が1回で聞き取れない可能性もあるので……。
同じ信号を、何回も続けて打ちます。
なので、「トラ・トラ・トラ!」。
さて。
本題の「トラ!トラ!トラ!」は、もちろんこの映画から頂戴したものですが……。
「レズビアン用語集/Mikipedia-02」と称しておるからには……。
もちろん!
戦争映画のお話ではありませんね。
ビアンに関わる、三匹のトラのお話です。
早い話、用語ですね。
でも、このトラたち……。
決して、レズビアンの世界だけの用語ではないんです。
「ゲイ」という言葉がありますよね。
日本で「ゲイ」と云えば、同性愛者の男性を意味します。
でも海外では、女性の同性愛者(つまりレズビアン)も、「ゲイ」と呼ぶんです。
これからお話しする三匹のトラも、男女共に使われる用語。
でも、「Mikipedia」ですから……。
ここは、肉体的に女性のトラを対象にお話を進めます。
◆TG/トランスジェンダー(Trans Gender)
1匹目のトラです。
なんだか、SF用語みたいですね。
そもそも、トランスとは何でしょう。
電気関係の人なら、おわかりでしょうけど……。
そうじゃない人でも、言葉だけなら聞いたことがあると思います。
「Transformer」、すなわち「変圧器」です。
電圧を変換する部品のようです(ようわからん)。
ちなみに、恍惚状態を表す「トランス」は綴りが違って、「Trance」です。
「trans」は、もともとはラテン語の接頭辞で、「反対側」とか「変えて」を意味するそうです。
それでは、ジェンダー(Gender)とは何か?
端的に言うと、「性(Sex)」のことです。
もともとは、社会的な役割としての「性」を表す用語だったようです。
つまり、「女性らしさ」とかいう意味の「性」です。
でも今では、肉体的な「性」も指すみたいです。
さて。
この、「トランス」と「ジェンダー」をつなげて、「トランスジェンダー」というわけですが……。
「反対側の性」という意味になりますね。
つまり、肉体的には女性(男性)でありながら、男性(女性)の自覚を持った人のこと。
こう聞くと……。
「性同一性障害」という言葉が浮かびます。
カミングアウトして議員になったって人、いたんじゃなかったっけ?
実は、こういう人たちが……。
自分たちのありようは、決して「障害」なんかじゃない!
という意志をこめて、自らを「トランスジェンダー」と称したのが始まりのようです。
で、この「トランスジェンダー」の女性ですが……。
基本的に男装です。
と言うと、宝塚の男役みたいな人を想像しがちですが……。
単に、ノーメイクでジーンズ履いてるって感じみたいです。
ぎょっとするような格好はしてません。
むしろ、中性的な雰囲気。
街ですれ違っても、「トランスジェンダー」だとはわかりませんね。
社会的には、男性として扱われることを望みます。
でも、自らの肉体的な「性」については、耐え難いほどの違和感は感じてないようです。
自らを男性と自覚してるので、恋愛の対象は女性になります。
でもこれって、レズビアンと言うんでしょうかね?
男性の自覚を持った人が、女性を愛するわけですから……。
精神的には、ストレートですよね。
でも、肉体的には女性同士。
いったいどんなセックスになるんでしょう?
体験したことのないMikikoには、想像つきません。
経験者の方、ぜひ情報をお寄せください。
◆TS/トランスセクシュアル(Trans Sexual)
2匹目のトラ。
この人たちは、切実です。
「Sexual」は、文字どおり肉体的な「性」。
「トランスセクシュアル」は、まさしく「反対の性」のこと。
早い話、「性同一性障害」の人たちです。
自らの肉体的「性」が、「障害」であると自認してる人たち。
当然のごとく、「SRS (Sex Reassignment Surgery) 手術」を望みます。
昔は、「性転換手術」と呼ばれてましたが、今は「性別適合手術」と言うようです。
自認する「性」に、肉体の方を合わせる手術ですね。
「女性」→「男性」の場合は……。
まず、乳腺を摘出して乳房の膨らみを無くします。
次がタイヘン。
「成り成りて成り合はぬところ」を「成り余れるところ」にしなきゃなりません。
膣を閉じ、尿道を移設します。
そして、臀部などから組織を移植しペニスを形成するわけ。
こんな手術に耐えるんですから、彼(元カノ)の切実さはいかばかりなものかと……。
◆TV/トランスヴェスタイト(Trans Vestite)
3匹目のトラ。
テレビジョンの略ではないぞ。
「Vest」は、日本語にもなってるけど……。
名詞では、チョッキの意味ですね。
これが自動詞になると、チョッキに限らず「服を着る」という意味になります。
そこに、信奉者を表す「ite」が付いて……。
すなわち、「反対側の服を着る信奉者」。
早い話、異性の服装をする人たちのことですね。
前の2匹のトラ、TGもTSも、 異性装はしてるはずです。
本人にとっては当然の服装なんでしょうけど。
それじゃなんで、TVが独立してるかというと……。
TVには、自分の「性」を受容しつつ、外見だけ異性の格好をしてるという人がいるわけです。
そんなのただの変態じゃん!
と、お思いの方。
そこまで言ったら、可哀想です。
彼女(彼)らにしてみれば……。
単なる男装(女装)趣味ってわけじゃなくて……。
異性の格好をすることで、精神的に落ち着くってとこがあるみたいです。
TGの人が中性的な雰囲気なのに対し、TVの人は、より強く異性を演出した服装をするようです。
なので女のTVは、宝塚的になるのかも?
いかがでした?
三匹のトラのお話。
イマイチよーわからん、と思われる方も多いかと思います。
実はわたしも、身に染みて実感できてません。
なにしろ、一度もトラに逢ったことが無いんですから。
あと、余談ですが……。
最近では、「フェムトラ」なるものが出現してるとか。
女のトラですが、男装はしてません。
外見は、まったくの女性です。
女性としてのファッションも楽しんでます。
でも、頭の中はオトコ……。
ほんとにこんな人、いるんでしょうかね?
「転校生」って映画がありましたが……。
中学生男女の肉体が入れ替わるってストーリー。
こんな感じなんでしょうかね?
つまり男性が、女性の身体に入って楽しんでるって感じ?
だとしたら「フェムトラ」、ビアンプレイも大いに楽しんでるはずだ……。
ひさびさの「Mikipedia」です。
第1回は、7月17日でした(236のコメント)。
2ヶ月ぶり。
イネさんにご提案いただいたコンテンツ、ひさびさの登場です。
さて、表題の「トラ!トラ!トラ!」ですが……。
1970年の映画で、「トラ・トラ・トラ!」というのがありました。
真珠湾攻撃を描いた、日米合作の戦争映画です。
ちなみに、この「トラ」は、「ワレ奇襲ニ成功セリ」という意味のモールス信号だとか。
モールス信号は、相手が1回で聞き取れない可能性もあるので……。
同じ信号を、何回も続けて打ちます。
なので、「トラ・トラ・トラ!」。
さて。
本題の「トラ!トラ!トラ!」は、もちろんこの映画から頂戴したものですが……。
「レズビアン用語集/Mikipedia-02」と称しておるからには……。
もちろん!
戦争映画のお話ではありませんね。
ビアンに関わる、三匹のトラのお話です。
早い話、用語ですね。
でも、このトラたち……。
決して、レズビアンの世界だけの用語ではないんです。
「ゲイ」という言葉がありますよね。
日本で「ゲイ」と云えば、同性愛者の男性を意味します。
でも海外では、女性の同性愛者(つまりレズビアン)も、「ゲイ」と呼ぶんです。
これからお話しする三匹のトラも、男女共に使われる用語。
でも、「Mikipedia」ですから……。
ここは、肉体的に女性のトラを対象にお話を進めます。
◆TG/トランスジェンダー(Trans Gender)
1匹目のトラです。
なんだか、SF用語みたいですね。
そもそも、トランスとは何でしょう。
電気関係の人なら、おわかりでしょうけど……。
そうじゃない人でも、言葉だけなら聞いたことがあると思います。
「Transformer」、すなわち「変圧器」です。
電圧を変換する部品のようです(ようわからん)。
ちなみに、恍惚状態を表す「トランス」は綴りが違って、「Trance」です。
「trans」は、もともとはラテン語の接頭辞で、「反対側」とか「変えて」を意味するそうです。
それでは、ジェンダー(Gender)とは何か?
端的に言うと、「性(Sex)」のことです。
もともとは、社会的な役割としての「性」を表す用語だったようです。
つまり、「女性らしさ」とかいう意味の「性」です。
でも今では、肉体的な「性」も指すみたいです。
さて。
この、「トランス」と「ジェンダー」をつなげて、「トランスジェンダー」というわけですが……。
「反対側の性」という意味になりますね。
つまり、肉体的には女性(男性)でありながら、男性(女性)の自覚を持った人のこと。
こう聞くと……。
「性同一性障害」という言葉が浮かびます。
カミングアウトして議員になったって人、いたんじゃなかったっけ?
実は、こういう人たちが……。
自分たちのありようは、決して「障害」なんかじゃない!
という意志をこめて、自らを「トランスジェンダー」と称したのが始まりのようです。
で、この「トランスジェンダー」の女性ですが……。
基本的に男装です。
と言うと、宝塚の男役みたいな人を想像しがちですが……。
単に、ノーメイクでジーンズ履いてるって感じみたいです。
ぎょっとするような格好はしてません。
むしろ、中性的な雰囲気。
街ですれ違っても、「トランスジェンダー」だとはわかりませんね。
社会的には、男性として扱われることを望みます。
でも、自らの肉体的な「性」については、耐え難いほどの違和感は感じてないようです。
自らを男性と自覚してるので、恋愛の対象は女性になります。
でもこれって、レズビアンと言うんでしょうかね?
男性の自覚を持った人が、女性を愛するわけですから……。
精神的には、ストレートですよね。
でも、肉体的には女性同士。
いったいどんなセックスになるんでしょう?
体験したことのないMikikoには、想像つきません。
経験者の方、ぜひ情報をお寄せください。
◆TS/トランスセクシュアル(Trans Sexual)
2匹目のトラ。
この人たちは、切実です。
「Sexual」は、文字どおり肉体的な「性」。
「トランスセクシュアル」は、まさしく「反対の性」のこと。
早い話、「性同一性障害」の人たちです。
自らの肉体的「性」が、「障害」であると自認してる人たち。
当然のごとく、「SRS (Sex Reassignment Surgery) 手術」を望みます。
昔は、「性転換手術」と呼ばれてましたが、今は「性別適合手術」と言うようです。
自認する「性」に、肉体の方を合わせる手術ですね。
「女性」→「男性」の場合は……。
まず、乳腺を摘出して乳房の膨らみを無くします。
次がタイヘン。
「成り成りて成り合はぬところ」を「成り余れるところ」にしなきゃなりません。
膣を閉じ、尿道を移設します。
そして、臀部などから組織を移植しペニスを形成するわけ。
こんな手術に耐えるんですから、彼(元カノ)の切実さはいかばかりなものかと……。
◆TV/トランスヴェスタイト(Trans Vestite)
3匹目のトラ。
テレビジョンの略ではないぞ。
「Vest」は、日本語にもなってるけど……。
名詞では、チョッキの意味ですね。
これが自動詞になると、チョッキに限らず「服を着る」という意味になります。
そこに、信奉者を表す「ite」が付いて……。
すなわち、「反対側の服を着る信奉者」。
早い話、異性の服装をする人たちのことですね。
前の2匹のトラ、TGもTSも、 異性装はしてるはずです。
本人にとっては当然の服装なんでしょうけど。
それじゃなんで、TVが独立してるかというと……。
TVには、自分の「性」を受容しつつ、外見だけ異性の格好をしてるという人がいるわけです。
そんなのただの変態じゃん!
と、お思いの方。
そこまで言ったら、可哀想です。
彼女(彼)らにしてみれば……。
単なる男装(女装)趣味ってわけじゃなくて……。
異性の格好をすることで、精神的に落ち着くってとこがあるみたいです。
TGの人が中性的な雰囲気なのに対し、TVの人は、より強く異性を演出した服装をするようです。
なので女のTVは、宝塚的になるのかも?
いかがでした?
三匹のトラのお話。
イマイチよーわからん、と思われる方も多いかと思います。
実はわたしも、身に染みて実感できてません。
なにしろ、一度もトラに逢ったことが無いんですから。
あと、余談ですが……。
最近では、「フェムトラ」なるものが出現してるとか。
女のトラですが、男装はしてません。
外見は、まったくの女性です。
女性としてのファッションも楽しんでます。
でも、頭の中はオトコ……。
ほんとにこんな人、いるんでしょうかね?
「転校生」って映画がありましたが……。
中学生男女の肉体が入れ替わるってストーリー。
こんな感じなんでしょうかね?
つまり男性が、女性の身体に入って楽しんでるって感じ?
だとしたら「フェムトラ」、ビアンプレイも大いに楽しんでるはずだ……。