●卒業製作 『ピンクの小部屋 -けいこの成分-』

鉄パイプ、毛糸、羊毛、煙草、薬のガラ
自分を創ってるもの達で作った。
この中ではエロ話をしても許される空間。
鉄:元々扱いたい素材だった。
ピンク:高校時代の自分を表す色。
ピンクチラシ、ピンク映画……エロを表す色。
煙草:hi-lite、MILD SEVEN light
吸っていた思い出深いもの
薬のガラ:服用してる薬
5年間飲み続けてるのと、最近飲み始めたもの
“やまむら けい子”の成分で和める空間を作ろうとした。
好きなものと好きではなくても必要不可欠なものを集めた。
ビックリリアンを編んでいるときは、心おだやかになる。和む。
製作は自慰行為だと気付いた。

鉄パイプ、毛糸、羊毛、煙草、薬のガラ
自分を創ってるもの達で作った。
この中ではエロ話をしても許される空間。
鉄:元々扱いたい素材だった。
ピンク:高校時代の自分を表す色。
ピンクチラシ、ピンク映画……エロを表す色。
煙草:hi-lite、MILD SEVEN light
吸っていた思い出深いもの
薬のガラ:服用してる薬
5年間飲み続けてるのと、最近飲み始めたもの
“やまむら けい子”の成分で和める空間を作ろうとした。
好きなものと好きではなくても必要不可欠なものを集めた。
ビックリリアンを編んでいるときは、心おだやかになる。和む。
製作は自慰行為だと気付いた。
●錫タケノコ【作:K子】
■素材と道具
スズのかたまり(インゴット)・ナマリの板・アルミの針金・ヒモ・新聞紙の画像
作品を作るために、スズのかたまり(インゴット)やナマリの板やアルミの針金やヒモや新聞紙などの材料を集めます。
道具は、ハサミやペンチや穴あけポンチなどです。その他にも、ガスコンロや木型台や、川原で見つけた石なども道具として使います。
■手順
①ガスコンロでスズのインゴットを溶かして、
②型に流し込んで、平たいスズの金属板を作り、
③さらに薄くするため圧延機で延ばし、ハサミで短冊状に切り、
④そして、編んでいきます。
⑤レポート「錫をあむ(下記)」全文
「錫をあむ」
紙でパーツを作り、それで籠をあむ方法を習った
おばちゃん・ばあちゃん世代が暇つぶしに作るやつ
その紙のかごを見て先生が「これを錫でやれたらすごいぞ!」と言った
うすく延ばした錫を切手パーツをつくり あむ
たしかに要領は紙と一緒。でも、紙でもなかなか大変な作業
紙より自由のきかん金属でそんなことできるんか?と思ったけど
作品どうこうより、できるかできへんかやってみたいと思いやってみた。
パーツ作り
錫を溶かす→型に流す→プレス機で延ばす→
紙の裁断機で13×145(mm)に切る→半分に折る
このパーツ28個で底面(3×3)をつくり、そこから立ち上げてあんでいった。一周はパーツ24個
やはり紙とは違い大変な力仕事。
でも要領は紙とまったく一緒。素材が金属にかえてもできる。
調子にのってどんどん立ち上げていく。
●悩み その1
スズを薄くのばしたもので紙と同じように編めることはわかった。
さて、ここから先どうするか?
先生が「先がすぼまってるのを見たことがない。見てみたい。」とおっしゃる。
自分自身「すぼめる」ということをやったことがない。やってみたい。
どのようにしてすぼめることができるか?はたしてすぼめられるのか?
縦軸の数を減らすことは無理。パーツの幅を縮めてみよう。
1・3分の2のサイズ(8.6mm幅)を入れてみる。
無理が出てきすぎる。外してやり直し。
2・2mm縮めて再挑戦(11mm幅)
無理矢理ひっぱりながらなんとか一周あむ。
1よりはきれいになる。もう少し落ち着かせるためにもう一周あむ。
3・8.6mm幅のパーツを入れる。
一度縮めると縮めやすくなった。2のときほど苦労しないですむ。
無理がでたところを中に固いものを入れ外から木づちで叩き成型する。
薄いスズはやわらかいので簡単に成型できる。
●悩み その2
縮めるのは縮められた。さて、この先どないしようか?
案1・そのままどんどん縮めていき最後はくっつく
案2・縮めたとこから今度は広げる。そしてまた縮める。
案3・先生の案。もう少し縮めて口を開けたまま終わらす。最後の処理のしかたも考える。
とりあえず、もう少し縮めてみようと決める。
●悩み その3
このパーツ作りで、裁断機で切るというところまでは全て坪田氏にやってもらっていた。
作品をつくるのに自分でやらずに人の力を借りてやって、それでいいのか?
ここからまだ縮めてやるとすれば、まだまだパーツを作ってもらわないといけない。
構想の高田先生にこのことを話す。
自分にできない材料作りは業者に発注する。
今は坪田工場に発注しているということだ。との言葉をいただく。
そっかーそういうことか。ここは坪田さんのやさしさ(愛やな)に甘えさせていただこう。
6mm幅、4mm幅のものとどんどん縮めていく。
縮まっていく様が非常におもしろい。もっと縮めて最後はやっぱりくっつけたいと思う。
2mm幅に縮める。
これ、もう無理やわ。と思う。間に指も入らない。
力はいらんけど、あんまりきれいにはならない。
でも、ここでやめるのもくやしいからとりあえず一周あんでみようと思う。
ほんまに無理やったらやめたらいいわと思いながら。でも一周あめた!
●悩み その4
最後の処理をどうするか?
案1・長い パーツを入れ、それをひとまとめにする。
案2・先生の案 縦のパーツ一本一本を外に巻きペンチでつぶす。
案3・先生の案 縦のパーツ一本一本を縦にくるくるっとねじる。
案4・縦のパーツ全部をくしゃっと穴の中にいれる。
案5・紙であんだときと同じ処理の仕方にする。
やっぱり最後はそのまま細くなってくっついたようにしたい→案1
それだけではおもしろくないので、その後の処理に案3をとりいれる。
●悩み その5
縦パーツ全て(12本)が開いてお花みたいでかわいい。
でもそんなん求めてない。
やりたいのはすーっと細くなってなくなるかんじ。
今のままでもきれい。切ってしまうのはこわい。どうなるかわからん。
切ってみてあかんかったら、またやり直せばいいわ!切ってみよう。
切ってよかった。できあがっていくにつれてタケノコのイメージがついてきた。
3本ちょろちょろっと残ったのんが
タケノコの先の毛みたいになった。
ついにできあがり。高級感あふれる錫タケノコ
今回の「スズをあむ」のは長かった。いろんなこと、思いがあった。
自分の中で「こうしたい」というイメージを全く持たずにはじめたので要所要所で悩み考えるようにした。
先生の意見も、ただそのまま取り入れるのではなく自分の中で消化し、納得いくものを取り入れることにした。
悩み悩み悩んだ。精神的にも肉体的にも辛かった。
しかし、できあがったときには素晴らしい見返りがあった。坪田さんとの愛も深まった。
先生が言う「イメージを持たずに作る」ということが少しわかった気がする。
■素材と道具
スズのかたまり(インゴット)・ナマリの板・アルミの針金・ヒモ・新聞紙の画像
作品を作るために、スズのかたまり(インゴット)やナマリの板やアルミの針金やヒモや新聞紙などの材料を集めます。
道具は、ハサミやペンチや穴あけポンチなどです。その他にも、ガスコンロや木型台や、川原で見つけた石なども道具として使います。
■手順
①ガスコンロでスズのインゴットを溶かして、
②型に流し込んで、平たいスズの金属板を作り、
③さらに薄くするため圧延機で延ばし、ハサミで短冊状に切り、
④そして、編んでいきます。
⑤レポート「錫をあむ(下記)」全文
「錫をあむ」
紙でパーツを作り、それで籠をあむ方法を習った
おばちゃん・ばあちゃん世代が暇つぶしに作るやつ
その紙のかごを見て先生が「これを錫でやれたらすごいぞ!」と言った
うすく延ばした錫を切手パーツをつくり あむ
たしかに要領は紙と一緒。でも、紙でもなかなか大変な作業
紙より自由のきかん金属でそんなことできるんか?と思ったけど
作品どうこうより、できるかできへんかやってみたいと思いやってみた。
パーツ作り
錫を溶かす→型に流す→プレス機で延ばす→
紙の裁断機で13×145(mm)に切る→半分に折る
このパーツ28個で底面(3×3)をつくり、そこから立ち上げてあんでいった。一周はパーツ24個
やはり紙とは違い大変な力仕事。
でも要領は紙とまったく一緒。素材が金属にかえてもできる。
調子にのってどんどん立ち上げていく。
●悩み その1
スズを薄くのばしたもので紙と同じように編めることはわかった。
さて、ここから先どうするか?
先生が「先がすぼまってるのを見たことがない。見てみたい。」とおっしゃる。
自分自身「すぼめる」ということをやったことがない。やってみたい。
どのようにしてすぼめることができるか?はたしてすぼめられるのか?
縦軸の数を減らすことは無理。パーツの幅を縮めてみよう。
1・3分の2のサイズ(8.6mm幅)を入れてみる。
無理が出てきすぎる。外してやり直し。
2・2mm縮めて再挑戦(11mm幅)
無理矢理ひっぱりながらなんとか一周あむ。
1よりはきれいになる。もう少し落ち着かせるためにもう一周あむ。
3・8.6mm幅のパーツを入れる。
一度縮めると縮めやすくなった。2のときほど苦労しないですむ。
無理がでたところを中に固いものを入れ外から木づちで叩き成型する。
薄いスズはやわらかいので簡単に成型できる。
●悩み その2
縮めるのは縮められた。さて、この先どないしようか?
案1・そのままどんどん縮めていき最後はくっつく
案2・縮めたとこから今度は広げる。そしてまた縮める。
案3・先生の案。もう少し縮めて口を開けたまま終わらす。最後の処理のしかたも考える。
とりあえず、もう少し縮めてみようと決める。
●悩み その3
このパーツ作りで、裁断機で切るというところまでは全て坪田氏にやってもらっていた。
作品をつくるのに自分でやらずに人の力を借りてやって、それでいいのか?
ここからまだ縮めてやるとすれば、まだまだパーツを作ってもらわないといけない。
構想の高田先生にこのことを話す。
自分にできない材料作りは業者に発注する。
今は坪田工場に発注しているということだ。との言葉をいただく。
そっかーそういうことか。ここは坪田さんのやさしさ(愛やな)に甘えさせていただこう。
6mm幅、4mm幅のものとどんどん縮めていく。
縮まっていく様が非常におもしろい。もっと縮めて最後はやっぱりくっつけたいと思う。
2mm幅に縮める。
これ、もう無理やわ。と思う。間に指も入らない。
力はいらんけど、あんまりきれいにはならない。
でも、ここでやめるのもくやしいからとりあえず一周あんでみようと思う。
ほんまに無理やったらやめたらいいわと思いながら。でも一周あめた!
●悩み その4
最後の処理をどうするか?
案1・長い パーツを入れ、それをひとまとめにする。
案2・先生の案 縦のパーツ一本一本を外に巻きペンチでつぶす。
案3・先生の案 縦のパーツ一本一本を縦にくるくるっとねじる。
案4・縦のパーツ全部をくしゃっと穴の中にいれる。
案5・紙であんだときと同じ処理の仕方にする。
やっぱり最後はそのまま細くなってくっついたようにしたい→案1
それだけではおもしろくないので、その後の処理に案3をとりいれる。
●悩み その5
縦パーツ全て(12本)が開いてお花みたいでかわいい。
でもそんなん求めてない。
やりたいのはすーっと細くなってなくなるかんじ。
今のままでもきれい。切ってしまうのはこわい。どうなるかわからん。
切ってみてあかんかったら、またやり直せばいいわ!切ってみよう。
切ってよかった。できあがっていくにつれてタケノコのイメージがついてきた。
3本ちょろちょろっと残ったのんが
タケノコの先の毛みたいになった。
ついにできあがり。高級感あふれる錫タケノコ
今回の「スズをあむ」のは長かった。いろんなこと、思いがあった。
自分の中で「こうしたい」というイメージを全く持たずにはじめたので要所要所で悩み考えるようにした。
先生の意見も、ただそのまま取り入れるのではなく自分の中で消化し、納得いくものを取り入れることにした。
悩み悩み悩んだ。精神的にも肉体的にも辛かった。
しかし、できあがったときには素晴らしい見返りがあった。坪田さんとの愛も深まった。
先生が言う「イメージを持たずに作る」ということが少しわかった気がする。