「あきゃきゃ」
美弥子が、身震いする犬のように、全身を震わせた。
銃撃を受けた兵士にも見えた。
同時に、射出口から真っ白い膣液が噴き出した。
それはまさに、人の精が凝り固まった粘体だった。
エクトプラズム。
そんな言葉が脳裏に浮かんだ刹那……。
由美の首が、後ろに折れた。
膣液の直撃を、まともに顔面で受けたのだ。
視界はホワイトアウトしていた。
足裏を送って、ようやく踏みとどまる。
首を建て直す。
白い視界の中に、人影が立っていた。
ブロッケンの妖怪に見えた。
仁王立ちする白い影が、一歩、由美に踏み出した。
しかし、動くことでバランスを乱したのだろう。
上体は逆に、後ろに傾いた。
そのまま、瓦解する塔のように、美弥子の身体はフローリングに崩れていった。
黒い床に、白い人型が伸びていた。
仰向いたようだ。
大きく四肢を開いたシルエットは、五山の送り火を思わせた。
中央部だけが燃える送り火。
“大”の字の交点だけが、赤黒く揺らいでいる。
男根だった。
精を放っても、決して萎まない男根。
由美は、顔を拭おうともせず、送り火に近づいた。
そう。
これは、わたしへの送り火。
この火に送られ、わたしも彼岸へと渡るのだ。
由美はその場でスカートを外し、ショーツを抜き取った。
よろめく脚を進め、美弥子の胴体を跨ぐ。
吸い寄せられるように、手の平が男根に伸びた。
持ちあげる。
カンカンカン。
バネ音が間近で聞こえた。
由美は、男根を垂直まで引きあげると、その上にしゃがみこんだ。
「はぅぅぅぅ」
巨大な亀頭を、陰唇に感じた。
陰唇は、蛭のように絡みついているだろう。
由美は上体を起こし、そのまま腰を沈めた。
美弥子が、身震いする犬のように、全身を震わせた。
銃撃を受けた兵士にも見えた。
同時に、射出口から真っ白い膣液が噴き出した。
それはまさに、人の精が凝り固まった粘体だった。
エクトプラズム。
そんな言葉が脳裏に浮かんだ刹那……。
由美の首が、後ろに折れた。
膣液の直撃を、まともに顔面で受けたのだ。
視界はホワイトアウトしていた。
足裏を送って、ようやく踏みとどまる。
首を建て直す。
白い視界の中に、人影が立っていた。
ブロッケンの妖怪に見えた。
仁王立ちする白い影が、一歩、由美に踏み出した。
しかし、動くことでバランスを乱したのだろう。
上体は逆に、後ろに傾いた。
そのまま、瓦解する塔のように、美弥子の身体はフローリングに崩れていった。
黒い床に、白い人型が伸びていた。
仰向いたようだ。
大きく四肢を開いたシルエットは、五山の送り火を思わせた。
中央部だけが燃える送り火。
“大”の字の交点だけが、赤黒く揺らいでいる。
男根だった。
精を放っても、決して萎まない男根。
由美は、顔を拭おうともせず、送り火に近づいた。
そう。
これは、わたしへの送り火。
この火に送られ、わたしも彼岸へと渡るのだ。
由美はその場でスカートを外し、ショーツを抜き取った。
よろめく脚を進め、美弥子の胴体を跨ぐ。
吸い寄せられるように、手の平が男根に伸びた。
持ちあげる。
カンカンカン。
バネ音が間近で聞こえた。
由美は、男根を垂直まで引きあげると、その上にしゃがみこんだ。
「はぅぅぅぅ」
巨大な亀頭を、陰唇に感じた。
陰唇は、蛭のように絡みついているだろう。
由美は上体を起こし、そのまま腰を沈めた。
美弥子が、再び顎をあげた。
真っ白い喉首が起ちあがる。
美弥子が仰け反るのは、絶頂が近い証だった。
由美は一瞬、女教授の顔に目を落とした。
女教授は、すでに彼岸に渡った後だった。
両の目蓋のあわいに、瞳は無かった。
振動に身を任せる従順な骸となっていた。
由美は、美弥子に視線を戻した。
腰の動きを緩めてはいなかった。
美弥子とて、女教授の喪神には気づいているはずだ。
ならば、このピストン運動は、自らを追い詰める過程に他ならない。
美弥子はイクつもりなのだ。
この激しいピストン運動で。
由美は、我知らず太腿を絞っていた。
ショーツの股間は、すでに濡れそぼっている。
美弥子の怒張を受け入れたかった。
由美の中で、思い切り爆ぜて欲しかった。
しかし……。
それにはもう、遅すぎたようだ。
明らかに美弥子は、断崖に爪先立っている。
もう、猶予はない。
だが、由美の願いは美弥子にも通じたようだ。
美弥子は、捻るように腰を引いた。
女教授の膣口を抜け出た男根が、美弥子の腹筋に貼り付いた。
赤黒い陰茎には、練り立てられ白く色変わりした膣液が纏わっていた。
膣液は、裏筋の血管を模した凹凸に、白い網の目を描いている。
美弥子は女教授の尻をかわすと、由美に向かい突進した。
歩を早めながら、片手が男根を握る。
カンカンカン。
性急なバネ音が、切迫を表明していた。
亀頭に穿たれた真っ黒い射出口が、黒点のように揺れた。
美弥子は、由美の間近でようやく立ち止まると、男根を突きあげた。
全身がうねる。
「ぅわきゃ」
叫びが聞こえた気がした。
同時に、iPhoneの液晶画面が、真っ白になった。
射出口から噴き出した膣液が、カメラレンズを直撃したのだ。
胎内で練り立てられた膣液は、真っ白く色変わりし、精液と見分けがつかない。
美弥子は、落ちそうになった腰を懸命に留め、再び陰茎を突きあげた。
射出口は、真っ直ぐ由美の顔を指していた。
真っ白い喉首が起ちあがる。
美弥子が仰け反るのは、絶頂が近い証だった。
由美は一瞬、女教授の顔に目を落とした。
女教授は、すでに彼岸に渡った後だった。
両の目蓋のあわいに、瞳は無かった。
振動に身を任せる従順な骸となっていた。
由美は、美弥子に視線を戻した。
腰の動きを緩めてはいなかった。
美弥子とて、女教授の喪神には気づいているはずだ。
ならば、このピストン運動は、自らを追い詰める過程に他ならない。
美弥子はイクつもりなのだ。
この激しいピストン運動で。
由美は、我知らず太腿を絞っていた。
ショーツの股間は、すでに濡れそぼっている。
美弥子の怒張を受け入れたかった。
由美の中で、思い切り爆ぜて欲しかった。
しかし……。
それにはもう、遅すぎたようだ。
明らかに美弥子は、断崖に爪先立っている。
もう、猶予はない。
だが、由美の願いは美弥子にも通じたようだ。
美弥子は、捻るように腰を引いた。
女教授の膣口を抜け出た男根が、美弥子の腹筋に貼り付いた。
赤黒い陰茎には、練り立てられ白く色変わりした膣液が纏わっていた。
膣液は、裏筋の血管を模した凹凸に、白い網の目を描いている。
美弥子は女教授の尻をかわすと、由美に向かい突進した。
歩を早めながら、片手が男根を握る。
カンカンカン。
性急なバネ音が、切迫を表明していた。
亀頭に穿たれた真っ黒い射出口が、黒点のように揺れた。
美弥子は、由美の間近でようやく立ち止まると、男根を突きあげた。
全身がうねる。
「ぅわきゃ」
叫びが聞こえた気がした。
同時に、iPhoneの液晶画面が、真っ白になった。
射出口から噴き出した膣液が、カメラレンズを直撃したのだ。
胎内で練り立てられた膣液は、真っ白く色変わりし、精液と見分けがつかない。
美弥子は、落ちそうになった腰を懸命に留め、再び陰茎を突きあげた。
射出口は、真っ直ぐ由美の顔を指していた。