肛門に指を入れられるのは、初めての経験だった。
忌まわしい保健室の日々でさえ、肛門には浣腸器しか入れられなかった。
あのときは、ただ冷たい異物感を感じただけだった。
今、由美の指は、直腸壁で蠢いていた。
生きた指が生み出す異様な感覚は、無機質な浣腸器とは比べようもなかった。
美弥子は異物感に耐えながらも、自らの中に、別の感覚が生まれつつあることを感じていた。
まるで、眠っていた胞子包の薄皮が破れ、無数の胞子が噴きあげるようだった。
人形のような少女に苛まれ、言うなりになることへの快感……。
切なさに似た戦慄が、全身の産毛を逆立てていた。
「はぅっ」
美弥子は肘掛けを抱えこみながら、身を引き上げた。
がくがくと震える脚を踏ん張り、起ち上がる。
由美の指は容赦なく付いてくる。
美弥子は起ち上がったが、由美はしゃがんだままだった。
美弥子は、由美の肩に縋った。
「あぁぁ」
由美の指が、更に深く侵入してきた。
「美弥ちゃん、根元まで入ったよ」
由美は、美弥子の性器を凝視したまま言葉を継いだ。
「どう?
取って欲しい?」
由美を見下ろしながら、美弥子の頸は横に振られていた。
「美弥ちゃん、静かになっちゃって、面白くないなぁ。
じゃ、これは?」
「ひ」
美弥子の尻たぶが、音を立てて収縮した。
肛門の中指はそのままに、親指が膣口を分け入ってきたのだ。
忌まわしい保健室の日々でさえ、肛門には浣腸器しか入れられなかった。
あのときは、ただ冷たい異物感を感じただけだった。
今、由美の指は、直腸壁で蠢いていた。
生きた指が生み出す異様な感覚は、無機質な浣腸器とは比べようもなかった。
美弥子は異物感に耐えながらも、自らの中に、別の感覚が生まれつつあることを感じていた。
まるで、眠っていた胞子包の薄皮が破れ、無数の胞子が噴きあげるようだった。
人形のような少女に苛まれ、言うなりになることへの快感……。
切なさに似た戦慄が、全身の産毛を逆立てていた。
「はぅっ」
美弥子は肘掛けを抱えこみながら、身を引き上げた。
がくがくと震える脚を踏ん張り、起ち上がる。
由美の指は容赦なく付いてくる。
美弥子は起ち上がったが、由美はしゃがんだままだった。
美弥子は、由美の肩に縋った。
「あぁぁ」
由美の指が、更に深く侵入してきた。
「美弥ちゃん、根元まで入ったよ」
由美は、美弥子の性器を凝視したまま言葉を継いだ。
「どう?
取って欲しい?」
由美を見下ろしながら、美弥子の頸は横に振られていた。
「美弥ちゃん、静かになっちゃって、面白くないなぁ。
じゃ、これは?」
「ひ」
美弥子の尻たぶが、音を立てて収縮した。
肛門の中指はそのままに、親指が膣口を分け入ってきたのだ。
由美は美弥子の顔を跨ぎ越し、傍らに立った。
美弥子を真っ直ぐに見下ろしながら、ゆっくりと身を巡らせていく。
電球色の明かりに浮かぶ由美の裸身は、蝋燭の揺らぎのようだった。
白い蝋燭が、高々と掲げた美弥子の脚柱をよぎり、尻の前に立つ。
「しゃがんで……。
由美ちゃん、しゃがんで、見て……」
由美は、すとんと身を落とした。
和式便器を使う姿勢を取っていた。
膝の上で腕組みし、その上に顎を載せた。
美弥子は頸をもたげ、由美の股間を凝視した。
そこは大きく開いたまま、鑞涙のような雫を零している。
「見える……?
美弥子のお尻の穴……」
「見えるよ。
すごくヤらしい。
だって、お汁が、お尻の穴まで垂れてるんだもん」
「あぁ。
もっと言って……。
美弥子は、美弥子は、イヤらしい女だって……」
「ほんとにマゾッ子なんだから。
そんな子は、こうしちゃうよ」
「あぎゃ」
美弥子の尻が跳ね上がった。
あまりにも思いがけない仕打ちだった。
由美が、肛門に指を突っこんだのだ。
美弥子の両脚が落ち、足裏が床を叩いた。
「痛い、痛い、由美ちゃん、痛い」
美弥子は指から逃れようと、背中で後ずさった。
由美の指は、苦もなく付いてきた。
逃れる美弥子の後頭部が、ソファーに遮られた。
「ほおら、もう逃げられないよ。
美弥ちゃん、このまま起ってみて」
「由美ちゃん、取って。
お願い。
指、取って」
「ダメ。
ほら、起っちして」
「あぁっ」
由美の指先が鈎形に曲がるのが判った。
直腸壁が吊り上げられる。
美弥子は上体を起こし、ソファーに縋った。
「ほら、その肘掛けに手を突いて」
美弥子を真っ直ぐに見下ろしながら、ゆっくりと身を巡らせていく。
電球色の明かりに浮かぶ由美の裸身は、蝋燭の揺らぎのようだった。
白い蝋燭が、高々と掲げた美弥子の脚柱をよぎり、尻の前に立つ。
「しゃがんで……。
由美ちゃん、しゃがんで、見て……」
由美は、すとんと身を落とした。
和式便器を使う姿勢を取っていた。
膝の上で腕組みし、その上に顎を載せた。
美弥子は頸をもたげ、由美の股間を凝視した。
そこは大きく開いたまま、鑞涙のような雫を零している。
「見える……?
美弥子のお尻の穴……」
「見えるよ。
すごくヤらしい。
だって、お汁が、お尻の穴まで垂れてるんだもん」
「あぁ。
もっと言って……。
美弥子は、美弥子は、イヤらしい女だって……」
「ほんとにマゾッ子なんだから。
そんな子は、こうしちゃうよ」
「あぎゃ」
美弥子の尻が跳ね上がった。
あまりにも思いがけない仕打ちだった。
由美が、肛門に指を突っこんだのだ。
美弥子の両脚が落ち、足裏が床を叩いた。
「痛い、痛い、由美ちゃん、痛い」
美弥子は指から逃れようと、背中で後ずさった。
由美の指は、苦もなく付いてきた。
逃れる美弥子の後頭部が、ソファーに遮られた。
「ほおら、もう逃げられないよ。
美弥ちゃん、このまま起ってみて」
「由美ちゃん、取って。
お願い。
指、取って」
「ダメ。
ほら、起っちして」
「あぁっ」
由美の指先が鈎形に曲がるのが判った。
直腸壁が吊り上げられる。
美弥子は上体を起こし、ソファーに縋った。
「ほら、その肘掛けに手を突いて」