Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 2074

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2016.8.28（日）

「どうしたの？」

　由美が、涼太を覗きこんだ。
　涼太は、人群れの外れを指差した。
　そこは、女子高生らしい浴衣姿に埋められていた。
　その後ろに、男が一人立っている。
　男と云っても、おそらくは高校生くらいだろう。
　黒いタンクトップに、黒いハーパン姿だった。
　連れはなく、一人らしい。

　涼太が指を差したわけは、すぐにわかった。
　ハーパンの裾が、小刻みに揺れている。
　男の前には、浴衣姿の無防備な尻が並んでいる。
　男が何をしているかは、一目瞭然だ。
　前は見えないが、間違いなく陰茎を擦っているに違いない。
　そんな気になるのも、無理は無いのかも知れない。
　女子高生たちの浴衣は薄く、赤い水玉のパンティが透けてる娘さえいた。

　美弥子には、その男の気持ちが理解できた。
　夏の夜と浴衣。
　舞台は揃っている。
　変態的な衝動を抑え切れないのだろう。
　美弥子の脳裏には……。
　大学のトイレで、全裸で個室を出た記憶が蘇っていた。
　あの、めくるめく興奮。
　自分は、あの男と変わりがないのだ。

「あの変態」

　しかし由美には、そんな同情心は無縁のようだ。

「ちょっと」

　男の方に歩み出そうとする由美の腕を引っ張った。

「どうする気？」
「止めさせるに決まってるでしょ。
　せっかくの浴衣にぶっかけられる子が可哀想よ」
「騒ぎになったら、花火が台無しよ」
「大丈夫。
　近くに行って咳払いでもすれば、気づくわよ」

　由美は美弥子の腕を解くと、足早に草むらを分けて行った。
　ショートパンツに包まれた小さな尻は、少女のようだった。

由美と美弥子 2073 ＜目次＞由美と美弥子 2075

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2016/08/28 08:02
- テレビ番組
  　ようやく、通常どおりに戻りました。
  　今朝は、NHKの『うまい！』『さわやか自然百景』『小さな旅』『サキどり！』を、久々に録画しました。
  　夜は、BS1の『COOL JAPAN』も再開します。
  　夏休みも終わり、図書館の混雑も解消。
  　あたりまえだと思っていた日常が、とても貴重だったと再認識しました。
  　日々、大切に生きていきたいです。

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  2. 『宴の始末』HQ
- 2016/08/28 12:18
- 　↑京極夏彦『塗仏の宴』前編のサブタイトル
  水玉パンティ
  　まったくエロくないと思うが、どうでしょう。
  　内緒ですが、わたしの家人のは『逆立ちかばさん』がお尻の中央にどでーんと描いてありました。エロいなあ（どういうセンスや）。
  　まあとにかく、大騒ぎの夏でした。
  　でもまだ、パラリンピックがあるんだよね。

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  3. Mikiko
- 2016/08/28 12:57
- パラリンピック
  　また、ライブ中継するんじゃないでしょうね。
  　もう大概にしてほしいです。

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  4. きりしま
- 2016/08/28 15:50
- 夏休みは電車やバスが空いているので通勤時はありがたいのですが…。
  浴衣は私はあまり興奮しないなかあ。

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  5. 野球とサッカーもHQ
- 2016/08/28 17:14
- 　↑あまり見なかったなあ
  パラリンピック中継
  　やるでしょう、当然。
  　でも、オリンピックの時と違って高校野球はないから、多少ましじゃないかね。
  ♪雲は湧き光あふれて……

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  6. Mikiko
- 2016/08/28 18:12
- きりしまさん＆ハーレクインさん
  ＞きりしまさん
  　その代わり、図書館が混んで大迷惑です。
  　浴衣は、思いのほか暑いんですよね。
  ＞ハーレクインさん
  　9月、注目のスポーツは、大相撲です。
  　新潟県出身の小柳が、幕下東筆頭に上がるはず。
  　4勝すれば、十両入りです。

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  7. はっきよい！HQ
- 2016/08/28 21:58
- 大相撲小柳
  　知らんかった。
  　小柳亮太（おやなぎりょうた）。
  　新潟市中央区出身、22歳。
  　185㎝171㎏（良い体格です）。
  　東京農大から時津風部屋。
  　
  　初土俵が今年2016年3月大阪場所ですから、これまで三場所を経験。
  　その三場所の成績が……、
  　三月大阪場所、三段目100枚目付け出し（そんなのあるのか）で7戦全勝。
  　五月夏場所、西幕下58枚目で7戦全勝。
  　七月名古屋場所、西幕下7枚目で6勝1敗。
  　
  　と、ここで思い出しました。
  　わたし、先場所で書いたような記憶が……。
  　つまり、次の九月秋場所で十両に上がれるかどうか微妙だと。
  　そうかあ、これが小柳だったのか。すっかり忘れていた、すまぬ小柳。
  　惜しかったよなあ。先場所、もう一つ勝ってれば、文句なしの大いばりで、秋はお関取だったのになあ。
  　いや、まだわからんぞ。
  　上に6枚で五つの勝ち越し。
  　落ちてくる人数によっては……。
  　小柳良太。
  　三段目優勝1回。　幕下優勝1回。
  　生涯戦績、20勝1敗。
  　頑張れ。
  　と思ったら小柳くん。
  　秋場所は、どうも東幕下筆頭のようです。
  　まあ、焦ることもないわな。

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  8. Mikiko
- 2016/08/29 07:21
- もうひとつの興味は……
  　四股名です。
  　改名時期は、おそらく幕内に上がってからでしょうが……。
  　新潟県出身で時津風部屋とくれば、豊山（ゆたかやま）。
  　初代が大関、二代目が小結。
  　ぜひ、横綱豊山を見たいものです。