2016.6.11(土)
み「選択肢⑤が、130メートルだったの。
チミが、問題を遮ったんじゃ」
客「反則でしょ」

↑いや~ん。前袋が外れると“不浄負け”となりますが、後ろは大丈夫だそうです。
客「四択って言ったんだから」
み「頑是ないヤツ」

↑自分の子供がこういうことをしたら、間違いなく捨てて帰ると思います。
客「普通、抗議しますよ。
いかがです、先生?」
律「こういうのと、まともにやり合うというのが、そもそもの間違いです」

↑夏木マリ『絹の靴下』。1973年(昭和48年)の作品。作詞は阿久悠。日本の歌謡曲が、一番元気だったころですね。
客「……確かに」

み「抗議は却下。
講義を進める」
客「どうぞ」

み「投げやりになってどうする」

↑これは、やり投げ。
客「ならざるを得ませんでしょ」
み「最終氷期における海面低下は、最大で約130メートルじゃ。
次の試験に出すから」

↑「試験に出すから」と言うときの教師の顔。
客「もういいです」
み「投げたらあかん!」

↑お馴染みの光景ですが……。九州場所では見られません。九州場所のマス席では、4枚の座布団が繋がってるからです。
↓こんな塩梅です。

客「進めてください」
み「ノリの悪いヤツ」
客「十分、ノリすぎました」

↑ゴーゴーを踊る星飛雄馬。
客「反省してます」

↑練習中でしょうか。
み「続いて、第2問」
客「いりません!」
み「生徒が問題を拒否してどうする」

↑ホラーのようです。
客「生徒じゃありませんから」
み「良いか。
最終氷期における海面低下がわかっただけでは、何の意味もないのだぞ。
津軽海峡の深さとの比較が大切なんじゃ」

客「降参ですから、答えを言ってください」

み「気力が足りん!」

↑幻想です。
客「精も根も尽き果てました」

み「足腰の弱いやつ」
客「足腰は関係ありません」
み「足腰を鍛えに鍛えて癌で死に」

客「何ですか、それは?」
み「山川阿茶先生の川柳です」

↑この人のことではありません。
み「言っておくが、花菱アチャコとは違うぞ」

↑吉本興業の漫才師。大正から昭和にかけて活躍しました。
客「よくそんな芸人の名前、知ってますね。
筋肉野郎を皮肉ってるわけですか?」

↑もちろん、ステロイド使ってます。
み「未熟!」

↑宮本武蔵の奇襲を、鍋の蓋で受け止める塚原卜伝(ぼくでん)。有名な逸話ですが、この2人は同時代の人ではないので(武蔵の生年は、卜伝の死後)、まったくの作り話です。
客「川柳なんて、知りませんから」

↑1987年にスタートした『サラリーマン川柳(第一生命)』。これまでの投句数は、104万句だとか。
み「この阿茶先生は、文字どおりの先生なの。
すなわち、女医さん。
大正8年に東京女子医大を卒業しておられる」

↑なんでこんなに男がいるのかと思ったら、大学院は男女共学なんだそうです。
客「そのころの癌は、まさしく死病だったでしょうね。
でも、女医さんなら、余計不謹慎じゃないですか?
身体を鍛えてる人を馬鹿にしてるみたいで」

↑ネコと一緒にエクササイズ(ネコはいい迷惑)。↓
み「だから、未熟者と言っておる。
そんな、上っ面な句ではないわ。
人生の無常を詠んでおる」

↑『諸行無常』は、仏教の根本思想。この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないということ。
客「はぁ。
また、話がずれてますけど」
み「忘れておらんわい。
津軽海峡の深さの話じゃ」

み「生徒がだらしないので、講義を進める。
最終氷期における海面低下は、130メートル。
しかるに!
津軽海峡の底は、深さが140メートル」

↑その100メートル下を、青函トンネルが通ってます。
み「つまり、津軽海峡の中央部には、大河のような水路部が残ったのじゃ」

↑130メートル海面低下のシミュレーション図。北海道は大陸と地続きになりますが、津軽海峡は残ってます。
み「おわかり?
すなわち、動物は渡れないの」
客「でも、樹の幹とかに乗って、漂流することだってあるでしょ」

み「パカモン!
津軽海峡の潮流を知らんのか!
今の広さがあっても、最大、秒速1.5メートルもあるのじゃ」

↑アイルランド人スイマーが、横断を試みたそうです(赤矢印が予定ルート)。残念ながら、潮流が強すぎて失敗。
客「時速にして、5.4キロ。
人が早足で歩くほどの速さじゃ。
これが、川のように細かったら、速さはどれほどのものになるか」

↑『闘竜灘(兵庫県加東市)』に、明治時代に掘られた水路。舟はこの水路を通ることにより、激流を避けることができました。
み「おそらく……。
マッハ3にはなる」

↑ナンバーが『5』なのは、『Go』とかけてるのか?
客「なるわけないでしょ!」
み「そこまではいかんにしてもじゃ。
氷河期の狭い津軽海峡は、激流に近い流れだったはず。
そんなところに丸太が落っこちたら、あっという間に海のもずくです」

↑もずくは、なかなか美味しいものに当たりませんが、美味しいものは、驚くほど美味しいです。
客「藻屑でしょ」

↑磯野家の先祖だそうです。幕末の人だとか。お盆のころ、波平の夢枕に登場します。
み「てなわけで……。
津軽海峡を境に、北海道と本州の生物相が異なるわけじゃな」

客「たとえば、どんな動物です?」
み「ブラキストン線を北限とする種はツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンザル、ライチョウ、ヤマドリ、アオゲラ。
逆に、この線を南限とするのが、ヒグマ、エゾシカ、エゾシマリス、ミユビゲラ、ヤマゲラ、シマフクロウ、ギンザンマシコなどである。
また、タヌキ、キツネ、ニホンリスはこの線の南北でそれぞれ固有の亜種となっている」

↑大間崎にある説明板です。
客「コピペですね」

↑コピーロボットみたいです。Tシャツにプリントされた“CTRL+C”“CTRL+V”は大変有効です。ぜひ覚えましょう。あと、“CTRL+A”もね。
み「ちなみに、これを提唱したのは……。
イギリスの動物学者、トーマス・ブラキストンじゃ。
幕末から明治にかけて、日本に滞在した」

↑函館山にある説明板。
客「でも、納得出来ないなぁ」
み「どこがじゃ?」
客「動物はわかりますよ。
クマとかシカとか」

↑シカは木に登らないと思います。ついでに、キツネも。
客「でも、なんで鳥まで、種類が違うんですか?
鳥には、羽根があるでしょ」

↑コウロコフウチョウの求愛ディスプレイ。変態がコートの前を広げてるようにも見えます。
客「津軽海峡は、今よりずっと狭かったはずですよ。
ひとっ飛びでしょ」

↑鳥に高所恐怖症は、いるんでしょうか?
み「寒すぎて、飛べなかったんじゃないの?」

↑2015年初頭、アメリカを襲った寒波。動物園のペンギンが、屋内に退避させられたそうです。
客「どうして、寒いと飛べないんです?」
み「羽根を広げたら、体温を奪われるではないか」

↑栃木県羽田沼。氷上です。どうして、もう少し南に行かないんですかね。
客「それは、住んでる場所でもそうでしょ。
ヤマゲラが飛べなかったら、生きていけませんよ」

↑ヤマゲラ。けっこう大きいです。自動車に接触してしまったようです。
み「わたしに聞くでない。
ブラキストンに聞いてくれ」
客「都合の悪いことは、人のせいですか」
み「ところで、ブラキストン線が歌詞に入った名曲があるのを知っておるか?」
客「知りません。
こんな特殊な用語、どんな歌に使えるんです?
生物学部の部歌ですか?」
み「生物学部なんて部があるかい。
理学部じゃろ」

↑“応用”が付きますが、生物学部がありました。東京工科大学です。
客「じゃ、理学部生物学科ですか」

↑ホタルイカの研究をするんでしょうね。
客「科歌になるのかな」
み「そんな水戸黄門の高笑いみたいな歌があるかい」
客「何です、それ?」
み「カーッカッカッカ」

客「古いですね。
東野英治郎じゃないですか」
み「やっぱり、水戸黄門といえば、この御方しかおらん。
道で行き会ったお年寄りが、その場に土下座したことがあるという」

↑若きもすなり。
客「ホントですか」
み「聞いた話じゃ
でも、あれだけイメージが固まっちゃったら……。
ほかの役とか出来なかったろうね」

↑別の役、ありました(『女7人あつまれば(1982年)』)。特別出演ですが。
客「悪役は難しいですよね。
ところで、何の歌なんですか?」
み「おぉ、そうじゃ。
北海道新幹線の開通を記念した『カムイの風』という曲です」
客「知りません」
み「たわけ者!
↓『ニコニコ動画』に、ちゃんと載っておるわ」
客「ははぁ。
北海道新幹線は、青函トンネルで津軽海峡を渡りますね」

み「左様」
↓北海道側の入口がある今別町には、こんな神社が。地元住民が、自費で設置したとか。

客「歌ってみてください」
み「♪ふかーさ、にひゃーくよんじゅーめーたー」
客「何でそんなに音が高いんですか。
声がひっくり返ってますよ」

↑わたしは、すべて当てはまる気がする。
律「はた迷惑よ。
恥ずかしい女ね。
みんな振り返ってるじゃないの」

↑振り返る画像を探してたら、妙なものを発見。なんだと思います? 腹踊りの反対。背中に顔を描いて、前屈してるのです。アメリカで流行ってるんだとか。
み「初音ミクの音程じゃから、仕方ないの」

み「超音波一歩手前の高音じゃ」

客「人が歌えないじゃないですか」
み「♪たっぴのうなそこにー」
律「やめなさいって」

↑わかっちゃいるけどやめられない。
み「♪さんせんきじょうは、ひかーりかがやく、しろーがねーのやー」

律「叫ばないで」
み「ノドから血が出そうじゃ」

客「静かに歌ってくださいよ」
み「高音が出せないじゃろ」

客「まだ出てこないんですか?
ブラキストン線」
み「次に出るわい。
♪ブラキストンせん、つらぬきーわたる、せいかんとんねる」
客「こんな歌詞、知識がなければ、理解できないでしょ」
み「わからなければ、調べれば良いのじゃ。
人間、一生勉強です」

客「また、正論を言う」
さて、みなさんはもう、お聞きになりましたか?
名曲『カムイの風』。
ぜひ、お聞きください。
動画と歌詞のページは、こちらになります。
み「今、どのあたりじゃ?」
客「わたしも、大湊線に乗りながら……。
これほど、車窓を見なかったのは初めてです。
どうやらもう、『むつ市』に入ったようです」
↑『有畑』と『近川』の間で、『むつ市』に入ります。
み「確か、『むつ市』って、日本最初のひらがな名の市だよね」

↑面積は、864.2 km2で、佐渡ヶ島よりデカいです。
客「よくご存知ですね。
ここまでには、いろいろ変遷がありましてね。
まず、昭和34年9月に、 下北郡の『田名部町』と『大湊町』が合併し……。
『大湊田名部(おおみなとたなぶ)市』となりました」

み「長すぎだろ」
客「当時、5文字という表記は、日本一長い市名でした。
読み仮名の8文字というのも……。
『大和郡山(やまとこおりやま)市』と並んで日本一の長さでした」

↑こちらは、現存してます。福島県郡山市と区別するため、“大和”を冠したそうです。
客「その後、文字数では、『かすみがうら市』『つくばみらい市』が6文字で並んでます」
み「『霞ヶ浦市』『筑波未来市』なら、3文字と4文字でないか」
客「全部ひらがななんですよ。
どちらも」

↑どちらも茨城です。張り合ってる?
み「インチキじゃないか。
読み仮名の方はどうなんじゃ?」
客「その後に出来た『南九州(みなみきゅうしゅう)市』の9文字が日本一です」

↑『南九州市』は、イマイチ味わいのない市名ですね。いっそ、『さつまいも市』とかはどうです?
み「小さい“ゆ”が2つも入ってるではないか」
↑“キャ”“ショ”“ニュ”“クヮ”などのように、ヤ・ユ・ヨ、またはワの小さい字を添えて書き表されるものを、拗音(ようおん)と云うそうです。初めて知ったわい。
み「事実上、7文字じゃ。
9文字とは認定できん」
客「あくまで、文字の数ですから」
み「でも、ま、長い方に固執せんで、『むつ市』にしてしまったのは利口じゃの」

↑標識も見やすいですね。
客「『大湊田名部市』じゃ、住所を書くのが大変です。
覚えてもらえないでしょうし」

↑長い住所と云えば、京都。めんどくせー。
み「いつ、『むつ市』になったわけ?」
客「昭和35年8月です」

↑ダッコちゃん人形がブームになった年。この人形の、どこが受けたんですかね?
み「すぐではないか」
客「11ヶ月後ですね」
み「よほど、市民からのブーイングが大きかったんじゃろ。
陸奥湾に面してるから、『むつ市』というのは、実にわかりやすい」

↑神宮球場でのイベント。日付けに深い意味は無いようです。
み「でも、なんで平仮名にしたのかね?」
客「やっぱり、漢字だと、読み間違えられると思ったんじゃないですか?
“みちのく”とも読めますし」

↑黄色い部分が、陸奥国。巨大な地域でした。
み「なるほど」
客「その後、相撲取りで陸奥嵐(むつあらし)という幕内力士が出ましたけどね。
関脇までなりました。
昭和40年代だったかな」
み「知らんわい。
しかし今では、ひらがな市は、ぜんぜん珍しく無くなったな」
客「さいたま市なんて、政令指定都市まで出来ましたからね」

↑広島市や仙台市より大きいとはびっくり。
客「『むつ市』が最初だって知ってる人も少ないんじゃないですか」
み「それじゃもう、これが一番ってものはないの?」
客「あります。
『下北駅』です」

↑2010年に建て替えられ、風情ゼロになりました。建売住宅みたいです。こんなこと書くと、地元の利用者には怒られるでしょうね。
客「本州最北端の駅なんです」
み「『下北駅』って、陸奥湾に面してるよね」

み「てことは、その北側には、ぜんぜん駅がないってこと?」
客「昔はあったんですよ。
津軽海峡側まで抜ける大畑線が」

客「最初は、国鉄の路線でしたが……。
1985(昭和60)年、下北交通に移管されます。
下北交通はそれまで、下北バスというバス会社だったんです。
大畑線を引き継ぐことになって、下北交通に改称しました」
み「純粋なバス会社が、鉄道を引き継ぐって、珍しいんじゃないの?」

↑昔の写真かと思ったら、2011年撮影でした。時が止まってるようです。
客「ほかには無いんじゃないですか」
み「ノウハウも持ってなかったでしょうに」
客「ですよね。
バス事業で関係のあった京浜急行から指導を受けたようです」

↑わたしにとって、ほとんど馴染みのない鉄道です。どこを走ってるんでしょう。
客「でも、その路線も、2001(平成13)年に廃止になりました」
み「わずか、15年あまりではないか」
客「車両や施設が老朽化してしまいましてね」

↑『大畑線』の機関車、ではありません。
客「新しくする余力は無かったようです」
み「それで、『下北駅』が、最北端に返り咲いたってわけか」
客「いえ、返り咲きじゃないです。
初めてですよ」
み「でも、大湊線の方が、開業は先でしょ?」
客「大湊線の開業は、確か1921(大正10)年です」

↑開業90年は、2011年。もう少しで、100年ですね。
み「ほれ、見なさい。
大畑線は、その後でしょ?」
客「1939(昭和14)年です」

↑『大畑駅』跡に残る駅名標。10年くらい前の撮影のようです。今でも残ってるんでしょうか。
み「その間、28年間は、下北駅が最北端だったんじゃないの?」
客「それが、そうじゃないんです。
大湊線が開通したとき、下北駅は無かったんです。
下北駅は、大畑線の分岐駅として作られたんです。
つまり、下北駅の開業は、大畑線の開業と同時です」

↑大畑線『田名部駅』。1976(昭和51)年早春。ドラマの1シーンみたいな風景です。
み「ぬわんと。
それでは、大畑線の廃業により、初めて本州最北端の駅となったわけだな」
客「そうなんですが……。
大畑線があるうちから、最北端を名乗ってたんです」
み「なじぇに?
詐称ではないか」
客「大畑線は、1985(昭和60)年、下北交通に移管されたでしょ。
で、下北駅に、『JR東日本の「てっぺんの駅」』という看板が掲げられたわけです」
み「せこ」

↑看板はセコいですが、駅舎は風情があります。
客「2001(平成13)年からは、名実ともに最北端になりました」
み「そんなに、最北端にこだわりたいのかね?」

↑どんなに頑張っても、ここには敵いませんが。北極点です。腹立つ寒さでしょうな。
客「青森県民は、そうみたいですね。
実は、終点の『大湊駅』も名乗ってるんです」

↑こちらは、風情を保ってます。古くからある民宿みたいですね。
み「なんでよ?
『下北駅』の方が北なんでしょ?」
客「『下北駅』は、北緯41度16分48秒。
『大湊駅』は、北緯41度16分40秒。
わずか、8秒ですが、『下北駅』が北です」

み「8秒って、距離にしてどれくらい?」

↑1秒は、3,600分の1度ということです。
客「緯度の1秒が約31メートルですから……。
250メートル弱ですかね」
み「明確に違うではないか。
なんで名乗れるわけよ」
客「『てっぺんの終着駅』と名乗ってるんです」

み「せこー。
瀬古利彦」

↑失礼。こちらは楽太郎(現・円楽)でした。
客「あなたも古いですね」
み「なぜか、年寄りとばかり話が合う。
おかげで、うちのブログの読者は、ジジイばっかりじゃ」

↑ブログ閲覧時の想像図。見たら死ぬで。
み「デイサービスに通ってるのまでいる」
客「はっはっは。
時代ですね。
デイサービスに通う人が、パソコン使うんだから」

↑パソコンサロンのあるデイサービス。もちろん、デイの利用者が使うのです。
み「まさしく。
でも、なんで青森県は、そんなに最北端にこだわるかね。
北に北海道があるのに」

↑北斗市のゆるキャラ『ずーしーほっきー』。む、無敵……。北斗市のホームページからは、画像データがダウンロードできます(こちら)。何考えてんねん。
客「本州で最北端ということにこだわりたいんじゃないですか」
み「それは、ひょっとして、北海道は蝦夷の国で、本土じゃないという差別ではないか?」

客「そんなつもりはないでしょう」
み「わかった。
ブラキストン線で線引してるわけだ」

客「そんなつもりは、もっと無いと思います」
み「ちなみに、本州最北端ってどこ?
あ、竜飛岬か」

客「ぜんぜん違いますよ。
下北半島が突き出してるでしょ。
大間崎です」

み「じゃ、『津軽海峡冬景色』の歌詞はどうなるわけ?」
↑もう一度、どうぞ。わたしは、洋装の方が好きです。
み「“ごらん あれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす”とあるではないか」

↑日本公開は、1983(昭和58)年。なんと、33年も前です。少年を演じたヘンリー・トーマスは、現在44歳。
み「あれは、嘘なわけ?」
客「嘘じゃないでしょ。
実際、竜飛岬で本州が終わってるんですから。
“ごらん あれが竜飛岬 本州最北端と 見知らぬ人が指をさす”と歌ってれば嘘ですけど」

み「音数が合わんではないか。
そもそも、なんで見知らぬ人が、わざわざ指をさすわけ?」
客「わたしに聞かないでください」
み「その前に、“北へ帰る人の群れは 誰も無口で”とあるではないか」

↑最近、犬の散歩をしてる人を見かけなくなりました。
み「知らない人に話しかけるってのは、全然無口じゃないぞ」
客「そういう人もいるでしょ」
み「“誰も”と言ってるではないか」
客「なんでわたしに絡むんです。
やっぱり、飲んでるんじゃないですか?」

客「阿久悠さんに聞いて下さいよ」

↑シングル売り上げ枚数、6,831万9,000枚。
み「あんた、ちょっと死んで、あの世で聞いてきてくれるか?
でもって、夢枕に立って教えちくれ」

↑何しに出てきたか、忘れてる幽霊がいるそうです。案外、向うも緊張してるのかも。
客「バカ言わないでください」
み「早い話、これはナンパですな」

↑ナンパされたい女性は、7月8日、街に出陣しましょう。
み「若い女の1人旅で、しかも明らかに楽しい旅ではない」

↑京都のようです。
み「これは付け入るチャンスだと。
下心が見え見えじゃ」

↑指圧の心は下心。
客「はいはい」
み「なんじゃ、そのあしらうような言いざまは。
まるでわたしが、頑是ない酔っぱらいみたいではないか」

客「違うんですか」
み「今日はまだ、1滴も飲んでおらんわい。
そういえばこの歌詞、まだ気に入らぬところがある」
客「どこですか?
名曲じゃないですか」
み「さては、小料理屋で歌いあげてるんじゃないか?
はた迷惑な」

↑こんなところで歌われたら、大迷惑。
客「小料理屋で歌える曲じゃないでしょ。
唸らなきゃなりませんから」
み「皿小鉢が飛んでくるわ」

↑京都の陶芸工房。お皿を、コンクリート壁にぶつけて割れるそうです(6枚・2,000円)。
客「どこが気に入らないんです?」
み「“こごえそうな鴎見つめ 泣いていました”」

↑撮影場所は不明です。同じ方向を向いてるのは、風に背を向けているからでしょう。
客「ここのどこがおかしいんです?」
み「カモメなんかダウンジャケット着てるようなものだろ」

↑23,200円(こちら)。
み「凍えるわけないわい。
第一、羽根があるんだから、もし凍えそうなら、もっと南に行けばいい」

↑南への風って、北風ですよね。
み「日本列島、ずーっと海岸線に沿って南に行けるんだから、気楽な旅暮らしが出来ると思うがね」

↑ハンバーグを食うカモメ。太り過ぎじゃね?
み「冬になったら、海岸線を徐々に南下していって……。
真冬は、九州あたりで過ごすわけ」

↑このキャラのデザインで特筆すべきは、“目”だと思います。
み「で、春から夏にかけては、花を追いかけて北上する。
渡り鳥みたいに、1日で何百キロも飛ぶ必要はないんじゃ」

↑オオヒシクイは、時速100キロで10時間連続して飛べるそうです。ひと飛び、1,000キロです。
み「せいぜい、10キロくらい飛んだら、その場で遊び暮らす」
↑ボールで一人遊びするカモメ。知能が高いんでしょうね。
み「それでも、3ヶ月あれば、900キロも移動できるではないか。
気楽な稼業じゃ」

客「やっぱり、カモメにも縄張りがあるんじゃないですか?」

客「人の土地に行ったら、ゆっくり休んでなんかいられないんですよ」
み「縄張りで思い出した」
客「また、話が飛ぶわけですね」
み「カモメのように」

↑渡辺真知子『かもめが翔んだ日』。
客「迷鳥ですよ」
み「しゃべってもいいか?」
客「どうぞ」
み「死んでも知らんぞ」

客「何でですか!
ほんとに酔ってるでしょ」
み「自らの話に酔ってる」

↑この人も、自己陶酔型じゃないでしょうか。
客「病気ですよ。
先生、どうにかしてください」
あれ、ズルいな。
寝ちゃってるや」
み「狸寝入りかも知れんぞ」

↑体型は、完全にタヌキ化してます。
客「爆睡中に見えますが」
み「ティッシュ、持っとるけ?」
客「持ってますよ」
み「野糞をするためか?」

客「違いますよ!
何てこと言うんですか。
ティッシュくらい、身だしなみでしょ」

み「1枚、出してみ」
客「鼻でもかむんですか?」
み「こよりを作るのじゃ」

客「は?」
み「こより、知らんか?」
客「知ってますよ。
紙を捻って細い紐状にしたものでしょ。
そんなの作って、どうするんです?」
み「その先を、この先生の鼻の穴に挿しこむのじゃ」

客「何のためにそんなことするんです?」
み「狸寝入りかどうかの判別が出来る」

↑へぶしっ!
客「……」

み「その無言の意味を問いたい」
客「バカバカしくて、しゃべる気にもならんのです」
み「それでは、話を続ける」
客「続けますか」
み「大阪の会社の人が、新潟に出張に来ての」

↑『タケちゃんマン』で短命に終わったキャラ、『サラリーマン』。
客「はぁ」
み「気のない相槌じゃな」

客「縄張りの話なんですよね?」

↑これは、建築現場での“地縄張り”。この後、地鎮祭が行われます。
み「もちろんじゃ」
客「一応確認しておかないと、話の筋道が、さっぱりわからなくなりますから。
大阪から出張して来た人が、どうしたんですか?」
み「新潟の街を歩きながら、とても清潔だと言っておった」

↑信濃川沿いの『やすらぎ堤』から、柳都大橋を望む。高層ビルは、『ホテル日航新潟』。
客「すでに、筋道を見失いました」

↑CGではなく、福島県に実際にあるようです。予算が無くなったみたいです。ほんまか?
チミが、問題を遮ったんじゃ」
客「反則でしょ」

↑いや~ん。前袋が外れると“不浄負け”となりますが、後ろは大丈夫だそうです。
客「四択って言ったんだから」
み「頑是ないヤツ」

↑自分の子供がこういうことをしたら、間違いなく捨てて帰ると思います。
客「普通、抗議しますよ。
いかがです、先生?」
律「こういうのと、まともにやり合うというのが、そもそもの間違いです」

↑夏木マリ『絹の靴下』。1973年(昭和48年)の作品。作詞は阿久悠。日本の歌謡曲が、一番元気だったころですね。
客「……確かに」

み「抗議は却下。
講義を進める」
客「どうぞ」

み「投げやりになってどうする」

↑これは、やり投げ。
客「ならざるを得ませんでしょ」
み「最終氷期における海面低下は、最大で約130メートルじゃ。
次の試験に出すから」

↑「試験に出すから」と言うときの教師の顔。
客「もういいです」
み「投げたらあかん!」

↑お馴染みの光景ですが……。九州場所では見られません。九州場所のマス席では、4枚の座布団が繋がってるからです。
↓こんな塩梅です。

客「進めてください」
み「ノリの悪いヤツ」
客「十分、ノリすぎました」

↑ゴーゴーを踊る星飛雄馬。
客「反省してます」

↑練習中でしょうか。
み「続いて、第2問」
客「いりません!」
み「生徒が問題を拒否してどうする」

↑ホラーのようです。
客「生徒じゃありませんから」
み「良いか。
最終氷期における海面低下がわかっただけでは、何の意味もないのだぞ。
津軽海峡の深さとの比較が大切なんじゃ」

客「降参ですから、答えを言ってください」

み「気力が足りん!」

↑幻想です。
客「精も根も尽き果てました」

み「足腰の弱いやつ」
客「足腰は関係ありません」
み「足腰を鍛えに鍛えて癌で死に」

客「何ですか、それは?」
み「山川阿茶先生の川柳です」

↑この人のことではありません。
み「言っておくが、花菱アチャコとは違うぞ」

↑吉本興業の漫才師。大正から昭和にかけて活躍しました。
客「よくそんな芸人の名前、知ってますね。
筋肉野郎を皮肉ってるわけですか?」

↑もちろん、ステロイド使ってます。
み「未熟!」

↑宮本武蔵の奇襲を、鍋の蓋で受け止める塚原卜伝(ぼくでん)。有名な逸話ですが、この2人は同時代の人ではないので(武蔵の生年は、卜伝の死後)、まったくの作り話です。
客「川柳なんて、知りませんから」

↑1987年にスタートした『サラリーマン川柳(第一生命)』。これまでの投句数は、104万句だとか。
み「この阿茶先生は、文字どおりの先生なの。
すなわち、女医さん。
大正8年に東京女子医大を卒業しておられる」

↑なんでこんなに男がいるのかと思ったら、大学院は男女共学なんだそうです。
客「そのころの癌は、まさしく死病だったでしょうね。
でも、女医さんなら、余計不謹慎じゃないですか?
身体を鍛えてる人を馬鹿にしてるみたいで」

↑ネコと一緒にエクササイズ(ネコはいい迷惑)。↓
み「だから、未熟者と言っておる。
そんな、上っ面な句ではないわ。
人生の無常を詠んでおる」

↑『諸行無常』は、仏教の根本思想。この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないということ。
客「はぁ。
また、話がずれてますけど」
み「忘れておらんわい。
津軽海峡の深さの話じゃ」

み「生徒がだらしないので、講義を進める。
最終氷期における海面低下は、130メートル。
しかるに!
津軽海峡の底は、深さが140メートル」

↑その100メートル下を、青函トンネルが通ってます。
み「つまり、津軽海峡の中央部には、大河のような水路部が残ったのじゃ」

↑130メートル海面低下のシミュレーション図。北海道は大陸と地続きになりますが、津軽海峡は残ってます。
み「おわかり?
すなわち、動物は渡れないの」
客「でも、樹の幹とかに乗って、漂流することだってあるでしょ」

み「パカモン!
津軽海峡の潮流を知らんのか!
今の広さがあっても、最大、秒速1.5メートルもあるのじゃ」

↑アイルランド人スイマーが、横断を試みたそうです(赤矢印が予定ルート)。残念ながら、潮流が強すぎて失敗。
客「時速にして、5.4キロ。
人が早足で歩くほどの速さじゃ。
これが、川のように細かったら、速さはどれほどのものになるか」

↑『闘竜灘(兵庫県加東市)』に、明治時代に掘られた水路。舟はこの水路を通ることにより、激流を避けることができました。
み「おそらく……。
マッハ3にはなる」

↑ナンバーが『5』なのは、『Go』とかけてるのか?
客「なるわけないでしょ!」
み「そこまではいかんにしてもじゃ。
氷河期の狭い津軽海峡は、激流に近い流れだったはず。
そんなところに丸太が落っこちたら、あっという間に海のもずくです」

↑もずくは、なかなか美味しいものに当たりませんが、美味しいものは、驚くほど美味しいです。
客「藻屑でしょ」

↑磯野家の先祖だそうです。幕末の人だとか。お盆のころ、波平の夢枕に登場します。
み「てなわけで……。
津軽海峡を境に、北海道と本州の生物相が異なるわけじゃな」

客「たとえば、どんな動物です?」
み「ブラキストン線を北限とする種はツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンザル、ライチョウ、ヤマドリ、アオゲラ。
逆に、この線を南限とするのが、ヒグマ、エゾシカ、エゾシマリス、ミユビゲラ、ヤマゲラ、シマフクロウ、ギンザンマシコなどである。
また、タヌキ、キツネ、ニホンリスはこの線の南北でそれぞれ固有の亜種となっている」

↑大間崎にある説明板です。
客「コピペですね」

↑コピーロボットみたいです。Tシャツにプリントされた“CTRL+C”“CTRL+V”は大変有効です。ぜひ覚えましょう。あと、“CTRL+A”もね。
み「ちなみに、これを提唱したのは……。
イギリスの動物学者、トーマス・ブラキストンじゃ。
幕末から明治にかけて、日本に滞在した」

↑函館山にある説明板。
客「でも、納得出来ないなぁ」
み「どこがじゃ?」
客「動物はわかりますよ。
クマとかシカとか」

↑シカは木に登らないと思います。ついでに、キツネも。
客「でも、なんで鳥まで、種類が違うんですか?
鳥には、羽根があるでしょ」

↑コウロコフウチョウの求愛ディスプレイ。変態がコートの前を広げてるようにも見えます。
客「津軽海峡は、今よりずっと狭かったはずですよ。
ひとっ飛びでしょ」

↑鳥に高所恐怖症は、いるんでしょうか?
み「寒すぎて、飛べなかったんじゃないの?」

↑2015年初頭、アメリカを襲った寒波。動物園のペンギンが、屋内に退避させられたそうです。
客「どうして、寒いと飛べないんです?」
み「羽根を広げたら、体温を奪われるではないか」

↑栃木県羽田沼。氷上です。どうして、もう少し南に行かないんですかね。
客「それは、住んでる場所でもそうでしょ。
ヤマゲラが飛べなかったら、生きていけませんよ」

↑ヤマゲラ。けっこう大きいです。自動車に接触してしまったようです。
み「わたしに聞くでない。
ブラキストンに聞いてくれ」
客「都合の悪いことは、人のせいですか」
み「ところで、ブラキストン線が歌詞に入った名曲があるのを知っておるか?」
客「知りません。
こんな特殊な用語、どんな歌に使えるんです?
生物学部の部歌ですか?」
み「生物学部なんて部があるかい。
理学部じゃろ」

↑“応用”が付きますが、生物学部がありました。東京工科大学です。
客「じゃ、理学部生物学科ですか」

↑ホタルイカの研究をするんでしょうね。
客「科歌になるのかな」
み「そんな水戸黄門の高笑いみたいな歌があるかい」
客「何です、それ?」
み「カーッカッカッカ」

客「古いですね。
東野英治郎じゃないですか」
み「やっぱり、水戸黄門といえば、この御方しかおらん。
道で行き会ったお年寄りが、その場に土下座したことがあるという」

↑若きもすなり。
客「ホントですか」
み「聞いた話じゃ
でも、あれだけイメージが固まっちゃったら……。
ほかの役とか出来なかったろうね」

↑別の役、ありました(『女7人あつまれば(1982年)』)。特別出演ですが。
客「悪役は難しいですよね。
ところで、何の歌なんですか?」
み「おぉ、そうじゃ。
北海道新幹線の開通を記念した『カムイの風』という曲です」
客「知りません」
み「たわけ者!
↓『ニコニコ動画』に、ちゃんと載っておるわ」
客「ははぁ。
北海道新幹線は、青函トンネルで津軽海峡を渡りますね」

み「左様」
↓北海道側の入口がある今別町には、こんな神社が。地元住民が、自費で設置したとか。

客「歌ってみてください」
み「♪ふかーさ、にひゃーくよんじゅーめーたー」
客「何でそんなに音が高いんですか。
声がひっくり返ってますよ」

↑わたしは、すべて当てはまる気がする。
律「はた迷惑よ。
恥ずかしい女ね。
みんな振り返ってるじゃないの」

↑振り返る画像を探してたら、妙なものを発見。なんだと思います? 腹踊りの反対。背中に顔を描いて、前屈してるのです。アメリカで流行ってるんだとか。
み「初音ミクの音程じゃから、仕方ないの」

み「超音波一歩手前の高音じゃ」

客「人が歌えないじゃないですか」
み「♪たっぴのうなそこにー」
律「やめなさいって」

↑わかっちゃいるけどやめられない。
み「♪さんせんきじょうは、ひかーりかがやく、しろーがねーのやー」

律「叫ばないで」
み「ノドから血が出そうじゃ」

客「静かに歌ってくださいよ」
み「高音が出せないじゃろ」

客「まだ出てこないんですか?
ブラキストン線」
み「次に出るわい。
♪ブラキストンせん、つらぬきーわたる、せいかんとんねる」
客「こんな歌詞、知識がなければ、理解できないでしょ」
み「わからなければ、調べれば良いのじゃ。
人間、一生勉強です」

客「また、正論を言う」
さて、みなさんはもう、お聞きになりましたか?
名曲『カムイの風』。
ぜひ、お聞きください。
動画と歌詞のページは、こちらになります。
み「今、どのあたりじゃ?」
客「わたしも、大湊線に乗りながら……。
これほど、車窓を見なかったのは初めてです。
どうやらもう、『むつ市』に入ったようです」
↑『有畑』と『近川』の間で、『むつ市』に入ります。
み「確か、『むつ市』って、日本最初のひらがな名の市だよね」

↑面積は、864.2 km2で、佐渡ヶ島よりデカいです。
客「よくご存知ですね。
ここまでには、いろいろ変遷がありましてね。
まず、昭和34年9月に、 下北郡の『田名部町』と『大湊町』が合併し……。
『大湊田名部(おおみなとたなぶ)市』となりました」

み「長すぎだろ」
客「当時、5文字という表記は、日本一長い市名でした。
読み仮名の8文字というのも……。
『大和郡山(やまとこおりやま)市』と並んで日本一の長さでした」

↑こちらは、現存してます。福島県郡山市と区別するため、“大和”を冠したそうです。
客「その後、文字数では、『かすみがうら市』『つくばみらい市』が6文字で並んでます」
み「『霞ヶ浦市』『筑波未来市』なら、3文字と4文字でないか」
客「全部ひらがななんですよ。
どちらも」

↑どちらも茨城です。張り合ってる?
み「インチキじゃないか。
読み仮名の方はどうなんじゃ?」
客「その後に出来た『南九州(みなみきゅうしゅう)市』の9文字が日本一です」

↑『南九州市』は、イマイチ味わいのない市名ですね。いっそ、『さつまいも市』とかはどうです?
み「小さい“ゆ”が2つも入ってるではないか」
↑“キャ”“ショ”“ニュ”“クヮ”などのように、ヤ・ユ・ヨ、またはワの小さい字を添えて書き表されるものを、拗音(ようおん)と云うそうです。初めて知ったわい。
み「事実上、7文字じゃ。
9文字とは認定できん」
客「あくまで、文字の数ですから」
み「でも、ま、長い方に固執せんで、『むつ市』にしてしまったのは利口じゃの」

↑標識も見やすいですね。
客「『大湊田名部市』じゃ、住所を書くのが大変です。
覚えてもらえないでしょうし」

↑長い住所と云えば、京都。めんどくせー。
み「いつ、『むつ市』になったわけ?」
客「昭和35年8月です」

↑ダッコちゃん人形がブームになった年。この人形の、どこが受けたんですかね?
み「すぐではないか」
客「11ヶ月後ですね」
み「よほど、市民からのブーイングが大きかったんじゃろ。
陸奥湾に面してるから、『むつ市』というのは、実にわかりやすい」

↑神宮球場でのイベント。日付けに深い意味は無いようです。
み「でも、なんで平仮名にしたのかね?」
客「やっぱり、漢字だと、読み間違えられると思ったんじゃないですか?
“みちのく”とも読めますし」

↑黄色い部分が、陸奥国。巨大な地域でした。
み「なるほど」
客「その後、相撲取りで陸奥嵐(むつあらし)という幕内力士が出ましたけどね。
関脇までなりました。
昭和40年代だったかな」
み「知らんわい。
しかし今では、ひらがな市は、ぜんぜん珍しく無くなったな」
客「さいたま市なんて、政令指定都市まで出来ましたからね」

↑広島市や仙台市より大きいとはびっくり。
客「『むつ市』が最初だって知ってる人も少ないんじゃないですか」
み「それじゃもう、これが一番ってものはないの?」
客「あります。
『下北駅』です」

↑2010年に建て替えられ、風情ゼロになりました。建売住宅みたいです。こんなこと書くと、地元の利用者には怒られるでしょうね。
客「本州最北端の駅なんです」
み「『下北駅』って、陸奥湾に面してるよね」

み「てことは、その北側には、ぜんぜん駅がないってこと?」
客「昔はあったんですよ。
津軽海峡側まで抜ける大畑線が」

客「最初は、国鉄の路線でしたが……。
1985(昭和60)年、下北交通に移管されます。
下北交通はそれまで、下北バスというバス会社だったんです。
大畑線を引き継ぐことになって、下北交通に改称しました」
み「純粋なバス会社が、鉄道を引き継ぐって、珍しいんじゃないの?」

↑昔の写真かと思ったら、2011年撮影でした。時が止まってるようです。
客「ほかには無いんじゃないですか」
み「ノウハウも持ってなかったでしょうに」
客「ですよね。
バス事業で関係のあった京浜急行から指導を受けたようです」

↑わたしにとって、ほとんど馴染みのない鉄道です。どこを走ってるんでしょう。
客「でも、その路線も、2001(平成13)年に廃止になりました」
み「わずか、15年あまりではないか」
客「車両や施設が老朽化してしまいましてね」

↑『大畑線』の機関車、ではありません。
客「新しくする余力は無かったようです」
み「それで、『下北駅』が、最北端に返り咲いたってわけか」
客「いえ、返り咲きじゃないです。
初めてですよ」
み「でも、大湊線の方が、開業は先でしょ?」
客「大湊線の開業は、確か1921(大正10)年です」

↑開業90年は、2011年。もう少しで、100年ですね。
み「ほれ、見なさい。
大畑線は、その後でしょ?」
客「1939(昭和14)年です」

↑『大畑駅』跡に残る駅名標。10年くらい前の撮影のようです。今でも残ってるんでしょうか。
み「その間、28年間は、下北駅が最北端だったんじゃないの?」
客「それが、そうじゃないんです。
大湊線が開通したとき、下北駅は無かったんです。
下北駅は、大畑線の分岐駅として作られたんです。
つまり、下北駅の開業は、大畑線の開業と同時です」

↑大畑線『田名部駅』。1976(昭和51)年早春。ドラマの1シーンみたいな風景です。
み「ぬわんと。
それでは、大畑線の廃業により、初めて本州最北端の駅となったわけだな」
客「そうなんですが……。
大畑線があるうちから、最北端を名乗ってたんです」
み「なじぇに?
詐称ではないか」
客「大畑線は、1985(昭和60)年、下北交通に移管されたでしょ。
で、下北駅に、『JR東日本の「てっぺんの駅」』という看板が掲げられたわけです」
み「せこ」

↑看板はセコいですが、駅舎は風情があります。
客「2001(平成13)年からは、名実ともに最北端になりました」
み「そんなに、最北端にこだわりたいのかね?」

↑どんなに頑張っても、ここには敵いませんが。北極点です。腹立つ寒さでしょうな。
客「青森県民は、そうみたいですね。
実は、終点の『大湊駅』も名乗ってるんです」

↑こちらは、風情を保ってます。古くからある民宿みたいですね。
み「なんでよ?
『下北駅』の方が北なんでしょ?」
客「『下北駅』は、北緯41度16分48秒。
『大湊駅』は、北緯41度16分40秒。
わずか、8秒ですが、『下北駅』が北です」

み「8秒って、距離にしてどれくらい?」

↑1秒は、3,600分の1度ということです。
客「緯度の1秒が約31メートルですから……。
250メートル弱ですかね」
み「明確に違うではないか。
なんで名乗れるわけよ」
客「『てっぺんの終着駅』と名乗ってるんです」

み「せこー。
瀬古利彦」

↑失礼。こちらは楽太郎(現・円楽)でした。
客「あなたも古いですね」
み「なぜか、年寄りとばかり話が合う。
おかげで、うちのブログの読者は、ジジイばっかりじゃ」

↑ブログ閲覧時の想像図。見たら死ぬで。
み「デイサービスに通ってるのまでいる」
客「はっはっは。
時代ですね。
デイサービスに通う人が、パソコン使うんだから」

↑パソコンサロンのあるデイサービス。もちろん、デイの利用者が使うのです。
み「まさしく。
でも、なんで青森県は、そんなに最北端にこだわるかね。
北に北海道があるのに」

↑北斗市のゆるキャラ『ずーしーほっきー』。む、無敵……。北斗市のホームページからは、画像データがダウンロードできます(こちら)。何考えてんねん。
客「本州で最北端ということにこだわりたいんじゃないですか」
み「それは、ひょっとして、北海道は蝦夷の国で、本土じゃないという差別ではないか?」

客「そんなつもりはないでしょう」
み「わかった。
ブラキストン線で線引してるわけだ」

客「そんなつもりは、もっと無いと思います」
み「ちなみに、本州最北端ってどこ?
あ、竜飛岬か」

客「ぜんぜん違いますよ。
下北半島が突き出してるでしょ。
大間崎です」

み「じゃ、『津軽海峡冬景色』の歌詞はどうなるわけ?」
↑もう一度、どうぞ。わたしは、洋装の方が好きです。
み「“ごらん あれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす”とあるではないか」

↑日本公開は、1983(昭和58)年。なんと、33年も前です。少年を演じたヘンリー・トーマスは、現在44歳。
み「あれは、嘘なわけ?」
客「嘘じゃないでしょ。
実際、竜飛岬で本州が終わってるんですから。
“ごらん あれが竜飛岬 本州最北端と 見知らぬ人が指をさす”と歌ってれば嘘ですけど」

み「音数が合わんではないか。
そもそも、なんで見知らぬ人が、わざわざ指をさすわけ?」
客「わたしに聞かないでください」
み「その前に、“北へ帰る人の群れは 誰も無口で”とあるではないか」

↑最近、犬の散歩をしてる人を見かけなくなりました。
み「知らない人に話しかけるってのは、全然無口じゃないぞ」
客「そういう人もいるでしょ」
み「“誰も”と言ってるではないか」
客「なんでわたしに絡むんです。
やっぱり、飲んでるんじゃないですか?」

客「阿久悠さんに聞いて下さいよ」

↑シングル売り上げ枚数、6,831万9,000枚。
み「あんた、ちょっと死んで、あの世で聞いてきてくれるか?
でもって、夢枕に立って教えちくれ」

↑何しに出てきたか、忘れてる幽霊がいるそうです。案外、向うも緊張してるのかも。
客「バカ言わないでください」
み「早い話、これはナンパですな」

↑ナンパされたい女性は、7月8日、街に出陣しましょう。
み「若い女の1人旅で、しかも明らかに楽しい旅ではない」

↑京都のようです。
み「これは付け入るチャンスだと。
下心が見え見えじゃ」

↑指圧の心は下心。
客「はいはい」
み「なんじゃ、そのあしらうような言いざまは。
まるでわたしが、頑是ない酔っぱらいみたいではないか」

客「違うんですか」
み「今日はまだ、1滴も飲んでおらんわい。
そういえばこの歌詞、まだ気に入らぬところがある」
客「どこですか?
名曲じゃないですか」
み「さては、小料理屋で歌いあげてるんじゃないか?
はた迷惑な」

↑こんなところで歌われたら、大迷惑。
客「小料理屋で歌える曲じゃないでしょ。
唸らなきゃなりませんから」
み「皿小鉢が飛んでくるわ」

↑京都の陶芸工房。お皿を、コンクリート壁にぶつけて割れるそうです(6枚・2,000円)。
客「どこが気に入らないんです?」
み「“こごえそうな鴎見つめ 泣いていました”」

↑撮影場所は不明です。同じ方向を向いてるのは、風に背を向けているからでしょう。
客「ここのどこがおかしいんです?」
み「カモメなんかダウンジャケット着てるようなものだろ」

↑23,200円(こちら)。
み「凍えるわけないわい。
第一、羽根があるんだから、もし凍えそうなら、もっと南に行けばいい」

↑南への風って、北風ですよね。
み「日本列島、ずーっと海岸線に沿って南に行けるんだから、気楽な旅暮らしが出来ると思うがね」

↑ハンバーグを食うカモメ。太り過ぎじゃね?
み「冬になったら、海岸線を徐々に南下していって……。
真冬は、九州あたりで過ごすわけ」

↑このキャラのデザインで特筆すべきは、“目”だと思います。
み「で、春から夏にかけては、花を追いかけて北上する。
渡り鳥みたいに、1日で何百キロも飛ぶ必要はないんじゃ」

↑オオヒシクイは、時速100キロで10時間連続して飛べるそうです。ひと飛び、1,000キロです。
み「せいぜい、10キロくらい飛んだら、その場で遊び暮らす」
↑ボールで一人遊びするカモメ。知能が高いんでしょうね。
み「それでも、3ヶ月あれば、900キロも移動できるではないか。
気楽な稼業じゃ」

客「やっぱり、カモメにも縄張りがあるんじゃないですか?」

客「人の土地に行ったら、ゆっくり休んでなんかいられないんですよ」
み「縄張りで思い出した」
客「また、話が飛ぶわけですね」
み「カモメのように」

↑渡辺真知子『かもめが翔んだ日』。
客「迷鳥ですよ」
み「しゃべってもいいか?」
客「どうぞ」
み「死んでも知らんぞ」

客「何でですか!
ほんとに酔ってるでしょ」
み「自らの話に酔ってる」

↑この人も、自己陶酔型じゃないでしょうか。
客「病気ですよ。
先生、どうにかしてください」
あれ、ズルいな。
寝ちゃってるや」
み「狸寝入りかも知れんぞ」

↑体型は、完全にタヌキ化してます。
客「爆睡中に見えますが」
み「ティッシュ、持っとるけ?」
客「持ってますよ」
み「野糞をするためか?」

客「違いますよ!
何てこと言うんですか。
ティッシュくらい、身だしなみでしょ」

み「1枚、出してみ」
客「鼻でもかむんですか?」
み「こよりを作るのじゃ」

客「は?」
み「こより、知らんか?」
客「知ってますよ。
紙を捻って細い紐状にしたものでしょ。
そんなの作って、どうするんです?」
み「その先を、この先生の鼻の穴に挿しこむのじゃ」

客「何のためにそんなことするんです?」
み「狸寝入りかどうかの判別が出来る」

↑へぶしっ!
客「……」

み「その無言の意味を問いたい」
客「バカバカしくて、しゃべる気にもならんのです」
み「それでは、話を続ける」
客「続けますか」
み「大阪の会社の人が、新潟に出張に来ての」

↑『タケちゃんマン』で短命に終わったキャラ、『サラリーマン』。
客「はぁ」
み「気のない相槌じゃな」

客「縄張りの話なんですよね?」

↑これは、建築現場での“地縄張り”。この後、地鎮祭が行われます。
み「もちろんじゃ」
客「一応確認しておかないと、話の筋道が、さっぱりわからなくなりますから。
大阪から出張して来た人が、どうしたんですか?」
み「新潟の街を歩きながら、とても清潔だと言っておった」

↑信濃川沿いの『やすらぎ堤』から、柳都大橋を望む。高層ビルは、『ホテル日航新潟』。
客「すでに、筋道を見失いました」

↑CGではなく、福島県に実際にあるようです。予算が無くなったみたいです。ほんまか?
コメント一覧
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1. 分割払いハーレクイン- 2016/06/11 10:54
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東北総集編#122がUPされました
久々にご紹介したいと思います。
ただ、これまでのように「まとめて一括」(馬から落ちて落馬……だなあ)ですと時機を失する恐れがあります(ここしばらく、そうだったんですね)。
そこで、少しずつ小出し(は、おかしいか)に、ぼちぼちと(気が向いたときに)書いていきたいと思います。とびとびになりますんで、管理人さんには「ええい、うっとうしい」かもしれませんが、ご容赦。
で、えーと、現在の現場(これも、馬……かなあ)はJR東日本大湊線の車内。「み」さん、「律」センセ、「客」さんの会話が続きます。
ですが、とりあえず全体をざっと見ましたところ「律」センセが登場しない。あれえ、寝はったかな、と思ったら2度、発言がありました。何とか起きておられるようです。
はい、ということでございまして、始めの話題は相撲ネタ。
まわしの前、ちんちんを包んでいる部分を「前袋」というそうです。で、取り組み中、ここが外れると「不浄負け」。そうかあ、ちんちんって、不浄なんだ。
がんぜ‐な・い【頑是無い】
幼くてまだ是非・善悪のわきまえがない。ききわけがない。転じて、無邪気である。 (広辞苑第六版)
言い換えは「うっとうしい」「やかましい」「もう放っとくから、好きにせえ!」
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2. Mikiko- 2016/06/11 12:52
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不浄負け
本場所では、過去に2番だけだそうです。
1917年5月13日と、2000年5月13日。
奇しくも同じ日です。
後の方は、三段目の取り組みでしたから、見た人はほとんどいないでしょう。
83年ぶりの珍事は、海外にも打電されたとか。
スポーツ新聞の見出しは、『決まり手はモロ出し』。
売り切れ続出だったそうです。
5月13日を、『モロ出し』の日とかに制定したらどうでしょう。
でも、この日誕生日の人は、気の毒ですね。
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3. 粗ちんハーレクイン- 2016/06/11 18:28
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モロ出しの日
同じ事象が、同じ日付の日に起こる確率ってどれくらいなんですかね。
ちょっと似た数学上の命題に『誕生日のパラドックス』というのがあります。曰く……
「何人集まれば、その中に誕生日が同一の2人(以上)がいる確率が、50%を超えるか?」というもの。
答えは……、
366人(閏日も考えるなら367人)集まれば確率は100%になりますがしかし、その5分の1に満たない70人が集まれば確率は99.9%を超え、50%を超えるのに必要なのはわずか23人、だそうです。
さーっぱりわかりません。ほんまかいな、ですね。
ちなみに、この場合のパラドックスは“矛盾”ではなく、「結果が一般的な直観と反している」ということだそうです。
この話、わたしはA.C.クラーク『渇きの海』で知りました。
それにしてもモロちん、大きさはどれくらいだったんだろうね。案外……。
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4. Mikiko- 2016/06/11 18:38
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大きさは……
常人と同じです。
ただし太ってると、付け根が腹肉に埋もれてしまうので、見た目は小さくなります。
まわしは、洗わないそうですね。
近づきたくないです。
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5. 洗濯屋ケンちゃんHQ- 2016/06/11 22:51
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↑歴史的裏ビデオです。
史上初めて出回った……かな。
>まわしは洗わない
まったく洗わないわけじゃないです。
テレビで見たことありますが、屋外のコンクリの上にまわしを広げ、水を掛けながらデッキブラシで擦っていました。
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6. 分割払い2回目HQ- 2016/06/13 16:19
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東北総集編#122のご紹介第2弾
『絹の靴下』カラオケ(だよね)画像
エロいよ、夏木マリ姐さん。
あ、ご本人じゃないのかなあ。
やり投げを投げやりにやるやくみつる
↑川柳でも、早口言葉でもありません。
試験に出すからな
定期試験の前の教師の定番セリフ。
まあ、勉強させるためだからこれでいいんだろうけど、本番の入試ではそうはいかんよね。
投げたらあかん
と云って投げん奴はおりまへん。番狂わせ座布団。
4枚繋がりは九州場所のマス席座布団。そんな嫌がらせかんけーないわ、安い席座布団
ついでに、
♪なめたらあかん~、は天童よしみ。
ゴーゴー飛雄馬
何ともかんともですがしかし、この後、見事にサマになっていきます、飛雄馬のゴーゴー。さすが一流のスポーツ選手。
反省猿
日光さる軍団は健在のようです。
『当節怪談事情 拒否する教室』
タイトル、長すぎ。まあ、前半はサブタイトルだけど。
それにしても赤川次郎、いっこも読んだことないけど、面白いのかね。そうは思えんのだが、食わず嫌いかなあ。
津軽海峡の地図
『東北』を読むまでは ♪ここは地の果てアルジェリア、だったけど、それは失礼だよね。
降参ですフィギュア
は、アルジェリアの、じゃなくてどこの国だっけ、この下士官。どこかややこしいとこ、セルビアだったかな。
>精も根も尽き果てました
♪力も尽き果て呼ぶ名は父母~
阿茶の局
以前、この人と、お茶々さんこと淀君とを混同していてね。徳川と豊臣をごっちゃにしてどーする、てなもんや三度笠。
さらに、家康の側室には茶阿の局ってのもいてね、阿茶さんと同年代。まあ、ややこいのなんの。
>花菱アチャコとは違うぞ
ちょっと苦しいな。
それにしても「アチャコ」って、どういう意味なんだろうね。
はい、ということでございまして、この続きは次の第3弾に続きます(日本語、変)。
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7. Mikiko- 2016/06/13 18:26
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続くんかい
もう、誰も読まんぞ。
そもそも、すでにネタ自体忘れてしまっておる。
覚えてるのは、試験に出すネコの顔だけじゃ。
あ、飛雄馬のゴーゴーも、覚えてた。
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8. ♪忘れ、ないわーHQ- 2016/06/13 22:20
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↑ペギー・マーチ『忘れないわ』
>忘れてしまっておる
だから改めてコメするのではないか。
しかし今回感じたんだけど、以前の一気掲載より、ずっと読みやすくなったんでないかい。
はい、ということでございまして、しつこいようですが次の第3弾を乞う、ご期待。