Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 1988

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2016.4.30（土）

「それじゃ、一気に本道を行きましょう。
　もちろん、性器による結合です。
　先ほど申しましたとおり、女性がオーガズムを迎える瞬間……。
　酸性の膣内に、アルカリ性の物質が放出されます。
　すなわち、膣内は中性に近い状態になり……。
　精子にとって、最適な環境が作られるのです。
　放出された精子は、元気な状態なまま、奥さんの子宮を目指して殺到することが出来ます。
　妊娠の確率は、とても高くなるでしょう」

　居並ぶ参加者たちの顔に、真剣味が増した。

「そのためには、男性陣には努力していただかなければなりません。
　すなわち、奥さんのオーガズムを確認してから射精すること」

　史恵さんがこう告げた瞬間、女性陣は目力を込めて強く頷いた。
　それに反し、男性陣の頭は、ことごとく垂れ下がった。

「どうやら、男性陣にとって、これは高いハードルに思えるみたいですね。
　でもそれは、これまでの方法が間違ってたからかも知れませんよ。
　それでは……。
　自分だけ先にイッてしまわないで、奥さんをオーガズムに導く方法をお教えしましょう。
　まずそのためには、これまでの講義にあったように、丁寧な前戯を行うことが大事です。
　できるだけ奥さんを追い詰めてから挿入するのです。
　よろしいですね。
　じゃ、笹川さん、後ろに下がって」

　マット縁の枕にお尻を乗りあげていた佳代ちゃんが、うなぎさながらに身をくねらせた。
　マットの枕を蹴って、中央部まで身を滑らせる。
　史恵さんが枕を跨ぎ、佳代ちゃんを追った。
　それを迎えるように、佳代ちゃんの両脚が、再び開く。
　両手の平が、腿裏を掬い取った。
　参加者全員が、促される前に、立ち位置を移動していた。
　マット中央を囲んでしゃがみこむ。

「どうぞ、楽な姿勢を取ってください。
　床に胡座をかいていただいて結構です」

　男性陣が促されるまま、床に腰を下ろした。
　村井さんのご主人が、胡座をかこうとして、後ろにバランスを崩した。
　股関節が硬いようだ。
　幸い、後ろ手を付くことが出来たので、ひっくり返らずに済んだ。
　その代わり、膝が持ちあがり、バスローブの裾が捲れた。
　むろん、ローブの下には何も着けてない。
　陰茎がまろび出た。
　すでに勃起していた。

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コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2016/04/30 08:08
- 男女産み分け
  　膣内環境が酸性かアルカリ性かで、男女を産み分けることができるという説があるそうです。
  　Ｘ染色体で女の子になるＸ精子は、酸性に強くアルカリ性に弱い。
  　Ｙ染色体で男の子になるＹ精子は、アルカリ性に強く酸性に弱い。
  　これからいくと、女性がオーガズムに達した性交では、男の子が生まれやすいということになります。
  　こんなことを考えながら、道行く子供連れの夫婦などを見ると……。
  　いろんなことを想像してしまいそうです。

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  2. 待ってました！HQ
- 2016/04/30 11:39
- >一気に本道を行きましょう
  　史恵さんのセリフですが“一本道”に見えちゃいました。
  　有名なエロサイト。「いっぽんどう」と読むようです。
  　で……舞台はマット中央に移動。
  　全員が「立ち位置移動」し、「マット中央を囲」む、と。
  　ストリップで言いますと、まさにかぶりつきですね。
  　演し物は佳代・史恵ペアの白白ショー。観客の掛け声は……とりあえず、無し。