2026.7.29(水)
まずは、安青錦関。
3回目の優勝、おめでとうございます。
そして大関復帰、おめでとうございます。
脚に怪我を負いながらの優勝。
立派でした。
その一言です。
8日目に負傷した左脚親指の怪我は、爪が浮きあがるほどのものだったそうです。
トイレに行くことすら大変だったとか。
それでも出続けたんですからね。
わたしは、10勝した段階で休場するんじゃないかと思ってました。
とんでもなかったです。
最後まで取り切ったうえ、優勝決定巴戦を勝ち抜いての賜杯です。
千秋楽は、3番取ったんですからね。
母国ウクライナでは、同世代の若者が戦場で命を落としてます。
それを考えたら、脚が痛いくらいで休むなんて、考えられなかったのかも。
安青錦は、徴兵義務が課される18歳を前にしての来日でした。
本人としては、母国の若者に対する負い目のようなものもあったんじゃないですか。
覚悟のし方が、ほかの力士とは一線を画してるのも当然かも知れません。
↓関脇陥落した場所で、10勝以上して大関に復帰した力士の一覧です。
+++
1976名 三重ノ海10-5
2000初 貴ノ浪 10-5
2000秋 武双山 10-5
2004名 栃 東 10-5
2005初 栃 東 11-4
2019夏 栃ノ心 10-5
2019秋 貴景勝 12-3
2026名 安青錦 12-3
+++
大半が、ギリギリの10勝での復帰。
12勝したのは、前回の貴景勝と安青錦だけ。
優勝したのは、今回の安青錦が初めて(貴景勝は優勝決定戦で負け)。
しかし気になるのは、復帰した後の成績。
横綱になったのは、最初の三重ノ海だけです。
果たして安青錦は、2例目となれるでしょうか。
身体が小さいですからね。
自分十分になれなかったときは苦しいです。
どうしても、1場所に2,3番は落としてしまいます。
2場所続けて優勝するのは、そうとう大変だと思います。
それと、もう一つ懸念されるのが、怪我。
この人、足首が硬いのかも知れません。
とにかくしばらくは、怪我の回復に専心してほしいです。
夏巡業は、休んでもいいんじゃないですか。
あと、取り口について。
舞の海さんが、安青錦の頭の付け方について言及してました。
「安青錦は頭のてっぺん、むしろ後頭部に近いところをつける」。
なるほどと思いましたね。
安青錦は、首の筋力や背筋力がそうとうに強いんじゃないでしょうか。
つまり、相手の胸につけた後ろ頭で、相手を持ちあげるようにしてるのでは?
上へのベクトルをかけてるので、はたきや引きにも対応できるわけです。
ま、これは素人考えですが。
しかし、「心技体」の「心」「技」については、すでに横綱以上でしょう。
問題は、怪我を含めての「体」。
↑の10勝で大関復帰したリストにある、武双山と栃東。
彼らが横綱になれなかったのは、怪我が原因でした。
特に平成の怪物と呼ばれた武双山は、足の親指の怪我に泣きました。
安青錦も、同様な体質を持ってるんじゃないでしょうか。
最近はテーピングのスキルも進んでるでしょう。
そうした分野の最新技術も取り入れてほしいものです。
さて。
恒例の、幕内十両の入れ替え予想に進みたいところですが……。
そのためには、来場所の幕尻の枚数を確定させなければなりません。
すなわち、三役以上の人数を算出する必要があります。
なので講評も兼ねて、安青錦以外の役力士……。
および、来場所の三役候補の力士について検討していきたいと思います。
●横綱・豊昇龍(27歳)
7勝7敗1休。
相撲がまったく変わりません。
体制が悪くなると、すぐに投げにいってしまいます。
勝ち越しも怪しくなり、休場。
しかし協会はむしろ、休んでくれてホッとしたのでは。
ヘタすると、千秋楽、大の里と7勝7敗同士の横綱決戦になりかねませんでしたから。
歴史に残るみっともない一番です。
それを回避できたんですからね。
横綱昇進後、9場所中4場所が休場。
大関だったら、こんなに簡単に休んでられたでしょうか。
師匠の立浪親方(元・旭豊)は、夏巡業には参加させるつもりだとか。
でも、立浪親方の最高位は小結。
横綱には、強いことが言えないんじゃないですか。
もう、わたしがあれこれ言っても詮なしです。
●横綱・大の里(26歳)
9勝6敗。
負け越すんじゃないかと思ってました。
最後まで取り切ったのが、唯一の収穫。
前半の相撲は、ことにヒドかったです。
ちょっと悪い体制になると、すぐに引いてしまう。
豪ノ山戦、土俵際での両脚ジャンプには呆れました。
本人としても、よほど引いてしまうのがイヤなんでしょうね。
しゃにむに出て行っては、逆転負け。
腰が高いですから、簡単に体勢を入れ替えられ……。
裏返し。
悲しいくらいの負けっぷりでした。
終盤は、少しはマシになりましたが……。
最後の3連勝は、尊富士、琴櫻、琴勝峰ですからね。
優勝決定戦に出た3人には、順当に負けてます。
とにかく、体勢が悪くなってもバタバタしないことが大切。
相手に体重をかけて、どっしりと構えてほしいです。
照ノ富士がよく、相手の両腕を抱える体勢になってましたよね。
部屋でも、悪い体勢からの稽古をすべきでしょう。
極め出しの練習もしたらいいんじゃないですか。
しかし、一番大事なのは「心」を鍛えることかも知れません。
安青錦に比べて、圧倒的に劣っているとしか云えません。
座禅とか滝行とか、何かやったらどうでしょう。
●大関・霧島(30歳)
12勝3敗(優勝同点)。
横綱推挙は見送られました。
ま、当然でしょう。
優勝決定巴戦で、2連敗。
それ以前に、3敗した時点で見送りだったようですが。
でも、浅香山審判部長は、9月場所での「綱とり継続」は明言してるそうです。
いちおう、優勝同点ですからね。
しかし9月場所は、今場所同様、高いレベルでの優勝を求められます。
どーも、相撲に力強さが感じられません。
うまさで逆転勝ちする場面が目立ちます。
立ち合いから圧倒する相撲がないんですよ。
対戦成績0勝10敗だった大の里に勝ったのが、唯一の収穫。
でも、9勝しか出来なかった横綱ですからね。
もっと荒々しい、日馬富士みたいな相撲を取ってもらいたいです。
日馬富士が稀勢の里を圧倒した相撲なんて、ほんとに凄みがありました。
●大関・琴櫻(28歳)
8勝7敗。
カド番脱出です。
4勝5敗になったときは、もうダメだと思いました。
でも、そこから4連勝で勝ち越しました。
しかし最後、大の里、霧島に連敗したのが、この人の実力を物語ってます。
今後も、こんな綱渡りの場所が続くんじゃないですか。
でも、お祖父さんの初代・琴櫻が横綱に昇進したのは、32歳のとき。
大関になって、32場所後のこと。
姥桜と呼ばれたものです。
今の琴櫻は、まだ4歳も若いです
大関在位も、まだ15場所。
身体をケアして、いつか花を咲かせてほしいです。
●関脇・熱海富士(23歳)
12勝3敗(優勝同点・敢闘賞)。
化けましたよね。
前半戦、5勝3敗でしたが……。
そこから7連勝して優勝決定戦に進みました。
とにかく、200キロの体重を活かして前に出たときの強さは圧巻。
相手はなすすべがありませんでした。
逆に、押されたときは、自重を支えきれず土俵を割ってしまいますが。
でも、もしそれを克服したら、負ける要素がなくなってしまいます。
1,2番、そういう相撲があっても仕方ないんじゃないですか。
それで12勝すれば、十分、大関でやっていけます。
5月場所が9勝、今場所が12勝。
計、21勝。
来場所12勝すれば、33勝です。
今場所の相撲を見れば、決して不可能な成績ではありません。
再入幕の場所から、続けて11勝したときは……。
あっという間に大関かと思ってました。
しかし、そこから丸2年、平幕に低迷。
3月場所にようやく、新三役となる小結。
以来、3場所連続勝ち越し。
特に今場所は、12勝ですからね。
来場所の優勝候補のひとりだと思います。
●関脇・琴勝峰(26歳)
6勝9敗。
先場所も関脇で、9勝してます。
相撲内容は、そんなに変わらないと思うんですけどね。
先場所は、1勝3敗のスタートから9勝。
それが今場所は、3連勝のスタートだったのに6勝。
強さを感じる相撲がありません。
なぜか勝ってるって感じ。
あと1番勝ってれば、三役に残れたんでしょうけど……。
残念ながら、来場所は平幕陥落だと思います。
来場所の番付では、弟の琴栄峰に追い越されるでしょう。
●関脇・若隆景(31歳)
全休。
この人も運がありません。
大腿コンパートメント症候群だそうです。
初めて聞く診断名でした。
急速に進行し、筋肉や組織が壊死してしまうという恐ろしい怪我。
閉鎖した筋膜内で圧力が上昇し、組織が虚血状態になるそうです。
幸い若隆景は、救急搬送されて緊急手術を受けたため、壊死は免れたとか。
しかし、手術があと1時間半遅れてたら、脚を切断したかも知れない状態だったそうです。
9月場所も全休するそうです。
また、十両まで落ちてしまいます。
復帰を祈ってやみません。
●小結・義ノ富士(25歳)
6勝9敗。
東小結ですから、7勝すれば西に回るだけで小結に残れたかも知れません。
千秋楽の大栄翔戦が、事実上の入れ替え戦だったですね。
いい相撲はあるんですけどね。
上手さだけでは勝てません。
かつての遠藤を思い出してしまいます。
でも、遠藤より素質は上だと思います。
こういうもどかしい時期は、誰にもあるものです。
熱海富士が良い例です。
必ず、突き破れる日が来るはずです。
臥薪嘗胆、捲土重来。
●小結・王鵬(26歳)
2勝13敗。
よく負けました。
まったく力が出ない感じ。
どこか悪かったんでしょうね。
もし、どこも悪くなくてこの相撲なら……。
幕内下位でも戦えませんよ。
とにかく来場所は、前頭2桁まで下がります。
一からやり直しです。
さて、新三役の顔ぶれです。
関脇では、安青錦が大関復帰。
若隆景と琴勝峰は平幕陥落。
残るのは、熱海富士ひとり。
小結の義ノ富士と王鵬は、そろって平幕陥落。
結果、3枠が空くかたちになります。
昇格候補を見ていきましょう。
●東前頭筆頭・藤ノ川(21歳)
8勝7敗(殊勲賞)。
毎場所、湧かせてくれます。
小さな身体で、よく頑張ってますよ。
取り口については、文句の付けどころがありません。
むしろ、もっと立ち合いでの変化なども試みていいんじゃないですか。
東筆頭での勝ち越しですから、新三役は間違いなし。
問題は、関脇か小結かです。
●西前頭三枚目・伯乃富士(22歳)
9勝6敗。
この人も怪我が絶えない中、よくやってます。
酒癖は悪いようですが。
後半4連敗して暗雲が立ちこめましたが……。
最後、2連勝で9番までもっていったのは大きいです。
初三役なるか?
●東前頭四枚目・大栄翔(32歳)
10勝5敗。
あれは、関脇だった2025(令和7)年の7月場所でした。
ちょうど1年前です。
脹ら脛の怪我で、初土俵以来初めての休場。
以来、丸1年の平幕暮らし。
正直、三役の目はもうないと思ってました。
大変失礼しました。
まさか、この地位で2桁勝つとはね。
終盤の4連勝は、お見事でした。
●東前頭七枚目・琴栄峰(23歳)
11勝4敗(敢闘賞)。
兄の琴勝峰より、2回りくらい小さいです。
でも、きっぷのいい相撲を取ります。
パリ公演でも、エッフェル塔の前で高々と脚をあげる四股を披露し……。
大喝采を浴びたそうです。
股関節が柔らかいんですかね。
しかし、かつて高々と脚をあげる四股で有名だった、2代目・豊山は……。
小結が最高位でした。
決して、相撲力とイコールではないということ。
とはいっても、人気力士となる素質は十分。
期待したいです。
●西前頭七枚目・高安(36歳)
11勝4敗(敢闘賞)。
まだ力が残ってたんですね。
しかし、上にあがると怪我で落ちてしまいます。
来場所を見守りたいです。
上記5人のスコアは、↓のようになります(【】内の数字は、「現在の枚数-(勝ち数-負け数)」。小さいほど有利)。
●東前頭四枚目・大栄翔(10勝5敗【-1】)
●東前頭筆頭・藤ノ川(8勝7敗【+-0】)
●東前頭七枚目・琴栄峰(11勝4敗【+-0】)
●西前頭三枚目・伯乃富士(9勝6敗【+-0】)
●西前頭七枚目・高安(11勝4敗【+-0】)
大接戦ですね。
↑の2人は文句なし。
問題は、琴栄峰と伯乃富士のどちらか。
スコア的には、東西の半枚の差で琴栄峰が上です。
琴栄峰を推したいと思います。
あと、誰が関脇になるか。
わたしとしては、スコア順で大栄翔を推したいです。
でも、藤ノ川と予想する人もいるでしょうね。
では、役力士をおさらいしましょう。
横綱は、大の里、豊昇龍で、2人。
大関は、霧島、琴櫻、安青錦で、3人。
関脇は、熱海富士、大栄翔で、2人。
小結は、藤ノ川、琴栄峰で、2人。
役力士を合計すると、9人。
幕内の定員は、42。
差し引きすると、平幕の人数は33人。
東西に振り分けると、16人と17人。
ということで、幕尻は十七枚目ということになります。
それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から(スコア順)。
↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
この数値が、幕尻の16を超えれば、概ね陥落です。
西前頭十一枚目・御嶽海(2勝13敗【+22】)
東前頭十五枚目・阿武剋(4勝11敗【+22】)
西前頭十五枚目・一意(5勝10敗【+20】)
東前頭十六枚目・大青山(6勝9敗【+19】)
4人です。
続いて、十両から幕内に上がりそうな力士(スコア順)。
【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。
東十両筆頭・朝翠龍(11勝4敗【-6】)
東十両二枚目・時疾風(10勝5敗【-3】)
西十両四枚目・寿之富士(11勝4敗【-3】)
東十両六枚目・湘南乃海(11勝4敗【-1】)
西十両三枚目・出羽ノ龍(9勝6敗【+-0】)
5人います。
↓幕内からの次なる陥落候補です。
東前頭十一枚目・若ノ勝(5勝2敗8休【+16】)
この人と、出羽ノ龍との比較になりますね。
先場所は、平幕で【+16】だった朝紅龍が残り……。
十両で【-1】だった朝翠龍が涙を呑んでます。
今場所、陥落候補の【+16】は変わりません。
しかし、昇進候補の出羽ノ龍は【+-0】で、先場所の朝翠龍より弱いです。
しかも、今場所の幕尻は、17枚目ですからね(先場所は16枚目)。
ということで、おそらく出羽ノ龍が涙を呑むことになると思います。
結果、十両陥落は、↓の4人。
西前頭十一枚目・御嶽海(2勝13敗【+22】)
東前頭十五枚目・阿武剋(4勝11敗【+22】)
西前頭十五枚目・一意(5勝10敗【+20】)
東前頭十六枚目・大青山(6勝9敗【+19】)
幕内昇進は、↓の4人となります。
東十両筆頭・朝翠龍(11勝4敗【-6】)
東十両二枚目・時疾風(10勝5敗【-3】)
西十両四枚目・寿之富士(11勝4敗【-3】)
東十両六枚目・湘南乃海(11勝4敗【-1】)
さて、9月場所の見所です。
まずは、霧島の綱獲りです。
13勝以上での優勝が条件になると思います。
ただねー。
読み切れないのは、両横綱と安青錦の状態ですよ。
この3人が万全であれば……。
霧島が13勝するのは容易ではないと思います。
しかし、その中で13勝すれば、大いに評価されるはず。
とにかく、平幕に負けないこと。
今場所も、平戸海と美ノ海に負けてます。
共に負け越した力士です。
これがなければ、文句なしの優勝だったんですよ。
中盤まで、10連勝するくらいの勢いがほしいです。
両横綱が不安定な中……。
霧島の安定感は、協会にとっても魅力でしょう。
期待します。
もうひとり。
熱海富士の大関獲りです。
9勝、12勝ですから、来場所12勝すれば、直近3場所33勝になります。
12勝なら文句なしでしょう。
内容によっては、11勝でも目はあると思います。
若い大型大関の誕生……。
こちらも、大いに期待します。
あとは、両横綱がどれだけ立て直してくるか。
これ以上、恥ずかしい成績は残せませんよ。
豊昇龍は、11勝が今年の最高成績。
大の里に至っては、10勝が最高成績です。
千秋楽後は、八角理事長に名指しで苦言を呈されたそうです。
もっともです。
さてさて。
もう、秋場所なんですね。
日曜日の大雨の夜には、秋の虫の声が聞こえてました。
カーポートで、バックミラーに巣くうジョロウグモも、日に日に大きくなってます。
庭ではサルスベリが咲き、ベランダではモミジアオイが咲きました。
もう確実に秋は芽生えてます。
なんだか寂しいです。
ま、仕方ありません。
1年は巡っていくんです。
秋場所初日は、9月13日。
11日目の23日目は、秋分の日です。
涼しい秋、むしろ楽しみと思いましょう。











![[官能小説] 熟女の園](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/e/3e07a9c3.gif)





































































































