Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4621
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
「駿河屋さん。
 何か言いなさいよ。
 ちょっと、あなた。
 大丈夫?」

 若主人は侑人を凝視したまま、脂汗を流し始めていた。
 子供のころの同級生に似た子を前にしているだけだろう。
 この様子は尋常ではない。

「あなた、ほんとにどこか悪いんじゃないの?」

 幸恵は、若主人の肩に手を置いた。
 若主人は、スタンガンをあてられたように飛びあがると、テーブル脇の絨毯にガマガエルのごとくつくばった。
 頭は侑人を向いていた。

「ちょっと、どうしたのよ?」
「アキラ……。
 アキラ、ごめんよぉぉぉ」

 額を絨毯に擦りつけ、号泣を始めた。
 侑人は最上級のドン引き顔で、幸恵の顔を窺った。
 “このオヤジ、ヤバすぎ”と顔が言っていた。

「駿河屋さん!
 しっかりして!」
「思い出しました。
 思い出したんです。
 ずっと不思議だったんです。
 なんで……。
 なんで、アキラが行方不明になったときの記憶が曖昧なんだろうって。
 でも、今、思い出しました。
 ぜんぶ」

 若主人はくしゃくしゃの顔をあげ、侑人を仰いだ。

「何を思いだしたっていうの?」
「アキラは……。
 アキラは、自分が殺したんです」
「ちょっと。
 冗談はやめてよ」
「ほんとです。
 修学旅行が終わって、学校が始まったときのことです。
 学校に行くのが、楽しみでしょうがなかったです。
 アキラと、あんな関係になったんですから。
 学校でも、ずっと一緒に過ごせると思ってました。
 でもアキラは、わたしとのことなんかなかったみたいな顔をして……。
 ほかのやつとじゃれたりしてたんです。
 ショックでしたし、うぬぼれてた自分がバカに思えました。

 で、その日の帰り道、ひとりで歩いてました。
 そしたら、アキラが追いついてきたんです。
 呼び止められましたが、わたしはまだ怒ってたんで無視しました。
 そしたら、後ろからまとわりついてたアキラが、わたしの真ん前に出ました。
 わたしに合わせて歩きながら、わたしの行く手を塞ぎます。
 わたしが右に避けようとすると右に身を寄せ、左に動けば左に寄って邪魔します。
 そんなことをしながら、2人で道路をジグザクに歩いてました。
 酷く悲しかったです」
由美と美弥子 4620目次由美と美弥子 4622

コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2026/07/13 05:50
    • 今日は何の日
       7月13日は、『平成16年7月新潟・福島豪雨』が起こった日。

       ↓Wikiの記述です(https://w.wiki/SBq9)。
      +++
       12日夜から新潟県中越地方や福島県会津地方では非常に激しい雨が降り、栃尾市や下田村では総雨量が400ミリを超す記録的な雨量を観測した。
       このため、信濃川水系の五十嵐川・刈谷田川・中之島川の堤防が11ヶ所で決壊し、五十嵐川流域の三条市と刈谷田川流域の中之島町を中心に、長岡市、見附市など、広範囲で浸水被害が発生した。
       広大な平地が浸水したため、避難所となった施設までもが浸水し避難者が孤立するという事態も起こった。
      (中略)
       この災害に対して消防庁は宮城県・山形県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京消防庁・神奈川県・長野県・山梨県・富山県・石川県・岐阜県から緊急消防援助隊を出動させ、1,855人を救出(うち消防防災ヘリコプターによる救出が92人)した。
       この水害は後に激甚災害に指定された。
      (中略)
      ●人的被害
       新潟県や福島県各地で濁流や土砂崩れにより死者16名、負傷者4名の被害を出した。
      ●物的被害
       新潟県各地で地すべりや土砂崩れが発生した影響で住家全壊70棟・住家半壊5,354棟・住家一部破損94棟・床上浸水2,149棟・床下浸水6,208棟の被害が発生した他、合計で30,947世帯に避難指示・避難勧告が出された。
      +++

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2026/07/13 05:51
    • 今日は何の日(つづき)
       この災害が起こったのは……。
       2004(平成16)年のことでした。
       イチローがメジャー4年目で……。
       MLBのシーズン最多安打記録(262本)を作った年。
       今から、22年前です。
       もう、22年も経ったんですね。

       わたしは災害翌日の14日、三条にある妹の家へ、片付けの手伝いに行きました。
       後にも先にも、被災地に手伝いに行ったのは、このときだけです。
       手伝いに行った日に梅雨が明けました。
       ピーカンです。
       気温もぐんぐん上がりました。
       わたしのような助っ人も多かったのか……。
       途中の道路が大混雑で、現地に入るだけでも大変でした。
       いやー、暑かったです。
       暑いだけじゃありません。
       道路に積もった泥が乾き、それが土埃となって舞うんです。
       景色が霞むほど。
       口にタオルを巻いて作業しなければならず、暑さがいっそう堪えました。
       前日まで大雨が降ってたというのが、ほんとにウソのようなお天気でしたが……。
       ウソじゃない証拠が、そこここに残されてました。
       道路の電柱の、わたしの頭上より遙か上に、稲の束が引っかかってました。
       そこまで水が来たんです。
       少し低い位置にある住宅では、玄関先のコンクリート下が抉られ、洞穴のようになってました。
       おそらく、そこに落ちこんだ水が渦を巻いたんでしょうね。
       いずれにしろ、こんな水に巻きこまれたら、ぜったいに助からなかったと思います。
       「早めの避難」というのがどれほど大事かと、身に沁みて感じました。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2026/07/13 05:51
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       しかし……。
       それも所詮、人ごととして感じてたということです。
       我が身には染みてません。
       妹の家では、ほんとに怖い目をしたそうです。
       水が、階段をどんどん登って来たと言ってました。
       2階の床間際まで水が上がったときは……。
       ここで死ぬんだと、本気で思ったとか。
       こういう身に染みた思いは、次の災害のときに必ず活きるでしょう。
       今でも、強い雨が降る夜は、眠れないそうですから。

       しかし……。
       その後のわたしの防災対策は、水のペットボトルを買っただけ。
       水は、1人1日3リットルで3日分。
       計9リットルが必要と云われてます。
       備蓄を始めたころは母がいたので、2人分で18リットル。
       2リットル入りのペットボトル9本。
       これを、1ヶ月ずつ賞味期限をずらして買いました。
       水の賞味期限は丸2年。
       2年に1度、毎月1本ずつ買い換えるわけです。
       古い水は、もちろん使います。
       ポットで沸かしてですが。
       昨年が買い換え年だったので、次は来年ですね。
       この間に母が亡くなりましたが、18リットルは堅持してます。
       備えあれば憂いなしです。
       ペットボトルの首近くには、賞味期限をデカデカとマジックで書いてます。
       これなら買い忘れっこありません。
       あと、水の入ったペットボトルには、別の使い道もあります。
       運動です。
       私は毎朝、階段昇降を8往復してます。
       このとき、ペットボトルを2本、リュックで背負ってるんです。
       4リットルですから、4キロの負荷になります。
       防災備蓄品であって、しかも運動の助けにもなるわけです。
       備えない手はありません。
       みなさんペットボトル、毎日背負いましょう。
    コメントする   【由美と美弥子 4621】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
熟女・おばさんの性体験談 新・SM小説書庫2 問答無用の吸血鬼R18 知佳の美貌録
熟女と人妻エロンガ 官能文書わーるど 未知の星 未知の星・別館
Japanese-wifeblog 赤星直也のエロ小説 愛と官能の美学 [官能小説] 熟女の園
只野課長の調教日記 電脳女学園 西園寺京太郎のSM官能小説 都会の鳥

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
変態小説 人妻の浮気話 艶みるく 人に言えない秘密の性愛話 ちょっとHな小説
Playing Archives Mikiko's Roomの仮設テント 女性のための官能小説 性小説 潤文学ブログ
官能の本棚 HAKASEの第二読み物ブログ ぺたの横書き かおるの体験・妄想
黒い教室 被虐願望 性転換・TS・女体化劇場 羞恥の風
女の陰影 女性のH体験告白集 むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー
あおいつぼみ 葵蕾 最低のオリ 魔法の鍵 恥ずかしがりたがり。

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
官能的なエロ小説 SMX工房 淫芯 お姫様倶楽部.com
被支配中毒 出羽健書蔵庫 かめべや 女教師と遊ぼう
平成な美少女ライトノベル 禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点
潤文学 ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~
Angel Pussy 週刊創作官能小説 ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに

アダルト検索一発サーチ 快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園
制服美少女快楽地獄 秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室
被虐のハイパーヒロインズ ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット
ライトHノベルの部屋 レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部
ちょっとHなおとなのための… 緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所
エピソードセックス マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH
羞恥集 黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説
官能小説 レイプ嗜好 人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都
羊頭狗肉 ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく
△Top