2026.7.1(水)
6月29日(月)、大相撲7月場所(7月12日~26日/愛知国際アリーナ)の番付が発表になりました。
まずは恒例の、十両と幕内の入れ替え予想の結果から。
わたしは、『由美と美弥子 4587』のコメントで、↓のように予想しました。
+++
それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から(スコア順)。
↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
この数値が、幕尻の16を超えれば、概ね陥落です。
西前頭十三枚目・玉鷲(2勝13敗【+24】)
西前頭十五枚目・欧勝海(4勝11敗【+22】)
西前頭十六枚目・竜電(5勝10敗【+21】)
西前頭十二枚目・時疾風(4勝11敗【+19】)
4人です。
続いて、十両から幕内に上がりそうな力士(スコア順)。
【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。
西十両二枚目・尊富士(11勝4敗【-5】)
東十両六枚目・一意(12勝3敗・十両優勝【-3】)
東十両筆頭・阿武剋(9勝6敗【-2】)
西十両筆頭・大青山(9勝6敗【-2】)
西十両四枚目・朝翠龍 (10勝5敗【-1】)
5人います。
↓幕内からの次なる陥落候補です。
西前頭七枚目・朝紅龍(3勝4敗8休【+16】)
この人と、朝翠龍の比較になりますね。
奇しくも、高砂部屋の力士同士です。
ちょっと辛い比較になりますが……。
朝紅龍が残りそうな気がします。
朝翠龍は、残念ながら涙を呑むことになりそうです。
結果、十両陥落は、↓の4人。
西前頭十三枚目・玉鷲(2勝13敗【+24】)
西前頭十五枚目・欧勝海(4勝11敗【+22】)
西前頭十六枚目・竜電(5勝10敗【+21】)
西前頭十二枚目・時疾風(4勝11敗【+19】)
幕内昇進は、↓の4人となります。
西十両二枚目・尊富士(11勝4敗【-5】)
東十両六枚目・一意(12勝3敗【-3】)
東十両筆頭・阿武剋(9勝6敗【-2】)
西十両筆頭・大青山(9勝6敗【-2】)
+++
結果は……。
大当たり~。
焦点は、朝紅龍の陥落か、朝翠龍の昇進かでした。
わたしの予想どおり……。
朝紅龍は西前頭十六枚目の最幕尻で残りました。
対する朝翠龍は、東十両筆頭止まり。
まさにこの2人の処遇が焦点だったわけです。
気持ちいいです。
続いて、三役の顔ぶれ。
わたしは、『由美と美弥子 4587』のコメントで、↓のように予想しました(引用が長くなります)。
+++
さて。
恒例の、幕内十両の入れ替え予想に進みたいところですが……。
そのためには、来場所の幕尻の枚数を確定させなければなりません。
すなわち、三役以上の人数を算出する必要があります。
なので講評も兼ねて、若隆景以外の役力士……。
および、来場所の三役候補の力士について検討していきたいと思います。
●横綱・豊昇龍(27歳)
0勝2敗13休。
初日の高安戦で、右太もも裏損傷。
診断は、約2週間の安静を要すというもの。
今場所は、優勝のチャンスだと思ってたんですが……。
この人も運がないです。
6月13日と14日は、大相撲のパリ公演。
ちょっと、参加は無理でしょうかね。
●横綱・大の里(25歳)
15休。
こちらは、バリ公演には参加の意向のようです。
両横綱がいないんじゃ、フランスに失礼ですからね。
左肩の怪我が長引いてます。
師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)によると……。
「1場所や2場所で治るような怪我ではない」とのこと。
手術は回避して、治療と稽古を並行させる方針だそうです。
左肩を固定した形で相撲を取るためには……。
廻しを掴むしかないでしょう。
左で前廻しを取りに行く。
もしくは、おっつけでしょうか。
肩が痛くては、突き押しの威力は戻らないはず。
組む相撲を取るべきだと思います。
あとは、自信ですね。
●大関・琴櫻(28歳)
3勝9敗3休。
場所前に腰を痛めてたそうです。
腰に力が入らないとか。
腰椎捻挫で、全治約10日間とのこと。
まだ若いですから、軟骨が磨り減ったとかじゃないんですよね。
直る怪我であってほしいです。
手術なんかしたら、序二段くらいまで落ちてしまいますから。
本人、パリ公演は出る意向のようです。
ま、全治10日ならそうなりますよね。
この人が、時間いっぱいになったとき……。
大魔神のように表情が一変するのは、外人さんに受けると思うんですよね。
前回のロンドン公演は参加できませんでした。
パリでは、ぜひ出てもらいたいです。
●大関・安青錦(22歳)
全休。
左足の小指を骨折。
これは、3月場所中の怪我。
このおかげで、入幕以来、初めて負け越しました。
その後、今場所前(5月6日)の稽古中……。
左足首を捻挫、靱帯も痛めたそうです。
約3週間の加療が必要という診断。
パリ公演は参加の意向のようですが……。
3週間の加療と云えば、6月に入ってしまいますよ。
協会としては、ヨーロッパ出身の大関を連れていきたいんでしょうけどね。
わたしは、来場所の10勝での大関復帰は、かなりハードルが高いと思ってます。
●大関・霧島(30歳)
12勝3敗。
審判部長の浅香山親方は……。
「優勝に準ずる成績」だとの認識を示したそうです。
しかし、はたしてそうでしょうか?
今場所は、横綱、大関との対戦はありませんでした。
関脇の熱海富士とも対戦が組まれませんでした。
小結の高安も休場で、対戦はなし。
残りの三役、琴勝峰と若隆景には勝ちました。
しかし、負けた3敗は、すべて平幕相手。
相撲に力強さが感じられません。
下がりながらのすくい投げが目立ちます。
引退間際の大関のようです。
しかし、千秋楽の取組相手が宇良というのが納得いきませんよ。
なんで熱海富士じゃなかったんですか。
宇良が相星ならわかりますが、そうじゃないでしょ。
千秋楽の結びの一番に平幕力士じゃ、お客さんに失礼だと思います。
ま、幸い、宇良には圧勝しました。
その代わり、優勝決定戦では、若隆景に完敗。
横綱を目指す人の相撲ではありませんでした。
今場所が「優勝に準ずる成績」であるなら……。
来場所優勝なら、横綱ということになります。
わたしは、ただの優勝ではダメだと思います。
そうとう高いレベルの優勝が必要ですよ。
両横綱を倒しての14勝以上ですかね。
大の里との対戦成績は、0勝10敗。
大の里に勝たない限り、横綱昇進はあり得ません。
●関脇・熱海富士(23歳)
9勝6敗。
9勝しましたが、内容は乏しいです。
横綱大関との対戦はなし。
霧島と組まれませんでしたからね。
三役以上であたったのは、関脇・琴勝峰と小結・若隆景だけ。
琴勝峰には勝ちましたが、若隆景には負け。
残る5敗は、すべて平幕相手。
横綱大関が元気だったら、とうてい勝ち越せてないでしょう。
勝つときの相撲は、横綱級なんですけどね。
いい形になられて寄られると、棒立ちになって残せません。
それでも今場所は、2勝4敗のスタートだったんですから……。
対戦相手に恵まれたとはいえ、最終的に9勝したのは大したものです。
しかし、残念ながら、大関昇進の起点とするには物足りない星です。
ま、まだ若いですからね。
もっとがむしゃらな相撲を取ってもらいたいです。
●関脇・琴勝峰(26歳)
9勝6敗。
この人も、熱海富士と同じ。
9勝しましたが、内容は乏しいもの。
横綱大関との対戦は、霧島だけ(負け)。
琴櫻とは同部屋ですので、対戦はなし。
三役以上との対戦は、関脇・熱海富士と小結・若隆景。
熱海富士には負け、若隆景には勝ちました。
若隆景に勝ったのは大したものです。
しかし、平幕に4敗。
この人も、1勝3敗のスタートでしたから……。
熱海富士同様、よく9勝したとも云えます。
それでも、ようやく上位に定着してきた感はあります。
弟の琴栄峰が伸びてきましたので、うかうかしていられません。
●小結・高安(36歳)
2勝2敗11休。
持病の腰痛症ではなく、右足の内転筋損傷だそうです。
取組前の準備運動で痛めたとか。
何のための準備運動かわかりませんね。
全治2週間との診断で……。
本人は途中出場する意向だったようですが、叶いませんでした。
7場所続けた三役の座ともお別れです。
来場所は、前頭十枚目前後まで番付を下げるでしょう。
年齢を考えると……。
再び三役に復帰するのは、かなり難しいと言わざるを得ません。
さて、新三役の顔ぶれです。
熱海富士と琴勝峰は勝ち越したので、関脇のままです。
そこに、大関の安青錦が陥落してきます。
これで、関脇3人は確定。
問題は、小結の若隆景。
小結で10勝して関脇に上がれなかった例はあるようですが……。
小結で12勝あげて優勝した人を、関脇にあげないわけにはいかないでしょう。
ということで、関脇は4人になると思います。
小結の高安は、平幕陥落です。
従って、小結の2枠が空くかたちになります。
昇格候補を見ていきましょう。
●東前頭二枚目・義ノ富士(24歳)
11勝4敗(敢闘賞)。
先場所は、入門以来初めての負け越し。
悔しい思いをしました。
わたしも、ここで頭打ちかなと思ったものです。
かつての遠藤を思い浮かべました。
でも今場所、見事に壁をぶち破りましたね。
今場所は、1勝3敗からのスタートだったんですよ。
そこから9連勝。
返す返すも、14日目、藤凌駕に負けたのが悔やまれます。
これがなかったら、優勝決定戦に出てました。
霧島、若隆景とは、対戦が終わってましたから(共に負け)。
学生出身らしい相撲のうまさ、速さは、上位にとって脅威でしょう。
●西前頭三枚目・王鵬(26歳)
9勝6敗。
勝ち越してたんですか!
ぜったい負け越しだと思ってました。
前半は、3勝6敗。
うち1勝は、高安戦の不戦勝。
余裕で負け越しペースです。
しかしなんと、その後6連勝。
とにかく、強いのか弱いのかわからない人です。
上にあがると必ず大負けしますから、まだまだ信用はできません。
●西前頭十枚目・伯乃富士(22歳)
11勝4敗(敢闘賞)。
足の怪我は、そうとう悪そうなんですけどね。
不戦勝が1番(朝紅龍戦)ありますが、11勝は立派です。
酒癖は悪いようですが。
一発相撲は、上位力士にとっても脅威でしょう。
大関にあがるようなら、ぜひ伯耆富士(ほうきふじ)に改名してほしいです。
上記3人のスコアは、↓のようになります(【】内の数字は、「現在の枚数-(勝ち数-負け数)」。小さいほど有利)。
●東前頭二枚目・義ノ富士(11勝4敗【-5】)
●西前頭三枚目・王鵬(9勝6敗【+-0】)
●西前頭十枚目・伯乃富士(11勝4敗【+2】)
これは、義ノ富士と王鵬で決まりです。
伯乃富士、来場所に期待しましょう。
では、役力士をおさらいしましょう。
横綱は、豊昇龍、大の里で、2人。
大関は、霧島、琴櫻で、2人。
関脇は、熱海富士、琴勝峰、安青錦、若隆景で、4人。
小結は、義ノ富士、王鵬で、2人。
役力士を合計すると、10人。
幕内の定員は、42。
差し引きすると、平幕の人数は32人。
東西に振り分けると、16人ずつ。
ということで、幕尻は十六枚目ということになります。
+++
結果は……。
こちらも、大当たり~。
ま、こちらはある程度、硬かったですけどね。
ほかのサイトさんの予想も同じでしたし。
4関脇となるのは、おととし、2024年9月場所以来。
このときは、阿炎、大の里、霧島、貴景勝(大関から陥落)でした。
今場所の新三役は、義ノ富士ひとり。
十両を、14勝、13勝の2場所連続優勝で通過。
新入幕の2025(令和7)年7月場所も、11勝。
あっという間に三役かと思ってました。
ところがそこから足踏み。
8勝、9勝、8勝ときて……。
3月場所では、入門以来初の負け越しとなる7勝。
しかしようやく先場所、久々の2桁、11勝をあげました。
平幕を6場所ですから、丸1年かかりました。
でも、ついに新三役。
あたる相手は、前頭二枚目だった先場所と同じです。
あたる順も、先場所同様、番付上位からになります。
初日、小結は横綱との対戦が組まれます。
東小結は、西の横綱と。
西小結は、東の横綱と。
ということで、東小結の義ノ富士は、西の横綱・大の里戦となるでしょう。
西小結の王鵬が、東の横綱・豊昇龍と組まれるはず。
どちらも楽しみな初日です。
特に「義ノ富士-大の里」は、番狂わせの可能性が高いと思います。
対戦成績は、義ノ富士の3勝0敗。
うち1勝は不戦勝ですが。
義ノ富士の速攻に、大の里が引く展開になれば……。
義ノ富士の勝機は十分にあると思います。
さて、7月場所の見所です。
まずは、大関・霧島の綱取り。
先場所は、優勝同点。
審判部長(番付や取組の編成を担う部署の長)の浅香山親方は……。
「優勝に準ずる成績」だとの認識を示したそうです。
ま、優勝力士と星が一緒だったんですからそうではあるでしょう。
しかし、星は12勝。
しかも、決定戦では小結(若隆景)に敗れてます。
本割で負けた3敗も、すべて平幕相手(豪ノ山、正代、伯乃富士)。
大関以上とは、まったく当たっていません。
内容は乏しいものと言わざるを得ません。
今場所後の昇進ですが……。
まず、優勝は絶対条件。
できれば、両横綱を倒したいです。
特に、大の里。
これまでの対戦成績は、0勝10敗。
ここを突破できなければ、優勝、そして昇進もないでしょう。
逆に、大の里を破っての優勝であれば……。
協会や横審でも、昇進のコンセンサスが生まれるんじゃないですか。
しかしねー。
ここで横綱昇進が厳しくなるであろうケースが考えられます。
先場所、負け越して途中休場した琴櫻。
今場所は、カド番です。
再び負け越せば、関脇陥落。
そして、関脇に陥落した安青錦が10勝に届かず……。
若隆景も大関に昇進できなかった場合。
もし霧島が横綱になってしまったら……。
大関がいなくなります。
過去にないことはありませんが……。
甚だ見栄えの悪い番付になってしまいます。
協会としても、大関ゼロは避けたいんじゃないですか。
この場合、霧島が文句なしの成績ではなかった場合……。
大関に留め置かれる足枷になる可能性もあると思います。
続いて、若隆景の大関獲り。
同じく浅香山親方は、若隆景の大関昇進について……。
先場所が起点ということを言ってたようです。
確かに、その前の3月場所は平幕です。
しかし、過去の大関昇進において……。
直近3場所の1場所目が平幕だったケースはあります。
直近の安青錦と霧島もそうでした。
・安青錦 11勝(前頭1)11勝(小結)12勝(関脇・優勝) 計34勝
・霧島 11勝(前頭2)11勝(関脇)12勝(関脇・優勝) 計34勝
・若隆景 8勝(前頭1)12勝(小結・優勝)
1場所目が8勝というのは弱いですが……。
過去には例があります。
・照ノ富士 8勝(前頭2)13勝(関脇)12勝(関脇・優勝)計33勝
従って、もし若隆景が今場所、13勝で優勝すれば……。
照ノ富士と同等の成績になります。
そうとう高いハードルではありますが……。
決して現実離れした数字ではありません。
まず関脇は、横綱大関との対戦は終盤戦になります。
両横綱と琴櫻は、相撲が安定しません。
途中休場の目もあると思います。
その場合、強敵となるのは、霧島だけです。
可能性としては、霧島の横綱昇進と同じくらいじゃないでしょうか。
ダブル昇進になれば嬉しいですけどね。
続いて、関脇に陥落した安青錦。
10勝以上すれば、大関に復帰できます。
↓陥落直後の場所で復帰を達成した力士です。
+++
三重ノ海(昭和51年7月) 10勝5敗
貴ノ浪(平成12年1月) 10勝5敗
武双山(平成12年9月) 10勝5敗
栃東(平成16年7月) 10勝5敗
栃東(平成17年1月) 11勝4敗
栃ノ心(令和元年5月) 10勝5敗
貴景勝(令和元年9月) 12勝3敗
+++
ギリギリでの達成がほとんど。
重圧はそうとうなものなんでしょう。
しかし、安青錦。
力が衰えて落ちたわけではありません。
怪我によるもの。
怪我さえ治っていれば、まだ22歳ですからね。
10勝は、さほど高いハードルではないでしょう。
そのほかの三役陣も充実してます。
熱海富士、琴勝峰、義ノ富士、王鵬。
さらに、幕内上位も面白い。
今場所、三役以上は10人。
なので三役力士は、9番が同じ三役戦(実際には、琴櫻と琴勝峰はあたりません)。
残り6番が、平幕との対戦になります。
順当であれば、前頭三枚目までが三役と対戦することになります。
筆頭が、藤ノ川に隆の勝。
二枚目が、豪ノ山に美ノ海。
三枚目が、平戸海に伯乃富士。
いずれも一発のある力士。
立ち合いに嵌まれば、上位力士でも一気に持って行く力があります。
そのほかの平幕力士。
先場所の朝乃山は、7勝した後、怪我で途中休場。
負け越しとなりましたが、番付は先場所と同じ東十枚目に留められました。
この人は、ほんとに怪我が多いです。
パリ公演にも行けなかったようですが、はたしてどこまで快復してるんでしょう。
あと、久々に幕内に戻ってきた尊富士。
十両陥落以来、3場所連続8勝と苦しんでましたが……。
先場所、ようやく11勝。
新入幕優勝したのは、2024(令和6)年3月場所。
もう、2年以上前になりました。
この人も怪我が多いです。
しかし、往年の琴錦を思わせる速攻相撲は魅力。
嵌まれば怖い力士です。
さてさて。
初日は、7月12日。
梅雨明けはまだでしょうね。
でも、7月場所はテレビ画面の景色が白いんですよね。
ワイシャツ姿が多くなりますから。
でも、IGアリーナ(愛知国際アリーナ)は、冷房がガンガンに効いてるそうです。
はたして、例年の7月場所の景色が見れるかでしょうか。
いずれにしろ、初日が楽しみでなりません。











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