Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4483
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『奈美さん、今夜はうちでパーティーしない?』

 幸恵からの電話だった。
 また、隣のリビングから架けているのだろう。

『侑くんから聞いたわ。
 今晩、ご主人、出張なんでしょ?』

 行き先は、松江支店と言っていた。
 昨日の夜、一旦帰宅して食事を摂った後、旅支度をして出かけて行った。
 東京駅21:50分発の寝台特急『サンライズ出雲』に乗るのだという。
 夜通し走って、松江に着くのが今朝の9:35分。
 今の時間はもう、とっくに支店に入っているはずだ。
 今日は、松江駅19:27分発のやはり『サンライズ出雲』で帰るという。
 東京駅には、明日の朝7:08分着。
 そのまま出社すると言っていた。
 行き帰り寝台車では疲れると思うのだが……。
 鉄道好きの夫は、むしろ喜んでいる様子だった。
 会社としても、ホテル代が浮くのだと言う。

 つまり、夫がこのマンションに帰るのは、明日の夜になる。
 もちろん、夫の出張は初めてではない。
 以前は、侑人とふたり、会話の少ない夕食を摂るだけだった。
 その後、侑人は部屋に籠もってしまう。
 奈美も早々に寝てしまうのが慣わしだった。
 しかし、侑人と関係を持つようになってからは変わった。
 夕食も早々に、侑人の性処理をさせられた。
 若いだけあって、1度では済まなかった。
 いつしか奈美も、悦楽に溺れていった。
 侑人はそんな奈美を、片唇をあげて笑って見ていた。
 なので今日も、これまでであれば、侑人とふたりの性夜になるはずだった。
 奈美にとっては、快感に翻弄されながらも、黒々とした地獄が覗けてしまう時間だった。
 必ず報いがある……。
 確信に近い絶望感が、悦楽を鬼火のように灼いていた。

 幸恵の誘いを受けたのは、侑人と2人で見る地獄が怖かったからかも知れない。
 もう夕方には幸恵の部屋にいた。
 夕食の惣菜を買って戻ったのだ。
 幸恵からは、わたしが奢るからとクレジットカードを渡されて出た。
 遠慮したかったが、幸恵の上機嫌を損ないたくなかったので、ありがたく言うことを聞いた。
 帰ってみると、ソファーテーブルの上には、寿司桶と宅配ピザの箱が載っていた。
 幸恵が電話で頼んだようだ。
 そんなことは聞いていなかったので、奈美もボリュームのある惣菜を仕入れていた。
由美と美弥子 4482目次由美と美弥子 4484

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2025/12/26 05:57
    • 今日は何の日
       12月26日は、『有頂天家族の日(https://zatsuneta.com/archives/112263.html)』。
       『有頂天家族(https://uchoten-anime.com/)』製作委員会が制定。
       小説家の森見登美彦(もりみ とみひこ/1979~)の小説を原作として……。
       『㈱ピーエーワークス(https://www.pa-works.jp/)/富山県南砺市』によって制作されたTVアニメ「有頂天家族」。
       京都の下鴨神社にある「糺の森(ただすのもり)」に暮らす狸の下鴨家を中心として……。
       狸、人間、天狗を描いた奇想天外な物語です。
      https://zatsuneta.com/img/112263_01.jpg

       記念日を通して、「有頂天家族」のことを、ファンや地元の方々がともに思い出し……。
       作品を語り合う機会や、聖地巡礼の思い出などを共有する機会をつくることが目的。
       日付は、「有頂天家族」の作中で……。
       「偽右衛門(にせえもん)選挙」という一大イベントが開催された、12月26日を記念日に。
       記念日は、2024(令和6)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/112263.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       記念日は、クラウドファンディングによるファンの熱い支援のもと……。
       TVアニメ「有頂天家族」の放送10周年を記念したプロジェクトの一環として制定されました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2025/12/26 05:58
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       2024(令和6)年3月17日(日)、下鴨神社において「有頂天家族の日」制定式が実施されてます。
      https://zatsuneta.com/img/112263_02.jpg

       ちなみに「偽右衛門選挙」は、狸界の頭領を決める選挙です。
       また下鴨神社は、京都市左京区下鴨泉川町にある神社です。
       正式名称は、「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。
       「古都京都の文化財」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録されてます。

       「有頂天家族(うちょうてんかぞく)」の原作小説は……。
       幻冬舎より、2007(平成19)年9月25日に刊行されました。
      https://zatsuneta.com/img/112263_03.jpg

       2015(平成27)年2月26日……。
       第2部に当たる「有頂天家族 二代目の帰朝(うちょうてんかぞく にだいめのきちょう)」が刊行されました。
       巻末に、第3部の予告がなされてます。
       タイトルは同じ「有頂天家族」で、「コミックバーズ(幻冬舍)」の2013(平成25)年6月号より……。
       2015(平成27)年5月号まで、小説を原作とした漫画が連載されました。
       全4巻。
       キャラクター原案は、漫画家の久米田康治(くめた こうじ/1967~)。
       作画は、漫画家の岡田祐(おかだ ゆう/生年不詳)が務めました。
       TVアニメは、第1期が、2013(平成25)年7月7日~9月29日(全13話)。
       第2期が、2017(平成29)年4月9日~6月25日(全12話)で放送されました。
       2017(平成29)年3月時点で、シリーズ累計発行部数は55万部を記録してます。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2025/12/26 05:58
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       さらに引用を続けます。

       「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎(やさぶろう)は……。
       狸の名門、下鴨家(しもがもけ)の三男。
       宿敵の夷川家(えびすがわけ)が幅を利かせる京都の街を……。
       一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻ります。
       しかし、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く……。
       矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて、人間の美女にうつつをぬかしてます。
       世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作、毛玉ファンタジーです。

       以上、引用終わり。

       まったく知りませんでした。
       2007(平成19)年9月25日刊行とのこと。
       わたしが、このブログを始める8ヶ月前です。
       その4月に入った会社にも、ようやく慣れてきたころですね。
       心にも少し余裕が出来てきてたはず。
       でも、ぜんぜんアンテナに引っかかりませんでしたね。

       そうそう。
       この年は、新潟県中越沖地震が起きたんです。
       2007(平成19)年7月16日。
       月曜日でしたが、「海の日」の祝日でした。
       地震発生は、10時13分。
       新潟市の震度は4だったみたいなんですが……。
       わたしは、気づきませんでした。
       なぜなら、自転車に乗ってたからです。
       その後、自転車を停めて、電気店に入ろうとしたら……。
       中からお客が、ぞろぞろと出て来ました。
       何事だろうと思いながらも、人波が引いたので入ろうとしたら……。
       店員に止められました。
       そこで初めて、地震があったことを知ったんです。
       青空で、わたしは短パン姿でした。
       もう、18年も前のことなんですね。
       あっという間でした。
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