Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4349
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 トイレの傍らにいるせいか、安心感があるのかも知れない。
 焦燥を感じなかった。
 侑人は、その場に起ちあがった。

「ちょっと、外に出てみる」
「ウソでしょ」
「玄関前に出るだけだから。
 見張ってて」

 トイレ前の廊下は、そのまま玄関に繋がっている。
 たたきに出ていたエスパドリルを履いた。

「先に出て」

 主婦がサンダルをつっかけ、玄関扉を細めに開いた。
 隙間から外を覗き、少しずつ開口部を広げながら、自らも外に踏み出した。
 廊下の左右を見通して、指でオッケーマークを作った。
 侑人も続いて廊下に出た。
 開いた扉を背にして立った。
 これで、後方からの視線は遮られる。
 前方の廊下は、真っ直ぐに伸びている。
 片側には扉が連なっている。
 どこかの扉が開く可能性はある。
 しかし、開く方向はどの扉も一緒だろう。
 こちら側に開くはずだから、侑人の姿は開いた扉に隠される。
 いきなり見られることはない。
 扉が開いたら、玄関に入ればいいだけだ。
 しかし、エレベーターホールを出た住人が、廊下の向こうに現れたら……。
 一巻の終わりだ。
 しかし、侑人の前には主婦が立っている。
 侑人はその陰になるから、モロ見えとはならないだろう。
 そのくらいのリスクがあった方が刺激的だ。

「撮って」

 後ろに扉を背負ったままポーズを付ける。
 興が乗ってきた。
 扉のノブを両手で持ち、主婦に背中を向ける。
 顔を捻って後ろを見据え、尻を高々と持ちあげる。
 画角には、肛門まではっきりと収まっているだろう。
 そしてその下にわだかまる陰嚢も。
 しかし、陰茎は写らない。
 腹の下を見通すと、勃起して反りあがっていた。
 侑人は片手をノブから離し、陰茎を真下に押し下げた。
 これで、後ろからも見えるはずだ。
 先端だけ皮の剥けたピンク色の陰茎が。

 シャッター音が、銀色のカケラのように降り注ぐ。
 ずっとこのままポーズを取っていたかった。
 しかし……。
 ようやく催してきた。
 侑人は我に返った。
 そのまま玄関を入り、エスパドリルを踏み脱ぐと、廊下を急いだ。
 トイレに飛びこみ、さすがに恥ずかしいので扉を閉めた。
 主婦の足音が廊下に聞こえた。
 扉は閉めたが、鍵は掛けていない。
 開けられるかもと思ったが……。
 足音は、トイレ前を素通りしていった。
 同時に、雪崩のような脱糞音が狭い個室に鳴り響いた。
由美と美弥子 4348目次由美と美弥子 4350

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2025/06/21 05:37
    • 今日は何の日
       6月21日は、『えびフライの日(https://zatsuneta.com/archives/106217.html)』。
       各種冷凍食品の製造販売を手がけ、全国の量販店、コンビニ、外食産業などに流通させてる……。
       『㈱味のちぬや(http://www.chinuya.com/)/香川県三豊市』が制定。
       日付は、曲がったえびの形が「6」に見えることと……。
       『「フ(2)」ラ「イ(1)」』と読む語呂合わせから、6月21日に。
       多くの人が大好きな「えびフライ」の記念日をきっかけとして……。
       美味しいえびフライを、もっと食べてもらうことが目的。
       記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106217.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「えびフライについて」を引用させていただきます。

       えびフライ(海老フライ)は、海老を多量の食用油で揚げた、日本発祥の料理です。
       日本で開発されたカツ料理の一つであり、代表的な洋食料理でもあります。
       海老にパン粉を付けて、油で揚げるというカツの手法により作られます。
       キャベツ、キュウリ、トマトなどの野菜を添えて出され……。
       えびフライには、タルタルソースやウスターソースなどを付けて食べることが多いです。
       エビフライの素材は、高級店では主にクルマエビが使用されてます。
       しかし、漁獲量の低迷と価格高騰の影響により……。
       一般的には、ブラックタイガー(ウシエビ)を使用する店が多くなってます。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2025/06/21 05:37
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       ほかにも、高級なコウライエビ(大正エビ)、イセエビ、ニシキエビなどを使う例もあります。
       また、安価な冷凍食品などでは、バナメイエビが用いられることが多いです。
       えびフライの発祥には諸説があり、確かではありません。
       中では、1900(明治33)年に、銀座の洋食屋「煉瓦亭」で、豚カツやメンチカツが人気を博したことから着想を得て……。
       同様のフライ料理として考案されたという説が有力です。

       以上、引用終わり。

       エビフライ、もちろん好きです。
       でも高いので、滅多に食べませんね。
       プリップリの身も美味しいですが……。
       わたしが一番好きなのは、尻尾です。
       カリッカリですよね。
       残す人が信じられません。
       わたしは、尻尾の揚げたのだけ皿に盛った料理があれば、必ず注文します。
       しかし外食では、なかなか尻尾まで食べてしまうのは勇気が要ります。
       田舎者が、一生に一度、食べに来てるみたいで。
       家なら、傍の目を気にせずに食べられます。
       久しぶりに、スーパーの惣菜で買ってみますかね。

       エビフライも、日本発祥なんですね。
       あんまり外国にはないということでしょう。
       インバウンドには、日本の揚げ物が人気のようです。
       豪華なミックスフライ定食を出したら、人気が出るんじゃないですか。
       エビフライ、カキフライ、アジフライ、トンカツ、メンチカツ、カニクリームコロッケ。
       これらを一皿に盛り付けます。
       ここにスープとして、クリームシチューを付けます。
       このクリームシチュー、いかにも西欧料理のようですが……。
       なんとこれも、日本発祥なんだそうです。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2025/06/21 05:38
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       ↓Wikiからの引用です(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC)。
      +++
       日本においてホワイトソースを用いた料理は大正時代には確認することができる。
       しかしながら、ホワイトソースを用いた料理の認知度が大きく高まるのは、第二次世界大戦の終了後に学校給食に取り入れられたことがきっかけである。
       食糧事情が劣悪な時代、子どもたちに栄養のある食事を与えようと政府が先導して作った料理の白シチューが、クリームシチューの原型となる。
      +++

       なんと、学校給食発祥でした。
       わたしは今、毎週作って食べてます。
       といっても、自動調理鍋で作るので、準備には10分もかかりません。
       まず、鶏の手羽元を投入。
       パックから出すだけで、切る手間も要りません。
       その次にルーですが……。
       これだけは、切ります。
       塊のままだと溶け残るそうなんです(塊のままやったことがないので、実際の結果はわかりません)。
       その次に、カレー用に切って、下茹でしてあるパック野菜を投入。
       これも、袋を切って入れるだけ。
       そこに、日清の「水溶きいらずのとろみ上手」を大さじ3杯振りかけます。
       これを入れないと、シャバシャバのスープになってしまうんです。
       最後に、コンソメを小さじ2杯入れて、蓋を閉めるだけ。
       お昼前にできあがるようにタイマーセットしておきます。
       できあがったら、牛乳を100CC弱入れて掻き混ぜます。
       これで、シチューが真っ白になります。
       先日は、半分を冷蔵庫に入れて、夜、食べました。
       冷たい食感が、また美味しかったです。
       冷やしたクリームシチュー、夏の定番になりそうです。
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