2025.6.20(金)
主婦の気配が消えた。
浣腸の容器を捨てに行ったのだろう。
このままトイレに籠もって鍵を掛けてしまおうかとも思った。
しかし、主婦の言いなりになって苦痛を耐える方に魅力を感じた。
やはり自分には、Mの気があったということだ。
「ほほ。
いい子ちゃんにしてたわね」
主婦が戻ってきた。
「記念写真、撮ってあげる」
手にはスマホを持っていた。
容器を捨てに行くのはついでで、スマホを取りに行ったようだ。
「こっちに顔、向けて」
ウィッグは付けているが、マスクはしていない。
もし画像が拡散したら、侑人とわかってしまうかも知れない。
しかし侑人の顔は、真っ直ぐにスマホの液晶を向いた。
シャッター音が響く。
乾いた音の振動が、陰茎を震わせる。
湯のような心地よさが、全身を解け流れる。
「脱いでもいい?
もし汚すと悪いから」
「いいわよ。
そんな言い訳しなくても。
裸になりたいんでしょ」
侑人は頷きながら身を起こした。
ベアトップを頭上に抜きあげる。
差し出した主婦の手に預ける。
ミニスカのホックを外し、ファスナーを引き下げる。
赤い布地が、太腿から脛を滑り下りる。
床に落ちた布地を、主婦が脇に払った。
全裸になった肌を、無数の手に触られている気がした。
「撮って」
侑人は、トイレの開口部脇に尻を落とした。
壁に背中を預ける。
そのまま、両脚を高々と持ちあげた。
主婦の構えたスマホを、正面から見据える。
「マスク、しないでいいの?」
「いい」
「すっかりスイッチが入っちゃったわね。
そっち側の人になったってわけか」
乾いたシャッター音が、肌にチリチリと降り注ぐ。
モデルというのは、こういう感覚を味わっていたのか。
病みつきになりそうだった。
「どう?
まだ催さない?」
浣腸の容器を捨てに行ったのだろう。
このままトイレに籠もって鍵を掛けてしまおうかとも思った。
しかし、主婦の言いなりになって苦痛を耐える方に魅力を感じた。
やはり自分には、Mの気があったということだ。
「ほほ。
いい子ちゃんにしてたわね」
主婦が戻ってきた。
「記念写真、撮ってあげる」
手にはスマホを持っていた。
容器を捨てに行くのはついでで、スマホを取りに行ったようだ。
「こっちに顔、向けて」
ウィッグは付けているが、マスクはしていない。
もし画像が拡散したら、侑人とわかってしまうかも知れない。
しかし侑人の顔は、真っ直ぐにスマホの液晶を向いた。
シャッター音が響く。
乾いた音の振動が、陰茎を震わせる。
湯のような心地よさが、全身を解け流れる。
「脱いでもいい?
もし汚すと悪いから」
「いいわよ。
そんな言い訳しなくても。
裸になりたいんでしょ」
侑人は頷きながら身を起こした。
ベアトップを頭上に抜きあげる。
差し出した主婦の手に預ける。
ミニスカのホックを外し、ファスナーを引き下げる。
赤い布地が、太腿から脛を滑り下りる。
床に落ちた布地を、主婦が脇に払った。
全裸になった肌を、無数の手に触られている気がした。
「撮って」
侑人は、トイレの開口部脇に尻を落とした。
壁に背中を預ける。
そのまま、両脚を高々と持ちあげた。
主婦の構えたスマホを、正面から見据える。
「マスク、しないでいいの?」
「いい」
「すっかりスイッチが入っちゃったわね。
そっち側の人になったってわけか」
乾いたシャッター音が、肌にチリチリと降り注ぐ。
モデルというのは、こういう感覚を味わっていたのか。
病みつきになりそうだった。
「どう?
まだ催さない?」
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2025/06/20 07:13
-
今日は何の日
6月20日は、『るるぶの日(https://zatsuneta.com/archives/106204.html)』。
印刷出版物の発行、販売、広告掲載営業などを手がける……。
『㈱JTBパブリッシング(https://jtbpublishing.co.jp/)/東京都新宿区払方町』が制定。
日付は、同社が発行する『るるぶ』の創刊日であり……。
旅を想起させる夏が始まる直前でもある、6月20日に。
『るるぶ』は、旅の情報誌として、1973(昭和48)年6月20日に誕生しました。
https://zatsuneta.com/img/106204_01.jpg
2023(令和5)年には、50周年を迎えました。
「見る・食べる・遊ぶ」をコンセプトにした旅のガイドから……。
最近は、「知る・創る・学ぶ」の新たなコンセプトを加え、バーチャルな世界のガイドブックも発行してます。
https://zatsuneta.com/img/106204_02.jpg
記念日を通して、「さあ、どこに旅に出ようか?」「なにをして遊ぼうか?」「なにを学ぼうか?」と……。
ワクワクした気持ちになってもらうことが目的。
記念日は、2023(令和5)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106204.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2025/06/20 07:14
-
今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
㈱JTBパブリッシングは、日本の出版社で、持株会社であるJTBの完全子会社です。
資本金は、10億円。
従業員数は、2022(令和4)年3月時点で255名です。
JTBは、ブランドスローガンとして、「感動のそばに、いつも。」を掲げてます。
同社は、これまでのJTBの出版部門を分社する形で、2004(平成16)年10月1日……。
JTB出版事業局、系列編集会社のるるぶ社、専門販社であるジェイティービー出版販売の商品販売部門を統合して設立されました。
旅行会社であるJTBの、出版部門を統括する会社です。
「JTB時刻表」を始めとする各種鉄道時刻表や、「るるぶ」「Visita」などの旅行情報誌、各種旅行ガイドブック……。
各言語の会話集、地図、日本語以外の言語による日本紹介書、旅行や紀行、鉄道関連の単行本などの発行を手がけてます。
また、子育て中のママパパのためのWebメディア「るるぶWeb」の運営を始めとする……。
デジタルコンテンツの開発と販売も手がけてます。
旅の情報誌『るるぶ』は、女性の社会進出や週休2日制の浸透……。
国鉄の「ディスカバー・ジャパン(DISCOVER JAPAN)」キャンペーンなどにより旅行気運が高まる中、旅行雑誌『旅』の別冊として誕生しました。
男性向けの『旅』とは異なり、行動的な若い女性をターゲットとし……。
旅をコンセプトに、ファッションや美容、料理なども盛りこみました。
創刊号は、当時としては斬新な「ひとり旅」がテーマでした。
https://zatsuneta.com/img/106204_04.jpg
続きはさらに次のコメントで。
-
––––––
3. Mikiko- 2025/06/20 07:14
-
今日は何の日(つづきのつづき)
さらに引用を続けます。
「るるぶ」は、「見る・食べる・遊ぶ」の語尾をとった造語です。
創刊号の編集後記には、次のように記されてます。
“るるぶは「見る・食べる・遊ぶ」、そして「知る」「考える」・・・ あなたの旅をつくる言葉を、すべて満たす雑誌です”。
「日本のみならず世界を、この本を携えて元気に旅しましょう」という思いがこめられてました。
そんな『るるぶ』のライバル誌には、昭文社発行の『まっぷる』、リクルート発行の『じゃらん』などがあります。
以上、引用終わり。
『るるぶ』。
懐かしいです。
単独旅行に出るときは、必ず携えてました。
なので、前回持って行ったのは、「会津」編でした。
地図が充実してるのがいいです。
さらに「るるぶ」のお世話になったのが……。
かつて連載してた『紙上旅行倶楽部(https://mikikosroom.com/archives/2596551.html)』の「○○に行こう!」シリーズ。
あれの執筆は、主に図書館の学習室でしてました。
お昼休みに書いてたんです。
傍らには、常に「るるぶ」と「まっぷる」。
ケチなので、買いません。
図書館から借りてました。
最新版は貸し出し中の場合が多かったですが……。
バックナンバーが何年分もあり、古い版はいつでも借りられました。
うーむ。
こんなことを書いてたら、久しぶりに「るるぶ」を手に取ってみたくなりました。
旅行はやっぱり、あれこれ予定を立ててるときが一番楽しいんですよね。
最近は、なかなかそういう楽しい時間さえ取れない日々が続いてました。
この秋には、「るるぶ」を携えて、どこかに行ってみたいです。