2025.6.8(日)
「ふふ。
目が酔ってるみたい」
商店街が終わり、住宅街に入った。
人通りが少なくなった。
なんだか物足りない。
団地が見えてきた。
昭和なデザインの古びたコンクリート棟が連なっている。
その建物を覆うように、樹木がうっそうと繁っていた。
団地内にある公園だ。
森のようだった。
夜は、とても怖くて入れないだろう。
遊歩道の両側からも木々が迫り、まるで迷路の中を歩いているみたいだった。
トイレが見えてきた。
このトイレだけは、近年になって造られたものだろう。
ユニバーサルトイレを備えた、近未来的なデザインだった。
「なんかさ。
わたしたちって、トイレばっかり入ってる気がしない?」
「いいじゃない」
トイレ前で遊歩道が開け、小空間をつくっていた。
「あ」
トイレは、入口に段差があった。
そこに、男の子がひとり腰を下ろしていた。
おそらく侑人と同年代だろう。
スマホに見入っている。
これでは、主婦と連れ立ってトイレに入るわけにはいかない。
引き返したら不自然なので、トイレ前を通り過ぎる。
「しばらく動きそうもなかったわね。
別にトイレじゃなくてもいいじゃない。
これだけ木が繁ってたら、死角なんていくらでもあるわよ。
ほら、あった」
遊歩道脇の生垣が、一箇所途切れていた。
生垣と云っても、綺麗に整形された垣根ではなかった。
樹木は自由に枝葉を伸ばし、うっそうと繁っている。
それが明らかに人工的に、一箇所切れているのだ。
切れ目から覗くと、中は開けているようだ。
切れ目の土は踏み固められていた。
人の出入りがあるらしい。
「こんなとこ入るの?」
「そうよ。
秘密の花園みたいじゃない」
「花なんてないけど」
目が酔ってるみたい」
商店街が終わり、住宅街に入った。
人通りが少なくなった。
なんだか物足りない。
団地が見えてきた。
昭和なデザインの古びたコンクリート棟が連なっている。
その建物を覆うように、樹木がうっそうと繁っていた。
団地内にある公園だ。
森のようだった。
夜は、とても怖くて入れないだろう。
遊歩道の両側からも木々が迫り、まるで迷路の中を歩いているみたいだった。
トイレが見えてきた。
このトイレだけは、近年になって造られたものだろう。
ユニバーサルトイレを備えた、近未来的なデザインだった。
「なんかさ。
わたしたちって、トイレばっかり入ってる気がしない?」
「いいじゃない」
トイレ前で遊歩道が開け、小空間をつくっていた。
「あ」
トイレは、入口に段差があった。
そこに、男の子がひとり腰を下ろしていた。
おそらく侑人と同年代だろう。
スマホに見入っている。
これでは、主婦と連れ立ってトイレに入るわけにはいかない。
引き返したら不自然なので、トイレ前を通り過ぎる。
「しばらく動きそうもなかったわね。
別にトイレじゃなくてもいいじゃない。
これだけ木が繁ってたら、死角なんていくらでもあるわよ。
ほら、あった」
遊歩道脇の生垣が、一箇所途切れていた。
生垣と云っても、綺麗に整形された垣根ではなかった。
樹木は自由に枝葉を伸ばし、うっそうと繁っている。
それが明らかに人工的に、一箇所切れているのだ。
切れ目から覗くと、中は開けているようだ。
切れ目の土は踏み固められていた。
人の出入りがあるらしい。
「こんなとこ入るの?」
「そうよ。
秘密の花園みたいじゃない」
「花なんてないけど」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2025/06/08 05:51
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今日は何の日
6月8日は、『鎌倉アロハの日(https://zatsuneta.com/archives/10608a2.html)』。
ビジネスシャツやカジュアルシャツなどを中心に、さまざまなファッションアイテムの製造販売を手がける……。
『メーカーズシャツ鎌倉㈱(https://www.shirt.co.jp/)/神奈川県鎌倉市雪ノ下』が制定。
日付は、『ア「ロ(6)」「ハ(8)」』と読む語呂合わせから、6月8日に。
同社が開発したアロハシャツ「KAMALOHA SHIRTS(カマロハシャツ)」を起点に……。
https://zatsuneta.com/img/10608a2_01.jpg
サーフィンのメッカでもある、鎌倉のビーチカルチャーのさらなる発展と……。
地域を盛りあげることが目的。
記念日は、2024(令和6)年3月29日、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10608a2.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
メーカーズシャツ鎌倉㈱は、1993(平成5)年に創業し……。
2023(令和5)年、30周年を迎えました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2025/06/08 05:51
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
30周年企画の第6弾として……。
鎌倉シャツ初のアロハシャツ、「KAMALOHA SHIRTS」をつくることになったのです。
https://zatsuneta.com/img/10608a2_03.jpg
なぜ、アロハシャツをつくるのか。
その答えは、鎌倉シャツのバックグラウンドにあります。
同社が本拠地とする鎌倉、湘南には、素晴らしいビーチカルチャーが根付いており……。
その文化に合うシャツを考えた際、「アロハシャツ」にたどり着きました。
さらに、単なるリゾートウェアをつくるのではなく、プリントから縫製、パターンまでこだわり抜いた……。
鎌倉シャツならではのアロハシャツを目指し、「KAMALOHA SHIRTS」は出来あがりました。
創業30周年を迎えることができ、世界中の方々に支えられてる今……。
改めて、鎌倉という原点に立ち返ることで生まれた、全く新しいプロダクトです。
「KAMALOHA SHIRTS」に使われる染色技法の手捺染(てなっせん)は……。
デジタルプリントとは違い、1枚1枚しっかりと色を刷りこむため、深い色味を表現することが出来ます。
人の手でしか表現できない、温かみのある風合いも魅力のひとつです。
関連する記念日として同社は、『「さ(3)」「む(6)」え⇒作務衣』と読む語呂合わせから……。
3月6日を『鎌倉作務衣の日(https://zatsuneta.com/archives/10306b1.html)』に制定してます。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2025/06/08 05:52
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今日は何の日(つづきのつづき)
先日、NHKのニュースを見てたら……。
石破総理、林官房長官、小泉農相が、アロハシャツ(?)を着てました。
さすがに地味目でしたが、悪くはなかったです。
日本の夏は、みんなこれにすればいいんですよ。
温暖化はこれから、さらに進んでいくんですから。
ネクタイ締めてスーツを着て、冷房をガンガンかけてるなんてのは……。
言語道断です。
でも未だに、スーツにネクタイじゃなければ……。
ビジネス上失礼という感覚が抜けないようです。
ほんとに、日本人の頭は固いです。
前の建設会社にいたとき、真夏に研修旅行がありました。
男性の添乗員が付いたんですが……。
炎天下でも、真っ黒いスーツを脱がないんですよ。
会社の指令なんでしょうね。
もし倒れたら、会社の責任ですよ。
ところで、鎌倉シャツのアロハの値段。
いくらくらいだと思います。
写真にあるシャツの値段が、こちら(https://shop.shirt.co.jp/shop/pages/30th_06.aspx)のページに載ってました。
13,200円(税込)。
ちょっとねー。
この値段じゃ、父の日のプレゼントにするには痛すぎます。
せいぜい、半値じゃないと。
でも、アロハシャツなんて、新品じゃなくて……。
古着屋にけっこうありそうじゃないですか。
むしろ古着の方が、着慣れてて味わいがあるんじゃないですか。
今度、探してみようかな。