2025.3.23(日)
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目が覚めると、ボクは天井を見あげていた。
仰向いている。
天井には、無数の湯気のしたたり。
そうか。
ここはまだ、あの風呂の中だ。
ボクの傍らに老人があぐらをかいている。
ボクの身体は、老人の手によって泡だらけになっていた。
「お、目が覚めたか。
すっきりしただろ。
あれだけ出したんだからな。
茶碗一杯くらい出たぞ。
うらやましい。
わたしも昔はそうとうだったんだがな。
この天井まで届いたこともある。
それが今では、まるで鑞涙だ」
ボクは身を起こした。
老人は、ボクの背中まで泡を広げた。
「あ」
風呂の入口で、ガラスの引き戸が開いた。
入って来たのは、奥さんだった。
風呂に入ってきたのだから当然なんだろうけど……。
裸だった。
でも、水色のフェイスタオルを胸にあてていた。
タオルの裾が、股間まで隠している。
その下から、真っ直ぐな脚が伸びていた。
改めて綺麗だと思った。
ボクの視線に気づいたんだろう、老人が振り向いた。
「こら、サヤカ、おまえ。
男風呂だぞ」
「お風呂はここだけでしょ」
「男が入ってるときは男風呂だ。
そういうルールだ」
「固いこと言わないの。
ひとりでいたら退屈なんだもの」
奥さんは、胸を押さえたまま湯船に向かった。
後ろ姿には年齢が出ていた。
尻たぶは垂れ下がり、太腿との境目には皺が寄っている。
奥さんは湯船の縁に膝を着き、湯桶で湯を汲んだ。
湯を肩から掛け流す。
背中を湯が滝のように流れ下った。
もう、タオルは傍らに置かれていた。
早く、すべてを見たかった。
ペニスが、むくりと首をもたげた。
「相変わらず、いいお湯ね。
ほんと滑らか」
奥さんは手桶を置いて起ちあがった。
こちらに身体を向ける。
タオルは持っていたが、前を隠すためには使われていなかった。
熟れすぎた果実のようにぶら下がった乳房。
その先端の大きな乳首は、みぞおちの下まで垂れていた。
皺の寄った腹部。
白髪の交じる陰毛からは、湯が滴っていた。
目が覚めると、ボクは天井を見あげていた。
仰向いている。
天井には、無数の湯気のしたたり。
そうか。
ここはまだ、あの風呂の中だ。
ボクの傍らに老人があぐらをかいている。
ボクの身体は、老人の手によって泡だらけになっていた。
「お、目が覚めたか。
すっきりしただろ。
あれだけ出したんだからな。
茶碗一杯くらい出たぞ。
うらやましい。
わたしも昔はそうとうだったんだがな。
この天井まで届いたこともある。
それが今では、まるで鑞涙だ」
ボクは身を起こした。
老人は、ボクの背中まで泡を広げた。
「あ」
風呂の入口で、ガラスの引き戸が開いた。
入って来たのは、奥さんだった。
風呂に入ってきたのだから当然なんだろうけど……。
裸だった。
でも、水色のフェイスタオルを胸にあてていた。
タオルの裾が、股間まで隠している。
その下から、真っ直ぐな脚が伸びていた。
改めて綺麗だと思った。
ボクの視線に気づいたんだろう、老人が振り向いた。
「こら、サヤカ、おまえ。
男風呂だぞ」
「お風呂はここだけでしょ」
「男が入ってるときは男風呂だ。
そういうルールだ」
「固いこと言わないの。
ひとりでいたら退屈なんだもの」
奥さんは、胸を押さえたまま湯船に向かった。
後ろ姿には年齢が出ていた。
尻たぶは垂れ下がり、太腿との境目には皺が寄っている。
奥さんは湯船の縁に膝を着き、湯桶で湯を汲んだ。
湯を肩から掛け流す。
背中を湯が滝のように流れ下った。
もう、タオルは傍らに置かれていた。
早く、すべてを見たかった。
ペニスが、むくりと首をもたげた。
「相変わらず、いいお湯ね。
ほんと滑らか」
奥さんは手桶を置いて起ちあがった。
こちらに身体を向ける。
タオルは持っていたが、前を隠すためには使われていなかった。
熟れすぎた果実のようにぶら下がった乳房。
その先端の大きな乳首は、みぞおちの下まで垂れていた。
皺の寄った腹部。
白髪の交じる陰毛からは、湯が滴っていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2025/03/23 05:31
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今日は何の日
3月23日は、『裏旬ぶどうの日(https://zatsuneta.com/archives/103235.html)』。
日本とニュージーランドの2つの拠点で、日本品種の高級ぶどうを栽培し、販売する……。
『㈱GREENCOLLAR(https://greencollar.co.jp/)/東京都中央区日本橋室町』が制定。
同社では、日本品種のクラフトぶどう「極旬」を……。
日本の山梨県とニュージーランドで育ててます。
ニュージーランドでは、ぶどうの旬とは真逆の季節である……。
日本の冬から春にかけて旬を迎えることから、これを「裏旬」と名付けてます。
日付は、3月が、裏旬ぶどうの出荷のピークを迎え、日本でも味わえることと……。
ぶどうの『「ふ(2)」「さ(3)」⇒房』と読む語呂合わせの23日から、3月23日に。
記念日を通して、「裏旬」を、より多くの人に知ってもらい……。
ぶどうの新たな旬を、楽しく味わってもらいたいとの想いがこめられてます。
記念日は、2022(令和4)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/103235.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2025/03/23 05:32
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
山梨県は、ぶどう出荷量日本一を誇る名産地です。
日本の旬の季節に、日本で一番日照時間が長い、フルーツの聖地となってます。
ぶどうの主な収穫シーズンは、8月中旬から10月初旬で……。
これが「表旬」と呼ばれます。
一方「裏旬」は、日本とは地球の反対側に位置するニュージーランドで育てられます。
ニュージーランドは日照時間が長く、乾燥しており……。
ぶどうの生産には最適な環境です。
主な収穫シーズンは、2月中旬から4月初旬になります。
栽培してる品種には、バイオレットキングや巨峰があります。
https://zatsuneta.com/img/103235_01.jpg
↑バイオレットキング
以上、引用終わり。
なるほど。
旬のある農産物を、季節が逆の南半球で育てるってのはいいですね。
ほかにもいろいろ出来るんじゃないですか。
オーストラリアの広大な土地で、お米が作れませんかね。
日本に、3月から4月ころ新米が届けられます。
でもお米は、水の確保が大変なのか。
オーストラリアは……。
砂漠みたいな草原で、カンガルーが飛び跳ねてるイメージですから。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2025/03/23 05:32
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今日は何の日(つづきのつづき)
母が元気なころは、毎年、夏の終わりに、ぶどう園に行ってました。
ぶどう狩りが出来るような、観光ぶどう園ではありませんが……。
ぶどう園を背にして直売所があったんです。
そこに、贈答用のぶどうを買いに行ってました。
母がぶどうを注文してる間、わたしはぶどう園の中を散策してました。
でも、無防備で入ると、ヤブ蚊の集中攻撃を受けます。
なので、駐車場で車を降りたあと……。
虫除けスプレーを全身に振っておかなければなりません。
まだ暑い時期でしたが……。
頭上に広がるぶどうの大きな葉が、日差しを遮ってくれてました。
地面には、木漏れ日が落ちる程度。
ここで鶏を飼ったら面白いと思いました。
鶏の糞が、ぶどうの肥料にもなるんじゃないですかね。
端っこに、出入り自由の鶏小屋を建てれば……。
そこで卵を産んでくれるでしょう。
問題は、害獣対策。
棚にはぶどうの枝が密集してるので、カラスは降りられません。
でも、小動物は脇から入れます。
しかし、ぶどう畑を全面的に塞ぐような柵を設置するとなると……。
費用が膨大になりますね。
ネットじゃ、破られるでしょうしね。
土を掘って侵入してくる動物もいるでしょう。
犬を放し飼いにしたらどうでしょう?
犬は、鶏を食べませんよね?
ぶどう畑で鶏を飼う。
これが、わたしが夢見る理想の生活です。
実現する可能性は、ゼロでしょうけど。