2025.2.12(水)
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見覚えのある天井のクロス。
一瞬、家にいるのかと思った。
いや違う。
ようやく、頭から靄が晴れてきた。
侑人が見あげている天井は、隣の家のリビングだ。
背中の感触は、毛足の長い絨毯。
床に仰向いているのだ。
傍らに、ソファーの座面が立ちあがっていた。
身を起こす。
ソファーには、2人が腰掛けていた。
いや、腰掛けているというより、背もたれに身を投げ出していると云うべきか。
腰が、座面の縁近くまでずり落ちていた。
もちろん、座っているのは、主婦と少年だった。
2人とも、もう目を覚ましていた。
主婦の手には、ビールの缶が握られている。
「やっとお目覚め?」
2人は、全裸のままだった。
全裸の少年と中年女が、ソファーに並んで座っているのだ。
驚いたことに少年の陰茎は、すでに息を吹き返しつつあった。
まだ直立してはいないが、バナナのように反って太腿に乗りあげている。
「侑くん、残念」
「何が?」
「この子、童貞じゃなかったんだって」
「ほんとに?」
「どうりで、立派なおちんちんだと思ったわ」
侑人は立ちあがり、2人と向き合ってセンターテーブルに腰掛けた。
主婦の両脚はだらしなく開き、股間まで覗けていた。
陰唇は、半分ソファーに埋もれている。
その部分の座面に黒い染みが見えた。
中出しさせた精液が零れたのだろう。
ティッシュで拭いもしていないということか。
侑人は、テーブルに載ってたティッシュボックスを持ちあげ、数枚引き抜いた。
「拭けば」
「ほほ。
ほんと、よく気が利くわね。
でもいいのよ。
だって、汚くないもの。
これから赤ちゃんになる種なんだから」
「黴が生えるよ」
「そしたら、買い換えるまでよ。
なにしろ、大金が入るんだから」
「大金ってほどじゃないでしょ。
あっという間になくなっちゃうよ」
「ほんと現実的よね、キミは。
それよりかさ。
この子が、どうやって童貞を卒業したか、聞きたくない?」
確かに、興味はある。
歩けない身体なのだ。
そういうチャンスが、どうやって巡って来たのか。
侑人は、2人に向かって頷いた。
「さ、聞かせて」
少年は、言葉を選ぶように話し始めた。
見覚えのある天井のクロス。
一瞬、家にいるのかと思った。
いや違う。
ようやく、頭から靄が晴れてきた。
侑人が見あげている天井は、隣の家のリビングだ。
背中の感触は、毛足の長い絨毯。
床に仰向いているのだ。
傍らに、ソファーの座面が立ちあがっていた。
身を起こす。
ソファーには、2人が腰掛けていた。
いや、腰掛けているというより、背もたれに身を投げ出していると云うべきか。
腰が、座面の縁近くまでずり落ちていた。
もちろん、座っているのは、主婦と少年だった。
2人とも、もう目を覚ましていた。
主婦の手には、ビールの缶が握られている。
「やっとお目覚め?」
2人は、全裸のままだった。
全裸の少年と中年女が、ソファーに並んで座っているのだ。
驚いたことに少年の陰茎は、すでに息を吹き返しつつあった。
まだ直立してはいないが、バナナのように反って太腿に乗りあげている。
「侑くん、残念」
「何が?」
「この子、童貞じゃなかったんだって」
「ほんとに?」
「どうりで、立派なおちんちんだと思ったわ」
侑人は立ちあがり、2人と向き合ってセンターテーブルに腰掛けた。
主婦の両脚はだらしなく開き、股間まで覗けていた。
陰唇は、半分ソファーに埋もれている。
その部分の座面に黒い染みが見えた。
中出しさせた精液が零れたのだろう。
ティッシュで拭いもしていないということか。
侑人は、テーブルに載ってたティッシュボックスを持ちあげ、数枚引き抜いた。
「拭けば」
「ほほ。
ほんと、よく気が利くわね。
でもいいのよ。
だって、汚くないもの。
これから赤ちゃんになる種なんだから」
「黴が生えるよ」
「そしたら、買い換えるまでよ。
なにしろ、大金が入るんだから」
「大金ってほどじゃないでしょ。
あっという間になくなっちゃうよ」
「ほんと現実的よね、キミは。
それよりかさ。
この子が、どうやって童貞を卒業したか、聞きたくない?」
確かに、興味はある。
歩けない身体なのだ。
そういうチャンスが、どうやって巡って来たのか。
侑人は、2人に向かって頷いた。
「さ、聞かせて」
少年は、言葉を選ぶように話し始めた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2025/02/12 05:50
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今日は何の日
2月12日は、『ボンカレーの日・レトルトカレーの日』。
「ボンカレー」に代表される食品や飲料を製造販売する……。
『大塚食品㈱(https://www.otsukafoods.co.jp/)/大阪府大阪市中央区』が制定。
1968(昭和43)年2月12日(今から57年前)……。
日本初のレトルト食品である、「ボンカレー」が発売されました。
記念日は、2007(平成19)年、「ボンカレーの日」と「レトルトカレーの日」で……。
それぞれ、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/102122.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「ボンカレーについて」を引用させていただきます。
「ボンカレー(Bon Curry)」の「ボン」は……。
フランス語の形容詞「bon(よい、おいしいの意味)」に由来します。
当初、一人暮らしの独身男性でも、温めるだけで簡単に食べられることから……。
「独身男性のカレー」という意味で、「チョンガーカレー」という案もあったそうです。
レトルトカレーの代名詞とも言える『ボンカレー(https://boncurry.jp/)』は……。
2018(平成30)年で、発売50周年を迎えたロングセラー商品です。
https://zatsuneta.com/img/102122_02.jpg
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2025/02/12 05:50
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
発売当時の宣伝は、「3分温めるだけですぐ食べられる」という内容のものでした。
宣伝からもわかるように、保存性よりも簡便性を前面に打ち出してて……。
インスタント食品の一種として普及していきました。
現在の主流は、1978(昭和53)年に発売された……。
フルーツベースの「ボンカレーゴールド」です。
https://zatsuneta.com/img/102122_01.jpg
温色で描かれた同心円のパッケージで知られ……。
甘口、中辛、辛口、大辛の4種類があります。
CMキャラクターには、巨人軍の王貞治、郷ひろみ……。
田村正和、所ジョージ、松坂慶子などが起用されました。
以上、引用終わり。
↓当初のCMは、こんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=HB5_N_D3v6w
いいですね。
わたしは最近、ほぼ毎週、カレーを食べるようになりました。
金曜日のお昼です。
ボンカレーではありません。
カレールーを溶かして作る普通のカレーです。
でも、調理はしてません。
自動調理鍋が作ってくれます。
朝、材料を鍋にすべて放りこみ……。
11時50分に出来るようにタイマーをセットしておきます。
会社から帰ると、ちゃんと出来てます。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2025/02/12 05:51
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今日は何の日(つづきのつづき)
ニンジン、ジャガイモなどの野菜は……。
切ってパックになってるのを使ってます。
でも、それだけだと物足りない気がするので……。
タマネギだけ、1個を櫛切りにして追加してます。
正当な作り方だと……。
最初にタマネギを、きつね色になるまで炒めるんですよね。
でも、自動調理では一緒に入れるだけです。
なので、出来上がったとき、タマネギもほぼ原型のまま。
歯触りもシャキシャキです。
本格派の人には、物足りないかも知れませんね。
あと、最初のころは、ルーにとろみが付きませんでした。
いろいろ調べて、ピザ用のチーズを混ぜたりもしてみました。
これは、ある程度、効きました。
でも、一番効果的だったのは……。
↓日清さんの「水溶きいらずのとろみ上手」でした。
https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/nisshin/toromi/
粉状ですが、名前にあるとおり、事前に水で溶く必要はありません。
振りかけるだけ。
ボトルの説明書きには、火を止めてから混ぜるように書いてあります。
でも、自動調理でそんなことは出来ません。
なので、最初に材料を入れるときに、上から振りかけておきました。
まったく問題なしでした。
ダマになることもなく、見事にとろみが付いてました。
火を止めてからっていうのは……。
高温だと、すぐに固まってしまうからのようです。
逆にわたしは、材料が冷たい状態で入れたので……。
よく混ざってくれたのかも知れませんね。
毎週、手作り(?)のカレーが食べられて、生活が豊かになった気がします。