Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 1974

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2016.4.10（日）

　なんと、史恵さんは股間に、ペニスバンドを装着していたのだ。
　陰茎部を下腹に固定していたハーネスを解く。
　解き放たれたピンク色の男根が、宙で上下した。
　わたしを遠ざけて部屋に着替えに行ったのは、これを装着するためだったのだ。
　わたしがあらかじめこのことを知っていると、参加者に微妙な気配が伝わると思ったのかも知れない。

「この男性器は、かなり大きめに造られてます。
　実演でお見せするのに、大きい方がわかりやすいと思いますので。
　でも決して、サイズが大きい方が、女性の快感も大きいというわけではありません。
　このあたり、ぜったいに誤解の無きよう、お願いします。
　それでは……。
　笹川さん、脚を開いて」

　佳代ちゃんが、閉じていた形のいい脚を、左右に開いた。
　史恵さんは、左右の脚の間に作られた三角形の空隙に膝を落とした。

「膝を抱えて」

　佳代ちゃんの両脚が離陸した。
　両腕が、両膝を抱えこむ。
　佳代ちゃんの身体は、かなり柔軟性に富んでいるようだ。
　ひょっとしたら、学生時代、体操などをやっていたのかも知れない。
　膝は、ほとんど体側に沿うほどに大きく左右に開かれた。
　無毛の股間は、何の遮るものもなく晒されている。
　男性参加者の視線が、そこに集中しているのがわかった。
　男性たちは胡座をかいていたが、全員の股間が、すでに膨れているに違いない。

「まず、結合前に大切なのは、丁寧な前戯です。
　これはもちろん、奥さまをオーガズムにより近い状態まで導いておくためです。
　そうしておけば、結合後が短くても、よりよい膣環境で射精が出来るからです。
　前戯も無しにいきなり挿入し、早々と射精してしまっては……。
　酸性の海に、精子を溺れさせてしまうようなものです」

　史恵さんの言葉に、うなだれるご主人が幾人か見られた。

由美と美弥子 1973 ＜目次＞由美と美弥子 1975

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2016/04/10 07:50
- ペニバン
  　好き嫌いの別れるプレイでしょう。
  　AVで使われる場合……。
  　レズの場面と、女王様とＭ男の場面、2種類あるようです。
  　後者は、Ｍ男のアナルを、女王様が犯すわけです。
  　後者の方が、多く流通してるようですね。
  　わたしは、汚いので興味ありませんが。
  　前者の場合でも、和姦だとあまり面白みがないのか……。
  　数人で押さえつけてムリヤリという演出が目立ちます。

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  2. ピンクローターHQ
- 2016/04/10 12:13
- >サイズが大きい方が……
  　>女性の快感も大きいというわけではありません。
  　>このあたり、ぜったいに誤解の無きよう
  　えろう気ぃ使てはりますなあ、史恵さん。
  　まあ、男のデリケートさを百も承知の史恵さんなんでしょうか。
  　で、
  >結合前に大切なのは、丁寧な前戯
  　何ら異存はおまへん。
  　ただ、あまりしつこく前戯を続けると、待ちかねたちんぽが途中でへたってしまうことがあります。ごちうい（お前だけや）。
  　で……、
  >酸性の海
  >溺れる精子
  　なんか、近未来SFかパニックものの様相ですな。
  　で、で、
  　ペニバンは積極的にパス。
  　ついでにディルドウもパス。
  　男の勝負は裸一貫！（勝ち負けじゃなかろう）

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  3. Mikiko
- 2016/04/10 13:05
- ペニバン
  　史恵さんが男役になって講義をするためには、必須のアイテムです。
  　かつ、レズビアンシーンを久々に書くための演出です。

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  4. 生ビアンが好きっHQ
- 2016/04/10 15:54
- 史恵さんの立場
  　は、よくわかります。
  　ペニバン必須というのもね。
  　ビアンシーンって、そんなに久々だっけ。
  　えーと……そういえば、千葉に来てから一度も無いのかな。
  　物語世界ではともかく、現実世界では……1年以上もご無沙汰？
  　いや、看護師寮でなかったっけ？