2025.1.11(土)
「……」
主婦は、恨むような目を侑人に向けていた。
その瞳が、上まぶたに迫りあがっていく。
喪神しかけているのだ。
椅子から転げ落ちられでもしたら大ごとだ。
侑人は、リコーダーを引いた。
刺激を断ち切られた主婦の瞳が、白目の真ん中に戻った。
さらに恨みがましい瞳だった。
侑人はテーブル下から、リコーダーを引きあげた。
拭き口を主婦に突きつける。
口の動きで命じた。
『舐めて』
主婦は侑人を睨みながら、拭き口を咥えた。
舌を垂れこぼし、吸い口を嘗め回す。
我慢できなくなった。
早くヤリたい。
侑人はリコーダーを主婦の口から取りあげた。
呆れたことに、主婦の唇が追ってきた。
構わず、リコーダーをバッグに収める。
「さっさと食べて、行こう」
「ヒドい子ね。
いいわよ、わたしのも食べて。
わたしちょっと、おトイレ」
主婦が席を立ち、トイレに向かった。
その後ろ姿を見て、笑いがこみあげた。
黒のチュニックにしなかったのは、大失敗だ。
臙脂の布地の尻に、染みが広がっていた。
垂れ零した膣液が汚しているのだ。
トイレに行ったわけも、容易に想像できる。
半殺しで止められた絶頂を、改めて貪りに行ったのだろう。
ドライカレーを食べ終えても、主婦は戻って来なかった。
サンドイッチに手を伸ばす。
ひょっとしたら、気をやったまま失神しているのかも知れない。
侑人はスマホをバッグから取り出し、主婦の番号に架けた。
しばらく呼び出し音が続いた後、接続がブツリと切られた。
どうやら気がついたようだ。
主婦は、生気の抜けた顔で戻ってきた。
侑人はテーブルに身を乗り出し、小声でささやいた。
「ちゃんとイケた?」
「おかげさまで。
早く食べちゃって、これ」
侑人は、サンドイッチの最後の一切れを頬張った。
レジでは、主婦が支払いを済ませた。
自分は一切れくらいしか食べてないのに、申し訳ない気もしたが……。
ありがたく奢ってもらうことにした。
なにしろ、700万なんだから。
その代わり、このあと、サービスしてやるさ。
主婦は、恨むような目を侑人に向けていた。
その瞳が、上まぶたに迫りあがっていく。
喪神しかけているのだ。
椅子から転げ落ちられでもしたら大ごとだ。
侑人は、リコーダーを引いた。
刺激を断ち切られた主婦の瞳が、白目の真ん中に戻った。
さらに恨みがましい瞳だった。
侑人はテーブル下から、リコーダーを引きあげた。
拭き口を主婦に突きつける。
口の動きで命じた。
『舐めて』
主婦は侑人を睨みながら、拭き口を咥えた。
舌を垂れこぼし、吸い口を嘗め回す。
我慢できなくなった。
早くヤリたい。
侑人はリコーダーを主婦の口から取りあげた。
呆れたことに、主婦の唇が追ってきた。
構わず、リコーダーをバッグに収める。
「さっさと食べて、行こう」
「ヒドい子ね。
いいわよ、わたしのも食べて。
わたしちょっと、おトイレ」
主婦が席を立ち、トイレに向かった。
その後ろ姿を見て、笑いがこみあげた。
黒のチュニックにしなかったのは、大失敗だ。
臙脂の布地の尻に、染みが広がっていた。
垂れ零した膣液が汚しているのだ。
トイレに行ったわけも、容易に想像できる。
半殺しで止められた絶頂を、改めて貪りに行ったのだろう。
ドライカレーを食べ終えても、主婦は戻って来なかった。
サンドイッチに手を伸ばす。
ひょっとしたら、気をやったまま失神しているのかも知れない。
侑人はスマホをバッグから取り出し、主婦の番号に架けた。
しばらく呼び出し音が続いた後、接続がブツリと切られた。
どうやら気がついたようだ。
主婦は、生気の抜けた顔で戻ってきた。
侑人はテーブルに身を乗り出し、小声でささやいた。
「ちゃんとイケた?」
「おかげさまで。
早く食べちゃって、これ」
侑人は、サンドイッチの最後の一切れを頬張った。
レジでは、主婦が支払いを済ませた。
自分は一切れくらいしか食べてないのに、申し訳ない気もしたが……。
ありがたく奢ってもらうことにした。
なにしろ、700万なんだから。
その代わり、このあと、サービスしてやるさ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2025/01/11 05:52
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今日は何の日
1月11日は、『シャー芯の日』。
文具事務用品の製造販売などを手がける……。
『ぺんてる㈱(https://www.pentel.co.jp/)/東京都中央区日本橋小網町』が制定。
日付は、替芯1本の形が数字の「1」に似ており……。
「1」が並んだ1月11日は、シャープペンの替芯を思い起こさせることから。
「シャー芯」とは、「シャープペンの替芯」の略です。
1960(昭和35)年、同社はそれ以前の粘土芯などに比べ、0.9mmと細くても強度と濃度が格段に高い……。
世界で初めての合成樹脂配合芯「ハイポリマー芯」を開発しました。
https://zatsuneta.com/img/10111a5_01.jpg
同時に、片手で効率よく芯を出せる、ノック式シャープペン「ぺんてる鉛筆」も開発したのです。
この2つの画期的な製品の誕生が、現在も一般的に使われてるシャープペンの基盤となったことから……。
シャープペンの替芯の魅力や、こだわりなどを知ってもらうことが目的。
記念日は、2023(令和5)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10111a5.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
1960年に、同社がハイポリマー芯を開発する以前……。
シャープペンの替芯は、1~1.5mmの太くて折れやすい芯しかありませんでした。
またシャープペンも、ペンの後端を回して芯を出す「繰出式」が主流でした。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2025/01/11 05:53
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今日は何の日(つづき)
その後の替芯とシャープペンの進化は、0.5mmの「ハイポリマー芯」発売を機に……。
シャープペンの爆発的普及へとつながっていきました。
同社の新ブランド「ぺんてるアイン(Pentel Ain)」は、なめらかさ、折れにくさ、汚れにくさなど……。
相反する関係にある項目を、高次元で両立したバランスの取れた商品です。
https://zatsuneta.com/img/10111a5_02.jpg
また、原材料に特殊なオイルを使用する新製法により……。
筆記時には、黒鉛と樹脂炭化物がなめらかに崩れるため、なめらかな筆記感を実現しました。
芯径は、0.2~1.3mmまで対応したランナップとなってます。
同社は、1946(昭和21)年3月に創立されました。
画材や筆記具などの文具事務用品のほか、タッチパネル、タッチスイッチ、ペンタブレットなどの電子機器……。
産業用ロボット、産業用自動組立機の製造販売などを手がけてます。
関連する記念日として、5月2日は『えんぴつ記念日(https://zatsuneta.com/archives/105025.html)』、9月23日は『万年筆の日(https://zatsuneta.com/archives/109235.html)』……。
10月1日は『uni(ユニ)の日(https://zatsuneta.com/archives/11001p2.html)』、11月3日は『文具の日(https://zatsuneta.com/archives/111037.html)』となってます。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2025/01/11 05:53
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今日は何の日(つづきのつづき)
シャーペンは、会社でも家でも日常的に使ってます。
芯は、0.9mmです。
濃さは、「B」ですね。
今、手持ちの替え芯を見たら、まさに「ぺんてるアイン(Pentel Ain)」でした。
これを選んで買ったわけじゃないんですが。
「B」を使うのは、まさに「ぺんてるアイン(Pentel Ain)」の特徴に書かれてる……。
「なめらかな筆記感」のためです。
「2B」だと、手が汚れたりしますからね。
「B」がちょうどいいです。
シャーペンを使い始めたのは、中学校のころだったでしょうか。
当時は、0.3mmの「2H」とかを使ってました。
友達もみんな、細くて薄い芯を使ってたと思います。
書いてると、芯先がノートに引っかかったりしてました。
なんであんな書き心地の悪い芯を使ってたんですかね。
ま、単に流行りに乗ってたんでしょうね。
今、『由美美弥』はもちろん、直接、パソコンに打ちこんでます。
でも、このブログを始める前、別の小説を書いてたころは……。
下書きは、紙でした。
ノートに、0.9mmの「B」で書いてから、それをパソコンに打ってたんです。
続きはさらにさらに次のコメントで。
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4. Mikiko- 2025/01/11 05:53
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今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
紙に書いてたのは、漢字変換などで思考を止めたくなかったからです。
滑らかな芯は、思考を途切れさせない効果もあったと思います。
でもそのため、書かれた文字は、ミミズがのたくったみたいで……。
わたししか読めないものでした。
それどころか、時間が経つと、自分ですら読めなくなりました。
なので、下書きしたら、すぐにパソコンに打ちこまなければなりませんでした。
頭に記憶が残ってないと、ミミズの大群から文章を起こせないからです。
でも、2度手間ですよね。
今はもう、直接打つことに慣れましたね。
誤変換やタイプミスは多いですが……。
それで思考が途切れることはなくなりました。
ま、結局は慣れですね。
しかし、日本語入力システムって……。
なんでこんなに進化しないんですかね。
どうして、文脈から変換すべき漢字を連想できないんでしょう。
ま、そういう仕組みを組みこんだら……。
変換が遅くなるからかも知れませんね。
いくら正確な変換でも、時間がかかったら……。
逆にイライラしてしまいます。
ぱっと候補を放り投げて、ユーザーに選ばせた方がいいということなんですかね。
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5. K子- 2025/01/11 22:20
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私は子供の頃から
筆圧、やたら強すぎたんです!
中学生から使って良くなったシャーペンでも、
0.5みりのシャー芯のHBでも、
一般人が2Bか3Bの芯で書いたぐらい濃くなって、
ノートにつけて字書く手の側面は真っ黒けに↓↓
それが嫌で、0.5ミリのHの芯使うようになりました。
0.3ミリやったら強筆圧ですぐ折れてしまうので×
小学生のとき「書写」の授業で、
5Bか6Bの鉛筆で書かされました。
そんな濃い芯の鉛筆なんか使ったら
手の側面の真っ黒さと、
それが磨れた紙の真っ黒さ!
もう嫌で嫌で仕方なかったです×
それで、硬筆は避けるようになりましたね。
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6. Mikiko- 2025/01/12 05:25
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子供のころ……
習字はやらされました。
塾ではなく、じいちゃんが先生でした。
上手くなりませんでしたね。
才能も熱意もありませんでしたから。
じいちゃんも諦めたのか、そのうち立ち消えになりました。
今にして思えば、習字より硬筆を習いたかったです。
字が綺麗だったら、きっとノートを取るのが楽しくなったでしょうから。
退職したら、住所と名前だけは綺麗に書けるように練習したいです。
葬儀会場で書かされますからね。