2025.1.1(水)
『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。
旧年中は、大変お世話になりました。m(_ _)m
この冬は、ラニーニャ現象のせいで、気温が低く雪も多いとの予報です。
確かに、道路の温度計も、12月前半から、2℃とかの表示が出てました。
お天気は安定して悪く、お日様は滅多に出ません。
雪もチラついてます。
でも、不思議と積もらないんですよね。
だけどそのおかげで、景色は暗澹たるものです。
道路も屋根も、冷たい雨に濡れて真っ黒。
昼間から街灯が点いてます。
冬の入り鼻ってのは……。
この風景もあって、ほんとに気分が滅入ります。
また冬が始まるんだと。
でも、冬が進んで雪が積もるようになると、逆に景色が明るくなるんですよ。
道路も屋根も真っ白で、目が痛いほど。
雪の布団に包まれた感じ。
こうなると冬の覚悟も決まって、気分も落ち着いてきます。
何事も、イヤなことは、その直前や入り鼻が辛いんです。
入ってしまえば、逆に楽になります。
もう冬至も過ぎましたし、あとは春を待つだけです。
さて。
2024年を振り返ってみたいと思います。
前年の2023年には、母が亡くなるという大きな出来事がありました。
2024年は、その余波から始まりました。
まずは、母の確定申告です。
別にしなくてもいいんですが……。
すれば年金の源泉税が戻ってくることがわかってますから、しないでいられません。
あと、初めて知ったんですが……。
亡くなった人の確定申告は、「準確定申告」と云うんだそうです。
で、これで危なかったことがあります。
普通に、3月15日までに出せばいいんだと思ってたんです。
ところが途中で、そうじゃないことがわかりました。
亡くなった翌日から4ヶ月以内だったんです。
母は10月に亡くなりましたから……。
2月中旬が、提出期限だったということです。
慌てて作りました。
紙で出す場合だと、医療費控除などの書類が膨大になります。
でも、税務署の「e-Tax」ソフトを使ってオンラインで提出すれば……。
書類の添付は必要ありません。
ということで、これを使ったんですが……。
いやはやこれが、わかりにくいソフトでした。
デザインも操作性も、「Windows95」時代のような代物でした。
とにかく年初は、母とわたしの確定申告書を作成することと……。
あと、母の入院などにかかった費用を明細にまとめる作業をやってました。
確定申告で使った医療費などのほかに……。
施設への入居費や葬儀費用などもあります。
これらを明細書にして、妹に見せました。
妹が、半分出すと言ってくれてたので。
でも、これはなしにしました。
その代わり、母の預金や死亡保険金は丸々わたしがもらいました。
土地家屋も、丸ごとわたしが相続することになりました。
この手続きは、司法書士さんにお願いしました。
しかし、いいお値段でしたね。
登記費用などを除いた報酬が、12万円でした。
たまげましたが、自分でやることを考えれば仕方ありません。
でも、いい商売ですよね。
相続登記が義務化されましたしね。
わたしが依頼した先生も、かなり忙しいみたいでした。
1日1件やって、月に20日働けば、月収240万円です。
出費は、家賃と水道光熱費とコピー機のカウンター代と事務員の給料だけ。
40万円で収まるんじゃないですか。
毎月、200万残りますよ。
そんなこんなで、春先までは、こうした作業に忙殺されてました。
会社の仕事は普通にありますから……。
余った時間は、ほとんど取られてしまいました。
で、ようやく春です。
実は、冬の間、ずっと考えてた作業があったんです。
自転車小屋の修繕。
自転車が2台と、車のタイヤが4本収納されてます。
木製ですが、直径10㎝近い角材が、柱や梁に使われてます。
祖父の手作りでした。
祖父は器用な人でしたが、おっちょこちょいなところもありました。
祖母によると、この小屋を建ててるときも……。
「あ、間違えた」という声を何度も聞いたそうです。
で、その小屋ですが……。
前年あたりから、顕著に傾いてきたんです。
土台が腐ってきたのかも知れません。
そのせいで、観音開きの扉がぴったり閉まらなくなりました。
着物の襟を合わせるみたいに、互い違いに閉じなければなりません。
閂は、オリジナルのものが折れてしまってたので……。
わたしが手作りしました。
角形の雨樋を切って、両端に椅子脚のキャップを嵌めこんだものです。
多少の屈曲性があるので、弓なりにして閉めることは出来ます。
自分一人で使う分には、致命的な支障ではありません。
でも、この扉は、わたし以外にも開閉する人がいるんです。
宅配便の人。
この小屋が、宅配便の置き配場所になってるからです。
配送の人に、扉の開け閉めで苦労させてるだろうなと、ずっと気に病んでました。
ということで、なんとか傾きを直したい。
といっても、わたしの力では、とうてい持ちあげられません。
かといって、業者に頼むことはまったく考えませんでした。
もちろん、お金がかかるからです。
母の件で、お金の計算ばっかりしてたせいか……。
ケチのレベルが、いっそう上がったみたいなんです。
でも、工法については目論見がありました。
車のタイヤ交換に使ってる、油圧ジャッキです。
数千円で買って、もう10年以上使ってます。
これでなんとか持ちあげられないかと。
最初は、小屋の外から、斜めにつっかえ棒をして……。
その棒の下にジャッキを噛ませられないかと思いました。
でも、ジャッキを斜めにセットするのは難しそうです。
小屋の外は花壇の土なので、そのままジャッキを使ったら……。
ジャッキが土に埋まっていくだけでしょうし。
工法を熟考してたわけじゃありませんが……。
冬の間、ずっと頭の片隅に置いてありました。
で、春、自転車の出し入れをするようになって、閃きました。
内側から行けるんじゃね?
内側の床はコンクリートです。
天井は、太い梁が剥き出し。
この間に、角材の柱とジャッキを嵌めこめば……。
真っ直ぐ持ちあげられるかも。
小屋の外からより、持ちあげる位置が内側になってしまいますが……。
ジャッキの力量に期待しました。
必要なのは、ジャッキに噛ませる柱です。
4.5㎝角で、長さ180㎝の角材を、ホームセンターから買ってきました。
税込み505円。
これを、梁からジャッキまでの高さ、167㎝にカット。
ジャッキの上に柱を立て、ゆっくりジャッキアップしてみました。
いやー。
油圧ジャッキの力って、スゴいんですね。
軽々とあがったんですよ。
でも、急激にあげるのは危険だと思いました。
わたしは小屋の中で作業してます。
もし小屋が崩れたりしたら、タダでは済みません。
少しずつあげては、外に出て、扉の噛み合わせをチェックしました。
で、ようやく扉が噛み合ったところでストップ。
土台の下には、10㎝くらいも隙間が空いてました。
あとは、ここに何かを噛ませて、ジャッキを外せばいいだけです。
この材料は、まだ買ってませんでした。
そもそも、ジャッキアップが出来るかどうかもわかりませんでした。
さらに、どのくらいの隙間が空くかもわかりませんでしたから。
先に買って無駄にするのはもったいないです。
で、改めて買いに行こうと思ったんですが……。
いちおう、何か使える材料がないか、家の周りを探してみました。
そしたら、あったんですよ。
縁側の靴脱ぎに使ってたコンクリートブロック。
厚さは、ぴったり10㎝でした。
小屋の隙間にあてがってみると、もう少しで噛ませそうでした。
なので、ほんの少し、ジャッキアップを追加。
小屋の前と後ろに、ピタッとブロックが嵌まりました。
で、油圧を解放し、ジャッキダウン。
ほとんどショックもなく、ジャッキが外れました。
あまりにも上手くいって、自分でも呆然としました。
柱の買い出しの往復を含めても、1時間もかからなかったと思います。
しかも費用は、その柱の505円だけ。
一冬かけて、工法を頭の中で考えてたおかげでしょう。
何事もシミュレーションが大事だと、改めて感じました。
さらに、これに味をしめて……。
家の中も、この工法で直したいと思いました。
2階の、寝室にしている和室です。
わが家は当初、平屋でした。
かなり後に、2階を増築したんです。
平屋は、父の設計でした。
もちろん、素人です。
構造計算なんて、してるわけありません。
開口部の多い、大きな地震が来たら確実に潰れる構造です。
そこに、2階をあげたわけです。
そのうち、2階がだんだん歪んできました。
サッシのガラスも上手く閉まりません。
そしてとうとう、片側の障子戸が動かなくなりました。
なので、障子が嵌まる鴨居を、持ちあげてやろうと思ったわけです。
使うのはもちろん、自転車小屋を持ちあげた油圧ジャッキです。
自転車小屋では、上げた後、土台の下にブロックを噛ませました。
でも、今度は2階なので、土台ごと上げるわけにはいきません。
そのため、上げた後に、柱をはめ殺しにすることにしました。
柱は、自転車小屋に使ったのと同じ角材を買って来ました。
505円。
自転車小屋で使った角材は、ジャッキアップ用。
新しく買った角材は、はめ殺し用です。
長さをできるだけ正確に計り、角材を慎重に切りました。
結果、これまた大成功。
障子戸が、するすると動くようになりました。
時間は、30分もかからなかったんじゃないでしょうか。
この日からわたしは、「ジャッキアップ王」を名乗ることにしました。
みなさん、車のジャッキって、いろいろ使えますよ。
ものすごくパワフルです。
さて、春が終わり、今年も暑い夏がやってきました。
でも、昨年とは大きく違ったことがありました。
定期的に雨が降ってくれたことです。
昨年は、夏中、ほぼ毎日、庭に水やりをしてました。
脇の細長い庭には、毎夏、スプリンクラーを2基設置してます。
これは、毎夕に散水。
そして、スプリンクラーの届かない玄関前は、毎朝、手動で散水。
敷地が100坪あるので、けっこうな量の水が必要です。
それが今年は、1度もしなくて済んだんです。
昨年との違いは、水道代となって現れました。
何と、8,000円も違ったんです。
逆に云うと昨年は、8,000円分の水を庭に撒いてたってことです。
もったいない話ですが、枯らしてしまったら元に戻りませんからね。
で、そんな夏もようやく終わろうとしたころ……。
突然、喉に異変を感じました。
痛みです。
何にもしなければ痛みません。
でも、唾を飲むと痛い。
エアコンを点けたまま寝てるせいかなと思いました。
薬局で、消炎剤と喉スプレーとVICSを買ってきて使ってみました。
でも、いっこうに効く気配がありません。
逆に、首に手を当てると痛むようになりました。
もしこのまま放置して、後から悪い病気だったことがわかったら……。
絶対に後悔すると思いました。
で、近くの耳鼻咽喉科の医院をネットで探し、受診しました。
耳鼻咽喉科にかかったのは久しぶりでした。
いやー、ハイテクになってましたね。
その場で小さい内視鏡のようなものを口の中に入れられ、喉の画像を撮られました。
見せられた写真は、衝撃的なものでした。
喉の周りに、きなこ色の斑点が、点々と密集してました。
すべて、黴だそうです。
原因をいろいろ考えたところ……。
思いあたることがありました。
冷風扇です。
仕事部屋の冷房は、ウインドエアコンなんです。
これがまあ、非力。
西の窓に設置してるせいか、特に午後は効きが悪いです。
で、補助として、昔、台所で使ってた冷風扇を併用してたんです。
かなり大型の機械で、水タンクは4リットル入ります。
その水が問題。
毎日、替えてなかったんですよ。
もったいないし、なにより面倒です。
なので、毎日、継ぎ足すだけ。
そのうち、水が白く濁って来ました。
おそらく、その水の中で、黴が繁殖してたんでしょう。
それが冷風扇の風に乗ってばら撒かれ、部屋中に浮遊してたんだと思います。
耳鼻咽喉科では、8日分の薬をもらいました。
薬局で受け取ったときは、ただのうがい薬かと思いました。
こんなので治るのかと。
でも、薬剤師さんに使い方を説明されて納得。
朝昼晩、食後に3回。
うがいをした後、その薬液をそのまま飲みこむんでした。
つまり、うがい薬兼飲み薬というわけです。
飲むのはおそらく、喉の奥まで薬を行き渡らせるためなんでしょう。
薬を飲み始めてしばらくすると、喉の痛みが引いてきました。
飲み終えるころには、すっかり痛みが消えてくれたんです。
ところが、薬を飲まなくなったら、また痛い気がしてきました。
仕事が立てこんでて、なかなか行けなかったんですが……。
ようやく時間を作って、もう一度受診してきました。
そしたら、どうやら取り越し苦労だったようです。
その場で、また喉の写真を撮ってもらったのですが、まったく綺麗なものでした。
飲むうがい薬、すごい効き目でした。
冷風扇の方も、対策をしました。
まず、かならず毎日水を替えること。
あと、加湿器の水用の除菌剤を買って、タンクに入れるようにしました。
それと、お風呂の残り湯用の除菌剤も買いました。
わたしひとりしか入らないのに……。
さすがに毎日お湯を全部替えるのはもったいないですから。
幸いその後、痛みがぶり返すことはありませんでした。
今回は、早めに受診してほんとに良かったと思います。
でもそれが出来たのも、テレワークをしていられるからこそでした。
テレワークの合間に、行ってこれたんですから。
終日出勤してたころだったら……。
ひょっとしたら、受診できてなかったかも知れません。
テレワークをもたらしてくれたコロナ、感謝しなければなりませんね。
さて、暑い夏も終わり、ようやく秋がやってきました。
冬前にやっておきたいことがありました。
寝室の障子の張り替えです。
春先に、鴨居をジャッキアップした障子戸。
それまで、無理に開け閉めしてたため……。
障子紙が、細い格子との合わせ目で裂けてきてたんです。
障子戸がスムーズに動くようになったので……。
もう、これ以上裂ける心配がなくなりました。
なので、冬が来る前に障子を張り替え、寒い隙間風を防ごうと思いました。
障子の張り替えは、したことがありませんでした。
ホームセンターで、初めて障子紙を物色しました。
そしたら、プラスチックの障子紙ってのがあったんです。
といっても、硬い板みたいな状態ではありません。
紙のと同じく、丸めてありました。
これなら、またガタピシするようになっても、裂けてしまわないでしょう。
さらに貼る方法にも、糊のほかに、アイロンを使うタイプがありました。
紙と糊は、どう考えても失敗しそうなので……。
プラスチックのアイロン貼りに決めました。
結果、多少、弛んだところもありましたが……。
十分、許容範囲でした。
これより上手く貼ろうと思ったら……。
業者を頼むしかありませんから。
で、この作業をして初めて知ったことがあります。
うちの障子戸が、猫間障子というものだったということです。
上半分が障子で下半分がガラスなのを、雪見障子と云うんだそうです。
猫間障子というのは、下半分のガラスの上に、可動式の障子戸が合わさってるんです。
で、これを上にあげて、上半分の障子戸に重ねれば……。
雪見障子になります。
下にさげれば、上下とも障子の普通の障子戸になるわけです。
わたしはこれまで、ずっとこの状態で使ってました。
まさか、下半分が可動式だったなんて、思ってもみませんでした。
今は、毎朝、下半分の障子戸を引きあげ……。
夜には下ろしてます。
和の暮らしだなあと、楽しんでやってます。
さてさて。
その秋に、思いもかけない封書が届きました。
わたしが住む新潟市からです。
「物価高騰対策給付金」の支給申請書でした。
10万円です。
噂にも聞いてなかったので、驚きました。
会社でも、そんな給付金の話題は毛ほども出てませんでした。
申請書だけ住民全員に送って……。
その後、受給資格の審査が行われるのかなとも考えました。
申請書は簡単なものだったので、ダメ元でと思い、送っておきました。
そしたらほどなく、「支給決定通知書」が届いたんです。
通帳にも、すぐに振り込みがありました。
とても、厳密な審査が行われたとは思えないスピードです。
振り込まれてから、にわかに不安になりました。
ひょっとしたら、不正受給になるのでは?
返還の督促状が来るのでは?
で、ようやく受給資格を調べてみました。
そしたら対象は、住民税非課税世帯だったんです。
やっぱり、マズいと思いましたよ。
住民税が非課税になったことなんか、これまでありませんでしたから。
慌てて、給与明細を封切りました。
わたしは残業をしないので、給与は毎月同じです。
なので、給与明細を確認する習慣がなかったんです。
開いてみて驚きました。
住民税が引かれてませんでした。
なぜ?
ここでようやく思い出しました。
わたしは、前年の所得税がゼロだったんです。
もちろん、源泉では引かれてましたが……。
確定申告で、それが全額戻ってきてたんです。
母の医療費控除が山ほどあったからです。
ホッとしました。
不正受給じゃなかった。
10万円は、母からの最後のプレゼントだったわけです。
で、喜んで使わせてもらうことにしました。
その後、買ったものを列記してみます。
・豆乳メーカー
15000円くらい。
テレビショッピングでよくやってる「ソイリッチ」という機械。
同様な機械は、昔使ってました。
でも、頻繁に壊れるのでやめました。
壊れ方が怖いんですよ。
蓋が天井まで吹き飛ぶんですから。
「ソイリッチ」を買おうと思ったのは……。
おからを除かない完全豆乳が作れることでした。
以前使ってた機械は、おからが分離されてました。
いやー、機械って進歩するものですね。
前の機械では、けっこうな量のおからが残ってたんですよ。
それが、跡形もなく溶けてしまってました。
以来、毎日作って飲んでます。
心配なのは、耐久性ですね。
どのくらい保つものなのか。
そう思うのも、作動音がけっこうデカいからなんです。
おそらく、初めて使ったときは、ご家族が見に来るだろうと思います。
何の音だろうと思って。
壁の薄いアパートなんかでは、隣の部屋まで聞こえるでしょう。
ま、そんな音を立てるほどのミキサー性能がなければ……。
おからを一切残さないなんてことはできないんでしょうね。
耐用年数、短いかもしれません。
でも、壊れたら、たぶん同じのを買い換えます。
豆乳の出来映えは気に入ってますから。
・電動歯ブラシ
3500円くらい。
使ってたやつの充電がすぐ切れるようになったので……。
同じブラウンの後発機に買い換えました。
替えブラシの在庫がけっこうあったので……。
同じ替えブラシが使えるものにしました。
丸いブラシが回転するタイプです。
使いやすいですよ。
・DVDプレーヤー
6000円くらい。
これは、お正月用。
食事をするコタツテーブルの前にあるのは、チューナーレステレビなんです。
テレビ放送は見られません。
普段は、YouTubeを見ながら食べてます。
でも、お正月くらい、まとまった番組を見ようと思いました。
で、録画した番組をDVDに落として、プレーヤーを繋いで見ようと思ったわけです。
11月にやった「ブラタモリ」の録画を、見ないままDVDに落としてあります。
今から楽しみです。
・ダンボールベッド
9000円くらい。
わたしはずっと、和室の畳に布団を敷いて寝てました。
不便はなかったんですけどね。
でも、トイレに起きるときなど……。
寝てる状態から一気に立ちあがると、ふらついたりしがちでした。
ベッドなら、足を床に下ろせば、すっと立ちあがれると思ったんです。
あと、床より高ければ、少しでも暖かいんじゃないかと。
実際、床とベッドの高さの室温を測ってみました。
1度、違ったんですよ。
暖房で1度上げようと思ったら、けっこうの電気代じゃないですか。
ダンボール製にしたのは、ひとりで組み立てられるベッドだったからです。
業者を寝室に入れる気はありませんでした。
あと、撤去することになったときも……。
バラして、古紙回収に出せばいいだけですから。
使ってみて、その丈夫さに驚きました。
木製のベッドって、ギシギシ言ったりするじゃないですか。
ダンボールベッドは、まったく音もしなければ揺れもしません。
構造的には、木製ベッドよりずっと頑丈だと思います
・真空保存袋
1300円くらい。
わたしは、土日に昼鍋をやってます。
具材の肉で、一番のお気に入りが、ブロックベーコンなんです。
近所のスーパーで、ベーコンの切り落としをパックしたのを売ってるんです。
形はさまざま。
おそらく、スライスベーコンを作ったときの切れ端なんだと思います。
ただ、その作業は、毎日行われるわけじゃないようです。
週に1回くらいなんですかね。
不定期です。
なので、運良くその日にあたらないと、店頭に並んでません。
買えるのは、月に1回くらいでした。
これが、美味しいんですよ。
そのまま食べられるものですから……。
煮え具合を気にすることもありません。
逆に、長時間煮こむと、脂がトロットロになって、口の中で豚の角煮みたいにほどけるんです。
そして、最も気に入ってるのは……。
嵩が、まったく減らないことです。
鱈とかの魚介類って、煮ると、詐欺みたいに縮みますよね。
あれがイヤで、わたしは海鮮鍋をしないんです。
ケチなもので。
その点、ベーコンは、トロトロになっても、まったく大きさが変わりませんから。
で、真空保存袋。
ブロックベーコンが出てるときに大量に買いこんで……。
真空パックして冷凍しておこうと思ったからです。
実際、今、冷凍庫には、8回分くらいのベーコンが眠ってます。
でも誤算だったのが、真空にする作業がけっこう大変だったこと。
ポンプで空気を抜いていくんですが、なかなか抜けません。
腕が疲れます。
女性には、テレビショッピングでやってる電動のをお勧めします。
・服3着
1万円くらい。
贅沢をしたわけじゃありません。
通販のセシールと、スーパーの衣料品コーナーと、ハードオフの古着です。
・スチールラック
7000円くらい。
わたしの部屋には、冷蔵庫が3つありました。
書斎にしてる部屋です。
そのうち、2つが壊れてました。
運び出すのが面倒なので……。
そのままにして、新しい冷蔵庫を追加購入してました。
でも、さすがに邪魔です。
壊れたうちの一つは、ビジホに備え付けてあるような、小さなキューブ型の冷蔵庫でした。
なので、これをどうにか運び出し、1階におろしました。
それまで、壊れた冷蔵庫の上に、同じ形の新しい冷蔵庫を載せてたんです。
で、下の冷蔵庫の代わりに、スチールのラックを設置することにしました。
ラックが作る空間に、石油ファンヒーターを入れたかったからです。
それまで、ファンヒーターは冷蔵庫の前に置いてありました。
ものすごく邪魔っ気でした。
これが冷蔵庫の下に入ってくれたら大助かりです。
で、結果ですが、大成功。
冷蔵庫を載せたラックは、扉の開閉のたびにけっこう揺れますが……。
耐荷重150kgと書いてあったので、たぶん大丈夫でしょう。
・長靴
2000円くらい。
これまで使ってた長靴は、底に貼りつけられてたゴムが剥げてしまいました。
底が抜けたわけじゃないので、履けないことはないのですが……。
釘とか踏むと怖いと思い、新しいのを買いました。
でも、古い長靴を捨てる気にはなりませんでした。
その長靴と一緒に、2018年初頭の大雪を乗り切ったんです。
底に「滑らナイゼン」というスパイクを装着し、毎日雪道を通った戦友です。
なのでその長靴は、庭に出る用に、脇のベランダに移動させました。
余生を静かに送ってもらいたいです。
・電子レンジ調理器
2500円くらい。
これもお正月用。
わが家のお正月では、焼いた赤い魚を食べる風習がありました。
ひとりになってもこれを続けたいと思ったので……。
昨年は、すでに焼いてある魚を買って、レンジで温めてました。
でも、驚いたことに、魚が爆発するんですよ。
粉々になるわけではありませんが、身の何カ所かが飛び散ってしまいました。
なので今度は、生の魚を買って、レンジで焼こうと思ったんです。
これも、テレビショッピングでよくやってますよね。
でも、わたしが買ったのは、テレビショッピングの値段の4分の1くらいのもの。
お正月にいきなり使って失敗したんでは悲しいので……。
すでに実験済みです。
ちゃんと焼けました。
しかしながら、最初は失敗。
というのも、付け合わせの野菜も一緒に焼こうと思ったんです。
冷凍のブロッコリーを何個か一緒に入れました。
でも、ブロッコリーから水分が出たんでしょうね。
魚は、焼いたというより、蒸した感じになってしまいました。
火はちゃんと中まで通ってましたけどね。
その後、魚を単独で焼いたら、ちゃんと焼き魚になりました。
お正月、活躍してくれそうです。
・一酸化炭素測定器
3300円くらい。
さっき書いたように、わたしの書斎の暖房は石油ファンヒーターです。
やっぱり、化石燃料の暖房機は、暖かさが違うんですよ。
でももちろん、心配なのが一酸化炭素中毒です。
なのでこれまでも、一酸化炭素警報器は設置してました。
しかしこの装置は、濃度が高くなったらアラームが鳴るというもので……。
そのときの測定値が表示されるわけではありません。
もちろんこれまで、アラームが鳴ったことはありませんでした。
ひょっとしたら、アラームが鳴るほどの濃度になってたら……。
とっくの昔に意識を失ってるんじゃないかと思いました。
なので今度は、測定値が出るのを買いました。
確かに出てます。
でも、ずっと「0」です。
自然界に一酸化炭素は存在しないので、「0」なのが当たり前なんだとか。
「0」じゃない数値が出たときには……。
わたしはすでに意識を失ってるんじゃないでしょうか。
結局、前に買った警報器と一緒です。
ま、気休めにはなりますが。
・最高最低温度計・植物育成ライト・温室用ビニールカバー
1000円、2700円、1800円くらい。
そうそう、秋には、もうひとつ作業をしてました。
観葉植物の避寒場所の変更です。
メンバーは、ガジュマル、グレープフルーツ、ソテツ、シャコバサボテン。
グレープフルーツは、種から育てました。
いずれも、20年以上生きてます。
当然、巨大化してます。
これまで夏場は、2階のベランダに置いてありました。
でも、そのままにしておいたら、ベランダの底が抜けかねないと思いました。
まだなんとか動かせそうな今、転居させようと思いました。
大変でしたよ。
一つずつ鉢を抱えて、1階に下ろしました。
夏場は、庭先に置きました。
地面に近いことがわかるのか、いっそう猛然と枝葉を広げてました。
で、獰悪なこいつらですが、新潟の冬には適いません。
とうてい、外では冬越しできないです。
それまで冬には、2階ベランダ前のわたしの寝室に入れてました。
部屋は、24時間暖房してました。
電気代、気持ちが悪くなるくらい高かったです。
こいつらだけで、2畳分くらいのスペースを占めてましたから……。
ほんと、家賃を取りたいくらいでした。
で、避寒場所の変更です。
そもそも、庭に下ろした大鉢を、2階にあげる気にはなりませんでしたから。
新しい避寒場所は、仏間に設置されたサンルームみたいな空間です。
庭に面してますので、観葉植物の出し入れも、2階とは大違い。
サンルームは狭く区切られてるので、暖房するにしても安く済むと思いました。
でも、寒風のあたる脇の腰窓が問題だと思いました。
なのでまず、ここを塞ぎました。
材料は、発泡スチロールのボードです。
ホームセンターから、1.8m×0.9mで、5㎝厚のボードを買ってきました。
軽トラを借りることも出来ますが、また返しに来るのが面倒なので……。
パッソにムリヤリ押しこみました。
後部座席と助手席をフラットにしたら、なんとか入りました。
座席を倒したのは、パッソを購入して以来、初めてでした。
以来、後部座席はずっと倒したままです。
当たり前ですが、荷室が広くなって、とても便利になりました。
で、そのボードですが、もちろんそのままピッタリ嵌まるわけではありません。
カットが必要です。
アマゾンから、発泡スチロールを熱線で切断する道具を買いました。
で、その作業なんですが、ほんとに大変でした。
まず、熱線がまっすぐ切れません。
ようやく切れて嵌めこもうとしたのですが、嵌まりません。
ぴったりのサイズを狙いすぎたんです。
かといって、隙間が空いたら面白くないです。
窓枠にあてがっては嵌まらず、また削り直し。
これを、4,5回、繰り返したでしょうか。
ようやく嵌まりました。
でも、嵌めこむと、縦と横の2辺が家具とカーテンに隠れて見えなくなります。
その2辺が、わたしの削った下手な面になるようにしました。
おかげで、見た目のできばえは上出来でした。
心配したのは、窓が外からどう見えるか。
窓は、前の道路に面してるので、通行人から見えるんです。
磨りガラスですが、発泡スチロールで塞いだら、空き家みたいに見えるんじゃないかと心配したんです。
もしそうなら、スダレでも下げようと思ってました。
でも、これは杞憂でした。
真っ白い発泡スチロールは、障子が閉まってるようにしか見えなかったんです。
あと観葉植物の方は、少しでも寒くないようにと工夫しました。
板敷きの床には、去年まで寝室に敷いていたウレタンフォームを2枚重ね。
その上に、小さめのテーブルを載せました。
少しでも高い方が、寒くないと思ったからです。
さらにその上に、梅干し漬けの季節に売ってた、大きな角形のタライを載せました。
観葉植物たちは、その中に鎮座させました。
タライの底には、水抜き栓が付いてます。
テーブルよりタライの方が大きいので、水抜き栓の下に空間があります。
そこにバケツを置けば、タライの植物に水やりした水を回収できるわけです。
われながら、いいアイデアだったと思います。
でもここ、サンルームのくせに陽あたりが悪いんですよ。
夏場は陽が射しこみますが、太陽の低くなる冬は、隣の家の影になってしまいます。
ま、そもそも、新潟の冬は、ほとんど陽が射さないんですけどね。
それで買ったのが、植物育成ライト。
押し入れで大麻を育ててる人が使うようなアイテム。
あんまり明るくはありませんが、特殊な光らしいので、ないよりはマシでしょう。
タイマーが付いてて、毎日同じ時間にオンオフ出来るのが便利です。
手動では、ぜったいに忘れてしまいますから。
で、温度管理にもどります。
最初は、何もしないでおきました。
どのくらいの温度になるのか見たかったので。
それで買ったのが、最高最低温度計。
24時間以内の、最高温度と最低温度が表示されてます。
この最低温度が5度を下回ったら、対策が必要だと思ってました。
あっさり下回りました。
なのでまず、温室用ビニールカバーを買ってきました。
これは、温室の枠に被せるカバーで、交換用です。
最初は、枠も買おうと思ったんです。
でも、枝葉が四方に伸びてるので、上手く枠に収めることは難しそうでした。
なので、カバーだけにして、そのまま被せることにしました。
これが、大正解でした。
枝葉に支えられて、カバーは見事に自立してます。
で、様子を見ましたが……。
やっぱり、5度を下回ります。
もう、暖房を入れるしかありません。
タライを載せたテーブルと、床に敷いたウレタンフォームの間に空間があります。
ここに、小さい電気ヒーターを入れることにしました。
弱いヒーターで、転倒時にも消えないタイプ。
なのでこれを、タライの下に仰向けに設置しました。
下には、コンクリートブロックを噛ませましたので、ウレタンフォームに熱は伝わりません。
でも、点けっぱなしにしたら暑くなりすぎるかも知れませんし、第一、不経済です。
なので、24時間タイマーを付け(これは元からあったもの)、15分ごとにオンオフするようにしました。
昼間は、もう少しオンの間隔を空けてます。
これで、最低温度が5度以上に保たれるよう、ヒーターのダイヤルを調整してます。
今のところ、観葉植物たちに異常は見られません。
・自動調理鍋
ずっと興味を持ってて、YouTubeでも動画を見てました。
一番欲しかったのが、アイリスオーヤマの「シェフドラム」。
鍋の部分が傾いて、ぐるんぐるん回るんですよ。
でも、ネックとなったのが、そのお値段。
4万円くらい。
使いこなせなかったらもったいなさすぎますから。
で、探したら安いのがあったんですよ。
ハイアールの「ホットデリ」。
6,680円。
ちょっと、レベルの違う値段。
逆に、ちゃんと出来るのか心配になるほど。
でも、自動でかき混ぜるスティックも付いてますし……。
予約調理も出来ます。
もし使えなかったとしても、諦められる値段です。
思い切って買ってみました。
結果は……。
普通に使えましたよ。
これまで作ったのは、カレーと焼きそばだけですが。
カレーは、朝、材料をセットしておいて……。
お昼に出来上がるように予約して会社に行きました。
お昼に帰ったら、ちゃんと出来てました。
ジャガイモやニンジンにも、しっかり火が通ってました。
焼きそばも簡単でした。
材料は、ウィンナー、野菜炒め用のカット野菜、蒸し麺。
これを鍋に投入して、スイッチを入れるだけ。
見事に出来てました。
もちろん、物足りない点もあります。
ひとつは、量が作れないこと。
いちおう、2人分まで作れることになってます。
でも、老夫婦でもなければ、あの量で2人分ってのは少ないと思います。
2人分とすると、副菜を1品作るって感じですかね。
ま、1人用と考えた方がいいと思います。
あと、もう1点。
予約調理が出来るメニューが少ないこと。
カレーは、予約できます。
でも、焼きそばや野菜炒めは予約できません。
説明書を読んでると、何となくその理由がわかります。
予約は、12時間くらい先まで出来ます。
でも、予約時間になるまで、何もしてないわけじゃないんです。
スイッチを入れるとすぐ、加熱が始まります。
今の時期はいいですが、夏場なんて、12時間も常温で放置したら……。
具材が傷みかねませんから。
カレーやシチューなど、水を加える料理なら、事前の加熱も出来ます。
でも、水気のない料理では出来ませんよね。
焦げちゃうでしょうから。
でも、焼きそばなら20分で出来ますから……。
予約できなくても、そんなに不便には感じません。
買って良かったと思います。
お正月は、予約調理でシチューを作っておいて……。
食べる直前には、焼きそばを作ろうかと思ってます。
今年はお節を買わなかったので。
今から楽しみです。
・買い出し用リュック
2500円くらい。
冬、スーパーに買い出しに行くとき用のリュックです。
前に使ってたリュックが、裂けてしまったので。
2リットルのペットボトルを2本入れて、自宅の階段昇降をしてたんです。
毎朝、8往復。
14段ですから、上りだけ勘定しても112段。
電車通勤をしてたときは、駅でこのくらい登ってましたから。
テレワークと車通勤になって以来、その運動がなくなってしまったわけです。
一昨年ころですかね、夏になって短パンで自転車に乗って驚きました。
腿が細くなってたんです。
腿の内側がえぐれてます。
嬉しくなんかありませんよ。
怖かったです。
このまま年を取ったら大変だと思いました。
で、階段昇降運動を始めたわけです。
安いリュックだったので、耐久性が乏しかったんでしょう。
ではなぜ、買い出しにリュックが必要なのかです。
普段の買い出しには、もちろん車を使ってます。
車は冬前に、スノータイヤに履き替えてます。
でも、カーポートから出せなくなることがあるんです。
カーポートは、前面道路に面してます。
大雪が降ると、除雪車(ホイールローダー)が通ります。
中央に1車線だけ確保するかたちで除雪されます。
雪は持って行ってくれません。
道路の両側に寄せられるだけ。
その雪が、カーポート前に押しつけられるんです。
カッチンカッチンの雪の塊で、氷山が聳えてるようです。
堅さは尋常じゃなく、バンパーをぶつけると、バンパーの方がヘコみます。
これを除ける作業が、とんでもなく大変なんです。
土木作業ですよ。
腰の調子の良くないときなど、とても手を付けられません。
なので、車が出せないときがあるわけです。
雪が降ると、自転車はまったく使えません。
新雪だとタイヤが空転します。
サイクルマシンみたいに、その場に留まったままです。
轍が出来てるようなときは、轍に車輪を取られ、真っ直ぐ走れません。
そもそも、1車線の車道の轍の上を走ることになりますから……。
自転車がいたら、車はまったく通行できなくなってしまいます。
ということで、歩くしかないんです。
足場が悪いので、両手は空けておかなければなりません。
すっ転びますからね。
当然、リュックを背負って買い出しということになります。
戦後かよ!
これが、新潟の冬の現実なんです。
買ったものの金額を、今初めて合計してみました。
73,980円。
けっこう買ってましたね。
でも、まだ2万5千円ちょっとい残ってます。
お年玉だと思って、もう1点、なにか買いましょうか。
電動アシスト自転車が欲しいんですが……。
これは、3万円では無理ですね。
給付金、年度内にもう1回出ませんかね?
年度がかわっちゃうと……。
もう、住民税非課税世帯じゃなくなってしまいますから。
さてさて、こんな風に、けっこういろんなことをして過ごしてきた1年ですが……。
年も押し詰まった、11月29日の金曜日。
我が身に異変が起こりました。
その日は、定期的なクリニックの受診日でした。
その週の火曜日は風邪を引いて、ほとんど終日寝てました。
水曜日には風邪は軽快したんですが、心臓の調子が良くありません。
異様に脈が速いんです。
150くらい。
血圧は低く、上が80台でした。
火曜、水曜あたりは、胸痛もありました。
自分的には、心臓と云うより、肺に問題があるんじゃないかと思ってました。
マイコプラズマ肺炎が流行ってるって、ニュースでやってましたから。
金曜のクリニックの受診のときには、体調のことを云おうと思ってました。
その日も、朝から脈が速かったんです。
で、診察の初っぱなは、血圧測定です。
ところが、血圧計がエラーになって計れません。
先生が首を傾げながら、わたしの脈を取りました。
すると急に顔が厳しくなり、「心電図を取ります」。
ベッドに寝かされ、心電図を取られました。
見せられた心電図は、素人目にもわかるほど異常な波形でした。
先生は、「これからすぐに受診できる循環器科を探して予約を取ります」。
有無を言わせぬ口調でした。
最初は、わたしの家の近くの病院に架けて下さいました。
ここでは、10年くらい前だったかに、心エコーを撮ってもらったことがあります。
健康診断の心電図で「下壁梗塞の疑い」と出たので、やはりクリニックの先生から紹介状を書いてもらってたんです。
母が亡くなった病院でもあり、勝手がわかってるので、その病院だといいなと思ってました。
でも残念ながら、金曜日は循環器科の先生が勤務してないとのこと。
で、続いて、クリニック近くの病院に架けてもらったところ、受け入れオッケーとのことでした。
「これから紹介状を書きますから、それまでベッドで寝てて下さい」と言われ、心電図を取られたベッドに横になって待ちました。
ようやく紹介状が出来たのが、10時40分ころだったですかね。
「すぐ行って下さい。受付が11時までです」と言われました。
距離的には、歩いても大した距離じゃありません。
タクシーやバスを待ってるより、歩いた方がいい距離です。
でも果たして、この状態で歩いて行っていいものかと思いましたが、迷ってる暇はないので歩き出しました。
けっこう早足で歩いて、11時前には病院に着けました。
そしたら、「あれ?」という感じがしました。
心臓に違和感がなくなったんです。
受付で、初診の問診票などを書いてると、循環器科の先生が迎えに来てくれました。
これは、思った以上に重篤な状態だったのかなと思いました。
で、再び心電図を取られ、心エコー検査を受け、レントゲンを撮られました。
最後、検査結果を見ての、先生の講評です。
このまま入院して下さいと言われたらどうしようかと思いました。
一人暮らしなので、身の回りの物を持ってきてくれる人がいません。
妹に頼むしかありませんが、向こうも忙しい身です。
ひょっとして、また旅行に出てるかも知れませんし。
昨年、母が亡くなったときはアフリカに行ってて、葬儀の日程が1週間後になったんです。
先生は、クリニックから送られた心電図を見ながら、どういう状態なのか図に描いてくれました。
心房内に血流の回路ができてて、血がその中でぐるぐる回ってるんだそうです。
1分間に300回も回ってますとのこと。
で、その血が、下の心室に降りて行かない状態なんだとか。
これが続くと、心臓がバテてしまうそうです。
バテたらどうなるかは聞きませんでしたが、おそらく止まってしまうんでしょうね。
心房粗動という症状だそうです。
回路が規則正しく回ってる状態。
これが規則的じゃなくなると、心房細動ということになり、命にかかわるようです。
病院まで歩いてきたおかげなのか、病院の検査では、異常が収まってました。
薬を出しますから、1週間後にまた来て下さいということになりました。
3種類の薬の説明書きを見ると、それぞれ「狭心症の発作を予防する作用」「脈の乱れを整える作用」「血栓ができるのを抑える作用」でした。
翌週、病院での再診。
また心電図を取られましたが、異常は出てませんでした。
心臓の怖いところは、ここです。
心電図を取ってるときに異常が出なければ、異常なしになっちゃうんです。
会社の健診でもそうです。
以前、会社の健診で心電図を取ってるときに梗塞の波形が出て、そのまま救急車で運ばれた同僚がいました。
助かりましたが、処置がものすごく早かったからでしょう。
自宅などで症状が出たら、間に合わなかったかも知れません。
運不運を感じます。
その後、わたしの脈も落ち着いてたんですが、その後、また頻脈が出ました。
痛みなどはまったくないんですけどね。
もしヒドくなるようなら、意識を失う前に救急車を呼ばなければと思いました。
でも、薬を飲めば改善するかと思いました。
食後の薬なので、朝食を早めに食べました。
食欲は、普通にあるんですよね。
薬を飲んで、しばらくしたら落ち着きました。
病院の受診券とマイナンバーカード(保険証)は、常時携帯することにしました。
しかし、マイナンバーカードで、ひとつ気になったがあります。
病院窓口でマイナ保険証を使うには、暗証番号の入力か顔認証をしなければなりません。
これは、他人のカードを使わせないためですよね。
病院側がカードを読むのには、暗証番号とかは必要ないですよね?
そうじゃなければ、意識不明で運ばれた人がマイナンバーカードを持ってても、使えませんから。
その後ですが、脈が速くなる症状は、ときどき起きてます。
ネットでいろいろ調べてみたところ……。
どうも、「発作性上室性頻拍症」じゃないかと思うんです。
「心臓の上の部屋である心房が関与する不整脈で、突然脈拍が速くなり、しばらく続いたあとに突然止まるのが特徴」とのこと。
最後の「突然止まる」ってのが、最初ギクッとしました。
心臓が止まっちゃうのかと思って。
でも、そうじゃなくて、頻脈が止まる、すなわち収まるって意味だったんです。
最初からそう書いてよと言いたいです。
実際、突然死に繋がるような症状ではないそうです。
頻脈が起きたときの対処法も、YouTubeなどにあがってました。
お腹に力を入れて、顔が真っ赤になるくらい息むといいんだそうです。
トイレで息むみたいにと解説されてました。
やってみたんですが、イマイチ上手く出来ません。
なにしろわたしは快便家で、トイレで息んだことなどないからです。
なんだか、頭の血管がぶち切れそうな気がして怖かったです。
「救心」のカプセルも買ってみましたが……。
これはもう、完全に気休めって感じですね。
再診では、8週間分の薬を出してもらい……。
8週後の1月末、また受診の予約を取ってあります。
薬は、ずっと飲み続けなきゃならないんですかね。
ジェネリックにしてもらいましたが、けっこう高いんですよ。
8週分で5000円弱。
年額にすると、3万円以上になります。
ま、心臓ですから、ケチっていられませんけどね。
あまりにも長くなってしまいました。
悪い癖で、書き始めると止まらなくなるんですよね。
ここまで読んでくださった方って、おられますかね?
おられたとしたら、貴重なお時間をありがとうございました。
さてさて。
2025年。
今年は、新年早々楽しみがありますね。
1月1日、米国カリフォルニア州パサデナ市で開催されるローズパレード。
京都橘高校吹奏楽部が、6年ぶりに出場します。
またしばらく、YouTubeで楽しめますね。
あと、今年あるのは、4月からの大阪万博ですかね。
でもこれはちょっと、あんまり興味ないかな。
もちろん、行く予定もありません。
あ、7月に参議院選挙がありますね。
衆議院選挙よりは楽しみ感が薄いですが……。
ひょっとしたら、衆参同日選挙になる可能性も?
あと、1点。
本業(?)の『由美と美弥子』ですが……。
なんだか、この題名も馴染まなくなってきてしまいました。
あまりにも長く、この2人の登場がありませんから。
↓昨年の年賀状で、わたしはこう書いてるんです。
+++
しかし、由美ちゃんも美弥子ちゃんも、すっかりご無沙汰です。
今年は、登場していただきたいと思っています。
+++
見事に裏切ってしまいました。
申し訳ありません。
今年こそは、復活登板を果たさせてやりたいと思っております。
それでは!
2025年、巳年。
にょろにょろーっと、細く長く続けて行きたいと思ってます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします!
『Mikiko's Room』Mikiko
↓今年のお正月飾り。

↑クリックすると、大きい画像が見られます。
今年のお飾りは、シンプルにしてみました。
今年は、お節も取りませんでしたし。
実は、昨日の大晦日に1度写真を撮ったんですが……。
そのときは、梅の花がまだ咲いてませんでした。
今朝見たら、数輪ほころびてたので、急遽取り直しました。
そのため、右の朝日山の純米酒のお酒が減ってしまってます。
大晦日に飲んだ分です。
たぶん一升では足りないと思い、左の四合瓶も買いました。
こちらは、純米大吟醸。
今日、これからいただくつもりです。
向かって右のカトレアは、昨年の2月下旬ころに買ったもの。
花は終わりかけだったんですが、可愛かったので買ってきました。
晩秋からトイレに住まわせてたところ、見事、お正月に咲いてくれました。
左のスイセンは、27日にホームセンターから買ってきました。
500円くらい。
鏡餅に載ってるのは、わが家の庭で採れたユズです。
実が小汚いですが、仕方ありません。
不作で、これを含めて2個しか成らなかったんです。
今年こそは、左の埴輪のハーさんと旅行に出たいものです。
2025年、いい年になりますように。
旧年中は、大変お世話になりました。m(_ _)m
この冬は、ラニーニャ現象のせいで、気温が低く雪も多いとの予報です。
確かに、道路の温度計も、12月前半から、2℃とかの表示が出てました。
お天気は安定して悪く、お日様は滅多に出ません。
雪もチラついてます。
でも、不思議と積もらないんですよね。
だけどそのおかげで、景色は暗澹たるものです。
道路も屋根も、冷たい雨に濡れて真っ黒。
昼間から街灯が点いてます。
冬の入り鼻ってのは……。
この風景もあって、ほんとに気分が滅入ります。
また冬が始まるんだと。
でも、冬が進んで雪が積もるようになると、逆に景色が明るくなるんですよ。
道路も屋根も真っ白で、目が痛いほど。
雪の布団に包まれた感じ。
こうなると冬の覚悟も決まって、気分も落ち着いてきます。
何事も、イヤなことは、その直前や入り鼻が辛いんです。
入ってしまえば、逆に楽になります。
もう冬至も過ぎましたし、あとは春を待つだけです。
さて。
2024年を振り返ってみたいと思います。
前年の2023年には、母が亡くなるという大きな出来事がありました。
2024年は、その余波から始まりました。
まずは、母の確定申告です。
別にしなくてもいいんですが……。
すれば年金の源泉税が戻ってくることがわかってますから、しないでいられません。
あと、初めて知ったんですが……。
亡くなった人の確定申告は、「準確定申告」と云うんだそうです。
で、これで危なかったことがあります。
普通に、3月15日までに出せばいいんだと思ってたんです。
ところが途中で、そうじゃないことがわかりました。
亡くなった翌日から4ヶ月以内だったんです。
母は10月に亡くなりましたから……。
2月中旬が、提出期限だったということです。
慌てて作りました。
紙で出す場合だと、医療費控除などの書類が膨大になります。
でも、税務署の「e-Tax」ソフトを使ってオンラインで提出すれば……。
書類の添付は必要ありません。
ということで、これを使ったんですが……。
いやはやこれが、わかりにくいソフトでした。
デザインも操作性も、「Windows95」時代のような代物でした。
とにかく年初は、母とわたしの確定申告書を作成することと……。
あと、母の入院などにかかった費用を明細にまとめる作業をやってました。
確定申告で使った医療費などのほかに……。
施設への入居費や葬儀費用などもあります。
これらを明細書にして、妹に見せました。
妹が、半分出すと言ってくれてたので。
でも、これはなしにしました。
その代わり、母の預金や死亡保険金は丸々わたしがもらいました。
土地家屋も、丸ごとわたしが相続することになりました。
この手続きは、司法書士さんにお願いしました。
しかし、いいお値段でしたね。
登記費用などを除いた報酬が、12万円でした。
たまげましたが、自分でやることを考えれば仕方ありません。
でも、いい商売ですよね。
相続登記が義務化されましたしね。
わたしが依頼した先生も、かなり忙しいみたいでした。
1日1件やって、月に20日働けば、月収240万円です。
出費は、家賃と水道光熱費とコピー機のカウンター代と事務員の給料だけ。
40万円で収まるんじゃないですか。
毎月、200万残りますよ。
そんなこんなで、春先までは、こうした作業に忙殺されてました。
会社の仕事は普通にありますから……。
余った時間は、ほとんど取られてしまいました。
で、ようやく春です。
実は、冬の間、ずっと考えてた作業があったんです。
自転車小屋の修繕。
自転車が2台と、車のタイヤが4本収納されてます。
木製ですが、直径10㎝近い角材が、柱や梁に使われてます。
祖父の手作りでした。
祖父は器用な人でしたが、おっちょこちょいなところもありました。
祖母によると、この小屋を建ててるときも……。
「あ、間違えた」という声を何度も聞いたそうです。
で、その小屋ですが……。
前年あたりから、顕著に傾いてきたんです。
土台が腐ってきたのかも知れません。
そのせいで、観音開きの扉がぴったり閉まらなくなりました。
着物の襟を合わせるみたいに、互い違いに閉じなければなりません。
閂は、オリジナルのものが折れてしまってたので……。
わたしが手作りしました。
角形の雨樋を切って、両端に椅子脚のキャップを嵌めこんだものです。
多少の屈曲性があるので、弓なりにして閉めることは出来ます。
自分一人で使う分には、致命的な支障ではありません。
でも、この扉は、わたし以外にも開閉する人がいるんです。
宅配便の人。
この小屋が、宅配便の置き配場所になってるからです。
配送の人に、扉の開け閉めで苦労させてるだろうなと、ずっと気に病んでました。
ということで、なんとか傾きを直したい。
といっても、わたしの力では、とうてい持ちあげられません。
かといって、業者に頼むことはまったく考えませんでした。
もちろん、お金がかかるからです。
母の件で、お金の計算ばっかりしてたせいか……。
ケチのレベルが、いっそう上がったみたいなんです。
でも、工法については目論見がありました。
車のタイヤ交換に使ってる、油圧ジャッキです。
数千円で買って、もう10年以上使ってます。
これでなんとか持ちあげられないかと。
最初は、小屋の外から、斜めにつっかえ棒をして……。
その棒の下にジャッキを噛ませられないかと思いました。
でも、ジャッキを斜めにセットするのは難しそうです。
小屋の外は花壇の土なので、そのままジャッキを使ったら……。
ジャッキが土に埋まっていくだけでしょうし。
工法を熟考してたわけじゃありませんが……。
冬の間、ずっと頭の片隅に置いてありました。
で、春、自転車の出し入れをするようになって、閃きました。
内側から行けるんじゃね?
内側の床はコンクリートです。
天井は、太い梁が剥き出し。
この間に、角材の柱とジャッキを嵌めこめば……。
真っ直ぐ持ちあげられるかも。
小屋の外からより、持ちあげる位置が内側になってしまいますが……。
ジャッキの力量に期待しました。
必要なのは、ジャッキに噛ませる柱です。
4.5㎝角で、長さ180㎝の角材を、ホームセンターから買ってきました。
税込み505円。
これを、梁からジャッキまでの高さ、167㎝にカット。
ジャッキの上に柱を立て、ゆっくりジャッキアップしてみました。
いやー。
油圧ジャッキの力って、スゴいんですね。
軽々とあがったんですよ。
でも、急激にあげるのは危険だと思いました。
わたしは小屋の中で作業してます。
もし小屋が崩れたりしたら、タダでは済みません。
少しずつあげては、外に出て、扉の噛み合わせをチェックしました。
で、ようやく扉が噛み合ったところでストップ。
土台の下には、10㎝くらいも隙間が空いてました。
あとは、ここに何かを噛ませて、ジャッキを外せばいいだけです。
この材料は、まだ買ってませんでした。
そもそも、ジャッキアップが出来るかどうかもわかりませんでした。
さらに、どのくらいの隙間が空くかもわかりませんでしたから。
先に買って無駄にするのはもったいないです。
で、改めて買いに行こうと思ったんですが……。
いちおう、何か使える材料がないか、家の周りを探してみました。
そしたら、あったんですよ。
縁側の靴脱ぎに使ってたコンクリートブロック。
厚さは、ぴったり10㎝でした。
小屋の隙間にあてがってみると、もう少しで噛ませそうでした。
なので、ほんの少し、ジャッキアップを追加。
小屋の前と後ろに、ピタッとブロックが嵌まりました。
で、油圧を解放し、ジャッキダウン。
ほとんどショックもなく、ジャッキが外れました。
あまりにも上手くいって、自分でも呆然としました。
柱の買い出しの往復を含めても、1時間もかからなかったと思います。
しかも費用は、その柱の505円だけ。
一冬かけて、工法を頭の中で考えてたおかげでしょう。
何事もシミュレーションが大事だと、改めて感じました。
さらに、これに味をしめて……。
家の中も、この工法で直したいと思いました。
2階の、寝室にしている和室です。
わが家は当初、平屋でした。
かなり後に、2階を増築したんです。
平屋は、父の設計でした。
もちろん、素人です。
構造計算なんて、してるわけありません。
開口部の多い、大きな地震が来たら確実に潰れる構造です。
そこに、2階をあげたわけです。
そのうち、2階がだんだん歪んできました。
サッシのガラスも上手く閉まりません。
そしてとうとう、片側の障子戸が動かなくなりました。
なので、障子が嵌まる鴨居を、持ちあげてやろうと思ったわけです。
使うのはもちろん、自転車小屋を持ちあげた油圧ジャッキです。
自転車小屋では、上げた後、土台の下にブロックを噛ませました。
でも、今度は2階なので、土台ごと上げるわけにはいきません。
そのため、上げた後に、柱をはめ殺しにすることにしました。
柱は、自転車小屋に使ったのと同じ角材を買って来ました。
505円。
自転車小屋で使った角材は、ジャッキアップ用。
新しく買った角材は、はめ殺し用です。
長さをできるだけ正確に計り、角材を慎重に切りました。
結果、これまた大成功。
障子戸が、するすると動くようになりました。
時間は、30分もかからなかったんじゃないでしょうか。
この日からわたしは、「ジャッキアップ王」を名乗ることにしました。
みなさん、車のジャッキって、いろいろ使えますよ。
ものすごくパワフルです。
さて、春が終わり、今年も暑い夏がやってきました。
でも、昨年とは大きく違ったことがありました。
定期的に雨が降ってくれたことです。
昨年は、夏中、ほぼ毎日、庭に水やりをしてました。
脇の細長い庭には、毎夏、スプリンクラーを2基設置してます。
これは、毎夕に散水。
そして、スプリンクラーの届かない玄関前は、毎朝、手動で散水。
敷地が100坪あるので、けっこうな量の水が必要です。
それが今年は、1度もしなくて済んだんです。
昨年との違いは、水道代となって現れました。
何と、8,000円も違ったんです。
逆に云うと昨年は、8,000円分の水を庭に撒いてたってことです。
もったいない話ですが、枯らしてしまったら元に戻りませんからね。
で、そんな夏もようやく終わろうとしたころ……。
突然、喉に異変を感じました。
痛みです。
何にもしなければ痛みません。
でも、唾を飲むと痛い。
エアコンを点けたまま寝てるせいかなと思いました。
薬局で、消炎剤と喉スプレーとVICSを買ってきて使ってみました。
でも、いっこうに効く気配がありません。
逆に、首に手を当てると痛むようになりました。
もしこのまま放置して、後から悪い病気だったことがわかったら……。
絶対に後悔すると思いました。
で、近くの耳鼻咽喉科の医院をネットで探し、受診しました。
耳鼻咽喉科にかかったのは久しぶりでした。
いやー、ハイテクになってましたね。
その場で小さい内視鏡のようなものを口の中に入れられ、喉の画像を撮られました。
見せられた写真は、衝撃的なものでした。
喉の周りに、きなこ色の斑点が、点々と密集してました。
すべて、黴だそうです。
原因をいろいろ考えたところ……。
思いあたることがありました。
冷風扇です。
仕事部屋の冷房は、ウインドエアコンなんです。
これがまあ、非力。
西の窓に設置してるせいか、特に午後は効きが悪いです。
で、補助として、昔、台所で使ってた冷風扇を併用してたんです。
かなり大型の機械で、水タンクは4リットル入ります。
その水が問題。
毎日、替えてなかったんですよ。
もったいないし、なにより面倒です。
なので、毎日、継ぎ足すだけ。
そのうち、水が白く濁って来ました。
おそらく、その水の中で、黴が繁殖してたんでしょう。
それが冷風扇の風に乗ってばら撒かれ、部屋中に浮遊してたんだと思います。
耳鼻咽喉科では、8日分の薬をもらいました。
薬局で受け取ったときは、ただのうがい薬かと思いました。
こんなので治るのかと。
でも、薬剤師さんに使い方を説明されて納得。
朝昼晩、食後に3回。
うがいをした後、その薬液をそのまま飲みこむんでした。
つまり、うがい薬兼飲み薬というわけです。
飲むのはおそらく、喉の奥まで薬を行き渡らせるためなんでしょう。
薬を飲み始めてしばらくすると、喉の痛みが引いてきました。
飲み終えるころには、すっかり痛みが消えてくれたんです。
ところが、薬を飲まなくなったら、また痛い気がしてきました。
仕事が立てこんでて、なかなか行けなかったんですが……。
ようやく時間を作って、もう一度受診してきました。
そしたら、どうやら取り越し苦労だったようです。
その場で、また喉の写真を撮ってもらったのですが、まったく綺麗なものでした。
飲むうがい薬、すごい効き目でした。
冷風扇の方も、対策をしました。
まず、かならず毎日水を替えること。
あと、加湿器の水用の除菌剤を買って、タンクに入れるようにしました。
それと、お風呂の残り湯用の除菌剤も買いました。
わたしひとりしか入らないのに……。
さすがに毎日お湯を全部替えるのはもったいないですから。
幸いその後、痛みがぶり返すことはありませんでした。
今回は、早めに受診してほんとに良かったと思います。
でもそれが出来たのも、テレワークをしていられるからこそでした。
テレワークの合間に、行ってこれたんですから。
終日出勤してたころだったら……。
ひょっとしたら、受診できてなかったかも知れません。
テレワークをもたらしてくれたコロナ、感謝しなければなりませんね。
さて、暑い夏も終わり、ようやく秋がやってきました。
冬前にやっておきたいことがありました。
寝室の障子の張り替えです。
春先に、鴨居をジャッキアップした障子戸。
それまで、無理に開け閉めしてたため……。
障子紙が、細い格子との合わせ目で裂けてきてたんです。
障子戸がスムーズに動くようになったので……。
もう、これ以上裂ける心配がなくなりました。
なので、冬が来る前に障子を張り替え、寒い隙間風を防ごうと思いました。
障子の張り替えは、したことがありませんでした。
ホームセンターで、初めて障子紙を物色しました。
そしたら、プラスチックの障子紙ってのがあったんです。
といっても、硬い板みたいな状態ではありません。
紙のと同じく、丸めてありました。
これなら、またガタピシするようになっても、裂けてしまわないでしょう。
さらに貼る方法にも、糊のほかに、アイロンを使うタイプがありました。
紙と糊は、どう考えても失敗しそうなので……。
プラスチックのアイロン貼りに決めました。
結果、多少、弛んだところもありましたが……。
十分、許容範囲でした。
これより上手く貼ろうと思ったら……。
業者を頼むしかありませんから。
で、この作業をして初めて知ったことがあります。
うちの障子戸が、猫間障子というものだったということです。
上半分が障子で下半分がガラスなのを、雪見障子と云うんだそうです。
猫間障子というのは、下半分のガラスの上に、可動式の障子戸が合わさってるんです。
で、これを上にあげて、上半分の障子戸に重ねれば……。
雪見障子になります。
下にさげれば、上下とも障子の普通の障子戸になるわけです。
わたしはこれまで、ずっとこの状態で使ってました。
まさか、下半分が可動式だったなんて、思ってもみませんでした。
今は、毎朝、下半分の障子戸を引きあげ……。
夜には下ろしてます。
和の暮らしだなあと、楽しんでやってます。
さてさて。
その秋に、思いもかけない封書が届きました。
わたしが住む新潟市からです。
「物価高騰対策給付金」の支給申請書でした。
10万円です。
噂にも聞いてなかったので、驚きました。
会社でも、そんな給付金の話題は毛ほども出てませんでした。
申請書だけ住民全員に送って……。
その後、受給資格の審査が行われるのかなとも考えました。
申請書は簡単なものだったので、ダメ元でと思い、送っておきました。
そしたらほどなく、「支給決定通知書」が届いたんです。
通帳にも、すぐに振り込みがありました。
とても、厳密な審査が行われたとは思えないスピードです。
振り込まれてから、にわかに不安になりました。
ひょっとしたら、不正受給になるのでは?
返還の督促状が来るのでは?
で、ようやく受給資格を調べてみました。
そしたら対象は、住民税非課税世帯だったんです。
やっぱり、マズいと思いましたよ。
住民税が非課税になったことなんか、これまでありませんでしたから。
慌てて、給与明細を封切りました。
わたしは残業をしないので、給与は毎月同じです。
なので、給与明細を確認する習慣がなかったんです。
開いてみて驚きました。
住民税が引かれてませんでした。
なぜ?
ここでようやく思い出しました。
わたしは、前年の所得税がゼロだったんです。
もちろん、源泉では引かれてましたが……。
確定申告で、それが全額戻ってきてたんです。
母の医療費控除が山ほどあったからです。
ホッとしました。
不正受給じゃなかった。
10万円は、母からの最後のプレゼントだったわけです。
で、喜んで使わせてもらうことにしました。
その後、買ったものを列記してみます。
・豆乳メーカー
15000円くらい。
テレビショッピングでよくやってる「ソイリッチ」という機械。
同様な機械は、昔使ってました。
でも、頻繁に壊れるのでやめました。
壊れ方が怖いんですよ。
蓋が天井まで吹き飛ぶんですから。
「ソイリッチ」を買おうと思ったのは……。
おからを除かない完全豆乳が作れることでした。
以前使ってた機械は、おからが分離されてました。
いやー、機械って進歩するものですね。
前の機械では、けっこうな量のおからが残ってたんですよ。
それが、跡形もなく溶けてしまってました。
以来、毎日作って飲んでます。
心配なのは、耐久性ですね。
どのくらい保つものなのか。
そう思うのも、作動音がけっこうデカいからなんです。
おそらく、初めて使ったときは、ご家族が見に来るだろうと思います。
何の音だろうと思って。
壁の薄いアパートなんかでは、隣の部屋まで聞こえるでしょう。
ま、そんな音を立てるほどのミキサー性能がなければ……。
おからを一切残さないなんてことはできないんでしょうね。
耐用年数、短いかもしれません。
でも、壊れたら、たぶん同じのを買い換えます。
豆乳の出来映えは気に入ってますから。
・電動歯ブラシ
3500円くらい。
使ってたやつの充電がすぐ切れるようになったので……。
同じブラウンの後発機に買い換えました。
替えブラシの在庫がけっこうあったので……。
同じ替えブラシが使えるものにしました。
丸いブラシが回転するタイプです。
使いやすいですよ。
・DVDプレーヤー
6000円くらい。
これは、お正月用。
食事をするコタツテーブルの前にあるのは、チューナーレステレビなんです。
テレビ放送は見られません。
普段は、YouTubeを見ながら食べてます。
でも、お正月くらい、まとまった番組を見ようと思いました。
で、録画した番組をDVDに落として、プレーヤーを繋いで見ようと思ったわけです。
11月にやった「ブラタモリ」の録画を、見ないままDVDに落としてあります。
今から楽しみです。
・ダンボールベッド
9000円くらい。
わたしはずっと、和室の畳に布団を敷いて寝てました。
不便はなかったんですけどね。
でも、トイレに起きるときなど……。
寝てる状態から一気に立ちあがると、ふらついたりしがちでした。
ベッドなら、足を床に下ろせば、すっと立ちあがれると思ったんです。
あと、床より高ければ、少しでも暖かいんじゃないかと。
実際、床とベッドの高さの室温を測ってみました。
1度、違ったんですよ。
暖房で1度上げようと思ったら、けっこうの電気代じゃないですか。
ダンボール製にしたのは、ひとりで組み立てられるベッドだったからです。
業者を寝室に入れる気はありませんでした。
あと、撤去することになったときも……。
バラして、古紙回収に出せばいいだけですから。
使ってみて、その丈夫さに驚きました。
木製のベッドって、ギシギシ言ったりするじゃないですか。
ダンボールベッドは、まったく音もしなければ揺れもしません。
構造的には、木製ベッドよりずっと頑丈だと思います
・真空保存袋
1300円くらい。
わたしは、土日に昼鍋をやってます。
具材の肉で、一番のお気に入りが、ブロックベーコンなんです。
近所のスーパーで、ベーコンの切り落としをパックしたのを売ってるんです。
形はさまざま。
おそらく、スライスベーコンを作ったときの切れ端なんだと思います。
ただ、その作業は、毎日行われるわけじゃないようです。
週に1回くらいなんですかね。
不定期です。
なので、運良くその日にあたらないと、店頭に並んでません。
買えるのは、月に1回くらいでした。
これが、美味しいんですよ。
そのまま食べられるものですから……。
煮え具合を気にすることもありません。
逆に、長時間煮こむと、脂がトロットロになって、口の中で豚の角煮みたいにほどけるんです。
そして、最も気に入ってるのは……。
嵩が、まったく減らないことです。
鱈とかの魚介類って、煮ると、詐欺みたいに縮みますよね。
あれがイヤで、わたしは海鮮鍋をしないんです。
ケチなもので。
その点、ベーコンは、トロトロになっても、まったく大きさが変わりませんから。
で、真空保存袋。
ブロックベーコンが出てるときに大量に買いこんで……。
真空パックして冷凍しておこうと思ったからです。
実際、今、冷凍庫には、8回分くらいのベーコンが眠ってます。
でも誤算だったのが、真空にする作業がけっこう大変だったこと。
ポンプで空気を抜いていくんですが、なかなか抜けません。
腕が疲れます。
女性には、テレビショッピングでやってる電動のをお勧めします。
・服3着
1万円くらい。
贅沢をしたわけじゃありません。
通販のセシールと、スーパーの衣料品コーナーと、ハードオフの古着です。
・スチールラック
7000円くらい。
わたしの部屋には、冷蔵庫が3つありました。
書斎にしてる部屋です。
そのうち、2つが壊れてました。
運び出すのが面倒なので……。
そのままにして、新しい冷蔵庫を追加購入してました。
でも、さすがに邪魔です。
壊れたうちの一つは、ビジホに備え付けてあるような、小さなキューブ型の冷蔵庫でした。
なので、これをどうにか運び出し、1階におろしました。
それまで、壊れた冷蔵庫の上に、同じ形の新しい冷蔵庫を載せてたんです。
で、下の冷蔵庫の代わりに、スチールのラックを設置することにしました。
ラックが作る空間に、石油ファンヒーターを入れたかったからです。
それまで、ファンヒーターは冷蔵庫の前に置いてありました。
ものすごく邪魔っ気でした。
これが冷蔵庫の下に入ってくれたら大助かりです。
で、結果ですが、大成功。
冷蔵庫を載せたラックは、扉の開閉のたびにけっこう揺れますが……。
耐荷重150kgと書いてあったので、たぶん大丈夫でしょう。
・長靴
2000円くらい。
これまで使ってた長靴は、底に貼りつけられてたゴムが剥げてしまいました。
底が抜けたわけじゃないので、履けないことはないのですが……。
釘とか踏むと怖いと思い、新しいのを買いました。
でも、古い長靴を捨てる気にはなりませんでした。
その長靴と一緒に、2018年初頭の大雪を乗り切ったんです。
底に「滑らナイゼン」というスパイクを装着し、毎日雪道を通った戦友です。
なのでその長靴は、庭に出る用に、脇のベランダに移動させました。
余生を静かに送ってもらいたいです。
・電子レンジ調理器
2500円くらい。
これもお正月用。
わが家のお正月では、焼いた赤い魚を食べる風習がありました。
ひとりになってもこれを続けたいと思ったので……。
昨年は、すでに焼いてある魚を買って、レンジで温めてました。
でも、驚いたことに、魚が爆発するんですよ。
粉々になるわけではありませんが、身の何カ所かが飛び散ってしまいました。
なので今度は、生の魚を買って、レンジで焼こうと思ったんです。
これも、テレビショッピングでよくやってますよね。
でも、わたしが買ったのは、テレビショッピングの値段の4分の1くらいのもの。
お正月にいきなり使って失敗したんでは悲しいので……。
すでに実験済みです。
ちゃんと焼けました。
しかしながら、最初は失敗。
というのも、付け合わせの野菜も一緒に焼こうと思ったんです。
冷凍のブロッコリーを何個か一緒に入れました。
でも、ブロッコリーから水分が出たんでしょうね。
魚は、焼いたというより、蒸した感じになってしまいました。
火はちゃんと中まで通ってましたけどね。
その後、魚を単独で焼いたら、ちゃんと焼き魚になりました。
お正月、活躍してくれそうです。
・一酸化炭素測定器
3300円くらい。
さっき書いたように、わたしの書斎の暖房は石油ファンヒーターです。
やっぱり、化石燃料の暖房機は、暖かさが違うんですよ。
でももちろん、心配なのが一酸化炭素中毒です。
なのでこれまでも、一酸化炭素警報器は設置してました。
しかしこの装置は、濃度が高くなったらアラームが鳴るというもので……。
そのときの測定値が表示されるわけではありません。
もちろんこれまで、アラームが鳴ったことはありませんでした。
ひょっとしたら、アラームが鳴るほどの濃度になってたら……。
とっくの昔に意識を失ってるんじゃないかと思いました。
なので今度は、測定値が出るのを買いました。
確かに出てます。
でも、ずっと「0」です。
自然界に一酸化炭素は存在しないので、「0」なのが当たり前なんだとか。
「0」じゃない数値が出たときには……。
わたしはすでに意識を失ってるんじゃないでしょうか。
結局、前に買った警報器と一緒です。
ま、気休めにはなりますが。
・最高最低温度計・植物育成ライト・温室用ビニールカバー
1000円、2700円、1800円くらい。
そうそう、秋には、もうひとつ作業をしてました。
観葉植物の避寒場所の変更です。
メンバーは、ガジュマル、グレープフルーツ、ソテツ、シャコバサボテン。
グレープフルーツは、種から育てました。
いずれも、20年以上生きてます。
当然、巨大化してます。
これまで夏場は、2階のベランダに置いてありました。
でも、そのままにしておいたら、ベランダの底が抜けかねないと思いました。
まだなんとか動かせそうな今、転居させようと思いました。
大変でしたよ。
一つずつ鉢を抱えて、1階に下ろしました。
夏場は、庭先に置きました。
地面に近いことがわかるのか、いっそう猛然と枝葉を広げてました。
で、獰悪なこいつらですが、新潟の冬には適いません。
とうてい、外では冬越しできないです。
それまで冬には、2階ベランダ前のわたしの寝室に入れてました。
部屋は、24時間暖房してました。
電気代、気持ちが悪くなるくらい高かったです。
こいつらだけで、2畳分くらいのスペースを占めてましたから……。
ほんと、家賃を取りたいくらいでした。
で、避寒場所の変更です。
そもそも、庭に下ろした大鉢を、2階にあげる気にはなりませんでしたから。
新しい避寒場所は、仏間に設置されたサンルームみたいな空間です。
庭に面してますので、観葉植物の出し入れも、2階とは大違い。
サンルームは狭く区切られてるので、暖房するにしても安く済むと思いました。
でも、寒風のあたる脇の腰窓が問題だと思いました。
なのでまず、ここを塞ぎました。
材料は、発泡スチロールのボードです。
ホームセンターから、1.8m×0.9mで、5㎝厚のボードを買ってきました。
軽トラを借りることも出来ますが、また返しに来るのが面倒なので……。
パッソにムリヤリ押しこみました。
後部座席と助手席をフラットにしたら、なんとか入りました。
座席を倒したのは、パッソを購入して以来、初めてでした。
以来、後部座席はずっと倒したままです。
当たり前ですが、荷室が広くなって、とても便利になりました。
で、そのボードですが、もちろんそのままピッタリ嵌まるわけではありません。
カットが必要です。
アマゾンから、発泡スチロールを熱線で切断する道具を買いました。
で、その作業なんですが、ほんとに大変でした。
まず、熱線がまっすぐ切れません。
ようやく切れて嵌めこもうとしたのですが、嵌まりません。
ぴったりのサイズを狙いすぎたんです。
かといって、隙間が空いたら面白くないです。
窓枠にあてがっては嵌まらず、また削り直し。
これを、4,5回、繰り返したでしょうか。
ようやく嵌まりました。
でも、嵌めこむと、縦と横の2辺が家具とカーテンに隠れて見えなくなります。
その2辺が、わたしの削った下手な面になるようにしました。
おかげで、見た目のできばえは上出来でした。
心配したのは、窓が外からどう見えるか。
窓は、前の道路に面してるので、通行人から見えるんです。
磨りガラスですが、発泡スチロールで塞いだら、空き家みたいに見えるんじゃないかと心配したんです。
もしそうなら、スダレでも下げようと思ってました。
でも、これは杞憂でした。
真っ白い発泡スチロールは、障子が閉まってるようにしか見えなかったんです。
あと観葉植物の方は、少しでも寒くないようにと工夫しました。
板敷きの床には、去年まで寝室に敷いていたウレタンフォームを2枚重ね。
その上に、小さめのテーブルを載せました。
少しでも高い方が、寒くないと思ったからです。
さらにその上に、梅干し漬けの季節に売ってた、大きな角形のタライを載せました。
観葉植物たちは、その中に鎮座させました。
タライの底には、水抜き栓が付いてます。
テーブルよりタライの方が大きいので、水抜き栓の下に空間があります。
そこにバケツを置けば、タライの植物に水やりした水を回収できるわけです。
われながら、いいアイデアだったと思います。
でもここ、サンルームのくせに陽あたりが悪いんですよ。
夏場は陽が射しこみますが、太陽の低くなる冬は、隣の家の影になってしまいます。
ま、そもそも、新潟の冬は、ほとんど陽が射さないんですけどね。
それで買ったのが、植物育成ライト。
押し入れで大麻を育ててる人が使うようなアイテム。
あんまり明るくはありませんが、特殊な光らしいので、ないよりはマシでしょう。
タイマーが付いてて、毎日同じ時間にオンオフ出来るのが便利です。
手動では、ぜったいに忘れてしまいますから。
で、温度管理にもどります。
最初は、何もしないでおきました。
どのくらいの温度になるのか見たかったので。
それで買ったのが、最高最低温度計。
24時間以内の、最高温度と最低温度が表示されてます。
この最低温度が5度を下回ったら、対策が必要だと思ってました。
あっさり下回りました。
なのでまず、温室用ビニールカバーを買ってきました。
これは、温室の枠に被せるカバーで、交換用です。
最初は、枠も買おうと思ったんです。
でも、枝葉が四方に伸びてるので、上手く枠に収めることは難しそうでした。
なので、カバーだけにして、そのまま被せることにしました。
これが、大正解でした。
枝葉に支えられて、カバーは見事に自立してます。
で、様子を見ましたが……。
やっぱり、5度を下回ります。
もう、暖房を入れるしかありません。
タライを載せたテーブルと、床に敷いたウレタンフォームの間に空間があります。
ここに、小さい電気ヒーターを入れることにしました。
弱いヒーターで、転倒時にも消えないタイプ。
なのでこれを、タライの下に仰向けに設置しました。
下には、コンクリートブロックを噛ませましたので、ウレタンフォームに熱は伝わりません。
でも、点けっぱなしにしたら暑くなりすぎるかも知れませんし、第一、不経済です。
なので、24時間タイマーを付け(これは元からあったもの)、15分ごとにオンオフするようにしました。
昼間は、もう少しオンの間隔を空けてます。
これで、最低温度が5度以上に保たれるよう、ヒーターのダイヤルを調整してます。
今のところ、観葉植物たちに異常は見られません。
・自動調理鍋
ずっと興味を持ってて、YouTubeでも動画を見てました。
一番欲しかったのが、アイリスオーヤマの「シェフドラム」。
鍋の部分が傾いて、ぐるんぐるん回るんですよ。
でも、ネックとなったのが、そのお値段。
4万円くらい。
使いこなせなかったらもったいなさすぎますから。
で、探したら安いのがあったんですよ。
ハイアールの「ホットデリ」。
6,680円。
ちょっと、レベルの違う値段。
逆に、ちゃんと出来るのか心配になるほど。
でも、自動でかき混ぜるスティックも付いてますし……。
予約調理も出来ます。
もし使えなかったとしても、諦められる値段です。
思い切って買ってみました。
結果は……。
普通に使えましたよ。
これまで作ったのは、カレーと焼きそばだけですが。
カレーは、朝、材料をセットしておいて……。
お昼に出来上がるように予約して会社に行きました。
お昼に帰ったら、ちゃんと出来てました。
ジャガイモやニンジンにも、しっかり火が通ってました。
焼きそばも簡単でした。
材料は、ウィンナー、野菜炒め用のカット野菜、蒸し麺。
これを鍋に投入して、スイッチを入れるだけ。
見事に出来てました。
もちろん、物足りない点もあります。
ひとつは、量が作れないこと。
いちおう、2人分まで作れることになってます。
でも、老夫婦でもなければ、あの量で2人分ってのは少ないと思います。
2人分とすると、副菜を1品作るって感じですかね。
ま、1人用と考えた方がいいと思います。
あと、もう1点。
予約調理が出来るメニューが少ないこと。
カレーは、予約できます。
でも、焼きそばや野菜炒めは予約できません。
説明書を読んでると、何となくその理由がわかります。
予約は、12時間くらい先まで出来ます。
でも、予約時間になるまで、何もしてないわけじゃないんです。
スイッチを入れるとすぐ、加熱が始まります。
今の時期はいいですが、夏場なんて、12時間も常温で放置したら……。
具材が傷みかねませんから。
カレーやシチューなど、水を加える料理なら、事前の加熱も出来ます。
でも、水気のない料理では出来ませんよね。
焦げちゃうでしょうから。
でも、焼きそばなら20分で出来ますから……。
予約できなくても、そんなに不便には感じません。
買って良かったと思います。
お正月は、予約調理でシチューを作っておいて……。
食べる直前には、焼きそばを作ろうかと思ってます。
今年はお節を買わなかったので。
今から楽しみです。
・買い出し用リュック
2500円くらい。
冬、スーパーに買い出しに行くとき用のリュックです。
前に使ってたリュックが、裂けてしまったので。
2リットルのペットボトルを2本入れて、自宅の階段昇降をしてたんです。
毎朝、8往復。
14段ですから、上りだけ勘定しても112段。
電車通勤をしてたときは、駅でこのくらい登ってましたから。
テレワークと車通勤になって以来、その運動がなくなってしまったわけです。
一昨年ころですかね、夏になって短パンで自転車に乗って驚きました。
腿が細くなってたんです。
腿の内側がえぐれてます。
嬉しくなんかありませんよ。
怖かったです。
このまま年を取ったら大変だと思いました。
で、階段昇降運動を始めたわけです。
安いリュックだったので、耐久性が乏しかったんでしょう。
ではなぜ、買い出しにリュックが必要なのかです。
普段の買い出しには、もちろん車を使ってます。
車は冬前に、スノータイヤに履き替えてます。
でも、カーポートから出せなくなることがあるんです。
カーポートは、前面道路に面してます。
大雪が降ると、除雪車(ホイールローダー)が通ります。
中央に1車線だけ確保するかたちで除雪されます。
雪は持って行ってくれません。
道路の両側に寄せられるだけ。
その雪が、カーポート前に押しつけられるんです。
カッチンカッチンの雪の塊で、氷山が聳えてるようです。
堅さは尋常じゃなく、バンパーをぶつけると、バンパーの方がヘコみます。
これを除ける作業が、とんでもなく大変なんです。
土木作業ですよ。
腰の調子の良くないときなど、とても手を付けられません。
なので、車が出せないときがあるわけです。
雪が降ると、自転車はまったく使えません。
新雪だとタイヤが空転します。
サイクルマシンみたいに、その場に留まったままです。
轍が出来てるようなときは、轍に車輪を取られ、真っ直ぐ走れません。
そもそも、1車線の車道の轍の上を走ることになりますから……。
自転車がいたら、車はまったく通行できなくなってしまいます。
ということで、歩くしかないんです。
足場が悪いので、両手は空けておかなければなりません。
すっ転びますからね。
当然、リュックを背負って買い出しということになります。
戦後かよ!
これが、新潟の冬の現実なんです。
買ったものの金額を、今初めて合計してみました。
73,980円。
けっこう買ってましたね。
でも、まだ2万5千円ちょっとい残ってます。
お年玉だと思って、もう1点、なにか買いましょうか。
電動アシスト自転車が欲しいんですが……。
これは、3万円では無理ですね。
給付金、年度内にもう1回出ませんかね?
年度がかわっちゃうと……。
もう、住民税非課税世帯じゃなくなってしまいますから。
さてさて、こんな風に、けっこういろんなことをして過ごしてきた1年ですが……。
年も押し詰まった、11月29日の金曜日。
我が身に異変が起こりました。
その日は、定期的なクリニックの受診日でした。
その週の火曜日は風邪を引いて、ほとんど終日寝てました。
水曜日には風邪は軽快したんですが、心臓の調子が良くありません。
異様に脈が速いんです。
150くらい。
血圧は低く、上が80台でした。
火曜、水曜あたりは、胸痛もありました。
自分的には、心臓と云うより、肺に問題があるんじゃないかと思ってました。
マイコプラズマ肺炎が流行ってるって、ニュースでやってましたから。
金曜のクリニックの受診のときには、体調のことを云おうと思ってました。
その日も、朝から脈が速かったんです。
で、診察の初っぱなは、血圧測定です。
ところが、血圧計がエラーになって計れません。
先生が首を傾げながら、わたしの脈を取りました。
すると急に顔が厳しくなり、「心電図を取ります」。
ベッドに寝かされ、心電図を取られました。
見せられた心電図は、素人目にもわかるほど異常な波形でした。
先生は、「これからすぐに受診できる循環器科を探して予約を取ります」。
有無を言わせぬ口調でした。
最初は、わたしの家の近くの病院に架けて下さいました。
ここでは、10年くらい前だったかに、心エコーを撮ってもらったことがあります。
健康診断の心電図で「下壁梗塞の疑い」と出たので、やはりクリニックの先生から紹介状を書いてもらってたんです。
母が亡くなった病院でもあり、勝手がわかってるので、その病院だといいなと思ってました。
でも残念ながら、金曜日は循環器科の先生が勤務してないとのこと。
で、続いて、クリニック近くの病院に架けてもらったところ、受け入れオッケーとのことでした。
「これから紹介状を書きますから、それまでベッドで寝てて下さい」と言われ、心電図を取られたベッドに横になって待ちました。
ようやく紹介状が出来たのが、10時40分ころだったですかね。
「すぐ行って下さい。受付が11時までです」と言われました。
距離的には、歩いても大した距離じゃありません。
タクシーやバスを待ってるより、歩いた方がいい距離です。
でも果たして、この状態で歩いて行っていいものかと思いましたが、迷ってる暇はないので歩き出しました。
けっこう早足で歩いて、11時前には病院に着けました。
そしたら、「あれ?」という感じがしました。
心臓に違和感がなくなったんです。
受付で、初診の問診票などを書いてると、循環器科の先生が迎えに来てくれました。
これは、思った以上に重篤な状態だったのかなと思いました。
で、再び心電図を取られ、心エコー検査を受け、レントゲンを撮られました。
最後、検査結果を見ての、先生の講評です。
このまま入院して下さいと言われたらどうしようかと思いました。
一人暮らしなので、身の回りの物を持ってきてくれる人がいません。
妹に頼むしかありませんが、向こうも忙しい身です。
ひょっとして、また旅行に出てるかも知れませんし。
昨年、母が亡くなったときはアフリカに行ってて、葬儀の日程が1週間後になったんです。
先生は、クリニックから送られた心電図を見ながら、どういう状態なのか図に描いてくれました。
心房内に血流の回路ができてて、血がその中でぐるぐる回ってるんだそうです。
1分間に300回も回ってますとのこと。
で、その血が、下の心室に降りて行かない状態なんだとか。
これが続くと、心臓がバテてしまうそうです。
バテたらどうなるかは聞きませんでしたが、おそらく止まってしまうんでしょうね。
心房粗動という症状だそうです。
回路が規則正しく回ってる状態。
これが規則的じゃなくなると、心房細動ということになり、命にかかわるようです。
病院まで歩いてきたおかげなのか、病院の検査では、異常が収まってました。
薬を出しますから、1週間後にまた来て下さいということになりました。
3種類の薬の説明書きを見ると、それぞれ「狭心症の発作を予防する作用」「脈の乱れを整える作用」「血栓ができるのを抑える作用」でした。
翌週、病院での再診。
また心電図を取られましたが、異常は出てませんでした。
心臓の怖いところは、ここです。
心電図を取ってるときに異常が出なければ、異常なしになっちゃうんです。
会社の健診でもそうです。
以前、会社の健診で心電図を取ってるときに梗塞の波形が出て、そのまま救急車で運ばれた同僚がいました。
助かりましたが、処置がものすごく早かったからでしょう。
自宅などで症状が出たら、間に合わなかったかも知れません。
運不運を感じます。
その後、わたしの脈も落ち着いてたんですが、その後、また頻脈が出ました。
痛みなどはまったくないんですけどね。
もしヒドくなるようなら、意識を失う前に救急車を呼ばなければと思いました。
でも、薬を飲めば改善するかと思いました。
食後の薬なので、朝食を早めに食べました。
食欲は、普通にあるんですよね。
薬を飲んで、しばらくしたら落ち着きました。
病院の受診券とマイナンバーカード(保険証)は、常時携帯することにしました。
しかし、マイナンバーカードで、ひとつ気になったがあります。
病院窓口でマイナ保険証を使うには、暗証番号の入力か顔認証をしなければなりません。
これは、他人のカードを使わせないためですよね。
病院側がカードを読むのには、暗証番号とかは必要ないですよね?
そうじゃなければ、意識不明で運ばれた人がマイナンバーカードを持ってても、使えませんから。
その後ですが、脈が速くなる症状は、ときどき起きてます。
ネットでいろいろ調べてみたところ……。
どうも、「発作性上室性頻拍症」じゃないかと思うんです。
「心臓の上の部屋である心房が関与する不整脈で、突然脈拍が速くなり、しばらく続いたあとに突然止まるのが特徴」とのこと。
最後の「突然止まる」ってのが、最初ギクッとしました。
心臓が止まっちゃうのかと思って。
でも、そうじゃなくて、頻脈が止まる、すなわち収まるって意味だったんです。
最初からそう書いてよと言いたいです。
実際、突然死に繋がるような症状ではないそうです。
頻脈が起きたときの対処法も、YouTubeなどにあがってました。
お腹に力を入れて、顔が真っ赤になるくらい息むといいんだそうです。
トイレで息むみたいにと解説されてました。
やってみたんですが、イマイチ上手く出来ません。
なにしろわたしは快便家で、トイレで息んだことなどないからです。
なんだか、頭の血管がぶち切れそうな気がして怖かったです。
「救心」のカプセルも買ってみましたが……。
これはもう、完全に気休めって感じですね。
再診では、8週間分の薬を出してもらい……。
8週後の1月末、また受診の予約を取ってあります。
薬は、ずっと飲み続けなきゃならないんですかね。
ジェネリックにしてもらいましたが、けっこう高いんですよ。
8週分で5000円弱。
年額にすると、3万円以上になります。
ま、心臓ですから、ケチっていられませんけどね。
あまりにも長くなってしまいました。
悪い癖で、書き始めると止まらなくなるんですよね。
ここまで読んでくださった方って、おられますかね?
おられたとしたら、貴重なお時間をありがとうございました。
さてさて。
2025年。
今年は、新年早々楽しみがありますね。
1月1日、米国カリフォルニア州パサデナ市で開催されるローズパレード。
京都橘高校吹奏楽部が、6年ぶりに出場します。
またしばらく、YouTubeで楽しめますね。
あと、今年あるのは、4月からの大阪万博ですかね。
でもこれはちょっと、あんまり興味ないかな。
もちろん、行く予定もありません。
あ、7月に参議院選挙がありますね。
衆議院選挙よりは楽しみ感が薄いですが……。
ひょっとしたら、衆参同日選挙になる可能性も?
あと、1点。
本業(?)の『由美と美弥子』ですが……。
なんだか、この題名も馴染まなくなってきてしまいました。
あまりにも長く、この2人の登場がありませんから。
↓昨年の年賀状で、わたしはこう書いてるんです。
+++
しかし、由美ちゃんも美弥子ちゃんも、すっかりご無沙汰です。
今年は、登場していただきたいと思っています。
+++
見事に裏切ってしまいました。
申し訳ありません。
今年こそは、復活登板を果たさせてやりたいと思っております。
それでは!
2025年、巳年。
にょろにょろーっと、細く長く続けて行きたいと思ってます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします!
『Mikiko's Room』Mikiko
↓今年のお正月飾り。

↑クリックすると、大きい画像が見られます。
今年のお飾りは、シンプルにしてみました。
今年は、お節も取りませんでしたし。
実は、昨日の大晦日に1度写真を撮ったんですが……。
そのときは、梅の花がまだ咲いてませんでした。
今朝見たら、数輪ほころびてたので、急遽取り直しました。
そのため、右の朝日山の純米酒のお酒が減ってしまってます。
大晦日に飲んだ分です。
たぶん一升では足りないと思い、左の四合瓶も買いました。
こちらは、純米大吟醸。
今日、これからいただくつもりです。
向かって右のカトレアは、昨年の2月下旬ころに買ったもの。
花は終わりかけだったんですが、可愛かったので買ってきました。
晩秋からトイレに住まわせてたところ、見事、お正月に咲いてくれました。
左のスイセンは、27日にホームセンターから買ってきました。
500円くらい。
鏡餅に載ってるのは、わが家の庭で採れたユズです。
実が小汚いですが、仕方ありません。
不作で、これを含めて2個しか成らなかったんです。
今年こそは、左の埴輪のハーさんと旅行に出たいものです。
2025年、いい年になりますように。