Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4215
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 レギンスは足首までで、その下にはスリッポンみたいなスニーカーを履いていた。
 サンダルやパンプスを履かないのは……。
 どうやら、いざというときに逃げやすいという理由らしいから念が入っている。
 主婦によると、その靴はスニーカーではなく……。
 エスパドリルと云うそうだ。
 元々、スペインだかフランスだかの作業靴だったのが……。
 ファッショナブルなアイテムに変じたとのこと。
 カラフルな色彩が特徴だとか。
 といっても、主婦が履いてるのは黒だったが。

 すなわち、上から下まで真っ黒だった。
 外見上は、露出癖を悟られるような格好ではない。
 しかしその薄皮みたいな布地の下には、露出狂の本領が隠されているのだった。
 すなわち、下着類は一切身につけていないのだ。
 チュニックはゆったりとしたシルエットなので、乳首が露呈したりはしていない。
 下着をつけていないことは、外見からはわからない。

 レギンスは一見、下着を兼ねているようだが……。
 主婦が穿いているものは、そうではなかった。
 サスペンダーレギンスと云うそうだ。
 最初、見せられたときは、変態用のアイテムかと思った。
 股間部が刳り抜かれているからだ。
 前面の下腹部から、後ろは尻の割れ目が終わるあたりまで。
 あと、左右の尻たぶも刳り抜かれている。
 つまり、ウエストの部分と腿の部分を、4本の布が繋いでいるようなシルエットだった。

 もちろん、主婦が刳り抜いたわけではなく……。
 こういうアイテムとして売られているのだ。
 何のためにこんな造りなのかと云うと……。
 股間の蒸れ防止と、トイレでの利便性だとか。
 ショーツは、レギンスの上から穿くのだそうだ。
 トイレでは、ショーツの上げ下ろしだけで事が済むわけだ。
 決して、変態用のアイテムではない。
 が……。
 主婦にとっては、これ以上ない変態アイテムだった。
 すなわち主婦は、ショーツを穿いていなかった。
 つまり、無毛の股間部から尻まで丸出し。
 しかし、その部分はもちろんチュニックに覆われているから……。
 外見上、まったくおかしくは見えない。
由美と美弥子 4214目次由美と美弥子 4216

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/12/08 05:30
    • 今日は何の日
       12月8日は、『文明忌』。
       大正から昭和にかけての歌人で国文学者だった、土屋文明(つちや ぶんめい/1890~1990)の忌日。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/11208a1.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「土屋文明について」を引用させていただきます。

       1890(明治23)年9月18日(戸籍上は1月21日)……。
       群馬県群馬郡上郊村(現:高崎市)の貧しい農家に生まれました。
       号は、蛇床子など。
       旧制高崎中学(現:群馬県立高崎高等学校)在学中から……。
       俳句や短歌を、俳句雑誌『ホトトギス』に投稿。
       卒業後、歌人の伊藤左千夫(いとう さちお)を頼って上京。
       短歌の指導を受け、短歌雑誌『アララギ』に参加しました。
       更に左千夫の好意により、第一高等学校文科を経て……。
       1916(大正5)年、東京帝国大学(現:東京大学)文学部哲学科を卒業。
       東大在学中には、小説家の芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)、久米正雄(くめ まさお)らと……。
       第三次『新思潮』の同人に加わり、小説や戯曲を書きます。
       長野県の諏訪高等女学校、松本高等女学校で教頭や校長を務める傍ら、作歌活動を続け……。
       法政大学予科教授の1925(大正14)年、第一歌集『ふゆくさ』を刊行、注目を集めました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/12/08 05:31
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       1930(昭和5)年、歌人の斎藤茂吉(さいとう もきち)に代わり、『アララギ』の編集発行人となります。
       信州を去って上京するころからの歌を収めた歌集『往還集(1930年)』や……。
       即物的なリアリズムで描いた『山谷集(1935年)』などを発表し、歌人としての地位を確立しました。
       戦後の1952(昭和27)年には、明治大学文学部教授。
       1953(昭和28)年、日本芸術院賞を受賞、日本芸術院会員や宮中歌会の選者となります。
       1984(昭和59)年、文化功労者。
       1985(昭和6)年、歌集『青南後集』で第8回現代短歌大賞を受賞。
       1986(昭和61)年、文化勲章を受章。
       また同年、東京都名誉都民、群馬県名誉県民となります。
       長い間、歌壇の最長老として活動し、晩年まで創作活動を続けました。
       1990(平成2)年12月8日……。
       肺炎のため、東京都渋谷区千駄ヶ谷の代々木病院で死去。
       満100歳。
       そのほかの歌集に、『六月風(1942年)』、『韮青集(1946年)』……。
       『山下水(1948年)』、『青南集(1967年)』などがあります。
       『万葉集』の研究でも知られ……。
       代表作に、『万葉集年表(1932年)』『万葉集私注(全20巻・1949~56年)』などの著書があります。
       1996(平成8)年、高崎市に『群馬県立土屋文明記念文学館(https://bungaku.pref.gunma.jp/)』が創立され……。
       土屋文明の関連資料や、群馬県ゆかりの文学資料の収集、展示を行ってます。
      https://zatsuneta.com/img/11208a1_01.jpg
      ↑『群馬県立土屋文明記念文学館』。

       以上、引用終わり。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/12/08 05:31
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       文化勲章までもらって、100歳まで生きる。
       順風満帆の人生でしたね。
       文学的成功と、社会的成功を共に収めた希有な例じゃないでしょうか。
       『群馬県立土屋文明記念文学館』に、年譜が載ってました(https://bungaku.pref.gunma.jp/about/history/)。
       それによると、長野県諏訪高等女学校に教頭として赴任したのが、28歳。
       2年後の30歳で、校長になってます。
       いい男だったら、さぞ人気だっただろうと思い、肖像を検索したんですが……。
       残念ながら、若いころの写真は見つかりませんでした。
       逆に、明らかに別人の近影がたくさんヒットしました。
       なんと、代々木ゼミナールの講師に、土屋文明という方がいらしたんです。
       地歴・公民の先生のようです。
       本名なんでしょうね。
       あんまり、芸名で講師をする人はいないでしょうから。
       赤ん坊にこんな名前を付ける親御さん、スゴいと思います。

       さて、元祖の土屋文明。
       名前は知ってましたが、どんな歌を詠んだのか、まるで知りませんでした。
       文明堂の名前は知ってても、カステラを食べたことがないのと一緒です。

       続きはさらにさらに次のコメントで。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2024/12/08 05:31
    • 今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
       Wikiに、↓代表歌が載ってました(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%B1%8B%E6%96%87%E6%98%8E)。
      +++
      ・この三朝あさなあさなをよそほいし睡蓮の花今朝はひらかず (『ふゆくさ』「睡蓮」1909年)
      ・親しからぬ父と子にして過ぎて来ぬ白き胸毛を今日は手ふれぬ (『往還集』「父なほ病む」1929年)
      ・小工場に酸素熔接のひらめき立ち砂町四十町夜ならむとす(『山谷集』「城東区」1935年)
      ・青き上に榛名をとはのまぼろしに出でて帰らぬ我のみにあらじ (『青南集』1960年)
      ・終りなき時に入らむに束の間の後前ありや有りてかなしむ (『青南後集』「束の間の前後」1982年)
      ・相共に九十年をめざしつつ早くも君はたふれ給ふか (『青南後集以後』「上村孫作遺歌集を見て」1990年、遺作)
      +++

       知ってる歌はひとつもありませんでした。
       残念ながら、ピンとくる歌もありません。
       砂町の歌が、ちょっといいですね。
       『山谷集』って、あのドヤ街の山谷ですか?
       山谷は、行政地名としては残ってないそうです。
       今の東京都台東区だと、北東部の、清川、日本堤、東浅草一帯の通称だとか。
       山谷と聞いて真っ先に頭に浮かぶのは……。
       『山谷ブルース』。
       岡林信康の作詞作曲です。
       YouTubeで聞きました。
       「今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ」で始まる……。
       素晴らしくネガティブな歌詞です。
       ↓YouTube、見つけました。
      https://www.youtube.com/watch?v=VCQ5YsSzP_c

       ぜひ、お聞き下さい。
       これぞフォークソングですよ。
       土屋文明さん、脱線してすみません。
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