Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4173
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「奈美さん。
 昔話をしてたら、復活してきましたよ。
 感じるでしょう」

 2人で湯船に浸かりながら、老人の話を聞いていたのだ。
 背中を老人の胸に預けていた。
 腰にあたる老人の陰茎が、話の終盤から膨れ始めたのを感じていた。

「そのお2人とは、その後も続いたんですか?」
「2,3度、一緒に遊びに行きました。
 でも赤鬼が、例の閻魔大王と大げんかして辞めちゃったんです。
 県外の会社の工場の寮に入ったらしいと青鬼から聞きました。
 どうやらギャンブルに手を出してて、かなりの借金があったみたいなんです。
 閻魔大王に怒られたのも、経費のちょろまかしのようです。
 そうなってみると、青鬼と2人でってのは、遊びづらいものです。
 3人だったから、遊びに出来たんです。
 青鬼と2人じゃ、ダブル不倫そのものですからね。
 そのうち青鬼も配置転換になって、別の事業所勤務になりました。
 結局、それで立ち消えですね。
 今にして思えば、青鬼夫婦と4Pすれば面白かったでしょうね。
 それなら、不倫でもなんでもないわけですから」
「そんなこと、あの奥さまが同意なさったとは思えません」
「いえいえ。
 そういう方面は、大胆というか、奔放なところがありましたよ。
 あなたは、市民サークルでの外面しか知らないから。
 あ、そういえば、そのサークルがらみでした。
 思いがけない体験をしました。
 妻があなたを連れて来てたころから、2年くらい前だったですかね。
 やはり女性をひとり、この家に連れて来たんです。
 歳は、おそらく40代後半だったんじゃないでしょうか」

 背中でご主人の陰茎が、さらに硬度を増したように思えた。

「土曜日でした。
 サークルの帰りだったんでしょう。
 わたしも家にいましたから、紹介されました。
 清楚な奥さまという感じの人でした。
 一緒に紅茶を飲みながら、帰りに買ったというケーキを食べました。
 妻がケーキを買って帰るなんてことは、まずないことでした。
 それに、買って帰るとしたら、2人分でしょう。
 わたしは辛党ですし。
 でもその日は、わたしの分まで買って来てたんですよ。
 ま、甘い物も食べられないことはありませんから、ご相伴しました。
 他愛のない話をして、その日はそれでおしまいです。
 彼女は、夕方前には帰って行きました。
 ところがその夜、妻から驚くべき話を聞かされたんです」

 老人は、再び語り始めた。
由美と美弥子 4172目次由美と美弥子 4174

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/10/11 05:54
    • 今日は何の日
       10月11日は、『一草忌』。
       大正から昭和前期にかけての俳人……。
       種田山頭火(たねだ さんとうか/1882~1940)の忌日。
      https://zatsuneta.com/img/110119_01.jpg

       「一草忌(いっそうき)」の名称は、山頭火終焉の地である……。
       愛媛県松山市の庵「一草庵(いっそうあん)」にちなみます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110119.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「種田山頭火について」を引用させていただきます。

       種田山頭火は、1882(明治15)年12月3日……。
       山口県佐波郡西佐波令村(現:防府市八王子)に、5人兄妹の長男として生まれました。
       家は大地主。
       本名は正一(しょういち)。
       1892(明治25)年、正一が10歳の時……。
       母が、父の芸者遊びなどを苦にして、自宅の井戸に投身自殺。
       以後、正一は、祖母の手によって育てられます。
       1902(明治35)年、20歳で、東京専門学校高等予科を卒業。
       同年、早稲田大学文学科に入学しますが……。
       神経衰弱のため中退。
       実家へ帰郷。
       父と酒造業を営みます。
       1909(明治42)年、27歳で結婚。
       1913(大正2)年、31歳のとき……。
       俳人の荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)に師事。
       井泉水が主宰する自由律の俳句雑誌『層雲(そううん)』に俳句を発表します。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/10/11 05:54
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       その後、酒造場の経営が危機に陥り……。
       種田家は破産に追いこまれました。
       父は行方不明となり、山頭火は友人を頼って妻子と熊本へ移ります。
       古書店、次いで額縁店を開きます。
       しかし、家業に身が入らず……。
       1919(大正8)年、37歳のとき、妻子と別れ上京。
       1923(大正12)年、41歳のとき、関東大震災に遭い……。
       熊本の元妻のもとへ帰ります。
       酒におぼれた生活を送りますが、1924(大正13)年、42歳のとき……。
       熊本市の曹洞宗・報恩寺(ほうおんじ)で出家します。
       法名は耕畝(こうほ)。
       味取観音堂(みとりかんのんどう)の堂守となります。
       1925(大正14)年、43歳のとき……。
       寺を出て、西日本を中心に旅をしながら句作を行いました。
       その後、甲信地方や東北地方などを旅して、数々の作品を残します。
       山口市湯田温泉や愛媛県松山市に移住。
       1940(昭和15)年10月11日……。
       松山市の一草庵において、脳出血のため死去(満57歳)。
       著書として、句集『鉢の子』『草木塔』『山行水行』、紀行文集『愚を守る』などがあります。
       自由律俳句の代表として、井泉水門下の同人、尾崎放哉(おざき ほうさい)と並び称されます。
       関連する記念日として、長野県小諸市にある温泉宿、中棚荘(なかだなそう)に宿泊した日に由来して……。
       5月19日は、「小諸・山頭火の日」となってます。

       以上、引用終わり。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/10/11 05:55
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       ↓代表句から、わたし好みの句を抜き出しました。

      ●うしろすがたのしぐれてゆくか
      ●どうしようもない私が歩いている
      ●まつすぐな道でさみしい
      ●分け入つても分け入つても青い山
      ●鉄鉢の中へも霰

       こういう破滅型の人につきものですが……。
       ダメな自分をあえて晒すような、甘えっぽい句もあります。
       太宰的ですね。
       ま、それでいいんです。
       立派な人格者が、こんな人生を送れるわけないんですから。

       改めて代表句を見てみると……。
       ↓これまで山頭火の句だと思ってた句のいくつかが、尾崎放哉の作品であることを知りました。

      ●咳をしても一人
      ●墓のうらに廻る
      ●いれものがない両手でうける

       この人も、放浪の果てに小豆島の庵で亡くなってます。
       41歳。
       この人、旧制第一高校から、東大法学部卒なんですよ。
       しかし、「金の無心はする、酒癖は悪い、東大出を鼻にかける」という人物だったらしく……。
       小豆島での評判は、はなはだ悪かったそうです。
       まさに文士の鏡ですね。
       わたしには、逆立ちしても真似の出来ない暮らしです。
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