Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4137
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 大きな日本旅館でしてね。
 旅館と云っても、建物はコンクリートのビルです。
 それでも、部屋はみんな和室でした。
 もちろん、一人部屋なんかじゃありません。
 総務が割り振って、一部屋に3,4人です。
 わたしの部屋は4人でした。
 風呂あがり、同部屋の男たちが、フロントで麻雀牌を借りる相談をしてました。
 おそらく、その部屋で始めるつもりなんでしょう。
 しかしわたしは不調法で、麻雀が出来ないんです。
 ほかの部屋から、メンツを集めるつもりでしょう。
 となれば、わたしは完全にお邪魔虫です。
 傍らで麻雀をされていては、眠ることも出来ません。

 宴会が終わりましたが、行き場がなくなりました。
 1階のカラオケルームに繰り出す社員たちもいましたが……。
 わたしは、カラオケも苦手なんです。
 どうしようかと思いました。
 1階にはバーもありましたから、そこでヒマを潰すか……。
 天気も悪くなかったですから、外に出てもいいと思ってました。
 当時は、ストリップ劇場もありましたし。

 部屋に戻って、財布だけ持ってまた外に出ました。
 エレベーター前が混んでたので、どうしようか考えながら階段を下りました。
 1階のホールに出たところで、顔見知りの女子社員の2人連れを見かけました。
 女子社員と云っても、年齢はもう40半ば過ぎでしょう。
 営業部の社員でした。
 といっても、外回りをしてるわけではなく、内勤の営業事務みたいな仕事だったと思います。
 営業部の男からは、この2人の噂もいろいろ聞かされてました。
 一人は子持ちでしたが……。
 もう一人は、独身。
 当時は、「行かず後家」とか「オールドミス」とか、ひどい言い方が平気でされてたものです。
 外回りの営業部員には、時間やお金にルーズなやつらが少なくなかったようです。
 で、この2人の事務員には、経費の精算などで、しょっちゅう怒られてたみたいです。
 この2人、気の毒なあだ名を付けられてましてね。
 独身の方は、真っ赤な顔をして怒るので、赤鬼。
 既婚の方は、怒ると青ざめてくるので、青鬼。
 はは。
 ヒドいものです。

「山さん、お出かけですか?」

 赤鬼の方に声をかけられました。
 山さんというのはわたしです。
 山岡ですから。
由美と美弥子 4136目次由美と美弥子 4138

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/08/21 05:52
    • 今日は何の日
       8月21日は、『林火忌』。
       大正、昭和時代の俳人、大野林火(おおの りんか)の1982(昭和57)年の忌日。
       秋の季語。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10821a3.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「大野林火について」を引用させていただきます。

       大野林火は、1904(明治37)年3月25日(今から120年前)……。
       神奈川県横浜市中区日ノ出町に生まれました。
       本名は、大野正(おおの まさし)。
       旧制神奈川県立横浜第一中学校、旧制第四高等学校(石川県金沢市)を経て……。
       1927(昭和2)年、東京帝国大学経済学部商業科を卒業。
       卒業後は、日本光機工業に入社。
       1930(昭和5)年、会社を辞め……。
       神奈川県立商工実習学校(現:横浜創学館高等学校)教諭となります。
       当時の教え子に、後に高弟となる宮津昭彦(みやつ あきひこ)がいました。
       俳句は、中学時代から始めました。
       1921(大正10)年、俳人の臼田亞浪(うすだ あろう)に師事。
       俳句雑誌『石楠(しゃくなげ)』に、俳句や評論を発表し、早くから注目を浴びます。
       1939(昭和14)年、第一句集『海門』を、1941(昭和16)年、『現代の秀句』を刊行し……。
       本格的に俳人としての地位を築きます。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/08/21 05:53
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       このころから、俳人の水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)や……。
       加藤楸邨(かとう しゅうそん)らとも積極的に交流を行います。
       1946(昭和21)年、俳句雑誌『濱(はま)』を創刊、主宰します。
       同年には、俳句雑誌『俳句研究』『俳句の国』の編集にも携わりました。
       1948(昭和23)年、教職を辞して俳句一筋の生活となります。
       1953(昭和28)年から、角川書店の俳句総合誌『俳句』編集長を務めます。
       1964(昭和39)年、第13回横浜文化賞。
       1969(昭和44)年、句集『潺潺集(せんせんしゅう)』で第3回蛇笏賞(だこつしょう)。
       1973(昭和48)年、第22回神奈川文化賞。
       1978(昭和53)年、俳人協会会長に就任。
       1980(昭和55)年、俳人協会訪中団団長を務め、日中文化交流にも尽力します。
       1982(昭和57)年8月21日、満78歳で死去。
       そのほか、句集には以下のものがあります。
       『冬青集(とうせいしゅう)1940年』、『早桃(さもも)1946年』、『冬雁(ふゆかり)1948年』。
       『白幡南町(しらはたみなみちょう)1958年』、『雪華(せっか)1965年』。
       これらのほか、『大野林火全句集/1983年』、『大野林火全集(全8巻・1993~94)』などがあり……。
       評論では、『高浜虚子(たかはま きょし)1944年』、『近代俳句の鑑賞と批評/1967年』などがあります。

       以上、引用終わり。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/08/21 05:53
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       林火忌を取りあげるのは、2回目になります。
       というのも、この人の作で、大好きな句があるからです。
       季節も、ちょうどこのころの句。
       それは、後ほどご紹介するとして……。
       まず、↑の文章で、気づいたこと。
       1904(明治37)年生まれ。
       終戦の1945(昭和20)年では、41歳。
       徴兵されずにすんだんですね。
       ちょっと調べました。
       徴兵年齢は、長らく20歳から40歳までだったようです。
       それが、戦況の悪化により……。
       1943(昭和18)年からは、19歳から45歳までに広げられました。
       大野林火は、1943(昭和18)年には、39歳です。
       開戦の1941(昭和16)年が、37歳。
       終戦の1945(昭和20)年が、41歳。
       開戦以来、ずーっと徴兵対象年齢だったわけです。
       この間は、神奈川県立商工実習学校の教諭でした。
       ひょっとしたら、教師は、懲役が後回しにされたんでしょうか?
       そうだったとすると……。
       会社を辞めて教師になったのは、そのことが頭にあったのかも?
       でも、教師への転身は、1930(昭和5)年ですからね。
       まだ、太平洋戦争が起きるなんて……。
       誰もわからないころでしょう。
       うがち過ぎですよね。

       ↓さて、大野林火の好きな句です。

      ●ねむりても旅の花火の胸にひらく

       情景が浮かびますよね。
       季語は「花火」。
       夏の季語です。
       でもむしろ、初秋の情景が感じられます。
       ちょうど今ごろ。
       今のAIでは、絶対に作れない句だと思います。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2024/08/21 12:28
    • 会社の慰安旅行といったら、
      連想するのは
      「無礼講」「お座敷ストリップ」かな
      と思っていました。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2024/08/21 14:48
    • それは……
       昭和時代じゃないですか?
       余興に、お盆を使った裸踊りがあったころ。

       旅館のイメージは、月岡温泉(新発田市)の『泉慶(https://www.senkei.com/)』。
       慰安旅行に研修を組みこむというのは……。
       わたしが勤める会社での実話です。
       もちろん、それ以外はすべてフィクションですが。

    • ––––––
      6. 手羽崎 鶏造
    • 2024/08/22 11:07
    • はい 昭和の時代。
      運動部で体罰がフツーだった時代です。
      宴会で女子社員が浴衣でチラリ、ポロリ
      見せたら、酔いに任せて幹部職員が
      その場で大枚をその職員の胸元に挟みます。
      今なら即レッドカードのセクハラまがいの乱痴気騒ぎも
      有ったと聞きます
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