2024.8.12(月)
門扉は鉄格子で丈も低いので、街路からは玄関が見通せる。
街路に背を向けてはいるが、見られないに越したことはない。
奈美は玄関扉を開け、身を滑りこませた。
老人は、框の上に立っていた。
全裸で。
しかも、陰茎を屹立させていた。
インターホンで奈美であることを確認したのは、このためだったのだろう。
そして、奈美が惣菜を置いただけで帰るつもりがないことを、最初からわかっていたのだ。
二回りも長く生きてきた人の勘なのかも知れない。
もちろん奈美も、全裸の老人を目のあたりにして、逃げ帰るつもりはなかった。
「これ、お昼にでも食べて下さい」
奈美はトートバッグからタッパを取り出し、老人に差し出した。
「お昼までに帰らなくちゃならないですか?」
「いえ、別に」
「それなら、あとで一緒に食べましょう。
その前に……。
これを食べていただけますか?」
老人は、屹立する逸物を指さした。
やはり、侑人や翔太の陰茎とは別物だ。
サイズはもちろん、てらてらと黒光りする肌合いは、長年の戦歴を物語っていた。
奈美は、トートバッグとタッパをシューズボックスの上に置いた。
框の上に立つ老人に近づき、拝礼するように頭を下げた。
そう、逸物に敬意を表して。
奈美は両手を老人の太腿にあて、顔を倒した。
陰茎は、手で持ちあげる必要がないほど、天を突いていたのだ。
そのまま口に含む。
カリは、木製かと思うくらいに硬かった。
賛嘆に頷くように、顔面を上下させる。
陰茎に浮く太い血管が、唇に心地よかった。
「奈美さん……。
このときを待ってました。
やはりあなたは最高だ」
老人の手を、ワンピースの背中に感じた。
ファスナーが、さざ波のような音を立てた。
背中の肌に室温を感じた。
老人の無骨な指先が、奈美の背を這う。
全身が怖気立つ。
老人の指は、ブラのホックで止まった。
ホックが弾けた。
乳房を包んでいたカップが、重力のままに落ちる。
老人の手が、ワンピースの胸前に回った。
開いた襟ぐりから潜りこむ。
カップを失って下がった乳房が、老人の両手で掬いあげられた。
街路に背を向けてはいるが、見られないに越したことはない。
奈美は玄関扉を開け、身を滑りこませた。
老人は、框の上に立っていた。
全裸で。
しかも、陰茎を屹立させていた。
インターホンで奈美であることを確認したのは、このためだったのだろう。
そして、奈美が惣菜を置いただけで帰るつもりがないことを、最初からわかっていたのだ。
二回りも長く生きてきた人の勘なのかも知れない。
もちろん奈美も、全裸の老人を目のあたりにして、逃げ帰るつもりはなかった。
「これ、お昼にでも食べて下さい」
奈美はトートバッグからタッパを取り出し、老人に差し出した。
「お昼までに帰らなくちゃならないですか?」
「いえ、別に」
「それなら、あとで一緒に食べましょう。
その前に……。
これを食べていただけますか?」
老人は、屹立する逸物を指さした。
やはり、侑人や翔太の陰茎とは別物だ。
サイズはもちろん、てらてらと黒光りする肌合いは、長年の戦歴を物語っていた。
奈美は、トートバッグとタッパをシューズボックスの上に置いた。
框の上に立つ老人に近づき、拝礼するように頭を下げた。
そう、逸物に敬意を表して。
奈美は両手を老人の太腿にあて、顔を倒した。
陰茎は、手で持ちあげる必要がないほど、天を突いていたのだ。
そのまま口に含む。
カリは、木製かと思うくらいに硬かった。
賛嘆に頷くように、顔面を上下させる。
陰茎に浮く太い血管が、唇に心地よかった。
「奈美さん……。
このときを待ってました。
やはりあなたは最高だ」
老人の手を、ワンピースの背中に感じた。
ファスナーが、さざ波のような音を立てた。
背中の肌に室温を感じた。
老人の無骨な指先が、奈美の背を這う。
全身が怖気立つ。
老人の指は、ブラのホックで止まった。
ホックが弾けた。
乳房を包んでいたカップが、重力のままに落ちる。
老人の手が、ワンピースの胸前に回った。
開いた襟ぐりから潜りこむ。
カップを失って下がった乳房が、老人の両手で掬いあげられた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/08/12 07:05
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今日は何の日
8月12日は、『「君が代」記念日』。
1893(明治26)年8月12日(今から131年前)。
文部省が、訓令「小学校儀式唱歌用歌詞並楽譜」を布告し……。
小学校の祝日・大祭日の唱歌として、『君が代』『一月一日』『紀元節』など、8曲を定めました。
『君が代(きみがよ)』は、平安時代の『古今和歌集』にある「読み人知らず」の和歌に……。
イギリスの軍楽隊長ジョン・フェントン(John Fenton/1831~1890)が曲を作り、歌われてました。
フェントンは、日本に国歌がないのを残念に思い……。
練習生を介して作曲を申し出たことが始まりとされます。
しかし、メロディーと歌詞が一致してないということなどで……。
宮内庁雅楽課の林広守(はやし ひろもり/1831~1896年)が、現在の曲に作り替えました。
https://zatsuneta.com/img/108121_01.jpg
1880(明治13)年11月3日の天長節(てんちょうせつ:天皇の誕生日)で……。
初めて、宮中で演奏が行われました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/108121.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
1999(平成11)年8月9日、「国旗及び国歌に関する法」により……。
『君が代』が正式に国歌として法制化され、同年8月13日に公布、施行されました。
歌詞は以下のとおりです。
君が代は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔の生むすまで
『君が代』は、世界の国歌の中で、作詞者が最も古いと云われてます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/08/12 07:06
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
歌全体の意味としては……。
「祝福を受ける人の長寿を祝う歌」「天皇の治世を奉祝する歌」となります。
「きみ」は、主人、家長、友人、愛人などを意味する言葉です。
「さざれ石の いわおとなりて 苔のむすまで」は……。
「小石が成長して大きな岩となり、それに苔がはえるまで」という意味となります。
限りない悠久の年月を、可視的なイメージとして表現したものです。
「さざれ石」とは「小さな石」のことで、日本では古くからそう呼ばれてました。
https://zatsuneta.com/img/108121_02.jpg
上の画像の石は、京都市左京区の下鴨神社(賀茂御祖神社)にある「さざれ石」です。
さざれ石は、年とともに成長し、大きな岩になると信じられてきました。
この巨石信仰の伝承は、日本各地に存在します。
以上、引用終わり。
「君が代」を最後に歌ったのは……。
学校の卒業式だったと思います。
高校でも歌ったのかな?
記憶がないです。
今現在、メロディはよく聞きますね。
もちろん、オリンピックです。
やはり「君が代」のメロディの中、日の丸が真ん中をあがっていくと……。
誇らしく感動を覚えるものです。
でもこの「君が代」は、4年に一度のことですね。
あとは、2ヶ月に1回、聞く機会があります。
大相撲の千秋楽です。
これはほとんど何も感じません。
素人の合唱だからでしょうか。
やっぱり独唱がいいですよ。
1年に1度、すばらしい独唱を聴ける機会があります。
高校野球。
選抜は「君が代」で、夏は「栄冠は君に輝く」なんでしたっけ?
高校生の独唱なので、そうとうに感動します。
大相撲の千秋楽とはダンチです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2024/08/12 07:06
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今日は何の日(つづきのつづき)
中でも、2010(平成22)年の第82回選抜高校野球大会で……。
↓高校3年生の野々村彩乃さんが独唱した「君が代」は圧巻でした。
https://www.youtube.com/watch?v=c8p0H0cwLkQ
鳥肌が立ちますよ。
さて。
わたしは長年、この「君が代」の歌詞はおかしいと思ってました。
逆だろ、と。
さざれ石が岩になるんじゃなくて……。
岩が風化して崩れ、さざれ石になるんだろうと。
でも、「君が代」のとおりの岩も存在したんです。
『熊本県総合博物館ネットワーク(https://kumamoto-museum.net/)』の……。
↓『<a href="https://kumamoto-museum.net/blog/archives/chiiki/932" target="_blank">不動岩(ふどうがん)山鹿市</a>』からの引用です。
+++
不動岩は、一見してわかるようにゴツゴツとした感じがする岩です。
よく近づいてみると、小さな石ころから大きな石まで様々な大きさの石がくっついて不動岩を形作っているのがわかります。
このように、石ころがくっついて大きな岩石をつくっている岩を礫岩(れきがん)といいます。
不動岩をつくっている石ころの大きさは、小さいものは5mmくらいから、大きなものでは直径50cmにもなります。
(中略)
これらの岩石が、気の遠くなるような年月をかけて、崩れて水に流され、洗われ、丸い石や砂になり、厚く積み重なって強い圧力を受け、岩盤となり陸地になりました。
+++
つまり、細石が、強い圧力を受けて巌になってるわけです。
まさに、「気の遠くなるような年月」なんでしょうね。