Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4118
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 主婦に続いて、框をあがる。
 スリッパを出してくれなかったので、靴下裸足のまま主婦に続く。
 主婦は、2人をリビングに先導した。

「教育上、良くないわね」

 ソファーセットのセンターテーブルには、缶ビールとナッツボウル。
 グラスは出ていない。
 缶からそのまま飲んでいるのだろう。
 洗うのが面倒だからなのではないか。

「座って」

 主婦は、点いていたテレビをリモコンで消した。
 リモコンをソファーの座面に放り投げる。

「そんなに酔ってたら、ご主人が帰るまでに抜けないでしょ」
「大丈夫。
 今日は、幸せな日なの。
 旦那は出張。
 帰らないわ。
 でも、ほんとに出張なのかしら。
 最近、多いのよ。
 ひょっとしたら……。
 女の部屋に出張中かも。
 ほほ。
 これも教育上良くないわね。
 座って。
 ビール、飲む?
 はは。
 冗談よ。
 何か持ってくるわね」

 主婦は、よろけながらリビングに続くキッチンに向かった。

「座ろうぜ」

 主婦は、テレビに向かうベンチソファーに座っていたようだ。
 侑人は翔太を促し、対面の一人掛けソファーに並んで座った。

「こんなのしかなかった」

 戻ってきた主婦が、テーブルに置いたのは栄養ドリンクだった。

「飲んで」

 主婦は、身を投げ出すようにソファーに尻を落とした。
 濃い緑色の半袖ワンピースを着ていた。
 ウエストが絞られていない、ストンとしたシルエットだった。
 丈は、膝下まであった。
 ルームウェアなのだろう。
由美と美弥子 4117目次由美と美弥子 4119

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/07/26 05:44
    • 今日は何の日
       7月26日は、『幽霊の日』。
       1825(文政8)年7月26日(新暦では、9月8日)。
       江戸の中村座で、四代目・鶴屋南北(つるや なんぼく/1755~1829)作の……。
       歌舞伎狂言『東海道四谷怪談(とうかいどう よつやかいだん)』が初演されました。
       『東海道四谷怪談(通称『四谷怪談』)』は……。
       「四谷左門の娘・お岩が、夫・田宮伊右衛門に毒殺され、幽霊となって復讐を果たす」という話です。
       江戸の町で、実際に起こった事件をモデルにしてます。
       怪談の定番とされ、鶴屋南北の歌舞伎や……。
       三遊亭圓朝(さんゆうてい えんちょう/1839~1900)の落語で有名です。
       また、映画化やテレビドラマ化もされており、様々なバージョンが存在します。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/107263.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       四谷怪談の舞台となったのは、江戸の雑司ヶ谷四谷町(現:豊島区雑司が谷)です。
       現在の新宿区にあって、四谷に接する左門町には……。
       於岩稲荷田宮神社と於岩稲荷陽運寺が、道を挟んで両側にあります。
       また、中央区新川にも於岩稲荷田宮神社があります。
       これらの寺社は、お岩さんを祀っており、「お岩稲荷」などと呼ばれます。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/07/26 05:44
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

      https://zatsuneta.com/img/107263_01.jpg
       上の画像は江戸時代末期の浮世絵師・歌川国芳(うたがわ くによし/1798~1861)の作品で……。
       東海道四谷怪談を表現した『神谷伊右エ門 於岩のばうこん』です。
       四谷怪談を描いた絵画はほかにもあります。
       江戸時代の浮世絵師、歌川豊国(うたがわ とよくに/1769~1825)の『東海道四谷怪談』や……。
       同じく江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(かつしか ほくさい/1760~1849)の『近世怪談霜夜星』挿絵などです。
       この日、7月26日に初演された鶴屋南北作の歌舞伎狂言『東海道四谷怪談』は、全5幕でした。
       南北の代表的な生世話物狂言(きぜわものきょうげん/当時の町人の生態を描いた現代劇)であり……。
       怪談狂言(夏狂言:夏季に行われた歌舞伎興行)とも呼ばれます。
       物語では、以下のような場面が有名です。
       お岩が、毒薬のために顔半分が醜く腫れあがったまま髪をすき、悶え死ぬ場面。
       お岩と小平の死体を戸板1枚の表裏に釘付けにしたのが漂着し……。
       伊右衛門が、その両面を反転して見て執念に驚く場面。
       蛇山の庵室で、伊右衛門がおびただしい数の鼠と怨霊に苦しめられる場面などです。

       以上、引用終わり。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/07/26 05:45
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       わたしはずっと、四谷怪談の舞台は……。
       現在の新宿区四谷だと思ってました。
       雑司ヶ谷四谷町だったんですね。
       現在の、豊島区雑司が谷とのこと。
       新宿区の四谷とは、ずいぶん離れてます。
       でも、お岩稲荷があるという新宿区左門町は……。
       まさに今の四谷です。
       なぜ、雑司ヶ谷四谷町ではなく、新宿区の四谷に出来たのか?
       ↓Wikiを読むとなんとなくわかります(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E8%B0%B7%E6%80%AA%E8%AB%87)。
      +++
       お岩稲荷が複数もできた要因としては単純に儲かるためである。
       歌舞伎俳優は元より、お岩の浮気に対して見せた怨念から、男の浮気封じに効くとして花柳界からの信仰を集めたため、賽銭の他に土産物などで地元経済が潤ったからである。
       このため、『東京日々新聞』『東京曙新聞』といった明治期の新聞には小川某なる人物が何度ももう一つのお岩稲荷を作ろうと画策したことが、記事として残されている。
      +++

       ちょっと差し障りがあるかも知れませんが……。
       現在の四谷のお岩稲荷は、「四谷」繋がりで勝手に建てられたのかも?
       いや、ひょっとしたら……。
       雑司ヶ谷四谷町とは知らず、新宿の四谷に建てたのかも知れませんね。

       さて、幽霊。
       わたしは、霊感に乏しい方だと思います。
       昨秋、母が亡くなったときは……。
       海外に出てた妹を待つために、葬儀まで1週間空きました。
       その間ずっと、母の遺体と2人きりで過ごしたんです。
       添い寝してたわけじゃありませんけどね。
       でも、ただの1度も、それらしい気配を感じたことはなかったです。

       続きはさらにさらに次のコメントで。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2024/07/26 05:45
    • 今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
       ひょっとしたら、歳と共に霊感が蒸発してしまったのかも知れません。
       というのも、若いころには感じたことがあるからです。
       じいちゃんでした。
       わたしをとてもかわいがってくれてましたが……。
       脳卒中で急逝しました。
       東京から帰って葬儀に出て、部屋で寝てたときです。
       最初は、夜中だったと思います。
       ベッドで寝てたんですが……。
       掛け布団が、するするするすると足元に引かれる感じがしました。
       どんどん布団が足元の方に流れていく感じ。
       でも、胸の上には布団が掛かったままなんです。
       で、気づいたんですよ。
       ベッドの下の足元に、人影がうずくまってました。
       仏様の座像みたいなシルエットでした。
       ああ、じいちゃんが来てると思いました。
       怖さは、まったく感じませんでした。
       朝になって考えたら、わたしは電気をすべて消して寝るんです。
       部屋は真っ暗だったはず。
       足元の人影なんか、見えるはずなかったんですね。
       もう1回は、昼間だったと思います。
       同じベッドで昼寝をしてました。
       すぐわきに本棚があります。
       1箇所、本と本の間が空いているところがありました。
       そこから、誰かが覗いてるんです。
       ひょっこり覗いては隠れを繰り返してます。
       このときも、すぐじいちゃんだとわかりました。
       本棚は、壁にくっつけて置かれてたので……。
       人が後ろから覗くことなんか出来ないんですよ。
       わたしが感じた不思議な感覚は、その2回だけでした。
       わたしが鈍いので、じいちゃんは呆れて帰ったのかも知れませんね。
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