Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 1971

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2016.4.6（水）

「もちろん偶然です。
　修学旅行の夜でした。
　夜中、目を覚ましたら、隣で寝てる子の様子がおかしくて、
　最初は、気分が悪くなったのかと思い、声をかけようとしたんです。
　でも……」
「でも？」
「その途端、声があがって。
　どう考えても、苦しんでる声じゃなかったんです。
　それで、いくらなんでも知識だけはありましたから……。
　してるんだなと」
「でも、お布団の中じゃ、見えないでしょ」
「はだけちゃってたんです。
　多分、暑くなったんでしょう。
　で、パジャマのズボンを、蹴るように脱いだかと思うと……。
　パンツまで取って」
「下半身、スッポンポン？」
「そうです」
「その人、村井さんが見てること、気づいてたのかしら？」
「それはないです。
　絶対。
　動いちゃバレると思って、じっとしてましたから。
　ていうか、金縛りみたいになっちゃって。
　その子、学校では、とてもそんなことする人には見えなかったんです。
　チャペルでも、一番熱心に祈ってて。
　カトリックの学校ですけど、洗礼を受けたカトリック教徒の生徒は多くないんです。
　でも、彼女もわたしも、幼いころに洗礼を受けてたことがわかって……。
　それで、仲良くなったんです。
　だから、驚きましたけど……。
　ぜったい気づかれたらダメだと思いました」
「それで、ぜんぶ見えちゃったわけですね」
「はい。
　両膝を畳んで、両脚を思いっきり開いてましたから」
「どうやってました？」
「揉むみたいに」
「クリトリスですね？」
「たぶんそうだと思います」
「村井さんは、友達のそういう姿を見て、どう感じました？」
「とにかく驚いて。
　裏切られたような気持ちもありましたし……。
　でも、友達を失いたくないから、ぜったいに黙ってようって」
「自分でもしてみようとは思いませんでしたか？」
「いいえ。
　むしろ、逆でした。
　わたしは絶対にしないって誓いました。
　だって、あまりにも浅ましくて」
「その後、これまで、一度もオナニーはしてないと？」
「神かけて」

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コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2016/04/06 07:29
- ミッション系
  　という呼び方があります。
  　この正確な意味を知らずにいましたので、調べました。
  　明治維新以後、キリスト教主義の学校は、欧米教会の『伝道局（ミッションボード）』により設立されました。
  　よって、ミッションスクール、ミッション系と呼ばれたそうです。
  　その後、それらの学校は、日本人キリスト者による自主運営に移管され、ミッションボードからは独立しました。
  　なので現在は、正確な意味での「ミッションスクール」は、ほとんど無いのでしょうが……。
  　キリスト教系学校の総称として、「ミッションスクール」という呼び名が定着しているそうです。

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  2. お早うMiki君HQ
- 2016/04/06 15:06
- ミッション
  　ときますと、まず『ミッション・インポッシブル』
  　「なお、このテープは自動的に消滅する」
  　ミッションスクールに接したことは全くありません。どんな生徒たちなんだろうね。
  　AVだと全寮制の女子校。で、昼も夜もビアン三昧、というのが定番のようです。