2024.7.2(火)

み「美しき田園風景じゃ。
でも絶対、冬はタイヘン」
ハ「夏は暑いやろしな。
どっちゃの方角から吹く風も……。
山からの吹き下ろしになる。
常時、フェーン現象や」
み「会津に幸あれ……」

み「これよこれ。
トンネル。
こうやって、山をショートカットして通した高速道だから……。
磐越西線より、1時間以上も早く着くわけだ」

み「あれって……。
オマル?」
ハ「アホきゃ!
空気清浄機やろが。
コロナ以降、付けられたんやないか」

み「あ、トイレは、あそこか。
あれ?
確か、新潟交通のホームページでは……。
『トイレはありません』って書いてあったぞ(参照)」
ハ「これは会津バスやろ。
そっちゃにはあるんとちゃうか?」
会津バスのホームページを見ると(参照)……。
やはり、トイレは無しになってました。
み「トイレなら、トイレって書いてあるだろ。
これじゃ、人が入ってるかどうかもわからんし」
ハ「開けてみればいいがな」
み「あんた開けて」
ハ「わしにでけるか!」
み「誰か入ってたらどうすんのよ」
ハ「乗ってから、誰も入らんかったやろ」
み「その前から入ってたら?」
ハ「無賃乗車……。
は、でけんわな。
下りるとき払うんやから。
開けてみれや」
み「やめ。
悪いことが起こりそうな気がする。
忘れることにしよう」

み「しかし、長いトンネルだな。
夜行バスみたいじゃ。
次の停留所は、『会津アピオ入口』か。
『会津アピオ』って何だろ。
ちょっと調べて」
ハ「総合流通団地やて」
み「なんだ、ショッピングモールとかじゃないのか」
ハ「商業施設もあるみたいやで。
『リオン・ドール』も入っとる」
み「下りられんの?」
ハ「乗車だけやな」

み「やっと抜けた。
あのビニールハウスで、なに作ってんだろうね?
しかし冬場、雪で潰れないもんかね?」
ハ「冬前に撤収するんやないんか?」
み「雪が解けたら設営?
タイヘンすぎるだろ。
嫁に来れんな」
ハ「まだ行く気かいな」
み「なんだと!」

み「あ、停まった。
ここ、どこだっけ?」
ハ「『西会津インター前』やな。
ここだけ唯一……。
乗降、どちらも可能な停留所や」
み「この前までが、乗車だけで……。
この次からは、降車だけってことか。
あれって、トイレ?」
ハ「アホか。
待合所やがな」

み「のんびりとした良さげなところに見えるけど……。
冬の夜を考えると恐ろしいわ。
あっ!」
ハ「何やねん」
み「あの信号、横向きだ」
ハ「当たり前やろ」
み「新潟の信号機は、みんな縦向きだよ。
横だと、雪で曲がったりするから。
ここらって、あんまり雪が積もらないのかな?
そんなわけないと思うんだけど」
ハ「調べるんやな」
み「森田検索」
ハ「それはいらんちゅうねん。
うーむ。
どうやら、会津も縦向きらしいな。
せやけど、昔は横向きやった。
つまりこれは、昔の信号機が……。
まだ交換されずに残っとるちゅうこっちゃな」
み「そんなら、横でも大丈夫ってことなんじゃないの?」
ハ「知らんがな」
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2024/07/02 05:43
-
フェーン現象
簡単に使ってしまいましたが、もう一度おさらいしておきましょう。
↓GoogleのAIによる解説です。
+++
フェーン現象とは、湿った空気が山を越えて反対側に吹き下り、風下側で乾燥した高温の風が吹くことで、付近の気温が上昇する現象です。
フェーン現象が発生すると、前の日に比べて急激に気温が上がる、同じ日の中でも数時間で気温が急上昇するといったことが起こります。
フェーン現象は地形を原因とした気象現象で、異常気象ではなく、地球温暖化などの環境問題との関係もはっきりしていません。
標高の高い山がある地域であればいつでも発生する可能性がありますが、台風や発達した低気圧が日本海を通過する場合など、南風が強まりやすい気圧配置となった時、日本海側の地域で顕著なフェーン現象が発生しやすいようです。
+++
新潟では、ゴールデンウィークのころ、こうした風が吹くことがあります。
乾ききった熱い風です。
この時期は、樹木が芽を吹く季節でもあります。
その新芽が、1日でチリチリになってしまうことさえあります。
ほんとに真っ黒になってしまうんですよ。
農家さんにとっては、真夏の猛暑よりも怖いかも知れません。
野菜などもそうですが、畜産関係でも被害が出るみたいです。
鶏小屋なんか、ヒドい暑さになるらしいですから。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2024/07/02 05:43
-
フェーン現象(つづき)
なんでそんなに温度が上がるかというと……。
山を上がるときの温度の低下より、山を下るときの温度の上昇が大きいからみたいです。
たとえば、2000メートルの山がある場合。
山の向こうのふもとの気温が、25度だとします。
で、風が山を上るとき、100メートルあたり0.6度、気温が下がっていきます。
2000メートル上がると、2000m÷100m×0.6℃=12度。
頂上の気温は、ふもとから12度下がって、13度になります。
で、今度は吹き下ろし。
100メートルあたり、1度、気温があがっていきます。
2000メートルだと、2000m÷100m×1℃=20度。
頂上が13度でしたから、20度上がって、吹き下ろしたふもとでは、33度になるわけです。
ではなぜ、100メートル上がるときが0.6度で、下がるときが1度なのか。
いくつかのサイトの説明を読みましたが……。
イマイチよくわかりません。
理解できた範囲で云うと……。
山を上がるときの風は、水分を含んでます。
山を上がっていくとき、空気に含まれる水蒸気が水になり雲ができますが……。
水蒸気が水になるときには、まわりの空気をあたためます。
ということで、山をあがるときの気温があまり下がりません。
逆に、水が水蒸気になるときは、まわりの空気を冷やすのですが……。
山を下るときの風は、水分を絞りきってカラカラです。
水蒸気になる水がないのです。
なので、気温がぐんぐん上昇する。
ではなぜ、「水蒸気が水になるときには、まわりの空気をあたためる」のか?
残念ながら……。
ちょうど時間となりました。