2024.6.24(月)
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翌日。
侑人は、いつもの時間にマンションに帰ってきた。
今日は、母親とどんな体位で交わろうかと考えながら。
もちろん、股間は凝りっぱなしだった。
エントランスを入ろうとしたとき、駐輪場の方から歩いてくる女性が目に入った。
間違いない。
あの隣の主婦だ。
年齢は、母親より少し若いくらいか。
これまでだったら、何の興味も湧かなかった相手だろう。
しかし、今は違う。
下半身剥き出しで、ベランダでオナニーする姿を見てしまっているからだ。
人は、取り澄ました外見を捲った内側に、信じられない本性を隠している。
この主婦からはそれを学んだ。
主婦の気配を背中で感じながら、集合ポストに向かう。
ダイヤルを回して解錠し、中の郵便物を手に取る。
主婦はポストには寄らず、真っ直ぐエレベーターに向かった。
手には、エコバッグらしい袋を下げていた。
買い物帰りなのだろう。
集合ポストには、部屋番号しか表示されていない。
しかし、隣の主婦の名字が西崎だということは、玄関ドアの表札で確かめてあった。
逆に云えば、これまでは隣の家の名字も知らなかったわけだが。
エレベーターが開いた。
主婦が乗りこむ。
侑人は、小走りで駆け寄った。
主婦は「開」ボタンを押しながら、侑人を待ってくれた。
「何階?」
侑人は、自分の階を言った。
「あら、一緒ね」
「隣の漆原です」
「あ、そうか。
どうりで見たことある気がしてたのよ。
学校の帰り?」
「はい」
「いい学校、通ってるのね」
「いえ、そんな」
スクールシャツの胸には、ワッペンが付いている。
アイロンで圧着させる、学校のエンブレムだ。
翌日。
侑人は、いつもの時間にマンションに帰ってきた。
今日は、母親とどんな体位で交わろうかと考えながら。
もちろん、股間は凝りっぱなしだった。
エントランスを入ろうとしたとき、駐輪場の方から歩いてくる女性が目に入った。
間違いない。
あの隣の主婦だ。
年齢は、母親より少し若いくらいか。
これまでだったら、何の興味も湧かなかった相手だろう。
しかし、今は違う。
下半身剥き出しで、ベランダでオナニーする姿を見てしまっているからだ。
人は、取り澄ました外見を捲った内側に、信じられない本性を隠している。
この主婦からはそれを学んだ。
主婦の気配を背中で感じながら、集合ポストに向かう。
ダイヤルを回して解錠し、中の郵便物を手に取る。
主婦はポストには寄らず、真っ直ぐエレベーターに向かった。
手には、エコバッグらしい袋を下げていた。
買い物帰りなのだろう。
集合ポストには、部屋番号しか表示されていない。
しかし、隣の主婦の名字が西崎だということは、玄関ドアの表札で確かめてあった。
逆に云えば、これまでは隣の家の名字も知らなかったわけだが。
エレベーターが開いた。
主婦が乗りこむ。
侑人は、小走りで駆け寄った。
主婦は「開」ボタンを押しながら、侑人を待ってくれた。
「何階?」
侑人は、自分の階を言った。
「あら、一緒ね」
「隣の漆原です」
「あ、そうか。
どうりで見たことある気がしてたのよ。
学校の帰り?」
「はい」
「いい学校、通ってるのね」
「いえ、そんな」
スクールシャツの胸には、ワッペンが付いている。
アイロンで圧着させる、学校のエンブレムだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/06/24 05:53
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今日は何の日
6月24日は、『ドレミの日』。
1024年6月24日(今からちょうど1000年前/日本は平安時代)……。
イタリアの僧侶グイード・ダレッツォ(Guido d'Arezzo/991~1050)が、ドレミの音階を定めたとされます。
https://zatsuneta.com/img/106242_01.jpg
グイード・ダレッツォは、ギドー・ダレッツォとも表記されます。
音楽教師でもありました。
6月24日に開かれる「洗礼者ヨハネの祭」の日のために……。
ダレッツォは、合唱隊に「聖ヨハネ賛歌」を指導してました。
その時、曲の音に一定の規則があることに気が付いたのです。
その曲の各小節の最初の音に相当する歌詞が……。
「ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ(Ut Re Mi Fa Sol La)」でした。
https://zatsuneta.com/img/106242_02.jpg
この音で発声練習をさせたのが、ドレミの音階の始まりとされます。
後に「ウト」が「ド」になり、「シ」が新たに加えられて……。
現在のような「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ(Do Re Mi Fa Sol La Si)」の形になりました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106242.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/06/24 05:54
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
ダレッツォは、「グイードの手」と呼ばれる音階の教育法も考案しました。
それは、音を手の各所で示すという方法で、かつては広く使用されてました。
「グイードの手」は……。
音楽教師が生徒に音階を教える際に、視覚教材として利用されてきたのです。
ダレッツォの音の高さに由来して、日本での音階表記では……。
イタリア式の「Do(ド)Re(レ)Mi(ミ)Fa(ファ)Sol(ソ)La(ラ)Si(シ)」の形で表記されることが多いです。
なおドイツ式では、「C(ツェー)D(デー)E(エー)F(エフ)G(ゲー)A(アー)H(ハー)」の形で表記されます。
以上、引用終わり。
音楽は昔から苦手で、歌もダメなら、楽器もダメでした。
今も、日常的に音楽を聴くことはありません。
あ、でも、車通勤になってからは、聞くようになりましたね。
新しいのを買ったわけではありません。
元々持ってたCDを、繰り返しかけてます。
カーペンターズ、アニタ・オデイ、コニー・フランシス、ルイ・アームストロング。
この中で存命なのは、コニー・フランシスだけ(85歳)。
男性は、サッチモだけ。
「What A Wonderful World」が好きなんですよ。
これらをひととおり聞くと、京都弁のCDに替えます。
このCDは、『単独旅行記』のハーさんのセリフに役立ってます。
春夏秋冬バージョンの4枚を聴くと、またカーペンターズに戻るというかたち。
ぜんぜん飽きませんね。
ていうか、集中して聴いてるわけじゃないですから。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2024/06/24 05:54
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今日は何の日(つづきのつづき)
そうそう。
最近、寝るときに聴くCDラジカセが壊れたんですよ。
ウンともスンとも言わなくなりました。
3000円くらいのヤツでしたけど。
けっこう厳しく使ってきました。
一晩中、かけっぱなし。
何をかけてたかというと……。
『せせらぎ』。
↓「水の音」のCDです(下のリンクから視聴できます)。
https://item.rakuten.co.jp/healingplaza/dlns-112/?iasid=07rpp_10095___f0-lxnv5gf5-6r-0f01f755-0f97-456e-91b5-2a62c32a61e7
これをかけてると、よく眠れるんです。
でも、最近はかけてませんでした。
かけなくても眠れるようになってたので。
でも、昨日のコメントにあるように……。
ワインを薄めてから、寝付きにくくなりました。
で、またCDを聴こうとしたら、壊れてたんです。
急遽、ラジカセを買い直しました。
安いのがなくて、3,780円でした。
これが一番安かったですが、本体からは音が出ません。
イヤホンで聴くか、スピーカーを付けなければなりません。
うちには余ってるスピーカーがあったので、これにしたんです。
高いですが……。
「レスタミンコーワ糖衣錠」を飲み続けるよりは割安でしょう。
現在、レスタミンは休んで、CDだけ使ってます。
一晩中、かけてますね。
今度は、いつまで保ちますか。