2024.5.28(火)

み「あ、新潟の銀行があった。
新潟で唯一の地銀」
ハ「北越ちゅうのは、新潟のことやな。
『北越雪譜』の。
せやけど、なんや新潟で4番目の銀行みたいやないけ」
み「新潟市の第四銀行と、長岡市の北越銀行が合併したの。
地銀同士の合併」
ハ「“だいしぎんこう”?
“だいよんぎんこう”やないんか?
国立銀行の」
み「もちろん、旧国立銀行です。
第一国立銀行が、今の『みずほ銀行』。
第二国立銀行が、今の『横浜銀行』。
第三国立銀行の『安田銀行』は、合併して今の『みずほ銀行』。
で、第四(だいし)国立銀行が、今の『第四北越銀行』。
第五国立銀行が、今の『三井住友銀行』だから……。
その前ってのは、大したもんでしょ」
ハ「待ったれや。
元々は、第四(だいよん)国立銀行やろ」
み「ところが、そうじゃないんです。
最初から、第四(だいし)国立銀行だったの」
ハ「なんでやねん?」
み「国立銀行の数字は、全て音読みと決められてたの。
“いち・に・さん・し”でしょ」
ハ「ごくろうさんやな。
しかし、『第四銀行』だけやった方がビッグ感があるで」
み「わたしも、早く『北越』が取れてくれると助かるんだけどね。
書くのがめんどいのよ、特に『越』が」
ハ「いつ取れんねん」
み「知らん。
『旧・北越銀行』出身の行員が、みんな退職した後じゃないの」
ハ「いつやねん」
み「合併は確か、2021年だから……。
まだ30年くらい先なんじゃない」
ハ「あんた、死んどるがな」
み「まだ死なんわ!」

み「この草、駅前にもあったやつだ。
こんなデカいの、勝手に生えたんなら刈られてるよね。
植えたとしか思えない。
やっぱ、タチアオイっぽいな。
あ、ひょっとして!」
ハ「なんやねん」
み「市の花なんじゃない?
ちょっと調べて。
急くから早く!」
ハ「はいはい。
おー、珍しくご名答やで。
会津若松市のホームページに書いたある(こちら)。
まさしく市の花やがな。
市が、この花を広げる運動をしとるようやな。
読むで。
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会津若松市では、平成12年度から「花と緑の課」を新設し(令和2年度より「まちづくり整備課」)、市の重点施策として「美しい環境のまちづくり」を掲げています。
その実現のために美しい花々によるまちの演出と、植栽による緑豊かなまち並みの創出などについて取り組んできたところです。
その活動の一環として、市の花であるアオイ(タチアオイ)を広げる活動を行っています。
具体的には、花と緑の課では、希望する市民の方に無料でタチアオイの種を配付して、タチアオイの普及を図っています。
また、市有地である会津若松駅前公園、会津総合運動公園、鶴ヶ城公園西口花壇(写真)などにもタチアオイが植えられています。
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やて」
み「謎がすっきり解けて気持ちいいわい。
わたしも、タチアオイは好きなのよ。
夏って感じがして。
でも、いかんせんデカくなるからね。
普通に、2メートルくらいになっちゃう。
ちょっと庭には植えられないわな。
だけど、なんでこれが、会津若松市の花なのかね?」
ハ「書いたあるで。
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戊辰百年祭の記念行事の一環として一般市民から公募し、昭和42年8月3日にあおい(タチアオイ)が市の花として制定されました。
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やて」
み「公募で決まったのはわかったけど、なんでこの花なの?」
ハ「そりゃあれやろ、葵のご紋やがな。
徳川家の」
み「あの紋って、このタチアオイなの?
ぜんぜん葉っぱの形が違うじゃない」
ハ「どうやら、徳川家の紋は……。
『双葉葵(ふたばあおい)』ちゅう植物みたいやな。
ウマノスズクサ科カンアオイ属やて」
み「タチアオイは?」
ハ「アオイ科タチアオイ属やな」
み「ぜんぜん違うじゃない。
ダメでしょ、タチアオイにしたら」
ハ「知らんがな。
せやけど、静岡市も市の花にしとるみたいやで」
み「げ。
それじゃ、どう考えても徳川じゃん。
両方で間違ってるってこと?」
ハ「双葉葵は、10㎝くらいの山野草みたいやから……。
地味すぎたんやないか」
み「わかった!」
ハ「何がや」
み「双葉葵は、小さすぎる。
10㎝でしょ。
徳川さんのご紋の草なのに……。
間違って踏んじゃいかねない。
その点、タチアオイなら、2メートルになるから……。
踏んじゃう心配がない。
不敬にならないわけよ。
どう?」
ハ「ええ歳して、どや顔すなや」
み「ええ歳は余計だ!」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/05/28 05:37
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タチアオイ
まさしく、夏を感じさせてくれる花です。
わたしのイメージでは、国道脇に猛々しく生えてるって感じです。
国道8号だったかな。
植樹枡に生えてるのを見ました。
おそらく、植樹枡には当初、普通の高木が植えられてたんだと思います。
でも、枯れちゃったんでしょうね。
しかし、替わりとなる樹木は植えられなかった。
植樹枡は、草ボーボー。
見苦しい。
で、近隣の住民が、タチアオイを植えたんじゃないでしょうか。
本編で書いたように、2メートルになります。
株元の雑草なんて、まったく目立たなくなるわけ。
特徴は何と云っても、派手派手しい花です。
車で走ってても、タチアオイが咲いてるってわかります。
https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/4/6/46b83303.jpg
↑わたしが撮った写真です。
↓Wikiで引いてみましょう(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4)。
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当初は中国原産と考えられていたが、現在はビロードアオイ属のトルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との雑種とする説が有力である。
日本には、古くから薬用として渡来したといわれている。
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。
草丈は1~3mで茎は直立する。
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続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/05/28 05:37
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タチアオイ(つづき)
引用を続けます。
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花期は6~8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。
ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されている。
花は一重や八重のもあり、色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。
花の直径は品種によるが大きなものでは10cmくらいである。
本来は宿根性の多年草であるが、品種によっては一年草でもある。
アオイの名から会津若松市と静岡市が市花に制定している。
花弁の根元が粘着質であり、引き抜いた花弁を顔などに付けてニワトリを真似て遊ぶことができるため、北海道の一部ではコケコッコ花、コケコッコー花、青森県の一部では“コケラッコ花”などと呼ばれる。
花弁や根を、薬用として利用する。
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花弁の根元が粘着質ってのは、初めて知りました。
顔に着けたらかぶれそうですけど、大丈夫なんですかね。
↑の説明を読むと、梅雨時期に咲くようですね。
でも、わたしのイメージでは、真夏なんですよね。
梅雨明けのカーッと照りつけた日差しの下で……。
残ってた花を見たのかも知れません。
なんだか、子供のころの夏休みを思い出すような花です。
園芸的には、ホリホックと呼ばれてます。
でも、これを植えられる庭をお持ちの方は少ないでしょう。
1年草扱いで、ベランダで育ててみようかな。
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3. 手羽崎 鶏造- 2024/05/28 17:05
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銀行の合併には、ムカシから興味がありました。
山崎豊子の代表作「華麗なる一族」。
小が大を食う銀行合併のモデルは
ワタシにとって馴染み深い神戸銀行が
太陽銀行と合併した時であった
と当時から聞き及んでいました。
神戸銀行の頭取がたいへんな切れ者で、
実際の山陽特殊鋼の破産事件もこの山崎作品では
巧く描かれています
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4. Mikiko- 2024/05/28 17:43
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ほー
銀行の合併に興味があると云う人は初めて知りました。
2時間ドラマでは……。
男に騙されて、銀行の金を横領する女子行員が出てきます。
お昼ご飯なんか、喉を通らないでしょうね。