2024.5.27(月)
■
ガラス窓の死角から、突然、その女性は現れた。
長身だった。
高いヒールを履いていたが、それがなくても170㎝くらいはあるのではないか。
女性は、ほぼ全裸だった。
しかし、3箇所が覆われていた。
ひとつは、脚元。
膝上まで編みあげられた漆黒のロングブーツ。
ピンヒールが、床に突き刺さりそうだった。
もうひとつは、顔の上部。
シルバーのマスクが、鼻から上を覆っている。
仮面舞踏会で使われる、そう確か……。
ヴェネツィアンマスクと云うアイテムだ。
上部は額を超え、火焔型土器にも似た複雑な意匠の狭間から、黒髪が覗いていた。
もちろん、両目の部分は刳り抜かれている。
穿たれた目元の穴は吊りあがり、人相は想像できない。
女性が身体に纏う3つめの異物は、その股間にあった。
男根の形状の突起が勃ちあがっているのだ。
もちろん、本物の男根ではない。
色は漆黒だった。
サイズは、平均サイズを大きく超えているだろう。
少なくとも奈美は、このサイズのものは見たことがなかった。
男根の基部では、逆三角形のプレートが股間を覆い、ストラップが尻に回っていた。
腰高なスタイルでありながら、豊かな脂肪が載った体躯。
剥き出しのバストの張りは、指を弾き返す弾力を想像させた。
ウエストは括れているが、腹部には指が埋もれそうな肥沃な台地が広がっている。
そして特質すべきは、その相臀だった。
熟れきった白桃を思わせる膨らみを持ちながら……。
少しも崩れていない、完璧な曲線を誇っていた。
成熟した女性の体型だが、年齢はそうとうに若いのではないか。
大柄な白人少女を思わせるスタイルだった。
「あの人が、ここの経営者」
「え?
あんなに若いのに?」
「21くらいかな。
万里亜さんって云うんだ。
文字どおり、ここの女王さま」
その万里亜が、相臀を弾ませながら舞台中央まで進んだ。
片手には、グリップの先が房状になった鞭を握っていた。
黒いブーツと同じ、漆黒の鞭だった。
ガラス窓の死角から、突然、その女性は現れた。
長身だった。
高いヒールを履いていたが、それがなくても170㎝くらいはあるのではないか。
女性は、ほぼ全裸だった。
しかし、3箇所が覆われていた。
ひとつは、脚元。
膝上まで編みあげられた漆黒のロングブーツ。
ピンヒールが、床に突き刺さりそうだった。
もうひとつは、顔の上部。
シルバーのマスクが、鼻から上を覆っている。
仮面舞踏会で使われる、そう確か……。
ヴェネツィアンマスクと云うアイテムだ。
上部は額を超え、火焔型土器にも似た複雑な意匠の狭間から、黒髪が覗いていた。
もちろん、両目の部分は刳り抜かれている。
穿たれた目元の穴は吊りあがり、人相は想像できない。
女性が身体に纏う3つめの異物は、その股間にあった。
男根の形状の突起が勃ちあがっているのだ。
もちろん、本物の男根ではない。
色は漆黒だった。
サイズは、平均サイズを大きく超えているだろう。
少なくとも奈美は、このサイズのものは見たことがなかった。
男根の基部では、逆三角形のプレートが股間を覆い、ストラップが尻に回っていた。
腰高なスタイルでありながら、豊かな脂肪が載った体躯。
剥き出しのバストの張りは、指を弾き返す弾力を想像させた。
ウエストは括れているが、腹部には指が埋もれそうな肥沃な台地が広がっている。
そして特質すべきは、その相臀だった。
熟れきった白桃を思わせる膨らみを持ちながら……。
少しも崩れていない、完璧な曲線を誇っていた。
成熟した女性の体型だが、年齢はそうとうに若いのではないか。
大柄な白人少女を思わせるスタイルだった。
「あの人が、ここの経営者」
「え?
あんなに若いのに?」
「21くらいかな。
万里亜さんって云うんだ。
文字どおり、ここの女王さま」
その万里亜が、相臀を弾ませながら舞台中央まで進んだ。
片手には、グリップの先が房状になった鞭を握っていた。
黒いブーツと同じ、漆黒の鞭だった。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2024/05/27 05:35
-
今日は何の日
毎月27日は、『仏壇の日』。
『全日本宗教用具協同組合(全宗協)⇒https://www.zenshukyo.or.jp//東京都千代田区神田司町』が制定。
西暦685(天武天皇14)年3月27日(旧暦)、天武天皇が、「諸國(くにぐに)の家毎に佛舎(ほとけのみや)を作り……。
即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ」との詔(みことのり:天子の命令)を出しました。
これは、奈良時代に成立した日本最古の歴史書『日本書紀』に記述された内容であり……。
これ以来、「仏壇」を拝むようになったとされてます。
この出来事に由来して、新暦3月27日が「仏壇の日」となり……。
その後、毎月27日に拡大されました。
https://zatsuneta.com/img/101278_01.jpg
「お仏壇の日」との表記も見られます。
名古屋仏壇商工協同組合では、毎年3月27日の「仏壇の日」に……。
大須観音(おおすかんのん)で仏壇供養祭を行い、古い仏壇を供養、焼却してます。
そのほか、仏壇について考える日などとされてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/101278.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「仏壇について」を引用させていただきます。
仏壇(ぶつだん)とは、仏教において「仏」を祀る「壇」全般を指します。
寺院の仏堂において、仏像を安置する壇(須弥壇:しゅみだん)も含まれます。
https://zatsuneta.com/img/101278_02.jpg
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2024/05/27 05:36
-
今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
家庭内の仏壇について、日本仏教では宗派ごとに指定された様式で、「木製の箱=仏壇」の内部に……。
本尊や脇侍の像、掛軸、供物などに加え、先祖供養のための位牌、過去帳、法名軸などを祀ります。
その内部は、仏教各宗派の本山寺院の仏堂を模した、豪華な作りになってます。
大きく分類する場合は、金仏壇、塗仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇(都市型仏壇)などに分けられます。
古代インドでは、土を積み上げて「壇」を作り……。
そこを神聖な場所として、「神」を祀ってました。
やがて、風雨をしのぐために、土壇の上に屋根が設けられました。
これが寺院の原型です。
それを受け継ぎ、仏壇の「壇」は土偏です。
また、仏壇には扉が付いてます。
これは、寺院の山門を見立てたものと云われます。
さらにさらに同じページから、「全宗協について」を引用させていただきます。
「全日本宗教用具協同組合(全宗協)」は、1988(昭和63)年に設立された組合です。
「中小企業等協同組合法」に基づく経済産業省認可の法人組織で……。
宗教用具業界における、唯一の全国的組織の協同組合です。
全宗協は、より良い宗教用具を、安心して買うことのできる価格で提供し……。
神仏を敬い、ご先祖を供養することにより、皆様の心の幸せと、平和な家庭が築かれることを願ってます。
また、宗教用具業界の健全な発展を目指し……。
広報活動、取引の正常化、研修事業、福利厚生事業などを行ってます。
関連する記念日として、全宗協は……。
3月27日の「仏壇の日」を、「祈りの日」にも制定してます。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
-
––––––
3. Mikiko- 2024/05/27 05:36
-
今日は何の日(つづきのつづき)
仏壇や神棚の話が出ると耳が痛いです。
母は、毎朝欠かすことなく、仏壇と神棚にお水とご飯を供えてました。
その母が亡くなった今、仏壇と神棚を守るのはわたししかいないわけですが……。
まったく何もしてません。
お参りさえしないですね。
妹は時々訪ねてきて、手作りの惣菜やお酒を備え、お参りして行きます。
妹が帰ると、すぐに惣菜は冷蔵庫に入れ、その日のうちにわたしが食べてしまいます。
もちろんお酒も、週末に飲んでしまいます。
ふなぐち菊水の缶入り生原酒で、濃厚で美味しいんですよ。
アルコール度数が19度もありますからね。
夏はロックが最高です。
話を戻します。
お参りさえしてない件。
少しは祟りでもあれば心を改めるのでしょうが……。
何もありません。
母が亡くなったときも、妹が海外に行ってたため……。
葬儀まで、1週間空きました。
その間ずっと、母の亡骸と、一つ屋根の下で暮らしてたんです。
でも1度も、霊的な気配は感じませんでした。
やっぱりわたしは、宗教心のようなものが、根本的に欠けてるんでしょうね。
今年のお正月はとうとう、神棚のお札も替えませんでした。
お札は毎年末、母に頼まれて近くの神社でいただいて来てました。
天照さまと、お諏訪さま。
でも、これがまた高いんですよ。
2柱で、2,000円だったのかな。
で、とうとう昨年の暮れは、お札をいただきに行きませんでした。
以来、神棚には、前年のお札が入ったままです。
祟りがあれば、恐れ入って買わせてもらうんですけどね。
ないんですよね。
やっぱりねー。
神も仏もないんですよ。
死んだらおしまいなんです。
わたしが死んでも、今の仏壇に入ることはないでしょう。
誰も守る人がいませんから。
妹に、近くの排水路にでも流してもらいますか。
-
––––––
4. 手羽崎 鶏造- 2024/05/27 16:42
-
子どもの頃から、祖母に
「仏壇」と「神棚」は喧嘩するから
別々にと言われてきました。
仏壇の前で手を叩く(それは
神棚用)と叱られたものでした。
ところで、
「廃仏毀釈」の政道が無かったら
文化遺産がこの国にもっと残っていたかも
しれません。
「応仁の乱」による京、信長の焼き討ちに
遭った「比叡山」。
米軍ですら、分かっていて京都、奈良への空爆を
避けたというのに、惜しい建造物や文化遺産で
あったろうと思います。
-
––––––
5. Mikiko- 2024/05/27 17:57
-
廃仏毀釈もそうですが……
新政府による、お城の破壊が憎いです。
どうしても、薩長土肥からは距離を置いてしまいます。