2024.4.28(日)
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景色が傾いでいるような日々だった。
現実感がなかった。
掃除、洗濯、食事の用意。
これまでと、やることは変わっていない。
しかし、それをやっているのが自分だという実感がないのだ。
まるで離脱した魂が、家事をする自分を天井から見下ろしてるみたいだった。
唯一、実感として自分を感じられるのは……。
侑人と交わっているときだった。
最近は、夫がいるときにも交渉を求められるようになった。
もちろん、夫の目の前ではないが。
しかし、同じ家にはいるのだ。
口を両手で押さえ、声が漏れるのを堪える。
その瞬間だけが、生を実感できた。
あれ以来、薫はやって来なかった。
あの日のことを思い返すと……。
やはり、映像が傾いて見えた。
ほんとうに、あれは現実だったのだろうか。
あの日に帰りたいと思った。
そして薫に抱かれたい。
今度は優しく。
細い身体を抱きしめながら、膣奥に薫の精液を受けとめたい。
胸が苦しくなる。
ひょっとして……。
恋をしたのだろうか。
だから、こんなに気持ちが揺らいでいるのだ。
ある夜、侑人に部屋に呼ばれた。
LINEで呼び出されるのだ。
夫は帰宅していたが、すでに夕食も風呂も済ませ、書斎に籠もっていた。
書斎には来客用のエアマットレスが持ちこまれ、夫はそこで寝ていた。
一旦籠もったら、翌朝まで出てこない。
まるでネットカフェだ。
だから夜間、侑人の部屋に忍んで行けるのだ。
一戦を終え、スマホでゲームを始めた侑人を残し部屋を出る。
この日は暑かった。
エアコンを入れれば良かったのだが……。
なんだか、その音が夫に聞こえそうな気がした。
だから、空気の淀んだ部屋のベッドで無言で交わったのだ。
肌がじっとりと湿っていた。
そのまま自分のベッドに入る気にはなれなかった。
奈美は浴室に向かった。
着ていたパジャマと下着を、洗濯機のドラムに放りこむ。
景色が傾いでいるような日々だった。
現実感がなかった。
掃除、洗濯、食事の用意。
これまでと、やることは変わっていない。
しかし、それをやっているのが自分だという実感がないのだ。
まるで離脱した魂が、家事をする自分を天井から見下ろしてるみたいだった。
唯一、実感として自分を感じられるのは……。
侑人と交わっているときだった。
最近は、夫がいるときにも交渉を求められるようになった。
もちろん、夫の目の前ではないが。
しかし、同じ家にはいるのだ。
口を両手で押さえ、声が漏れるのを堪える。
その瞬間だけが、生を実感できた。
あれ以来、薫はやって来なかった。
あの日のことを思い返すと……。
やはり、映像が傾いて見えた。
ほんとうに、あれは現実だったのだろうか。
あの日に帰りたいと思った。
そして薫に抱かれたい。
今度は優しく。
細い身体を抱きしめながら、膣奥に薫の精液を受けとめたい。
胸が苦しくなる。
ひょっとして……。
恋をしたのだろうか。
だから、こんなに気持ちが揺らいでいるのだ。
ある夜、侑人に部屋に呼ばれた。
LINEで呼び出されるのだ。
夫は帰宅していたが、すでに夕食も風呂も済ませ、書斎に籠もっていた。
書斎には来客用のエアマットレスが持ちこまれ、夫はそこで寝ていた。
一旦籠もったら、翌朝まで出てこない。
まるでネットカフェだ。
だから夜間、侑人の部屋に忍んで行けるのだ。
一戦を終え、スマホでゲームを始めた侑人を残し部屋を出る。
この日は暑かった。
エアコンを入れれば良かったのだが……。
なんだか、その音が夫に聞こえそうな気がした。
だから、空気の淀んだ部屋のベッドで無言で交わったのだ。
肌がじっとりと湿っていた。
そのまま自分のベッドに入る気にはなれなかった。
奈美は浴室に向かった。
着ていたパジャマと下着を、洗濯機のドラムに放りこむ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/04/28 05:45
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今日は何の日
4月28日は、『よーじやの日』。
看板商品のあぶらとり紙をはじめ、数々のスキンケアアイテムを販売する……。
『㈱よーじや(https://www.yojiya.co.jp/)/京都府京都市中京区』が制定。
日付は、『「よー(4)」「じ(2)」「や(8)」』と読む語呂合わせから。
同社は、1904(明治37)年……。
國枝商店という名称で、舞台化粧道具の販売店として創業しました。
その後、大正初期には、主力商品として歯ブラシを販売。
当時は、歯ブラシが「楊枝」と呼ばれてたことから……。
人々には、「楊枝屋さん(ようじやさん)」として親しまれてました。
このことから、愛称の「よーじや」を店名としたものです。
https://zatsuneta.com/img/10428a7_01.jpg
2024(令和6)年、創業120周年となるのを機に、記念日を登録しました。
長年多くの人に愛され、親しまれてきた同社と同社の商品を……。
より多くの人に知ってもらうことが目的。
記念日は、2023(令和5)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10428a7.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
「㈱よーじや」は、1953(昭和28)年12月25日に設立されました。
2023年7月時点で、資本金はグループ総額で2100万円、従業員数は154名となってます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/04/28 05:45
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
同社は、肌ケアアイテムや化粧雑貨などを中心に開発や販売を行う、京都発祥の企業です。
https://zatsuneta.com/img/10428a7_02.jpg
会社のビジョンとして、「よーじやブランドを身近な存在に」を掲げてます。
お土産としてだけでなく、自身の肌や髪、楽しみのために選んでもらえるよう……。
長年培ったスキンケア技術を結集し、お客さまの満足と信頼を得られる商品づくりを目指してます。
日常を彩り、美しさを育む存在でありたいと願ってます。
同社は、上記のように、舞台化粧道具の行商から始め……。
三条御幸町下ルに、國枝商店を構えました。
舞台化粧の紅や白粉などの商いは……。
花街の伝統や、歌舞伎などの芸能も盛んな京都の土地柄から、広く愛されました。
その後、京都一の繁華街、新京極に店舗を移転しました。
大正初期には、口腔の衛生が注目され始めたことから……。
初代は、歯ブラシ(楊枝)の商いに力を入れました。
1920年代には、京都らしいきっかけから生まれた「あぶらとり紙」が大好評を博し……。
「よーじや」の看板商品となっていきました。
https://zatsuneta.com/img/10428a7_03.jpg
現在のロゴマークが誕生したのは、1965(昭和40)年のことでした。
明治から大正、昭和から平成、令和と時代が移り行く中、およそ100年ぶりに新スタイルのあぶらとり紙を販売するなど……。
よりお客さまの日常を彩ることのできる肌ケアブランドとして、今後もチャレンジを続けていきます。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2024/04/28 05:46
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今日は何の日(つづきのつづき)
さらに引用を続けます。
同社は、京都市を中心に販売店を展開し、刷毛(はけ)や手鏡、化粧水など……。
約320品目の化粧品、化粧雑貨、オリジナル美粧品を販売してます。
朱色、黒、白の3色を基調とする商品デザインには、社長も直接参画してます。
また、京都府内及び羽田空港第1ターミナルには、「よーじやカフェ」を出店してます。
看板の手鏡に写る女性をモチーフにしたメニューなどを提供してます。
2014(平成26)年には、よーじやカフェ監修のもと……。
エースコックから、インスタントの白味噌豆乳スープが発売されました。
以上、引用終わり。
「よーじや」さん。
知りませんでした。
お店は、インバウンドの方にも人気なんじゃないでしょうか。
「あぶらとり紙」とか、お土産にうってつけですよね。
わたしも昔、よく脂取り紙を使ってました。
脂性なので。
でも、しょっちゅう使うのは良くないんだそうです。
脂を取ると……。
脂を補給しようとして、脂がさらに出て来るんだとか。
それを知って以来……。
脂取り紙は、人前に出るときくらいしか使いません。
むしろ夜は、逆療法をしてます。
鼻の頭に、ベビーオイルを塗って寝るんです。
脂は出さなくていいよという、肌に対するメッセージ。
聞いてくれてる感じは、あんまりしませんが。
最近、鼻の脇におできが出来てます。
若いころは、鼻の頭によく出来てました。
いわゆる、面疔というやつ。
でも、クロロマイセチン軟膏を塗ると……。
比較的おとなしく消えてくれてました。
でも、今回の鼻の脇のは、なかなか消えません。
膨れてて、触ると痛いです。
クロマイに耐性が出来てるのかも知れないので……。
amazonで、新しい抗生物質の軟膏を注文しました。
効いてくれるといいのですが。