2016.4.4(月)
「それでは、ピストン運動をせず、深く挿入したまま射精する方法をお教えします。
さらにこの方法には、もう一つ、妊娠確率を上げる利点もあるのです。
村井さん?」
「はい」
「あなたは、ご主人が射精されるとき、一緒にオーガズムを迎えておられますか?」
さすがに、この直裁的な質問には、生真面目な生徒も絶句した。
「いかがです?」
史恵さんの真摯な表情に、村井さんも気を取り直したようだ。
大きく唾を飲みこむと、顔を上げて話し出した。
「実はわたし……。
一度もオーガズムというものを、体感したことがありません」
「それは、ご主人とのセックスで、ということですか?」
「そうですけど……。
わたしは、主人以外の人と、性行為をしたことがありませんので」
「まぁ。
ご主人だけ。
それは嬉しいですわね、ご主人?」
ご主人は、裁判官に声をかけられた被告のように、更に頭を垂れた。
本人にしてみれば、セックス下手を糾弾されている気がするのだろう。
バージンで嫁いだ妻を、一度も絶頂に導けてないのだから。
「村井さん、オナニーではどうです?
結婚前、オナニーはなさっていたでしょう?」
「いいえ。
うちは、厳しいカトリックでしたので。
子供のころから、寝るときは、両腕を布団の上に出しておくよう、躾けられました」
「それは、オナニーしないようにという?」
「たぶん、そうだと思います。
厳しく躾けられたので、ひとりの寝室に移ってからも、腕を布団の中に入れては眠れませんでした」
「それで、結婚まで、一度もオナニーをしていなかったわけですか?」
「はい」
「じゃ、どうやって快感を得るかも?」
「見たことはあります」
「え。
それはどういう成り行きで?」
さらにこの方法には、もう一つ、妊娠確率を上げる利点もあるのです。
村井さん?」
「はい」
「あなたは、ご主人が射精されるとき、一緒にオーガズムを迎えておられますか?」
さすがに、この直裁的な質問には、生真面目な生徒も絶句した。
「いかがです?」
史恵さんの真摯な表情に、村井さんも気を取り直したようだ。
大きく唾を飲みこむと、顔を上げて話し出した。
「実はわたし……。
一度もオーガズムというものを、体感したことがありません」
「それは、ご主人とのセックスで、ということですか?」
「そうですけど……。
わたしは、主人以外の人と、性行為をしたことがありませんので」
「まぁ。
ご主人だけ。
それは嬉しいですわね、ご主人?」
ご主人は、裁判官に声をかけられた被告のように、更に頭を垂れた。
本人にしてみれば、セックス下手を糾弾されている気がするのだろう。
バージンで嫁いだ妻を、一度も絶頂に導けてないのだから。
「村井さん、オナニーではどうです?
結婚前、オナニーはなさっていたでしょう?」
「いいえ。
うちは、厳しいカトリックでしたので。
子供のころから、寝るときは、両腕を布団の上に出しておくよう、躾けられました」
「それは、オナニーしないようにという?」
「たぶん、そうだと思います。
厳しく躾けられたので、ひとりの寝室に移ってからも、腕を布団の中に入れては眠れませんでした」
「それで、結婚まで、一度もオナニーをしていなかったわけですか?」
「はい」
「じゃ、どうやって快感を得るかも?」
「見たことはあります」
「え。
それはどういう成り行きで?」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2016/04/04 07:25
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カトリックの躾け
これは、何かで読んだ話だったと思います。
でもたぶん、男の子の躾けだったかな?
両腕を布団の上に出しておくというシーンが、印象に残ってました。
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2. オナニーが好きっHQ- 2016/04/06 15:29
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女子は知らず……
男子はどこででもやりますからねえ、オナニー。
自室はもちろん、居間、台所、トイレ……戸外でもやります、学校でもやります。ところ嫌わずやります。
朝昼夕方夜夜中、いつでもやります。学校では授業中もやります。
オナニーを覚えたサルも顔負け。躾もへったくれもありません。サルを躾けるのは不可能です。