2024.4.16(火)
み「おー、野点の席じゃな。
しかし、あの傘は……。
ほとんど、日陰を作る役目してないじゃない。
2倍くらい大きくなきゃ無理だよ」
ハ「運べんがな」
み「秋田の『竿燈まつり』の人を雇うか。
やっぱり、日陰を作る機能ではテントの圧勝だね」
ハ「もともと、和傘に日傘の役割はなかったやろ」
み「ていうか、昔は……。
日を遮るために傘を差すってこと自体、なかったんじゃないの?」
ハ「かも知れんな」
み「外人観光客は、日本の日傘文化には驚くみたいだね。
カンカン照りの中、傘差して自転車乗ってるから。
最初は、頭のおかしい人かとギョッとなるみたい」
ハ「そもそも、片手運転がいかんがな。
釣りのとき、頭に被る笠があるやろ。
あれ着けて走ったらどうや」
み「よけいキ印に見えるわ」
み「なんだこれ。
葉っぱにV字が入ってる。
面白いな。
なんて草だろう。
ちょっと検索して。
Googleなら、画像で検索できるでしょ」
ハ「わしにそんな機能があるんかいな?
あ……。
でけたわ。
ミズヒキやて」
み「え?
ミズヒキって……。
祝儀袋の水引に似た、赤い穂の出る草だよね。
あれなら、うちのベランダで勝手に生えてるけど……。
こんな葉だったかな?
帰ったら確かめてみよう」
ミズヒキは多年草で、冬は地上部がありません。
これを書いてる4月上旬には、まだ芽が出てませんでした。
み「淡々と書いてあるけど……。
浪人して、どうやって食べてたんだろ?」
ハ「傘張りやないけ」
み「さっきの傘、森川家の子孫が作ってたりして」
み「またわからん草だ。
調べて」
ハ「今、立て札、読んだやないけ。
これが牡丹やがな」
み「これが?
花がないと、ぜんぜんわからんわ」
み「これは……。
寄せ植えなわけないよね。
花瓶に挿してあるんだな。
でもこの庭、ほんとに丁寧に管理されてるね。
苔に、ミスト撒いたり。
1日、こういう仕事してたら楽しいだろうな。
30万で雇ってくれないかな。
冬場は長期休暇ってことで」
ハ「誰が雇うかいな」
ハ「一席、どないや。
600円なら、高こないやないけ」
み「作法がわからんでしょ。
先生の頭に、茶碗被せてもいいの?」
み「さすがに、こういう建物の復元は……。
予算的に難しいんだろうね」
ハ「コンクリートで造るわけにはいかんわな」
み「ここでも松が枯れかけてる」
ハ「気の毒やな」
み「なんとかならないもんかね」
み「井戸だな。
しかしでっかいね。
お菊さんが、10人くらい出てきそうだ」
ハ「盆地やから、地下水は豊富なんやろな」
み「『荒城の月』か。
身に沁みる曲だよね」
ハ「殊勝やないけ」
↓聞きましょう。
↓歌碑です。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/04/16 05:55
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街路樹ⅩⅨ
前回の続きで、街路樹の巨木化・老木化対策として……。
高木として植える樹種の提案です。
答えは簡単で、大きくならない木を植えればいいんです。
いわゆる、高木ではなく、中木。
この中木ですが、前々回は、雑草対策として提案してます。
すなわち、雑草より背の高い中木を、低木の代わりに植えることにより……。
雑草を目立たなくしようというアイデア。
今回も中木の提案ですが、選定条件が違います。
まず、低木代わりの中木は、常緑樹でした。
雑草を抑える目的があるわけですから、葉がなくなっては困るわけです。
でも、今回は、高木の代わりとしての中木ですから……。
落葉樹になります。
夏場、日差しを遮り、冬は日差しを通す役割があるからです。
高木の代わりですから……。
低木代わりに選んだ樹種よりは、大きくなる必要もあります。
なので、中木と云うよりむしろ……。
小高木と云った方がいいかも知れません。
それでは、さっそく樹種をあげていきましょう。
●ライラック
↓Wikiからの引用です(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF)。
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ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉低木。
フランス語からリラ (Lilas) とも呼ばれる。
標準和名はムラサキハシドイ。ヨーロッパ南部原産。
中国名は歐丁香。
街路樹などによく植えられる。
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続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/04/16 05:56
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街路樹ⅩⅨ(つづき)
この花が咲くのは初夏。
そんなころの冷えこんだ日を、「リラ冷え」と云います。
紫色の綺麗な花が咲きます。
↑の説明には「低木」とありますが……。
ネットの情報を見ると、樹高は、1.5メートルから6メートルとなってました。
1.5メートルでは、高木の代わりにはなりません。
でも、下枝を落として育てれば、そこそこ大きくなるんじゃないでしょうか。
4メートルくらいになってくれれば文句なしです。
●エゴノキ
↓Wikiからの引用です(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B4%E3%83%8E%E3%82%AD)。
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和名「エゴノキ」は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。
(中略)
丘陵地や山地、山野や山麓の雑木林に多く見られる。
(中略)
落葉広葉樹の高木で、高さは7~15メートルほどになる。
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15メートルはちょっとデカくなりすぎです。
しかしこれは、山の中の野生のエゴノキの話。
山の中では、周りは競争者だらけです。
日の光を浴びるためには、一生懸命大きくならなければなりません。
なので、15メートルにもなるのでしょう。
でも、高木として植えられた街路樹は、お日様は浴び放題です。
懸命にデカくなる必要はありません。
一般住宅の庭では、4~5メートルで留まるようです。
可憐な白い花が咲きます。
続きは、また次回。