Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 4032
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 通路の先には、侑人のマンションが見えていた。
 間違いなく、あの崖上の舞台に出るはずだ。
 通路の出口には、陽が射しこんでいる。

 小学生のころ、学習発表会で劇をやった。
 そのとき、体育館の舞台袖から見たステージを思い出した。
 そうだ。
 侑人の出番なのだ。
 あの舞台劇に、自分も登場するのだ。
 侑人は狭い通路を、一息に駆け抜けた。

 降り注ぐ日の光を浴び、思わず額に手を翳した。
 その手の平の先には、やはり2人の登場人物が待っていた。
 さっき見たままの、全裸の男女だった。
 しかし、さっきまでとは体位が変わっていた。
 侑人が見たときは……。
 後ろの老人は立っていて、身を折って芝に顔を突っ伏した女性の尻に腰を打ちあてていた。
 今、女性は芝にうつ伏せに平らいでいた。
 老人は、その尻に馬乗りになっている。
 腰を緩やかに前後させていた。

 どうしていいかわからない。
 しかし、遠目で見ていても仕方がない。
 観客になるために来たのではないのだ。
 侑人は、意を決して歩を進めた。
 気配を感じたのだろう、老人が振り向いた。
 メガネのレンズが陽を受けて光り、瞳は見通せなかった。
 白髪に鷲鼻、大学教授めいた風貌だった。
 しかしその唇は、下品に歪んで笑っていた。
 老人は上体だけ侑人に向けると、両手を使って、身体から何かを振り払うジェスチャーを見せた。
 言葉を発しないのは、侑人の登場を女性に気づかせないためではなかろうか。
 第三者がいる状況で、平気で性交できるような女性ではないのだろう。

 老人の手振りが何を意味しているかは、すぐに理解できた。
 着ているものを脱げと言っているのだ。
 そう。
 登場人物の2人は、全裸。
 この舞台劇の衣装は、一糸も纏わない全裸でなければならないのだ。
 侑人はスニーカーを踏み脱ぎ、ノースリーブのアンダーごとトレーナーを抜きあげた。
 芝に放られたトレーナーは裏返り、一足先に裸を見せているようだった。
 ジーンズを脱ぎ下ろす。
 ブリーフも靴下も穿いて来ていない。
 あっという間に、衣装が整った。
 そう、全裸劇の。

 老人は口角を切りあげて無言で笑うと、侑人を手招いた。
 舞台への登場が認められたのだ。
 侑人は小走りに芝を駆けて、舞台中央に進んだ。

「奈美さん、ちょっと抜きますね。
 そのままでいてください」
由美と美弥子 4031目次由美と美弥子 4033

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/03/27 05:49
    • 大相撲3月場所総括①
       まずは、尊富士関。
       新入幕での優勝。
       おめでとうございます。
       立派でした。
       1914(大正3)年夏場所における、両国(元・関脇)以来……。
       110年ぶりのことだそうです。
       関東大震災の9年前ですよ。
       まさに、歴史的な快挙です。
       しかも、三賞トリプル受賞。
       これは、2000(平成12)年九州場所の琴光喜以来だそうです。
       しかし……。
       なんでこんなに強いんですかね。
       身長は184cm、体重は143kg。
       身長は幕内の平均程度。
       体重は、平均より20kg近く軽いです。
       仕切りのときの四股を見ても、脚は上がらず……。
       全身バネという感じもしません。
       下半身、細いですしね。
       序盤は、立ち会いで組み止められてました。
       でも、振りほどいて勝っちゃうんですね。
       中盤からは、速攻相撲が冴えました。
       確かに、早いことは早いです。
       でも、目を見はるほどではありません。
       速攻と云えば、F1相撲と称された琴錦(現・朝日山親方)ですが……。
       ↓ここまでの早さは、尊富士には感じません。
      https://www.youtube.com/watch?v=eoBnjeclsfo

       ↑の画像は、33年前のもの。
       対戦相手のスピードが……。
       当時より落ちてるからですかね。

       しかしね。
       対戦して負けた幕内力士には、苦言を呈したいです。
       先場所、十両で、13勝2敗。
       今場所、幕内に上がって、同じく13勝2敗。
       何なんですか、これ?
       十両と幕内、同レベルってこと?
       先々場所は、幕下だった力士ですよ。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/03/27 05:50
    • 大相撲3月場所総括②
       ま、来場所は、そうとう研究されますよね。
       でも、今場所は東前頭十七枚目ですから……。
       来場所は、六枚目くらいになりますかね。
       序盤は、三役以上との対戦は組まれない地位です。
       でも、勝ち進めばもちろん当てられます。
       また、13勝2敗ですか?
       とにかく、来場所の尊富士はもちろん……。
       対戦する力士達の取り口にも注目したいです。

       あと、ひとつ疑問。
       なんで、千秋楽の対戦相手が豪ノ山だったんですか?
       豪ノ山が悪いって云ってるわけじゃありません。
       取組順です。
       番付上位の豪ノ山の、前頭六枚目位置での対戦となりました。
       幕内取組の真ん中あたり。
       わたしはうっかりしてお風呂に入っており……。
       生では見逃してしまいました。
       ここで、尊富士が負けてれば……。
       終盤の大の里戦まで館内は熱気に包まれたでしょう。
       でも、あっさり尊富士が勝ったことで……。
       後半戦が、消化試合になってしまいました。
       わたしは、不調とは云え、霧島と当ててほしかったです。
       当然、結びの一番となります。
       実際には、その前に大の里が負けて、優勝は決まってしまうでしょうが。
       でも、三役揃い踏みは、大盛りあがりだったはず。
       新入幕で、三役揃い踏みですからね。
       返す返すも残念でなりません。
       結びの一番なら、見逃すこともなかったのに。

       あと、もう一点、不思議なこと。
       四股名です。
       所属は、伊勢ヶ濱部屋。
       師匠は、元横綱の旭富士。
       今場所での幕内力士は、照ノ富士、熱海富士、翠富士、錦富士。
       みんな富士が付きます。
       まず、富士を付けるってのにも、まず首を捻ります。
       当然、師匠の「旭富士」からなんでしょうが。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/03/27 05:50
    • 大相撲3月場所総括③
       でも富士は、この部屋の専売特許というわけではありません。
       ほかの部屋の力士も付けてます。
       八角部屋の北勝富士なんかです。
       なんで、「旭」をシンボルにしなかったんですかね?
       ま、それはいいとして。
       この部屋の青森県出身者には……。
       幕内の錦富士のほか、十両に宝富士がいます。
       そして、尊富士も青森出身。
       ちなみに、師匠の旭富士も青森です。
       でもどうして、誰ひとり「津軽富士」を名乗らないんでしょう?
       「津軽富士」は、青森県の最高峰、岩木山の別名です。
       何か理由があるんでしょうか?

       さて。
       恒例の、幕内十両の入れ替え予想に進みたいところですが……。
       そのためには、来場所の幕尻の枚数を確定させなければなりません。
       すなわち、三役以上の人数を算出する必要があります。
       なので講評も兼ねて、今場所の役力士……。
       および、来場所の三役候補の力士について検討していきたいと思います。

      ●横綱・照ノ富士(32歳)
       2勝5敗8休。
       序盤戦、寄られると軽かったのは、先場所も一緒でした。
       でも先場所は、中盤から立て直し……。
       終盤では、圧倒的な力の差を見せつけてくれました。
       しかし今場所は、まったくダメ。
       今場所、照ノ富士に勝った力士は……。
       錦木、明生、王鵬、隆の勝。
       ↓この力士たちの、今場所の成績です。
      +++
       錦木、3勝12敗。
       明生、6勝9敗。
       王鵬、7勝8敗。
       隆の勝、5勝10敗。
      +++
       全員、負け越し。
       今場所の照ノ富士が、いかに弱かったかということです。
       わたしはもう、2場所続けて出るのは無理なんじゃないかと思います。
       ま、今場所出たのは6日間ですから……。
       来場所は、出られるかも知れませんが。
       東京場所ですし。
       今後は、1場所おきに、東京場所だけ出るようにしたらどうでしょう。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2024/03/27 05:50
    • 大相撲3月場所総括④
      ●大関・霧島(27歳)
       5勝10敗。
       驚きました。
       先場所は、綱取りだったんですよ。
       失敗したとはいえ、成績は11勝4敗でした。
       それが翌場所、5勝10敗とは。
       しかも、不戦勝が1つありました。
       四股名を譲ってくれた師匠の陸奥親方は、今場所限りで定年。
       最後を飾れませんでした。
       どこか悪かったんですかね。
       どこにも、サポーターは見えませんでしたが。
       とにかく、身体に力が入ってない感じでした。
       ひょっとして、糖尿病?
       ちょっと、この相撲では、綱取りどころではありません。
       来場所は、カド番。
       ヘタすりゃ陥落ですよ。

      ●大関・豊昇龍(24歳)
       11勝4敗。
       相変わらず、攻められてからの逆転勝ちが目立ちます。
       最悪だったのは、14日目の琴ノ若戦。
       立ち合い変わって上手を取り、振り回しにいったところを……。
       身体を預けられて潰されました。
       あんな相撲を取ってたら、いつか大怪我がしますよ。
       ああいう相撲で星をあげても、仕方ないと思うんですけどね。
       横綱審議委員会が、横綱に推薦する内規には……。
       「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」とあります。
       でも、この一文より先に、↓の条件があるんです。
      +++
      ・横綱に推薦する力士は、品格、力量が抜群であること。
      +++

       これがなければ、星だけあげたってダメってことです。
       あんな相撲で、この条件が満たせますか?
       下半身の素質は、抜群なんですけどね。
       あと、身体が大きくなりません
       年齢は、尊富士と同じなんですよ。
       とにかく、逆転ばかり狙わず……。
       自分十分になって攻める相撲を期待したいです。
       何回も書きますが、千代の富士を倣うべきだと思います。

       続きは次のコメントで。

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      5. Mikiko
    • 2024/03/27 05:51
    • 大相撲3月場所総括⑤
      ●大関・貴景勝(27歳)
       8勝6敗1休。
       中盤までは良かったんですけどね。
       頭で当たっては突き放す、全盛期の相撲が出てました。
       でも終盤、一気にダメになりましたね。
       おそらく、首の怪我が悪化したんでしょう。
       カド番だけは脱出しましたが……。
       その琴ノ若戦、内容的にちょっと引っかかるものがありました。
       今後は、首の状態と相談しながらの相撲になるでしょう。
       でも大関は、1場所休めばカド番ですからタイヘンです。

      ●大関・琴ノ若(26歳)
       10勝5敗。
       新大関で2桁勝利ですから、まずは合格です。
       しかし、物足りなさは残ります。
       先場所は、13勝2敗ですからね。
       わたしは、初優勝して琴櫻襲名じゃないかと思ってたほどです。
       報道では、5月場所からの改名が決まってるようですが……。
       しかし、ほんとにこれで、琴櫻になっていいんですか?
       時間いっぱいでの厳しい顔は、実にいいんですけどね。
       相撲内容にも、もっと厳しさがほしいものです。
       貴景勝戦は……。
       ひょっとして、星を譲ったのでは?

      ●関脇・大栄翔(30歳)
       6勝9敗。
       8場所ぶりの負け越し。
       序盤戦下位と当たる関脇が、初日から3連敗しては……。
       勝ち越しは望めません。
       踵を上げての突き押し相撲ですから……。
       安定した星は望めません。
       千秋楽、平戸海に負けたことで……。
       小結にも残れないでしょう。
       もう、相撲は変えようもないでしょうしね。
       今後は、平幕との行ったり来たりになるのでは?

       続きは次のコメントで。

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      6. Mikiko
    • 2024/03/27 05:51
    • 大相撲3月場所総括⑥
      ●関脇・若元春(30歳)
       9勝6敗。
       ま、相応の勝ち星だと思います。
       ときおり、びっくりするような強い相撲がでます。
       でも、強い相手に当たると、順当に負けてしまう感じです。
       大関の足がかりとなる11勝には、なかなか届かないでしょう。

      ●小結・阿炎(29歳)
       9勝6敗。
       初日から5連勝したときは……。
       今場所は、嵐を呼ぶ男かと思いました。
       でも、6日目から見事に失速。
       尊富士、大の里には、圧敗。
       それでも、千秋楽に勝って9勝としたのは大きいです。
       一発のある力士ですから、対戦相手は怖いでしょう。
       来場所も、暴れてほしいものです。

      ●小結・錦木(33歳)
       3勝12敗。
       よく負けました。
       初日、照ノ富士に圧勝して驚きましたが……。
       錦木が強かったんじゃなかったですね。
       照ノ富士に勝った力士、全員が負け越しでしたから。
       寄られると、なんであんなに残す腰がないのか……。
       不思議でなりません。
       とにかく調子相撲で、連勝連敗が多いです。
       小結は、いきなり上位との対戦ですから……。
       こうなっちゃうんですかね。

       さて、この結果……。
       横綱は、照ノ富士ひとりで変わりなし。
       大関も、4人で変わりなし。
       関脇は、大栄翔の陥落で、若元春ひとり。
       小結は、錦木が陥落で、阿炎が勝ち越し。
       おそらく阿炎が、大栄翔に代わって関脇昇進でしょう。
       大栄翔は6勝ですから、小結にも残れないはず。
       結果、小結2枠が空くかたちとなります。

       続きは次のコメントで。

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      7. Mikiko
    • 2024/03/27 05:52
    • 大相撲3月場所総括⑦
       昇進候補を見てみましょう。

      ●西前頭筆頭・朝乃山(30歳)
       9勝6敗。
       このくらい勝つ実力はあります。
       尊富士を圧倒しましたし。
       しかし、負ける相撲はほとんど同じ。
       不十分な体勢で出て行って、土俵際で逆転されてます。
       大卒なのに、何で学習できないのか、不思議でなりません。
       相撲が直らないのは、メンタル面に問題があるんじゃないでしょうか。
       緊張状態から早く逃れたいという心理があるのでは。
       それで、不十分でも早く勝負をつけに行ってしまう。
       しかし、これが直らなければ……。
       大関への復帰は難しいと思います。
       とにかく、前に出ることより、まずは十分な体勢を作ることです。

      ●東前頭二枚目・熱海富士(21歳)
       8勝7敗。
       最後の2連敗が、あまりにも痛かったです。
       この地位で勝ち越せるんですから、力は付いてます。

      ●西前頭四枚目・平戸海(23歳)
       9勝6敗。
       178㎝の小さい身体で、この地位での9勝は立派です。
       ちょっとわたしは、ノーマークでした。
       顔が思い切り老けてますが、まだ23歳。
       大の里と同学年。
       面白い人が出てきました。

      ●西前頭五枚目・大の里(23歳)
       11勝4敗。
       身体は申し分なし。
       しかし、苦言は大ありです。
       朝乃山と、まったく一緒。
       不十分な体勢で強引に寄っていっては……。
       逆転を食らってます。
       学生相撲では、不十分でも圧倒できたのでしょうが……。
       プロでは、そうはいきません。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2024/03/27 05:52
    • 大相撲3月場所総括⑧
       でも、力量はそうとうなもの。
       二所ノ関部屋では……。
       まだ親方(元横綱・稀勢の里)が、廻しを着けて指導してるようです。
       出稽古に来た朝乃山など、親方に勝てないそうです。
       でも、大の里と取ると、親方が負け越すとか。
       どこまで化けるかわかりませんが……。
       とにかく、十分になってから攻めることを心がけるべき。
       大きいんだから、相手十分でも一気に持っていかれることはないはず。
       もっと落ち着いて、どっしりした相撲を取ってもらいたいです。
       相手も、その方がイヤなはずです。

      ●西前頭六枚目・豪ノ山(25歳)
       10勝5敗。
       好成績ですが……。
       うち2番が不戦勝。
       ラッキーでしたね。
       でも、力を付けてるのは確かです。
       取り口も気持ちがいいです。

      ●西前頭八枚目・高安(34歳)
       11勝4敗。
       元大関。
       この地位ですから、三役との対戦は阿炎とだけでした(負け)。
       このくらい勝っても不思議じゃありません。

       6人のスコアは、↓のようになります(【】内の数字は、「現在の枚数-(勝ち数-負け数)」。小さいほど有利)。

       西前頭筆頭・朝乃山(9勝6敗【-2】)
       西前頭五枚目・大の里(11勝4敗【-2】)
       東前頭二枚目・熱海富士(8勝7敗【+1】)
       西前頭四枚目・平戸海(9勝6敗【+1】)
       西前頭六枚目・豪ノ山(10勝5敗【+1】)
       西前頭八枚目・高安(11勝4敗【+1】)

       これはもう、朝乃山と大の里で決まりです。
       朝乃山は、ようやく三役復帰。
       思った以上に時間がかかりました。
       もう30歳ですから、大関復帰に向けて加速してほしいものです。
       大の里は新三役。
       そして、この2人に言いたいことは……。
       ↑に書いたとおり。
       自分十分になってから出ること。
       それが出来るようになれば、格段に相撲のレベルがあがるはずです。
       共に大関候補となるでしょう。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2024/03/27 05:53
    • 大相撲3月場所総括⑨
       もう1度、役力士をおさらいしましょう。
       横綱は、照ノ富士ひとり。
       大関は、豊昇龍、琴ノ若、貴景勝、霧島で、4人。
       関脇は、若元春、阿炎で、2人。
       小結は、朝乃山、大の里で、2人。
       役力士を合計すると、9人。
       幕内の定員は、42。
       差し引きすると、平幕の人数は33人。
       東西に振り分けると、17人と16人。
       ということで、幕尻は十七枚目ということになります。

       それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から(スコア順)。
       ↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
       この数値が、幕尻の17を超えれば、概ね陥落です。

       西前頭十二枚目・島津海(0勝4敗11休【+27】)
       西前頭十四枚目・北の若(3勝12敗【+23】)
       東前頭十六枚目・遠藤(5勝10敗【+21】)
       東前頭十五枚目・妙義龍(6勝9敗【+18】)

       4人です。

       続いて、十両から幕内に上がりそうな力士(スコア順)。
       【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
       これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。

       西十両二枚目・水戸龍(12勝3敗・十両優勝【-7】)
       西十両四枚目・欧勝馬(11勝4敗【-3】)
       東十両筆頭・時疾風(8勝7敗【+-0】)
       西十両筆頭・宝富士(8勝7敗【+-0】)
       西十両三枚目・友風(9勝6敗【+-0】)

       5人です。
       ひとり多いですね。
       幕内からの追加の陥落候補は、↓の2人。

       東前頭六枚目・剣翔(2勝3敗10休【+17】)
       西前頭十六枚目・大奄美(7勝8敗【+17】)

       続きは次のコメントで。

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      10. Mikiko
    • 2024/03/27 05:53
    • 大相撲3月場所総括⑩
       うーん。
       この2人のどちらかを落としますかね。
       同スコアですが、東西の差で不利なのは、大奄美。
       でも、十七枚目が半枚あるのに……。
       7勝8敗の力士を十両に落とすのは気の毒です。
       やっぱり、昇進の方で、1人泣いてもらうしかないでしょう。
       十両では、時疾風、宝富士、友風が同スコア。
       まず、時疾風は東筆頭ですから、あげないわけにはいきません。
       宝富士と友風は、東西の差もありません。
       やっぱり、筆頭の宝富士が強いですかね。
       友風は、残念ながら、十両筆頭止まりじゃないですか。

       もう一度、おさらいします。
       幕内から十両への陥落は、↓の4人。

       西前頭十二枚目・島津海(0勝4敗11休【+27】)
       西前頭十四枚目・北の若(3勝12敗【+23】)
       東前頭十六枚目・遠藤(5勝10敗【+21】)
       東前頭十五枚目・妙義龍(6勝9敗【+18】)

       十両から幕内への昇進は、↓の6人。

       西十両二枚目・水戸龍(12勝3敗・十両優勝【-7】)
       西十両四枚目・欧勝馬(11勝4敗【-3】)
       東十両筆頭・時疾風(8勝7敗【+-0】)
       西十両筆頭・宝富士(8勝7敗【+-0】)

       今回も、ちょっと自信はありません。
       しかし遠藤、ついに十両陥落ですか。
       上がってきたころの、ざんばら髪でのインタビューを思い出すと……。
       感慨深いものがあります。

       さて最後に、2024(令和6)年5月場所の見所です。

       何と云っても、尊富士と大の里がどれだけの相撲を取れるか。
       同時に、対戦力士が、ちゃんと対策を持って望めるかです。
       あと、カド番の霧島、三役復帰の朝乃山の相撲も注目です。
       風薫る5月。
       初日は、5月12日。
       もう、ベランダバーベキューを始めてます。
       楽しみでなりません。

    • ––––––
      11. 手羽崎 鶏造
    • 2024/03/27 11:30
    • 青森県民にとって四股名
      「津軽富士」は、禁じ手であるのでは
      ないでしょうか。
      まぁ、「リンゴ富士」とかが頬っぺの赤い
      力士に似合う気がしますけど。

    • ––––––
      12. Mikiko
    • 2024/03/27 15:27
    • 調べました
       なんと、津軽富士は、2人いました。

       初代(?)は、青森市出身の津軽冨士節三(高島部屋)。
       1942(昭和17)年1月、野嵜川の四股名で初土俵を踏み……。
       1943(昭和18)年5月、「津軽冨士」に改名してます。
       最高位は、西十両十三枚目。

       二代目は、弘前市出身の津軽富士延啓(九重部屋)。
       1988(昭和63)年3月、本名の斉藤で初土俵を踏み……。
       翌場所、「津軽富士」に改名。
       最高位は、東三段目十九枚目。

       特定の部屋の四股名ではないようですね。
       ちなみに、尊富士の師匠、伊勢ヶ濱親方の現役時代(元横綱・旭富士)の所属部屋は……。
       大島部屋。
       一瞬、初代の高島部屋と同じかと思ったんですが、違ってました。

       2人とも出世しなかったから……。
       付けなかったのかも知れませんね。

    • ––––––
      13. 手羽崎 鶏造
    • 2024/03/27 17:09
    • へえ、居たんだ。
      名前負けしてしまったのでは
      ありませんか。

      伯耆富士とか讃岐富士とか蝦夷富士は
      力士として存在しなかったのかしら。

      鷹の富士とか、なすび富士も初夢っぽくて
      いいと思いますが、部屋で採用して
      くれませんかね
    コメントする   【由美と美弥子 4032】
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