2024.3.27(水)
通路の先には、侑人のマンションが見えていた。
間違いなく、あの崖上の舞台に出るはずだ。
通路の出口には、陽が射しこんでいる。
小学生のころ、学習発表会で劇をやった。
そのとき、体育館の舞台袖から見たステージを思い出した。
そうだ。
侑人の出番なのだ。
あの舞台劇に、自分も登場するのだ。
侑人は狭い通路を、一息に駆け抜けた。
降り注ぐ日の光を浴び、思わず額に手を翳した。
その手の平の先には、やはり2人の登場人物が待っていた。
さっき見たままの、全裸の男女だった。
しかし、さっきまでとは体位が変わっていた。
侑人が見たときは……。
後ろの老人は立っていて、身を折って芝に顔を突っ伏した女性の尻に腰を打ちあてていた。
今、女性は芝にうつ伏せに平らいでいた。
老人は、その尻に馬乗りになっている。
腰を緩やかに前後させていた。
どうしていいかわからない。
しかし、遠目で見ていても仕方がない。
観客になるために来たのではないのだ。
侑人は、意を決して歩を進めた。
気配を感じたのだろう、老人が振り向いた。
メガネのレンズが陽を受けて光り、瞳は見通せなかった。
白髪に鷲鼻、大学教授めいた風貌だった。
しかしその唇は、下品に歪んで笑っていた。
老人は上体だけ侑人に向けると、両手を使って、身体から何かを振り払うジェスチャーを見せた。
言葉を発しないのは、侑人の登場を女性に気づかせないためではなかろうか。
第三者がいる状況で、平気で性交できるような女性ではないのだろう。
老人の手振りが何を意味しているかは、すぐに理解できた。
着ているものを脱げと言っているのだ。
そう。
登場人物の2人は、全裸。
この舞台劇の衣装は、一糸も纏わない全裸でなければならないのだ。
侑人はスニーカーを踏み脱ぎ、ノースリーブのアンダーごとトレーナーを抜きあげた。
芝に放られたトレーナーは裏返り、一足先に裸を見せているようだった。
ジーンズを脱ぎ下ろす。
ブリーフも靴下も穿いて来ていない。
あっという間に、衣装が整った。
そう、全裸劇の。
老人は口角を切りあげて無言で笑うと、侑人を手招いた。
舞台への登場が認められたのだ。
侑人は小走りに芝を駆けて、舞台中央に進んだ。
「奈美さん、ちょっと抜きますね。
そのままでいてください」
間違いなく、あの崖上の舞台に出るはずだ。
通路の出口には、陽が射しこんでいる。
小学生のころ、学習発表会で劇をやった。
そのとき、体育館の舞台袖から見たステージを思い出した。
そうだ。
侑人の出番なのだ。
あの舞台劇に、自分も登場するのだ。
侑人は狭い通路を、一息に駆け抜けた。
降り注ぐ日の光を浴び、思わず額に手を翳した。
その手の平の先には、やはり2人の登場人物が待っていた。
さっき見たままの、全裸の男女だった。
しかし、さっきまでとは体位が変わっていた。
侑人が見たときは……。
後ろの老人は立っていて、身を折って芝に顔を突っ伏した女性の尻に腰を打ちあてていた。
今、女性は芝にうつ伏せに平らいでいた。
老人は、その尻に馬乗りになっている。
腰を緩やかに前後させていた。
どうしていいかわからない。
しかし、遠目で見ていても仕方がない。
観客になるために来たのではないのだ。
侑人は、意を決して歩を進めた。
気配を感じたのだろう、老人が振り向いた。
メガネのレンズが陽を受けて光り、瞳は見通せなかった。
白髪に鷲鼻、大学教授めいた風貌だった。
しかしその唇は、下品に歪んで笑っていた。
老人は上体だけ侑人に向けると、両手を使って、身体から何かを振り払うジェスチャーを見せた。
言葉を発しないのは、侑人の登場を女性に気づかせないためではなかろうか。
第三者がいる状況で、平気で性交できるような女性ではないのだろう。
老人の手振りが何を意味しているかは、すぐに理解できた。
着ているものを脱げと言っているのだ。
そう。
登場人物の2人は、全裸。
この舞台劇の衣装は、一糸も纏わない全裸でなければならないのだ。
侑人はスニーカーを踏み脱ぎ、ノースリーブのアンダーごとトレーナーを抜きあげた。
芝に放られたトレーナーは裏返り、一足先に裸を見せているようだった。
ジーンズを脱ぎ下ろす。
ブリーフも靴下も穿いて来ていない。
あっという間に、衣装が整った。
そう、全裸劇の。
老人は口角を切りあげて無言で笑うと、侑人を手招いた。
舞台への登場が認められたのだ。
侑人は小走りに芝を駆けて、舞台中央に進んだ。
「奈美さん、ちょっと抜きますね。
そのままでいてください」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2024/03/27 05:49
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大相撲3月場所総括①
まずは、尊富士関。
新入幕での優勝。
おめでとうございます。
立派でした。
1914(大正3)年夏場所における、両国(元・関脇)以来……。
110年ぶりのことだそうです。
関東大震災の9年前ですよ。
まさに、歴史的な快挙です。
しかも、三賞トリプル受賞。
これは、2000(平成12)年九州場所の琴光喜以来だそうです。
しかし……。
なんでこんなに強いんですかね。
身長は184cm、体重は143kg。
身長は幕内の平均程度。
体重は、平均より20kg近く軽いです。
仕切りのときの四股を見ても、脚は上がらず……。
全身バネという感じもしません。
下半身、細いですしね。
序盤は、立ち会いで組み止められてました。
でも、振りほどいて勝っちゃうんですね。
中盤からは、速攻相撲が冴えました。
確かに、早いことは早いです。
でも、目を見はるほどではありません。
速攻と云えば、F1相撲と称された琴錦(現・朝日山親方)ですが……。
↓ここまでの早さは、尊富士には感じません。
https://www.youtube.com/watch?v=eoBnjeclsfo
↑の画像は、33年前のもの。
対戦相手のスピードが……。
当時より落ちてるからですかね。
しかしね。
対戦して負けた幕内力士には、苦言を呈したいです。
先場所、十両で、13勝2敗。
今場所、幕内に上がって、同じく13勝2敗。
何なんですか、これ?
十両と幕内、同レベルってこと?
先々場所は、幕下だった力士ですよ。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2024/03/27 05:50
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大相撲3月場所総括②
ま、来場所は、そうとう研究されますよね。
でも、今場所は東前頭十七枚目ですから……。
来場所は、六枚目くらいになりますかね。
序盤は、三役以上との対戦は組まれない地位です。
でも、勝ち進めばもちろん当てられます。
また、13勝2敗ですか?
とにかく、来場所の尊富士はもちろん……。
対戦する力士達の取り口にも注目したいです。
あと、ひとつ疑問。
なんで、千秋楽の対戦相手が豪ノ山だったんですか?
豪ノ山が悪いって云ってるわけじゃありません。
取組順です。
番付上位の豪ノ山の、前頭六枚目位置での対戦となりました。
幕内取組の真ん中あたり。
わたしはうっかりしてお風呂に入っており……。
生では見逃してしまいました。
ここで、尊富士が負けてれば……。
終盤の大の里戦まで館内は熱気に包まれたでしょう。
でも、あっさり尊富士が勝ったことで……。
後半戦が、消化試合になってしまいました。
わたしは、不調とは云え、霧島と当ててほしかったです。
当然、結びの一番となります。
実際には、その前に大の里が負けて、優勝は決まってしまうでしょうが。
でも、三役揃い踏みは、大盛りあがりだったはず。
新入幕で、三役揃い踏みですからね。
返す返すも残念でなりません。
結びの一番なら、見逃すこともなかったのに。
あと、もう一点、不思議なこと。
四股名です。
所属は、伊勢ヶ濱部屋。
師匠は、元横綱の旭富士。
今場所での幕内力士は、照ノ富士、熱海富士、翠富士、錦富士。
みんな富士が付きます。
まず、富士を付けるってのにも、まず首を捻ります。
当然、師匠の「旭富士」からなんでしょうが。
続きは次のコメントで。
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3. Mikiko- 2024/03/27 05:50
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大相撲3月場所総括③
でも富士は、この部屋の専売特許というわけではありません。
ほかの部屋の力士も付けてます。
八角部屋の北勝富士なんかです。
なんで、「旭」をシンボルにしなかったんですかね?
ま、それはいいとして。
この部屋の青森県出身者には……。
幕内の錦富士のほか、十両に宝富士がいます。
そして、尊富士も青森出身。
ちなみに、師匠の旭富士も青森です。
でもどうして、誰ひとり「津軽富士」を名乗らないんでしょう?
「津軽富士」は、青森県の最高峰、岩木山の別名です。
何か理由があるんでしょうか?
さて。
恒例の、幕内十両の入れ替え予想に進みたいところですが……。
そのためには、来場所の幕尻の枚数を確定させなければなりません。
すなわち、三役以上の人数を算出する必要があります。
なので講評も兼ねて、今場所の役力士……。
および、来場所の三役候補の力士について検討していきたいと思います。
●横綱・照ノ富士(32歳)
2勝5敗8休。
序盤戦、寄られると軽かったのは、先場所も一緒でした。
でも先場所は、中盤から立て直し……。
終盤では、圧倒的な力の差を見せつけてくれました。
しかし今場所は、まったくダメ。
今場所、照ノ富士に勝った力士は……。
錦木、明生、王鵬、隆の勝。
↓この力士たちの、今場所の成績です。
+++
錦木、3勝12敗。
明生、6勝9敗。
王鵬、7勝8敗。
隆の勝、5勝10敗。
+++
全員、負け越し。
今場所の照ノ富士が、いかに弱かったかということです。
わたしはもう、2場所続けて出るのは無理なんじゃないかと思います。
ま、今場所出たのは6日間ですから……。
来場所は、出られるかも知れませんが。
東京場所ですし。
今後は、1場所おきに、東京場所だけ出るようにしたらどうでしょう。
続きは次のコメントで。
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4. Mikiko- 2024/03/27 05:50
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大相撲3月場所総括④
●大関・霧島(27歳)
5勝10敗。
驚きました。
先場所は、綱取りだったんですよ。
失敗したとはいえ、成績は11勝4敗でした。
それが翌場所、5勝10敗とは。
しかも、不戦勝が1つありました。
四股名を譲ってくれた師匠の陸奥親方は、今場所限りで定年。
最後を飾れませんでした。
どこか悪かったんですかね。
どこにも、サポーターは見えませんでしたが。
とにかく、身体に力が入ってない感じでした。
ひょっとして、糖尿病?
ちょっと、この相撲では、綱取りどころではありません。
来場所は、カド番。
ヘタすりゃ陥落ですよ。
●大関・豊昇龍(24歳)
11勝4敗。
相変わらず、攻められてからの逆転勝ちが目立ちます。
最悪だったのは、14日目の琴ノ若戦。
立ち合い変わって上手を取り、振り回しにいったところを……。
身体を預けられて潰されました。
あんな相撲を取ってたら、いつか大怪我がしますよ。
ああいう相撲で星をあげても、仕方ないと思うんですけどね。
横綱審議委員会が、横綱に推薦する内規には……。
「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」とあります。
でも、この一文より先に、↓の条件があるんです。
+++
・横綱に推薦する力士は、品格、力量が抜群であること。
+++
これがなければ、星だけあげたってダメってことです。
あんな相撲で、この条件が満たせますか?
下半身の素質は、抜群なんですけどね。
あと、身体が大きくなりません
年齢は、尊富士と同じなんですよ。
とにかく、逆転ばかり狙わず……。
自分十分になって攻める相撲を期待したいです。
何回も書きますが、千代の富士を倣うべきだと思います。
続きは次のコメントで。
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5. Mikiko- 2024/03/27 05:51
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大相撲3月場所総括⑤
●大関・貴景勝(27歳)
8勝6敗1休。
中盤までは良かったんですけどね。
頭で当たっては突き放す、全盛期の相撲が出てました。
でも終盤、一気にダメになりましたね。
おそらく、首の怪我が悪化したんでしょう。
カド番だけは脱出しましたが……。
その琴ノ若戦、内容的にちょっと引っかかるものがありました。
今後は、首の状態と相談しながらの相撲になるでしょう。
でも大関は、1場所休めばカド番ですからタイヘンです。
●大関・琴ノ若(26歳)
10勝5敗。
新大関で2桁勝利ですから、まずは合格です。
しかし、物足りなさは残ります。
先場所は、13勝2敗ですからね。
わたしは、初優勝して琴櫻襲名じゃないかと思ってたほどです。
報道では、5月場所からの改名が決まってるようですが……。
しかし、ほんとにこれで、琴櫻になっていいんですか?
時間いっぱいでの厳しい顔は、実にいいんですけどね。
相撲内容にも、もっと厳しさがほしいものです。
貴景勝戦は……。
ひょっとして、星を譲ったのでは?
●関脇・大栄翔(30歳)
6勝9敗。
8場所ぶりの負け越し。
序盤戦下位と当たる関脇が、初日から3連敗しては……。
勝ち越しは望めません。
踵を上げての突き押し相撲ですから……。
安定した星は望めません。
千秋楽、平戸海に負けたことで……。
小結にも残れないでしょう。
もう、相撲は変えようもないでしょうしね。
今後は、平幕との行ったり来たりになるのでは?
続きは次のコメントで。
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6. Mikiko- 2024/03/27 05:51
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大相撲3月場所総括⑥
●関脇・若元春(30歳)
9勝6敗。
ま、相応の勝ち星だと思います。
ときおり、びっくりするような強い相撲がでます。
でも、強い相手に当たると、順当に負けてしまう感じです。
大関の足がかりとなる11勝には、なかなか届かないでしょう。
●小結・阿炎(29歳)
9勝6敗。
初日から5連勝したときは……。
今場所は、嵐を呼ぶ男かと思いました。
でも、6日目から見事に失速。
尊富士、大の里には、圧敗。
それでも、千秋楽に勝って9勝としたのは大きいです。
一発のある力士ですから、対戦相手は怖いでしょう。
来場所も、暴れてほしいものです。
●小結・錦木(33歳)
3勝12敗。
よく負けました。
初日、照ノ富士に圧勝して驚きましたが……。
錦木が強かったんじゃなかったですね。
照ノ富士に勝った力士、全員が負け越しでしたから。
寄られると、なんであんなに残す腰がないのか……。
不思議でなりません。
とにかく調子相撲で、連勝連敗が多いです。
小結は、いきなり上位との対戦ですから……。
こうなっちゃうんですかね。
さて、この結果……。
横綱は、照ノ富士ひとりで変わりなし。
大関も、4人で変わりなし。
関脇は、大栄翔の陥落で、若元春ひとり。
小結は、錦木が陥落で、阿炎が勝ち越し。
おそらく阿炎が、大栄翔に代わって関脇昇進でしょう。
大栄翔は6勝ですから、小結にも残れないはず。
結果、小結2枠が空くかたちとなります。
続きは次のコメントで。
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7. Mikiko- 2024/03/27 05:52
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大相撲3月場所総括⑦
昇進候補を見てみましょう。
●西前頭筆頭・朝乃山(30歳)
9勝6敗。
このくらい勝つ実力はあります。
尊富士を圧倒しましたし。
しかし、負ける相撲はほとんど同じ。
不十分な体勢で出て行って、土俵際で逆転されてます。
大卒なのに、何で学習できないのか、不思議でなりません。
相撲が直らないのは、メンタル面に問題があるんじゃないでしょうか。
緊張状態から早く逃れたいという心理があるのでは。
それで、不十分でも早く勝負をつけに行ってしまう。
しかし、これが直らなければ……。
大関への復帰は難しいと思います。
とにかく、前に出ることより、まずは十分な体勢を作ることです。
●東前頭二枚目・熱海富士(21歳)
8勝7敗。
最後の2連敗が、あまりにも痛かったです。
この地位で勝ち越せるんですから、力は付いてます。
●西前頭四枚目・平戸海(23歳)
9勝6敗。
178㎝の小さい身体で、この地位での9勝は立派です。
ちょっとわたしは、ノーマークでした。
顔が思い切り老けてますが、まだ23歳。
大の里と同学年。
面白い人が出てきました。
●西前頭五枚目・大の里(23歳)
11勝4敗。
身体は申し分なし。
しかし、苦言は大ありです。
朝乃山と、まったく一緒。
不十分な体勢で強引に寄っていっては……。
逆転を食らってます。
学生相撲では、不十分でも圧倒できたのでしょうが……。
プロでは、そうはいきません。
続きは次のコメントで。
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8. Mikiko- 2024/03/27 05:52
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大相撲3月場所総括⑧
でも、力量はそうとうなもの。
二所ノ関部屋では……。
まだ親方(元横綱・稀勢の里)が、廻しを着けて指導してるようです。
出稽古に来た朝乃山など、親方に勝てないそうです。
でも、大の里と取ると、親方が負け越すとか。
どこまで化けるかわかりませんが……。
とにかく、十分になってから攻めることを心がけるべき。
大きいんだから、相手十分でも一気に持っていかれることはないはず。
もっと落ち着いて、どっしりした相撲を取ってもらいたいです。
相手も、その方がイヤなはずです。
●西前頭六枚目・豪ノ山(25歳)
10勝5敗。
好成績ですが……。
うち2番が不戦勝。
ラッキーでしたね。
でも、力を付けてるのは確かです。
取り口も気持ちがいいです。
●西前頭八枚目・高安(34歳)
11勝4敗。
元大関。
この地位ですから、三役との対戦は阿炎とだけでした(負け)。
このくらい勝っても不思議じゃありません。
6人のスコアは、↓のようになります(【】内の数字は、「現在の枚数-(勝ち数-負け数)」。小さいほど有利)。
西前頭筆頭・朝乃山(9勝6敗【-2】)
西前頭五枚目・大の里(11勝4敗【-2】)
東前頭二枚目・熱海富士(8勝7敗【+1】)
西前頭四枚目・平戸海(9勝6敗【+1】)
西前頭六枚目・豪ノ山(10勝5敗【+1】)
西前頭八枚目・高安(11勝4敗【+1】)
これはもう、朝乃山と大の里で決まりです。
朝乃山は、ようやく三役復帰。
思った以上に時間がかかりました。
もう30歳ですから、大関復帰に向けて加速してほしいものです。
大の里は新三役。
そして、この2人に言いたいことは……。
↑に書いたとおり。
自分十分になってから出ること。
それが出来るようになれば、格段に相撲のレベルがあがるはずです。
共に大関候補となるでしょう。
続きは次のコメントで。
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9. Mikiko- 2024/03/27 05:53
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大相撲3月場所総括⑨
もう1度、役力士をおさらいしましょう。
横綱は、照ノ富士ひとり。
大関は、豊昇龍、琴ノ若、貴景勝、霧島で、4人。
関脇は、若元春、阿炎で、2人。
小結は、朝乃山、大の里で、2人。
役力士を合計すると、9人。
幕内の定員は、42。
差し引きすると、平幕の人数は33人。
東西に振り分けると、17人と16人。
ということで、幕尻は十七枚目ということになります。
それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から(スコア順)。
↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
この数値が、幕尻の17を超えれば、概ね陥落です。
西前頭十二枚目・島津海(0勝4敗11休【+27】)
西前頭十四枚目・北の若(3勝12敗【+23】)
東前頭十六枚目・遠藤(5勝10敗【+21】)
東前頭十五枚目・妙義龍(6勝9敗【+18】)
4人です。
続いて、十両から幕内に上がりそうな力士(スコア順)。
【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。
西十両二枚目・水戸龍(12勝3敗・十両優勝【-7】)
西十両四枚目・欧勝馬(11勝4敗【-3】)
東十両筆頭・時疾風(8勝7敗【+-0】)
西十両筆頭・宝富士(8勝7敗【+-0】)
西十両三枚目・友風(9勝6敗【+-0】)
5人です。
ひとり多いですね。
幕内からの追加の陥落候補は、↓の2人。
東前頭六枚目・剣翔(2勝3敗10休【+17】)
西前頭十六枚目・大奄美(7勝8敗【+17】)
続きは次のコメントで。
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10. Mikiko- 2024/03/27 05:53
-
大相撲3月場所総括⑩
うーん。
この2人のどちらかを落としますかね。
同スコアですが、東西の差で不利なのは、大奄美。
でも、十七枚目が半枚あるのに……。
7勝8敗の力士を十両に落とすのは気の毒です。
やっぱり、昇進の方で、1人泣いてもらうしかないでしょう。
十両では、時疾風、宝富士、友風が同スコア。
まず、時疾風は東筆頭ですから、あげないわけにはいきません。
宝富士と友風は、東西の差もありません。
やっぱり、筆頭の宝富士が強いですかね。
友風は、残念ながら、十両筆頭止まりじゃないですか。
もう一度、おさらいします。
幕内から十両への陥落は、↓の4人。
西前頭十二枚目・島津海(0勝4敗11休【+27】)
西前頭十四枚目・北の若(3勝12敗【+23】)
東前頭十六枚目・遠藤(5勝10敗【+21】)
東前頭十五枚目・妙義龍(6勝9敗【+18】)
十両から幕内への昇進は、↓の6人。
西十両二枚目・水戸龍(12勝3敗・十両優勝【-7】)
西十両四枚目・欧勝馬(11勝4敗【-3】)
東十両筆頭・時疾風(8勝7敗【+-0】)
西十両筆頭・宝富士(8勝7敗【+-0】)
今回も、ちょっと自信はありません。
しかし遠藤、ついに十両陥落ですか。
上がってきたころの、ざんばら髪でのインタビューを思い出すと……。
感慨深いものがあります。
さて最後に、2024(令和6)年5月場所の見所です。
何と云っても、尊富士と大の里がどれだけの相撲を取れるか。
同時に、対戦力士が、ちゃんと対策を持って望めるかです。
あと、カド番の霧島、三役復帰の朝乃山の相撲も注目です。
風薫る5月。
初日は、5月12日。
もう、ベランダバーベキューを始めてます。
楽しみでなりません。
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11. 手羽崎 鶏造- 2024/03/27 11:30
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青森県民にとって四股名
「津軽富士」は、禁じ手であるのでは
ないでしょうか。
まぁ、「リンゴ富士」とかが頬っぺの赤い
力士に似合う気がしますけど。
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12. Mikiko- 2024/03/27 15:27
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調べました
なんと、津軽富士は、2人いました。
初代(?)は、青森市出身の津軽冨士節三(高島部屋)。
1942(昭和17)年1月、野嵜川の四股名で初土俵を踏み……。
1943(昭和18)年5月、「津軽冨士」に改名してます。
最高位は、西十両十三枚目。
二代目は、弘前市出身の津軽富士延啓(九重部屋)。
1988(昭和63)年3月、本名の斉藤で初土俵を踏み……。
翌場所、「津軽富士」に改名。
最高位は、東三段目十九枚目。
特定の部屋の四股名ではないようですね。
ちなみに、尊富士の師匠、伊勢ヶ濱親方の現役時代(元横綱・旭富士)の所属部屋は……。
大島部屋。
一瞬、初代の高島部屋と同じかと思ったんですが、違ってました。
2人とも出世しなかったから……。
付けなかったのかも知れませんね。
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13. 手羽崎 鶏造- 2024/03/27 17:09
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へえ、居たんだ。
名前負けしてしまったのでは
ありませんか。
伯耆富士とか讃岐富士とか蝦夷富士は
力士として存在しなかったのかしら。
鷹の富士とか、なすび富士も初夢っぽくて
いいと思いますが、部屋で採用して
くれませんかね