Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3999
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「そのスカート、最近買ったんですか?」
「まさか。
 若いころのものです。
 それに、わたしが買ったんじゃありません。
 当時、付き合ってた彼が、通販で買ったみたいです」
「その彼は、今のご主人じゃないわけですね?」
「違います」
「でも、その人から貰ったものを、ずっと持ってるってことは……。
 まだ、彼への想いが残ってるからじゃないですか?」
「いいえ。
 取ってあったことさえ、忘れてました。
 衣装ケースの中に紛れてたんです。
 覚えてたら、結婚するときに処分したはずです」
「なるほど。
 それは言えてますね。
 でも、取っててもらってほんとに良かった。
 それ、風俗店とかのユニフォームじゃないですか?」
「そういうお店、行ったことおありなんですか?」
「いえ。
 前に週刊誌で見た気がして。
 わたしの若いころの風俗と云えば、トルコ風呂でした。
 短いネグリジェみたいなのを着てた気がします。
 そうだ。
 今度それ、わたしが調達しますよ。
 これでも、ネット通販くらいは使えるんです。
 奈美さん、ちょっと後ろを見せて」

 奈美はよちよちと足裏を送り、背中を向けた。

「素晴らしい。
 特に、スカートのウエストに載りあげた肉が最高です」
「いやだわ」

 奈美は、腰脇の肉を手で覆った。

「それがいいんですって。
 少ーしだけ、前屈みになってもらえます。
 ゆっくりと。
 そうそう。
 ストップ。
 ほら、お辞儀するくらいの角度なのに、もうお尻が見えてます。
 とても外には着て行けませんね」
「当たり前です」
「でも、あなたは着て来たじゃないですか」
「この上から、コートを着てましたから」
「なんか、人間の本性を象徴するような姿ですよね。
 取り繕った外皮の下には、変態の本性が隠れてるって。
 でも、その変態性があったからこそ、人類は種を繋げて来れたんです。
 聖人君主ばっかりだったら、とっくに滅びてますよ。
 今日は、わたしたちまで繋げてくれた、先祖たちへのオマージュを捧げましょう。
 獣の末裔であることを、確かめ合うんです。
 さ、手を繋いで。
 獣は、コンクリートの上にはいない。
 草の上です」

 ご主人は歩みだした。
 ベランダの前に広がる芝生に向かって。
由美と美弥子 3998目次由美と美弥子 4000

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2024/02/10 05:55
    • 今日は何の日
       2月10日は、『フードの日』。
       生活者の人たちが、野菜と果物に関する楽しさ、新たな発見、感動などを見出せる環境を創造することを理念とする……。
       『(社)日本野菜ソムリエ協会(https://www.vege-fru.com/)/東京都渋谷区宇田川町』が制定。
       日付は、『「ふう(2)」「ど(10)」』として……。
       「FOOD=食べ物」「風土」と読む語呂合わせから。
       南北に長く、四季折々に多様で豊かな自然がある日本。
       そこで育まれた、各地の食や食文化を世界にPRすることが目的。
       地域ならではの魅力的な食文化を、総合的に提供し体感できる地域を……。
       「フードツーリズムエリア」として、認定、表彰してます。
       記念日は、2017(平成29)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10210b3.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「フードツーリズムについて」を引用させていただきます。

       フードツーリズムとは……。
       「地域ならではの食・食文化をその地域(土地)で楽しむことを目的とした旅」のことです。
       欧米では、広く普及してます。
       地域ならではの場所や人が関わる様々な体験によって……。
       目的である食と食文化の価値が高まる旅となります。
      https://zatsuneta.com/img/10210b3_01.jpg

       「日本野菜ソムリエ協会」内に……。
       『日本フードツーリズム協会(https://food-tourism.jp/)』があります。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2024/02/10 05:56
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       同協会は、地域ならではの食と食文化をテーマとした地域づくりに貢献すること……。
       食×観光分野の地域リーダー人材を育成することを理念としてます。
       食をテーマに地域と旅行者を繋ぐことができるプロデューサーや……。
       地域ならではの食と食文化を伝えることができる旅の達人「フードツーリズムマイスター」の養成講座を開設してます。

       以上、引用終わり。

       この協会さんも、コロナで大変だったでしょうね。
       ようやくコロナも明けて、活動を本格化されてるんじゃないでしょうか。
       しかし、「地域ならではの食・食文化」というのが……。
       イマイチ、ピンときません。
       「地域ならでは」ということは……。
       その地域にしかないということなんですかね。
       そんな食や食文化ってありますか?
       ようやく思いついたのが……。
       長野の昆虫食くらいでした。
       新鮮な魚なら、日本中の沿岸地域で獲れます。
       海に県境なんてありませんから……。
       その県でしか獲れない魚なんてないわけです。
       そうそう。
       ズワイガニが象徴的です。
       山陰では、「松葉ガニ」。
       福井県では、「越前ガニ」。
       石川県では、「加能ガニ」。
       さらに細かい細分もあるようです。
       でも、これらのカニ……。
       ぜんぶ、同じカニだそうです。
       水揚げされた漁港がどこかの違いだけ。
       もちろん、新潟県でも獲れます。
       新潟県のホームページには……。
       新潟県産ズワイガニの宣伝ページがありました。
       ↓引用させていただきます(出典⇒https://www.pref.niigata.lg.jp/site/suisan/echigohonzuwai.html)。
      +++
      【新潟の冬の味覚!「越後本ズワイ」】
      ●新潟はズワイガニのかくれた産地!ご存知でしたか?
      +++

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2024/02/10 05:56
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       引用を続けます。
      +++
       新潟県のズワイガニの水揚げ量は全国6位(令和3年)!
       味や見た目は有名産地と変わりませんが、ブランドとしてはほとんど知られていませんでした。
       漁業者の高齢化等の多くの問題を抱える今、漁村再生の切り札として「ズワイガニ」に焦点を当てた取組が、漁業者自らの手で始められました。
      +++

       この後、さらに長々とPRが続きます。
       新潟県が、こんなに力を入れてるとは思いませんでした。
       失礼ながら……。
       「越後本ズワイ」、初めて聞きました。
       でも、ヘンにブランド化する必要はないんじゃないですか?
       むしろ逆ですよ。
       ブランド化などせず、安く供給するんです。
       ツウの人は、ズワイガニがはみんな一緒だってのを知ってます。
       なので、高いブランドガニを食べるより……。
       無ブランドの安いカニの方が得だという方も多いんじゃないですかね。
       松葉ガニや越前ガニに群がる観光客を尻目に……。
       ゆったりと、安い新潟のズワイガニを楽しまれるんじゃないでしょうか。

       しかし、カニ。
       何年食べてないかわかりません。
       自腹で外食したことは、一度もありません。
       たぶん、最後に食べたのは……。
       前に勤めてた建設会社の新年会だったと思います。
       もう、20年くらい前ですね。
       新年会は、温泉旅館で泊まりがけでした。
       必ず、コンパニオンさんも呼ばれてましたね(ピンクコンパニオンではありません)。
       ひとりひとりのお膳に、カニの脚が何本か付いてました。
       でも、わたしは手を付けませんでした。
       手が臭くなるのがイヤだったので。
       そしたら、コンパニオンのお姉さんが……。
       わたしのカニの身を剥いてくれたんです。
       わたしは、彼女が細い指を操って……。
       器用にカニの身をほじるのばっかりを見てました。
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