2016.4.2(土)
カランが連なる壁際と浴槽との間のスペースに、マットが2つ並んでいた。
短辺が、カランと浴槽側を向いている。
マットは銀色で、短辺のカラン側に、枕のような膨らみが付いていた。
どうやら、空気で膨らませるマットらしい。
旅館の備品ではなさそうなので、史恵さんが予め宿に預けておいた品だろう。
洗い場に並ぶマットを見て、なんだか隠微な気分になった。
このマットは、ソープランドなどで使われるものではないだろうか。
脱衣所で話し声が聞こえた。
参加者が、入ってきたようだ。
脱衣所との境の扉は、磨りガラスになっていて、向こう側が見透せない。
わたしは扉を抜け、脱衣所に戻った。
すでに、3組の参加者が集まっていた。
全員、手持ち無沙汰にしている。
部屋でバスローブに着替えているわけだから、脱衣所ですることが無いのも当然だ。
ざっと見ただけで、襟元や裾から着衣やストッキングが覗いている参加者はいない。
バスローブの下を確認する必要も無いようだ。
すぐに、4組目も到着した。
手首の時計を見ると、開始時間まで、あと2分だった。
参加者たちは、まだ互いに馴染めていない様子で……。
会話は、夫婦間でしか成されていなかった。
特に男性たちは、互いに視線を逸らす雰囲気があった。
ほどなく高い声と共に、史恵さんと佳代ちゃんが入ってきた。
「あ、みなさん、もうお揃いですね。
すみません。
わたしたちが最後になっちゃって」
史恵さんと佳代ちゃんのスタイルを見て驚いた。
参加者と同じ、バスローブ姿なのだ。
支度をするからと部屋に帰ったのは、このためだったのだ。
ひとりだけナース服のわたしは、なんだか居場所がないような心地になった。
「それでは時間になりました。
みなさん、会場にどうぞ。
浴場の中にセッティングしてあります」
わたしは浴場に抜ける扉を開き、手で抑えた。
参加者たちが、ぞろぞろと扉を潜る。
史恵さんと佳代ちゃんが最後に扉を抜け、わたしも後に続いた。
短辺が、カランと浴槽側を向いている。
マットは銀色で、短辺のカラン側に、枕のような膨らみが付いていた。
どうやら、空気で膨らませるマットらしい。
旅館の備品ではなさそうなので、史恵さんが予め宿に預けておいた品だろう。
洗い場に並ぶマットを見て、なんだか隠微な気分になった。
このマットは、ソープランドなどで使われるものではないだろうか。
脱衣所で話し声が聞こえた。
参加者が、入ってきたようだ。
脱衣所との境の扉は、磨りガラスになっていて、向こう側が見透せない。
わたしは扉を抜け、脱衣所に戻った。
すでに、3組の参加者が集まっていた。
全員、手持ち無沙汰にしている。
部屋でバスローブに着替えているわけだから、脱衣所ですることが無いのも当然だ。
ざっと見ただけで、襟元や裾から着衣やストッキングが覗いている参加者はいない。
バスローブの下を確認する必要も無いようだ。
すぐに、4組目も到着した。
手首の時計を見ると、開始時間まで、あと2分だった。
参加者たちは、まだ互いに馴染めていない様子で……。
会話は、夫婦間でしか成されていなかった。
特に男性たちは、互いに視線を逸らす雰囲気があった。
ほどなく高い声と共に、史恵さんと佳代ちゃんが入ってきた。
「あ、みなさん、もうお揃いですね。
すみません。
わたしたちが最後になっちゃって」
史恵さんと佳代ちゃんのスタイルを見て驚いた。
参加者と同じ、バスローブ姿なのだ。
支度をするからと部屋に帰ったのは、このためだったのだ。
ひとりだけナース服のわたしは、なんだか居場所がないような心地になった。
「それでは時間になりました。
みなさん、会場にどうぞ。
浴場の中にセッティングしてあります」
わたしは浴場に抜ける扉を開き、手で抑えた。
参加者たちが、ぞろぞろと扉を潜る。
史恵さんと佳代ちゃんが最後に扉を抜け、わたしも後に続いた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2016/04/02 08:10
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マット
空気で膨らますタイプのものです。
↓公称は“エアーマット”のようです。
http://item.rakuten.co.jp/toysfan/bsn005/
“業務用”とあるのが、可笑しいですね。
まさにそのとおりで、通称は“ソープマット”らしいです。
本編では、このマットが、大浴場の洗い場に2つ並んでるわけです。
ちょっと、そういう光景は、見ることがないと思います。
もちろんわたしも、頭の中の想像だけで書いてます。
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2. スケベオヤジHQ- 2016/04/02 11:32
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エアーマット
というんですか。まんまだね。
わたしらは「スケベマット」と呼んでましたが、使用上は、やはり枕の存在がポイントですね。お姐さんは、枕とマットの隙間に指を突っ込んで体を支えたりしてはりました。
足元にも枕が付いているのもあって「両枕タイプ」というそうです。
まあ、ともかく懐かしい。大変お世話になりました。
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3. 祐二- 2016/04/02 12:27
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〈祐二・十数年前〉
会社に入って半年ほど過ぎたころ、社の更衣室兼ロッカー
ルームで先輩からその手の雑誌をもらった、
ページをめくると綺麗なお姉さん、または人妻のような素敵な
人が、店舗名と全身ラインがでるタイトな服装、次のページ
には上半身をアピールした綺麗な人妻らしき人があった。
人妻らしき綺麗な人の載った、気に入ったページを破き、
本は近くのコンビニのゴミ箱に捨て、さっそく金曜の夜
土曜の予約を入れ、ミカさんを予約した。
彼女とのAまでの経験しかない自分も、
別の世界へ踏みいれたことを自覚はしたものの、目の前の
ミカさんを見て、思わず「こんな綺麗なお嫁さんをもらえたら
いいな」と言ったら、「ありがとう」と言って微笑んだ。
夢のようであっても、現実として、我を忘れ楽しく振舞う自分。
ぎこちない自分を、さりげなくリードして、ミカさんが
「普通はソープだけなんだけど、ローションからのセットも
サービスして、そのあとソープいい?」、「お願いいます」
湯で温めたソープマットの上で、温めたローション、寝ていても不安定な身体をしっかりと抱きしめてくれ、その後ソープ
で全身をくまなく綺麗にされて、イロイロな体位を経験し
童貞を捨てた思い出が、、ソープマットの文字に、、。
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4. Mikiko- 2016/04/02 14:12
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ハーレクインさん&祐二さん
なるほど。
男性には、ソープマットに、そうとうな思い入れがあるんですね。
人生、第2の揺りかごみたいなものでしょうか。
> ハーレクインさん
両枕って、どういう体位で使うんですか?
> 祐二さん
良い思い出をお持ちですね。
ソープというのは、文字通り、石鹸を使ったプレイなわけですね。
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5. ソープ大好きHQ- 2016/04/02 15:47
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体位
そりゃあやはり「69」じゃないですかね。四十八手ですと「二つ巴」「椋鳥」。やはり和名は風情があります。
しかし……知らんで、聞いた話や。
使った経験どころか、実物を見たことすらありません、龍馬蔵。いや、両枕。
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6. Mikiko- 2016/04/02 17:55
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69
片方は下向きではないか。
なんで枕が必要なんじゃ。
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7. 二つ巴ハーレクイン- 2016/04/02 20:48
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69だって……
常に片方が上とは限らんだろ。
上になったり下になったり……組んず解れつ、というやつです。
しかし、こうなると枕もへったくれもありませんわな。
ふむ。
結局、枕はイランテヘラン、パキスタン。
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8. Mikiko- 2016/04/03 07:45
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松葉くずしで……
両者が後ろに倒れたら、枕を同時に使えんか?
↓これこれ。
http://blog-imgs-69-origin.fc2.com/m/u/r/mura3blog/manzokunosusume_matsuba_3.jpg
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9. さあ寝るかHQ- 2016/04/03 10:09
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両枕マット
AVで見ました。
3人プレイ(♀2♂1)でしたから、互いに頭が反対側というシーンの連続。こういうケースでは意味があるようです、両枕。
でも、この場合もそうなんだけど、AVで「ゆったり枕に頭を付けて」なんてシーンはまずないでしょう。とにかく常時、組んず解れつ……。
枕が有効に使われるのは、やはりソープで洗ってもらうとき、でしょうか。あ、フェラも、ね。