2023.11.1(水)
「綺麗なお花をありがとうございます。
妻の好きそうな花です。
この白い花。
残念ながら、名前はわかりませんが」
目を開けると、ご主人の片手が仏壇に伸び、花瓶を置いたところだった。
ご主人は、奈美の後ろから手を伸ばしていた。
「白いのは、トルコキキョウです」
そう言いながら、座布団の上で身を反転させる。
仰天した。
戻ってきたご主人は、全裸になっていたのだ。
しかも、陰茎を高々と屹立させて。
「さきほど、お目にかかった格好に戻しました」
陰茎から目が離せない。
屹立した陰茎を、これほど間近に見るのは何年ぶりだろう。
しかも、目の前の陰茎は、元気だったころの夫のものより大きかった。
「あなたとの出会いは……。
妻が導いてくれたんだとしか思えないんです。
わたしは昔から性欲が強くて。
わたしの相手ができなくなった妻が、一番気に掛けてたのがそのことでした。
すぐに再婚して下さいと言ってました。
しかし、こんな年寄に再婚話なんか来るはずもありません。
妙なプライドがあるもんだから、自分から相手を探すことも出来ない。
自分で処理するしかありませんでした。
そんなわたしを不憫に思って、妻があなたを遣わせてくれたんでしょう。
さ、あなたも、さっきの姿になって」
「こ、ここでですか?」
「もちろんです。
妻に見届けてもらわないと」
奥様のいる仏壇の前で、ご主人と交わる……。
マンションで妄想していたのと、まったく同じことが起ころうとしているのだ。
でも、ここで逃げ帰ったら間違いなく後悔する。
来た意味がない。
奈美は覚悟を決めた。
再び仏壇に向き直り、頭を下げるように上体を前にかがめた。
「ファスナー、下ろしていただけます?」
喪服ワンピースは、後ろファスナーだった。
ご主人の指を、頸元に感じた。
男性に触れられるのは、何年ぶりだろう。
微かな擦過音を立てながら、スライダーが下りていく。
もう、ご主人にはわかったはずだ。
ワンピースの下に、下着がないことを。
妻の好きそうな花です。
この白い花。
残念ながら、名前はわかりませんが」
目を開けると、ご主人の片手が仏壇に伸び、花瓶を置いたところだった。
ご主人は、奈美の後ろから手を伸ばしていた。
「白いのは、トルコキキョウです」
そう言いながら、座布団の上で身を反転させる。
仰天した。
戻ってきたご主人は、全裸になっていたのだ。
しかも、陰茎を高々と屹立させて。
「さきほど、お目にかかった格好に戻しました」
陰茎から目が離せない。
屹立した陰茎を、これほど間近に見るのは何年ぶりだろう。
しかも、目の前の陰茎は、元気だったころの夫のものより大きかった。
「あなたとの出会いは……。
妻が導いてくれたんだとしか思えないんです。
わたしは昔から性欲が強くて。
わたしの相手ができなくなった妻が、一番気に掛けてたのがそのことでした。
すぐに再婚して下さいと言ってました。
しかし、こんな年寄に再婚話なんか来るはずもありません。
妙なプライドがあるもんだから、自分から相手を探すことも出来ない。
自分で処理するしかありませんでした。
そんなわたしを不憫に思って、妻があなたを遣わせてくれたんでしょう。
さ、あなたも、さっきの姿になって」
「こ、ここでですか?」
「もちろんです。
妻に見届けてもらわないと」
奥様のいる仏壇の前で、ご主人と交わる……。
マンションで妄想していたのと、まったく同じことが起ころうとしているのだ。
でも、ここで逃げ帰ったら間違いなく後悔する。
来た意味がない。
奈美は覚悟を決めた。
再び仏壇に向き直り、頭を下げるように上体を前にかがめた。
「ファスナー、下ろしていただけます?」
喪服ワンピースは、後ろファスナーだった。
ご主人の指を、頸元に感じた。
男性に触れられるのは、何年ぶりだろう。
微かな擦過音を立てながら、スライダーが下りていく。
もう、ご主人にはわかったはずだ。
ワンピースの下に、下着がないことを。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2023/11/01 06:13
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大相撲11月場所展望①
おかげさまで、無事、母の葬儀を済ませることが出来ました。
ちょうど海外に出ていた妹は、通夜には間に合わず、葬儀だけの出席となりました。
でも、母の顔は見られたので、良かったと思っています。
妹はしっかりものなので、これまで色々と頼ってきました。
その頼みの妹がいない中……。
わたしひとりで、すべての段取りを進めなくてはならず、けっこう大変でした。
でもこれも、わたしがしっかりするようにという母の遺志だったと思います。
今週は、役所関係等、さまざまな手続きに奔走してます。
でも、いつまでも甘えていられませんから、本日より投稿を再開いたします。
みなさま、これからも、よろしくお願いします。
再開初日のコメントは、大相撲11月場所展望となります。
10月30日(月)、大相撲11月場所(2023年11月12日~26日/福岡国際センター)の番付が発表になりました。
まず恒例の、十両と幕内の入れ替え予想の結果から。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2023/11/01 06:14
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大相撲11月場所展望②
わたしは、『由美と美弥子 3911(https://mikikosroom.com/archives/50139494.html)』のコメントで、↓のように予想しました。
+++
それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から(スコア順)。
↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
この数値が、幕尻の17を超えれば、概ね陥落です。
東前頭十七枚目・大翔鵬(3勝12敗【+26】)
西前頭十五枚目・千代翔馬(3勝12敗【+24】)
西前頭九枚目・伯桜鵬(15休【+24】)
東前頭十六枚目・輝(5勝10敗【+21】)
西前頭十四枚目・琴勝峰(5勝10敗【+19】)
東前頭十四枚目・碧山(5勝10敗【+19】)
西前頭十三枚目・錦富士(5勝10敗【+18】)
いましたねー。
7人です。
続いて、十両から幕内に上がりそうな力士(スコア順)。
【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。
東十両三枚目・友風(11勝4敗【-4】)
西十両七枚目・一山本(13勝2敗【-4】)
西十両四枚目・東白龍(10勝5敗【-1】)
東十両筆頭・狼雅(8勝7敗【+-0】)
東十両五枚目・美ノ海(10勝5敗【+-0】)
5人です。
この5人は、文句なしで昇進でしょう。
問題は、これに続く昇進候補。
東十両二枚目・北の若(8勝7敗【+1】)
西十両五枚目・武将山(9勝6敗【+2】)
東十両六枚目・島津海(9勝6敗【+3】)
こんなところですね。
島津海、武将山は、ちょっと難しいでしょう。
北の若だけかな。
となると、幕内からの陥落は、碧山。
錦富士だけが助かるんじゃないでしょうか。
+++
続きは次のコメントで。
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3. Mikiko- 2023/11/01 06:14
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大相撲11月場所展望③
引用を続けます。
+++
結果をおさらいします。
↓幕内から十両に陥落。
東前頭十七枚目・大翔鵬(3勝12敗【+26】)
西前頭十五枚目・千代翔馬(3勝12敗【+24】)
西前頭九枚目・伯桜鵬(15休【+24】)
東前頭十六枚目・輝(5勝10敗【+21】)
西前頭十四枚目・琴勝峰(5勝10敗【+19】)
東前頭十四枚目・碧山(5勝10敗【+19】)
↓十両から幕内に昇進。
東十両三枚目・友風(11勝4敗【-4】)
西十両七枚目・一山本(13勝2敗【-4】)
西十両四枚目・東白龍(10勝5敗【-1】)
東十両筆頭・狼雅(8勝7敗【+-0】)
東十両五枚目・美ノ海(10勝5敗【+-0】)
東十両二枚目・北の若(8勝7敗【+1】)
6人ずつという、大幅な入れ替えになりました。
今回の入れ替えはちょっと、見解の別れるところだと思います。
外れてもやむを得ません。
+++
最後、「外れてもやむを得ません」なんて、予防線を張ってましたが……。
なんと!
全問正解でした。
北の若のラッキー昇進、錦富士のラッキー残留がピタリ賞でした。
6人の入れ替えをすべて当てたのは、われながら凄いと思います。
自画自賛大絶賛。
いやー、気持ちいいですね。
続きは次のコメントで。
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4. Mikiko- 2023/11/01 06:14
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大相撲11月場所展望④
続いて、三役の顔ぶれ。
わたしの予想は、↓でした。
+++
横綱は、照ノ富士ひとりでそのまま。
大関は、優勝した貴景勝と……。
カド番を脱した霧馬山、そして新大関でようやく勝ち越した豊昇龍で、3人。
関脇の大栄翔、若元春、琴ノ若は、そのまま関脇に留まります。
小結の錦木と翔猿は、ともに負け越しで平幕陥落です。
よって、小結が2枠あくことになります。
候補は、↓の3人(【】内の数字は、「現在の枚数-(勝ち数-負け数)」。小さいほど有利)。
東前頭二枚目・阿炎(9勝6敗【-1】)
西前頭二枚目・朝乃山(9勝6敗【-1】)
東前頭筆頭・北勝富士(8勝7敗【+-0】)
スコア的には、北勝富士が一番低いです。
でも、これまでの小結昇進の実例を見ると……。
東筆頭での勝ち越し力士が最優先されるようです。
なので、北勝富士は小結昇進。
続く阿炎も間違いないでしょう。
問題は、朝乃山を上げるかどうか。
もう1番勝ってれば、上がったと思います。
でも、9番じゃね。
わたしは残念ながら、東前頭筆頭止まりだと思います。
もう1度、役力士をおさらいしましょう。
横綱は、照ノ富士だけ。
大関は、貴景勝、霧馬山、豊昇龍で、3人。
関脇は、大栄翔、若元春、琴ノ若で、3人。
小結は、北勝富士と阿炎で、2人。
+++
これまた、ビタ止めの大当たり。
スコア的には有利だった朝乃山が東前頭筆頭どまりで……。
スコア的には劣ってた北勝富士が小結昇進となりました。
「これまでの小結昇進の実例を見ると、東筆頭での勝ち越し力士が最優先」というルールは生きてましたね。
ま、これが当たったから、幕尻の枚数を過たず……。
幕内十両の入れ替えも当たったということです。
続きは次のコメントで。
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5. Mikiko- 2023/11/01 06:15
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大相撲11月場所展望⑤
さてそれでは、今場所の見所を論じていきましょう。
まずは何と言っても、9月場所で優勝した大関・貴景勝の綱取りです。
ただ、11勝4敗という成績。
しかも、優勝決定戦では、前頭十五枚目の熱海富士に対し……。
立合いに変化しての勝利。
内容的には、横綱相撲とは程遠いものでした。
しかし、優勝は優勝です。
横綱の昇進決定は、↓のようになります。
+++
理事会の諮問を受けた横綱審議委員会が、品格・力量が抜群であり、大関で2場所連続優勝又はそれに準ずる好成績を挙げた力士について、横綱への推挙の答申を行い、理事会で決定する。
+++
まず、理事会の諮問がなければならないわけです。
今場所は、たとえ優勝しても……。
先場所を大きく凌ぐ成績でないと、諮問されない可能性もあります。
ただ、↓のように、前々場所の成績が悪くても、横綱昇進した例はあります。
昭和26年 9月 千代の山 8-7 14-1
昭和29年 3月 吉葉山 11-4 15-0
昭和34年 5月 朝潮 11-4 13-2
昭和36年11月 柏戸 11-4 12-3
昭和45年 3月 玉の海 10-5 13-2
しかし、昭和45年の玉の海が最後。
これ以降は、前の場所が11勝という昇進はありません。
今場所の貴景勝も……。
優勝以外では、見送られる可能性が高いと思います。
おそらく、照ノ富士も出て来ないでしょうし。
問題は、優勝した場合。
わたしは、13勝以上であれば、諮問されると思います。
諮問さえされれば、横審が答申しないことは考えられません。
横審の山内昌之委員長は……。
諮問された場合は前向きな答申になると言ってたそうです。
続きは次のコメントで。
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6. Mikiko- 2023/11/01 06:15
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大相撲11月場所展望⑥
問題は、12勝以下の優勝の場合……。
理事会が諮問するかということ。
直近に、2場所連続優勝で諮問されなかった例があります。
照ノ富士です。
令和3年3月と5月に、12勝3敗で連続優勝しました。
しかし、昇進は見送り。
でもこれは、3月場所が関脇だったからでしょう。
それに対し貴景勝は、丸4年大関を張ってます。
わたしは、12勝でも優勝なら、諮問すべきだと思います。
問題は、11勝以下での優勝の場合。
ま、これは考えなくてもいいんじゃないですかね。
1場所15日制が定着した1949年夏場所以降……。
11勝での優勝は、たったの4回です。
2場所続くとは考えにくいです。
なので、優勝なら昇進、それ以外なら見送りと割り切っていいと思います。
それでは、貴景勝以外の力士はどうでしょう。
残る大関は、霧島と豊昇龍。
先場所は、9勝6敗と8勝7敗。
共に、大関としては胸を張れる成績ではありませんでした。
霧島は、力強さに欠けますね。
三役陣との力の差が感じられません。
今場所も、10勝できるかどうかという感じじゃないですか。
豊昇龍は先場所、相手を圧倒する相撲を取ろうとしたんでしょう……。
つっかえ棒を外されたように、前に落ちる相撲が目立ちました。
わたしは、前みつを取って、頭を付けるような相撲を取るべきだと思います。
圧倒する相撲は、身体が出来てからです。
続きは次のコメントで。
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7. Mikiko- 2023/11/01 06:16
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大相撲11月場所展望⑦
3関脇は残念ながら、大関獲りの場所とは云えません。
大栄翔は、9勝、10勝ですから、今場所、14勝しなければ33勝に届きません。
若元春は、9勝、9勝ですから、今場所全勝しなければなりません。
琴ノ若は、11勝、9勝ですが……。
11勝のときは小結ですからね。
先場所の9勝がスタートラインになると思います。
3力士とも今場所は、11勝以上して、足固めしてほしいと思います。
最小結の阿炎と北勝富士は、共に勝ち越しが目標になるでしょう。
でも2人共、調子に乗ると怖いですからね。
小結は序盤、上位陣と総当りになります。
ここで、もし星があがると……。
そのまま突っ走る可能性も無きにしもあらずです。
あと、残念ながら三役に届かなかった朝乃山。
しかし、直近の28日、広島での巡業の朝稽古で、左脚を痛めたそうです。
ぶつかり稽古で、ぶつかったときやったそうです。
相手は、錦木。
びくともしなかったんでしょうね。
左脚は、肉離れの可能性もあるとか。
この人のことですから、本場所を休むことはないでしょう。
今場所は、勝ち越しが目標になるんじゃないですか。
でも、東前頭筆頭ですから……。
勝ち越しさえすれば、三役復帰できると思います。
ほかの注目力士としては……。
元大関の2人、東前頭二枚目の正代と、東前頭三枚目の高安。
前頭四枚目では、東に豪ノ山、西に錦木。
こんなところですかね。
さて、令和5年。
納めの九州場所です。
11月12日の初日、今から楽しみでなりません。
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8. 手羽崎 鶏造- 2023/11/02 10:34
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管理人さま
たいへんであったと存じますが、
「復活」へのご自身のご努力に
敬意と感謝の意を表したいと思います
いっそうのご健筆を祈念しております
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9. Mikiko- 2023/11/02 17:58
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実は……
葬儀よりむしろ、その後の諸手続きの方が大変でした。
ひとつずつ片付けていくしかありませんが。
銀行への届けには……。
なんと、母の出生以降のすべての戸籍を提出しなければならないんです。
50年以上前に、今の戸籍に移ったのですが……。
現在、その前の戸籍があった市から、謄本を取り寄せてるところです。
もし、その前にも転籍があったら、さらに遡らなければなりません。
こんなことなら、黙って全額引き出してしまってれば良かった。