2023.10.17(火)

み「あ、説明板があった。
へー。
1432年に建てられた別荘が始まりか。
1432年って、何時代?」
ハ「日本史、得意やったんやないんか?」
み「それは高校時代の話。
あれから何年経ってると思うんだ」
ハ「50年か?」
み「殺すぞ。
早く調べい!」
ハ「へいへい。
えーっとやな。
室町時代に入って、100年くらい経ったころや」
み「室町時代って、何年から何年?」
ハ「1336年から1573年やて」
み「げ。
マジ?
240年近いじゃん。
江戸時代とほとんど変わんないよ。
そんなに長かったんだ」
ハ「将軍の数は、15人ずつで一緒やからな。
1432年は……。
6代将軍、足利義教の治世や。
お。
江戸幕府の将軍と、共通点があったで」
み「どんな?」
ハ「15代将軍が、一番長生きしとる」
み「江戸幕府は、徳川慶喜だよね」
ハ「満で76まで生きとるわ。
亡くなったんは大正時代や」
み「室町幕府は?」
ハ「15代将軍は、足利義昭。
享年、満で59。
あと2ヶ月生きれば還暦やったな」
み「それで、一番長命なの?」
ハ「せやな。
次が、10代将軍・足利義稙(よしたね)の満56歳や。
15人中、満年齢で50年以上生きたんは、4人しかおらん」
み「まさに、人生50年だったんだね。
でも、15代将軍って、殺されなかったの?」
ハ「晩年は、秀吉から厚遇されたそうや。
なにしろ、前将軍やからな。
徳川、毛利、上杉やらの大大名よりも……。
上位の席次を与えられとったと。
秀吉のいい話し相手やったて」
み「秀吉といくつ違い?」
ハ「えーっと。
はは。
こりゃ驚いた。
同い年や。
秀吉の方が、9ヶ月先の生まれやな」
み「へー。
それで話が合ったのかもね。
おんなじアニメ見てたとか」
ハ「見てるかい!」

み「おー。
まさしく日本庭園だ」
ハ「綺麗やな」
み「ま、それは確かだけど……。
常緑樹ばっかりだ。
いっつもおんなじ景色じゃん」
ハ「冬は、雪景色やろ」
み「それはそうだろうけど……。
わたしはやっぱり、落葉樹が好きだね。
雑木林みたいな。
しかしここ、冬は雪吊りをするんだろうね」
ハ「会津の雪やったら、せんわけにはいかんやろな」
み「いくらくらいかかるんだろ?」
ハ「建設課に聞きにいくか?」
み「あ、そうだ。
そもそも、ここの持ち主ってどこよ?
まさか個人じゃないよね。
そしたら、会津若松市?
それとも、福島県?
国営ってことはないでしょ」
ハ「Wikiによると(出典)……。
“平成3(1991)年3月、会津松平家から会津若松市が譲り受けた”とある」
み「じゃ、それまで個人の所有だったわけ?
公開もされてなかったの?」
ハ「一般公開が始まったんは、1953(昭和28)年10月11日からやて」
み「会津松平家って、今もここにあるの?」
ハ「戊辰戦争後、東京に移ったようやな。
お。
『福島民報』に、おもろい記事があったで。
『戊辰以来、松平家が会津に帰る 15代の親保さん(24)会津若松市のITコンサル会社で勤務』やて」
み「どんな記事よ?」
ハ「読むで。
+++
会津松平家が戊辰戦争以来、会津若松市に“帰還”した。
会津松平家15代の松平親保(ちかもり)さん(24)はコンサルティング大手アクセンチュアに今春入社し、市内の拠点で働いている。
IT技術を用いたまちづくり「スマートシティ構想」の実現が目標だ。
会津藩祖の保科正之から幕末の松平容保まで、代々の藩主が治めた縁深い城下町で「市民の皆さんがより誇りを持てる地域にしたい」と地域貢献を誓っている。
+++
やて」
み「へー。
しかし、けっこうなプレッシャーなんじゃないの?
簡単に辞められないよ」
ハ「覚悟があったんやろ」
み「しかし、お年寄りなんか……。
いきなり土下座したりするんじゃないの?」
ハ「あるかもな」
み「頑張ってもらいたいね。
将来はぜひ、会津若松市長になってほしいもんだよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2023/10/17 05:45
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厳しい夏
こうした庭園では、今年の夏は大変だったでしょうね。
何がと云えば、水やりがです。
しないわけにはいかなかったと思いますよ。
高木はまだしも、ツツジ類なんかは絶対にやられたはずです。
スプリンクラーなんかは、設置されてないでしょうしね。
見栄えに影響しますから。
となると、軽トラにタンクを積んで園路を巡らせ……。
もう一人が、長いホースを伸ばして散水してたんじゃないですか。
水やりは、炎天下はできません。
やった水がお湯になって、根を痛めてしまうからです。
早朝か、夕方、陽が射さなくなってからです。
連日、早出に残業だったんじゃないでしょうか。
それでも、そうした庭園は、人力灌水がされたのでしょうが……。
こちらの小公園なんて、放ったらかしでしたよ。
業者との維持管理の契約に、灌水を入れてないんだと思います。
うちの近くに、中くらいの規模の公園があります。
ここに、大きなコブシの木が植わってるんです。
たぶん、わたしが小学校のころ……。
その公園の前を通学してたときからあった木です。
その木が、この夏、すべて葉を落としました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2023/10/17 05:45
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厳しい夏(つづき)
その公園は砂地で……。
しかも、地面が人の背丈ほどの高さにあるんです。
盛土されたわけではありません。
逆です。
切土です。
昔、砂丘だった山の砂を取り崩し……。
残った台地上に作られた公園なんです。
高い上に砂地なので、水が捌けやすいんだと思います。
保水力がないわけです。
それで、コブシがやられてしまった。
がっくりしましたね。
毎年、このコブシの花を見ることで、春を実感してましたから。
もう見れないのかと思うと、胸が塞がる思いでした。
ところが!
復活したんですよ。
9月半ば過ぎから、一転して雨続きになりました。
砂地のおかげで、雨水がすぐに根まで届いたんでしょう。
それで、一斉に、新しい葉を開いたんです。
ギリギリ助かったという感じじゃないですか。
でも、来年の花は、ちょっと少ないかも。
葉を2回も開いたわけですから。
いえ、むしろ1年くらい、花は休んでもらっていいです。
まだまだ、長生きしてほしいですから。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2023/10/17 05:45
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厳しい夏(つづきのつづき)
あと、今年目立ったのは、一般住宅での樹木の枯れです。
空き家はもちろん、散水されませんし……。
お年寄りだけの住居でも、されなかったようです。
体力的に無理だったのかも知れませんが……。
水道水を庭に撒く気になれなかったのかも知れません。
クーラーさえ、ケチって点けないで熱中症になる人もいるくらいですから。
やられてた木は……。
高木では、ハナミズキ、ヤマボウシ、ナツツバキ、モミジ類、カツラなどでした。
カツラは、あんまり庭木には使われない樹種ですが……。
葉っぱがハート型で可愛いからでしょう、建売住宅の玄関前のシンボルツリーとして植えられてます。
低木では、ツツジ類全般がやられてました。
特に、サツキツツジとドウダンツツジがひどかったです。
近所に、ドウダンツツジの見事な生け垣のお宅があったんですよ。
毎年、素晴らしい紅葉を見せてくれてました。
それが今年は、夏に真っ赤になりました。
紅葉ではなく、枯れてしまったわけです。
もう、その家の住人は、庭木になんか、興味がなくなってしまったのかも知れませんね。
あ、お年寄りとは限らないか。
代替わりして、若手が住んでるのかも知れません。
庭は、亡くなった親が丹精したものです。
でも、受け継いだ子は、庭木なんかにまったく興味なし。
水やりをする気になんかならなかったんでしょう。
おそらく、枯れたドウダンツツジが植え替えられることはないでしょう。
そんな気があるくらいなら、水やりして枯らさない方がずっと得なわけですから。
枯れ木の生け垣になっても、おそらく何も感じないのでしょう。
ま、それが今の日本の現実です。
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4. 手羽崎 鶏造- 2023/10/17 13:39
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殿さまが会津の市長に就任。
彦根市の井伊市長じゃあるまいし、
そうそう、出来過ぎた話には
ならんように思いますが。
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5. Mikiko- 2023/10/17 17:35
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本人にその気はなくても……
担ぎあげようという勢力もあるのでは?