2023.9.19(火)

み「あれ、なんて書いてあるの?」
ハ「“入室はご遠慮願います”や」
み「その奥!」
ハ「ははは。
『中之口』やて。
『家族や家臣たちの出入口』とあるな」

み「てことは、……。
この陣屋も、公私両用だったってことか。
そもそも、陣屋の長って、なんて呼ばれてたのかな?
陣長なんて聞いたことないし……。
陣主も聞かないわな。
陣五郎?」
ハ「なんでやねん!」
み「ぼーっとしてないで調べて」
ハ「ええかげん怒るで。
ほんまにもう。
えーっとやな。
Wikiの『旧中畑陣屋』の説明文や(出典)。
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中畑村(現・西白河郡矢吹町中畑)にあった江戸時代の代官所を移築復元したもの。
寄棟造で玄関に唐破風があり、内部は武家屋敷風でありながら、茅葺屋根や土間などに庶民の住宅に使われる手法が使われている。
天保8年(1837年)に5,000石の旗本の松平軍次郎の代官所として建築され、明治維新後は住宅として使われていた。
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とある」
み「代官所?
ってことは、天領だったってこと?」
ハ「よう聞いたれや。
旗本の代官所て書いたあるがな。
旗本領や」
み「ふーん。
でも代官所なら……。
その長の呼び方は、“お代官様”に決まってるじゃんね。
だけどさ。
それなら何で、『陣屋』なんて云ったんだろ?
普通に『代官所』でいいじゃないの」
ハ「Wikiのページ(こちら)を見ると……。
こうした役所の呼び方は、『陣屋』と『代官所』が半々やな。
ここが、陣屋て呼ばれとったのは……。
幕府の直轄地やのうて、旗本の知行地やったからやないか?」
み「よし、次、行くぞ」
ハ「話を聞け!」

み「お、『石風呂』だって。
説明書き、読んで」
ハ「長い文章は飛ばすんやないんか?」
み「水回りには興味がある」
ハ「勝手なやっちゃ。
『昔の一般家庭で広く使われていた据え風呂である。
図のように浴槽内部を通る煙突の熱を利用し、湯を沸かした。
焚き口には、杉の皮などで密閉する工夫が施されていた』」

み「お釜が載ってるけど、熱源は竈と共用ってこと?」
ハ「そうなんちゃうか」
み「煮炊きしてる隣で、お風呂に入ってたの?」
ハ「そりゃ、時間ずらしてやろ」
み「どっちも、火が燃えてるときに使うものじゃない?」
ハ「順番でもええんちゃうか。
まず、煮炊きが先や。
飯炊いたり、汁こさえたりしとるうちに……。
風呂の湯も沸くがな。
そしたら、出来た飯と汁は……。
配膳する台所に運ぶわけや。
そんで、男衆に声をかける。
“お風呂、使こてください”ちゅうてな。
で、炊事場から風呂場に早変わりてなわけや」
み「ちと疑問」
ハ「なにがや?」
み「大人数分の釜と鍋って、重たいよね」
ハ「そらそやろ」
み「それを、わざわざ運ぶの?
ここで盛り付けしたほうが、ずっと効率的でしょ。
そもそも女性じゃ、大釜なんて持てないんじゃないの?」
ハ「運ぶまでが、男衆の役目やな」
み「ふーん。
嘘くさいけど、ま、いいや」
ハ「どこが嘘や!
順当な推測やろ」
み「で、男衆が風呂をあがると……。
ご飯の用意が出来てるってこと?」
ハ「せやな」
み「女衆は、その給仕をして、終わったら洗い物。
お風呂はその後だろ。
冷めてるじゃん!」
ハ「せやから、石造りなんやろ。
日付けが変わるくらいまでは、十分温いんちゃうか」
み「ほんまか?」
ハ「知らんけど」

み「『表座敷』。
しかしまぁ、殺風景だね。
もうちょっと、当時の使われ方がわかるようにできないものかね」
ハ「わしに言われてもな」

み「『奥座敷』。
前に同じ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2023/09/19 06:00
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中古住宅と縁側
確かに、物寂しくなるような部屋ですね。
夜中に、通りかかると……。
ぜったいに誰かいそうです。
怖い怖い。
わたしはよく、youtubeで、中古住宅売出しの動画を見ます。
新築住宅は見ません。
つまらないので。
よくあんな家に住むと思いますよ。
フローリングの洋間ばっかりで。
わたしなら、即、畳を敷きこみますね。
でも、洋風の壁やなんかはそのままになります。
その点、中古住宅には、まだ和室が残ってます。
趣のある物件は、URLをお気に入りに入れて……。
ときおり見返してます。
↓こんなの、いいですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=6OXqLZL0AAg
こじんまりしてて。
和風住宅の一番の魅力は、縁側じゃないでしょうか。
あそこに座って、バーベキューしたら美味しいでしょうね。
でも、ほとんどすべての住宅で云えることですが……。
お隣や道路から、縁側が丸見えです。
敷地が狭ければ、仕方ないのでしょうが。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2023/09/19 06:01
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中古住宅と縁側(つづき)
かと云って、隣との境界に目隠しの塀を建てたら……。
どちらかの家が日陰になってしまう可能性があります。
自分の方が日陰になるなら我慢すればいいだけです。
でも、隣が日陰になる塀を無断で建てたりしたら……。
トラブルになりかねません。
しかし、見られながらのバーベキューはしたくない。
で、建てるあてもないのに、何かいいエクステリアはないかと……。
たまに検索したりしてました。
そしたら、良さげのがあったんですよ。
もちろん、塀です。
でも、日差しは通します。
早い話、ポリカーボネートの塀なんです。
↓こんな感じの。
https://pic.takasho.jp/portfolio/7788
すぐ近くのものは透けますが……。
ちょっと離れれば見えないでしょう。
日差しは通すと思います。
これなら、お隣が日陰になる側に建てる場合でも……。
了解を得やすいんじゃないでしょうか?
もちろん、建設費は全額こちらで負担するのはもちろん……。
事前に、十分説明する必要があるでしょうが。
なにごとも、十分な事前の協議が……。
トラブルを起こさない秘訣だと思います。
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3. 手羽崎 鶏造- 2023/09/19 17:13
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ウチのマンションは1階でベランダ自体は
広いのですが、マンションとしてバーベキュー行為
は禁止というルールになっています。ショボン。
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4. Mikiko- 2023/09/19 17:51
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ま、仕方ないでしょう
1階ベランダで、バーベキューをしたら……。
煙が、上階にあがっていきます。
119番されかねませんよ。