2023.8.15(火)

み「なーんか。
『江戸東京たてもの園』の……。
『高橋是清邸』に似てるな」
ハ「昔の日本家屋なんか、似たり寄ったりやろ」
み「あ、赤絨毯のせいかな?
たしか、高橋是清邸の廊下もそうだった。
この絨毯は、当時のものじゃないよね」
ハ「そらそやろ」
み「なんで、廊下に絨毯を敷くんだろ」
ハ「板の間を、靴下裸足で歩かせるわけにもいかんやろ。
夏はともかく、冬は冷え冷えやで」
み「暖房ないの?」
ハ「こないに広い日本家屋、暖房なんか出来るかいな。
見学者は、防寒着のまま見るわけやから……。
上はいいわな。
しかし、足元は靴下や。
氷の上歩いとるようなもんやで。
山ほどスリッパを用意せなあかんがな」
み「なるほど。
高橋是清邸も同じ理由か。
でも、なぜに色まで一緒なの?」
ハ「それは、あれちゃうか?
レッドカーペットやがな」
み「偉い人が歩くところに敷くやつ?
でも、ここの見学客は別に偉くはないでしょ」
ハ「たまに偉い人も来んのやろ。
そんときだけ敷き直すとなったら大手間やで。
最初から赤敷いといた方が楽やがな」
み「ほんとに、そういう理由?」
ハ「そやないんか。
知らんけど」

み「おい。
ここは敷いてないぞ」
ハ「廊下やないからやろ」
み「板の間には変わりないじゃん」
ハ「この形の絨毯は、売っとらへんな」
み「そういう問題か!」

み「『土間』か。
雨の日は、ここでバーベキューできるな」
ハ「なんでやねん」
み「あの板の間にパソコン置けば……。
Youtube見ながら食べられる」
ハ「コンセントが無いで」
み「食べてる間くらい、充電が保つよ。
あ、でも、コンセントは要るな。
冷蔵庫、置きたいから。
ビールと氷は手近にほしいよね」
ハ「何の話や」

み「『奥玄関』?
もうひとつ玄関があるってこと?」
ハ「“奥”っちゅうのは、プライベートスペースのこっちゃろ。
そこに付いてる玄関っちゅうことやがな」
み「ふーん。
でも、ここもバーベキューに良さげだな」
ハ「それは、ええっちゅうねん」

み「説明書きが遠くて読めん。
読んで」
ハ「『女中頭部屋』や。
『女中頭一人に一部屋が与えられていた。
奥の二畳間は、女中頭付女中の部屋である』」
み「女中頭に、専属の女中が付いてたってこと?」
ハ「そういうことやな」
み「しかし、二畳間って。
こんなに広い家なんだから……。
そこまで狭くしなくてもいいでしょ」
ハ「ま、さまざまな点で……。
序列がはっきりするようになっとるんやな」
み「でも、二畳間……。
寝るには良さそうだよね。
ぜったい、落ち着くわ」
ハ「前世は女中やな」

み「お、『女中部屋』だ。
『行儀見習いの女中達(藩士の子女)十数名が、相部屋で寝食を共にしていた』。
十数名って……。
ここ、八畳だよね。
一畳に2人じゃん。
どうやって寝んの?」
ハ「布団一枚に、2人並んでやろな。
昔の日本人は小柄やったから、大丈夫やないんか。
それに、女中っちゅうても、全員武家の娘や。
文句なんか言わんのやろ」
み「大柄な女性は、文字どおり肩身が狭かったろうね。
ここに比べたら、女中頭付女中は天国だよね。
二畳間独占なんだから。
ここの4倍のスペースがあるわけだ。
ぜったい立候補したい」
ハ「女中頭の指名やろ。
ナマケモンは選ばれんわい」
み「くっそー」

み「『使用人厠』。
個室って、いくつあったんだろうね?」
ハ「ひとつなんちゃうか?」
み「それじゃ、朝は大渋滞だろ。
十数人もいるのに。
ぜったい、便秘だ」

み「『子供部屋』。
なんか、切なくなるね。
あんな最後が待ってるんだからさ」
ハ「確かにな」
み「会津武士道が、どんなに立派な教えだったとしても……。
子供を道連れにするような教えは、絶対に間違ってる」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2023/08/15 06:12
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スリッパの話
コロナ禍で、大きく様変わりしたもののひとつに……。
ホテル客室のスリッパがあるでしょう。
一気に、使い捨てスリッパに変わりましたよね。
もちろんコロナ前から……。
使い捨てスリッパにしてるホテルも少なくなかったでしょう。
でも、昔からのスリッパのホテルも残ってました。
それほどへたってないスリッパを……。
わざわざ変える必要はありませんから。
でも、それがコロナで一変。
あっという間に、すべて使い捨てスリッパに変わりました。
わたしは、使い捨てスリッパ、大歓迎でした。
宿によっては、2足備え付けてくれてるところもありました。
もちろん、1足はそのホテルで使わせてもらい……。
もう1足は、持ち帰りました。
その1足は、次の旅行のときに持って行きます。
ホテルには備え付けられているのに……。
なんで、わざわざ持って行くのでしょう。
それは、行き帰りの新幹線の中で使うんです。
車中で靴を脱げると、楽さがぜんぜん違いますよ。
おっさんは、スポーツ新聞を床に敷いて、そこに足を載せてます。
さすがに、それは出来ませんね。
隣に誰も座らなければいいですが……。
きっちりしたサラリーマンとかが座ったら、ちょっと新聞紙は敷きにくいです。
でも、スリッパなら、スマートですよね。
使い捨てスリッパは、ぺちゃんこになるので、携帯にも便利です。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2023/08/15 06:13
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スリッパの話(つづき)
あと使い道は、もうひとつあります。
自転車のカゴに入れておくんです。
わたしは、毎週末のお休みに、町内を自転車で散歩します。
途中、母校の小学校と中学校も回ります。
あ、そうそう。
わたしには、母校の小学校が2つあるんです。
もちろん、転校しました。
でも、その2つの小学校は、自転車で5分くらいの距離にあるんです。
なぜでしょう?
わたしの子供時代は、どんどん住宅が増えて、子供も増えてたころです。
で、新しい住宅は、田んぼを埋めて次々と建ちました。
これで何が起きたかというと……。
学区ごとの子供の数がアンバランスになったんです。
古くからの町の中心部にある学区は、それほど子供が増えません。
逆に、田んぼばっかりだったところの学区では、どんどん子供が増えます。
で、これを調整するために……。
学区の境界線の引き直しが行われたんです。
というわけでわたしは、隣の学区の小学校に転校したわけです。
小学校2年生のときでした。
なので、最初の小学校に通ったのは、1年間だけです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2023/08/15 06:13
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スリッパの話
なんで、小学校の話になったんでしたっけ?
あ、そうだ。
自転車散歩ですね。
で、秋です。
自転車で母校を通りかかるのは、休日。
でも、人がたくさん群れてる場合があります。
「学習発表会」が行われてるんです。
しかし、なんでこんな名称になったんですかね?
わたしの時代は「文化祭」でしたよ。
もちろん、そういうイベントに遭遇した日は……。
あがらせてもらって、校内を見て回ります。
このとき活躍するのが……。
自転車カゴに入ってる使い捨てスリッパ。
学校の玄関にも、来客用のスリッパはあります。
でも、来客が多いと、スリッパ入れのダンボールが空っぽのこともあるんです。
スリッパを持ってきてなければ、靴下裸足で上がるしかないです。
きちゃないですよね。
学校のトイレは、履物を変えませんよね。
トイレの床を踏んだ靴が、廊下も歩きまわってます。
そういうところを靴下裸足で歩きたくはありません。
でも、使い捨てスリッパを持っていれば無敵なわけです。
使い捨てスリッパ、優勝です。
ところで、ホテルの部屋にスリッパが備え付けられてるのは……。
日本のホテルだけなんですかね?
外国のホテルでは、履いてきた靴のまま部屋で過ごすんですか?
くつろげませんよね。
外国旅行をするときは、ぜったい使い捨てスリッパ、持って行くことにします。
ま、行くことはないでしょうけど。











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