2023.3.31(金)
「ほごっ」
侑人の顔が仰け反った。
勃ちあげた亀頭から、閉め忘れた水栓のように精液が溢れていた。
陰茎は、ねらねらと濡れ光っている。
精液が、鑞涙のごとく伝っているのだ。
流れた筋が、幾重にも重なっているようだ。
どれほどの射精を繰り返して来たのだろう。
「侑くん!」
侑人からの応えはなかった。
頭が、がくんと前に落ちた。
どうやら、意識も消失しているようだ。
座面のアナルバイブは、飽くことなく動き続けている。
侑人の陰茎が、再び硬度を増して来た。
すでに、次の射精に向けての準備が始まっているのだ。
絵里子は椅子が倒れない程度に、身を揺すってみた。
椅子の片側だけが、ガタッと動いた。
突然、天井灯の照度があがった。
光が、四方の壁を映し出した。
何の調度もない、黒い壁だった。
どういう部屋なのだろう。
「侑くん!」
もう一度声を掛けたが、侑人はつむじを向けたまま動かなかった。
さらに椅子を動かそうとしたとき、側面の壁で作動音がした。
黒い壁の一部が、滑るように開きつつあった。
開口部の向こうは、対照的に白い部屋のようだった。
そうか。
あの廊下の突きあたりにあった部屋だ。
矩形に象られた光を睨んでいると、床に影が射した。
続いて影の主が現れた。
さっきの女性だ。
服装も同じだった。
緋色のバスローブ。
女性が部屋に入って来た。
かなりな歩幅だったが、足音がしない。
足元を見ると、裸足だった。
「お目覚めですか」
「何のつもり!
スタンガン使ってこんなことして。
監禁罪でしょ!」
「だって、ジュース、飲んでくれないんだもの。
あれなら、気持ちよく眠れたのに」
やっぱり、あのグラスの液体には薬が入っていたのだ。
しかし、飲まなかったことが、なぜわかったのだろう。
グラスの中身は、シンクに捨てたのに。
侑人の顔が仰け反った。
勃ちあげた亀頭から、閉め忘れた水栓のように精液が溢れていた。
陰茎は、ねらねらと濡れ光っている。
精液が、鑞涙のごとく伝っているのだ。
流れた筋が、幾重にも重なっているようだ。
どれほどの射精を繰り返して来たのだろう。
「侑くん!」
侑人からの応えはなかった。
頭が、がくんと前に落ちた。
どうやら、意識も消失しているようだ。
座面のアナルバイブは、飽くことなく動き続けている。
侑人の陰茎が、再び硬度を増して来た。
すでに、次の射精に向けての準備が始まっているのだ。
絵里子は椅子が倒れない程度に、身を揺すってみた。
椅子の片側だけが、ガタッと動いた。
突然、天井灯の照度があがった。
光が、四方の壁を映し出した。
何の調度もない、黒い壁だった。
どういう部屋なのだろう。
「侑くん!」
もう一度声を掛けたが、侑人はつむじを向けたまま動かなかった。
さらに椅子を動かそうとしたとき、側面の壁で作動音がした。
黒い壁の一部が、滑るように開きつつあった。
開口部の向こうは、対照的に白い部屋のようだった。
そうか。
あの廊下の突きあたりにあった部屋だ。
矩形に象られた光を睨んでいると、床に影が射した。
続いて影の主が現れた。
さっきの女性だ。
服装も同じだった。
緋色のバスローブ。
女性が部屋に入って来た。
かなりな歩幅だったが、足音がしない。
足元を見ると、裸足だった。
「お目覚めですか」
「何のつもり!
スタンガン使ってこんなことして。
監禁罪でしょ!」
「だって、ジュース、飲んでくれないんだもの。
あれなら、気持ちよく眠れたのに」
やっぱり、あのグラスの液体には薬が入っていたのだ。
しかし、飲まなかったことが、なぜわかったのだろう。
グラスの中身は、シンクに捨てたのに。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2023/03/31 05:55
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今日は何の日
3月31日は、『山菜の日』。
山菜料理の『出羽屋(https://www.dewaya.com/)/山形県西村山郡西川町』が制定。
日付は、雪の多い山形県西川町では、春の山菜が待ち遠しいこの時期、3月最終日のこの日から……。
「春ですよ」との合図をこめるとともに、「さん(3)さ(3)い(1)⇒山菜」と読む語呂合わせから。
多くの人に、美味しい山菜の食べ方、保存方法、加工食品などについて知ってもらうことが目的。
https://zatsuneta.com/img/103315_01.jpg
↑出羽屋の山菜料理。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/103315.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
出羽屋は、山岳信仰で出羽三山を訪れる行者の宿として始まりました。
行者に、食事とお風呂で身体を休めてもらいたい、その想いから生まれた「山のもの」料理は……。
「山菜料理」と呼ばれるようになり、「全国でも珍しい山菜料理の宿」として知られるようになりました。
自然環境の中で生きるために培われてきた食材の保存、鮮度を命とする山菜の一番良い調理方法など……。
出羽屋の山菜料理には、どこか懐かしい田舎らしさがあり、春夏秋冬それぞれの味覚を楽しむことができます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2023/03/31 05:55
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、「山菜について」を引用させていただきます。
山菜とは、山野に自生し、食用にする植物の総称です。
通常は栽培されず、自生しているものを採取します。
山菜の保存法には、乾燥させる「乾物」、食塩に漬ける「塩漬け」……。
水または塩水で煮る「水煮」があります。
水煮は、パック詰めにした加工食品が広く流通してます。
主な山菜には、アケビ、イタドリ、ギョウジャニンニク、セリ、ゼンマイ……。
タケノコ、タラの芽、つくし、フキ、ミツバ、山ブドウ、ワラビなどがあります。
https://zatsuneta.com/img/103315_02.jpg
↑タラの芽。
山菜の名を冠する料理としては、山菜そば、山菜おこわ、山菜ピラフなどがあります。
野生植物である山菜は、収穫量も少なく……。
味にも、苦みがあったり灰汁があったりと、やや難がある場合が多いです。
しかし、そこに独特の風味を楽しめるという見方もあります。
また、山菜には季節の変化があり、それを楽しむという面もあるのです。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2023/03/31 05:55
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今日は何の日(つづきのつづき)
これからの季節、新潟のホームセンターでは……。
熊除けの鈴や、収集した山菜を入れる背負い籠などが、中央の通路に出されるようになります。
春だなあと実感できる風景です。
でも、熊はほんとに気をつけなければなりません。
毎年山菜採りをしてる人には、それぞれ秘密の場所があるそうです。
手つかずの山菜が取り放題の場所。
まさに宝庫です。
当然、そういう場所は、人に教えたくありません。
採りに行くときも、誰にも告げず、ひとりで行くそうです。
人に気づかれたくないので、鈴やラジオも鳴らさないとか。
熊からしたら、格好の獲物ですよね。
気をつけましょう。
わたしは、山菜採りの経験はありません。
食べるのは、春先、スーパーの惣菜に天ぷらが並ぶときだけ。
今年も毎週見てるのですが、まだ出回りません。
タラの芽の天ぷらは、大好物です。
でも、熊にとっては人間が大好物でしょうから……。
採りに行こうとは思いません。
新潟駅近くの裏道に、小さな貸店舗があります。
コロナ前は、通勤で毎日、その前を通ってました。
次々と入居店舗が替わってました。
人通りの少ない道ですから、お客もあまり来ないのでしょう。
続きはさらにさらに次のコメントで。
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4. Mikiko- 2023/03/31 05:56
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今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
その店舗が、何回目かの改装をしてました。
でも、仕事をしてる人は、明らかに内装業者ではありません。
顔の色が真っ黒。
顔つきからすると、アフリカ系ではなく、インドやパキスタン系に見えました。
早い話、地力で内装をやってたんですね。
で、改装中のそのお店の前を、朝の通勤時に通るとき……。
ちょっと驚く光景を目にしました。
内装をやってた人が、店の前の椅子に座ってます。
その前には新聞紙が敷かれ、何やら野菜系のものが並べられてました。
近づきたくないので、遠目の横目で見ると……。
どうやら、ゼンマイが主のようでした。
早い話、山菜です。
つまり、内装工事に来る前に山菜を採り……。
それを、店の前で売ってたのでしょう。
でも、買ってる人を見たことは一度もありません。
朝、その道を通るのは、通勤のサラリーマンだけです。
これから会社に行くのに、山菜を買う人がいるわけないと思います。
しかも、売ってるのが顔の黒い人です。
1度も売れなかったんじゃないでしょうか。
でも、改装はその後も続けられ、無事、カレー屋がオープンしました。
すぐに潰れるだろうと思ってたのですが……。
不思議なことに、長く続いてました。
コロナが始まったころ、お店の前に貼り紙が出ました。
「テイクアウト オケ」と書いてありました。
今度は、テイクアウト用の桶でも売ってるのかと思いました。
でも、ハタと気がつきました。
「テイクアウト オッケー」だったんですね。
コロナで、テレワークが中心になってから……。
しばらく、このお店の前を通ってません。
まだやってるでしょうか。
今度、見に行ってみようかな。