Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3762
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 真っ暗な中で目が覚めた。
 身じろいでみたが、やはり身体は動かない。
 拘束されたままだった。

 天井光が灯った。
 センサーが、侑人の動きを捉えたのだろう。
 眩しさに目が慣れるにつれ、あたりの様子が見えてきた。
 やはり、さっきまでと同じ部屋だった。
 誰もいない。
 このまま放置されるのだろうか?

 侑人の膀胱は、パンパンに膨れあがっていた。
 尿意が限界を迎えていた。
 2度の射精を経た陰茎だったが……。
 3度目の怒張を示していた。
 もちろん、尿意によるものだ。
 むしろ、2人が来ないうちに、排尿してしまった方がいいのかも知れない。
 しかし、張り詰めた陰茎の海綿体が、尿道を塞いでいる感覚があった。
 この状態での排尿には、かなりの力がいるだろう。
 力んで排出した尿は、顔面を襲いかねない。

 側方で動作音が聞こえた。
 黒い扉がスライドし、矩形の光が象られた。
 逆光を背に、2つの影が立っていた。
 影が、部屋に歩み行って来た。
 天井光が、2人の影を拭い去った。
 現れたのはやはり、さっきの2人だった。
 しかも今度は、最初から何も着ていなかった。
 薫はすでに、陰茎を勃起させていた。
 万里亜も、乳首を尖らせていた。
 ひょっとしたらこの2人……。
 この部屋の外で、性交していたのではないだろうか。
 妄想が脳裏に浮かんだ。
 立ったまま尻を突き出し、膝に手を置いた万里亜の後ろで、薫が腰を振っていた。
 新しい映像の刺激は、張り詰めた膀胱には酷だった。
 尿意が、棘のように鋭く尖った。

「だいぶ溜まったようね」

 万里亜が歩み寄って来た。
 歩を進める度に、乳房が上下にバウンドした。
 侑人の傍らに立った万里亜は、侑人の腹に手を伸ばした。
 臍下に降りた手の平が、下腹部にスライドした。
 手の平に、力が籠もった。

「うっ」

 侑人は呻いた。
 尿意が全身を貫く。

「トイレに行かせて」

 自分の目は、哀願に震えているのだろう。

「わかったでしょ。
 縛られてトイレに行けないのが、どれほど辛いことか。
 あなたはそれを、美咲さんにしたのよ。
 しかも、トイレには行かせてあげなかった」
由美と美弥子 3761目次由美と美弥子 3763

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2023/03/03 06:09
    • 今日は何の日
       3月3日は、『雛祭り/上巳(じょうし)/桃の節句』。
       「雛祭り(ひなまつり)」は、女の子の健やかな成長を願う伝統行事です。
       3月3日は、「上巳(じょうし)」または「桃の節句」とも呼ばれます。
       一般的には「雛祭り」と呼ばれ、女の子のいる家庭では、雛人形を飾り……。
       桃の花、菱餅、雛あられを供えて祀り、白酒や寿司などの飲食を楽しむ節句祭りが行われます。
       江戸時代までの雛祭りは、和暦(旧暦)の3月の節句(上巳、桃の節句)である……。
       3月3日(現在の4月ころ)に行われてました。
       明治の改暦以後は、グレゴリオ暦(新暦)の3月3日に行なうことが一般的になりました。
       しかし、東北や北陸などの一部の地域では、旧暦3月3日または新暦4月3日に祝う文化が残ってます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/103031.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       3月3日の「上巳(じょうし)」は、「じょうみ」とも読み、「五節句」の一つです。
       残りの四つは、1月7日の「人日(じんじつ)」、5月5日の「端午(たんご)」……。
       7月7日の「七夕(しちせき)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」になります。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2023/03/03 06:09
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       「上巳(じょうし)」は、上旬の巳(み)の日の意味であり、元々は3月上旬の巳の日でしたが……。
       古来中国の三国時代の魏(ぎ)より、3月3日に行われるようになったと云われてます。
       旧暦の3月3日は、桃の花が咲く時期であるため、「桃の節句」とも呼ばれます。
       上巳(桃の節句)の日には、紙製の小さな人形に穢れ(けがれ)を移し……。
       川や海に流して、災厄を祓う祭礼を行ってました。
       この「流し雛」の風習は平安時代からあり、現在でも日本各地にその風習が残ってます。
       その人形が次第に精巧なものになるにつれ……。
       流さずに飾っておくようになり、雛祭りとして発展していきました。
       雛祭りは、始めは宮中や貴族の間で行われてましたが……。
       やがて、武家社会でも行われるようになりました。
       江戸時代には、女の子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結び付けられ、庶民の行事となりました。
       元々は、5月5日の「端午の節句」とともに、男女の区別なく行われてました。
       しかし、江戸時代ごろから、豪華な雛人形は女の子に属するものとされました。
       逆に、端午の節句は、菖蒲(しょうぶ)の節句とも言われることから……。
       尚武(しょうぶ:武道、武勇を重んじること)にかけて、男の子の節句とされるようになっていきました。

       以上、引用終わり。

       待ちに待った雛祭りですね。
       儀式じゃなくて、この季節を待ってました。
       一ヶ月前が、節分。
       そのときも嬉しかったですが、季節はまだまだ真冬でした。
       でも、雛祭りは違います。
       特に今年は、3月に入る直前に、突然春になった感じでした。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2023/03/03 06:09
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       元々は、旧暦の3月3日だったんですね。
       ちなみに、今年の旧暦の3月3日は、新暦で4月22日にあたります。
       こんなに違うんですね。
       3月3日と4月22日じゃ、別の季節ですよ。
       桃の花だって、もう散ってると思います。
       ↑の説明に……。
       「東北や北陸などの一部の地域では、旧暦3月3日または新暦4月3日に祝う文化が残ってます」という一文があります。
       これは、当然ですよね。
       東北や北陸の新暦3月3日には、桃の花なんて咲いてませんから。

       わたしも1度、桃の苗木を1本、庭に植えたことがありました。
       数年間、小さな花を咲かせてくれました。
       でも、おそらく日当たりが十分じゃなかったのでしょう……。
       そのうち枯れてしまいました。

       そうそう。
       わが家も昔は、ひな人形を飾ってましたよ。
       といっても、豪華な段飾りではありません。
       男雛と女雛が一組、台の上に並んでるだけです。
       いつしか、飾らなくなりました。
       飾ってたのは母ですが……。
       ひょっとしたら、行き遅れの娘に遠慮したのかも知れません。
       あの人形、捨ててはいないはずです。
       庭の物置小屋に仕舞ってあるのかな。
       母は最近、物忘れが顕著になり……。
       聞いても、ありかを思い出せないかも知れません。
       今度、物置を探してみましょう。
       この時期なら、蚊もいませんから。
       とにかくうちの物置は、蚊に刺されるんですよ。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2023/03/03 10:50
    • 節句が5つあることは
      分かりましたが、11月11日は
      無いのですかね。

      節句が複数有るので、「節句S」
      と呼んで、その時期にふさわしい
      エッチを考案しては如何でしょう。
      ラブホ業界では採用されるかも。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2023/03/03 17:08
    • 11月がないのは……
       昔の人は、10までしか数えられなかったからじゃないですか。

       この時期の「節句S」は、寒さ対策が重要。
       やはり、お風呂がいいと思います。
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