Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3700
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 侑人が身を起こし、絵里子の傍らに歩み寄った。
 呆れたことに、もう陰茎を勃起させていた。

「おやおや。
 もう勃っちゃったのかい。
 あたしの使う?」
「美咲がいい」
「はっきり言うね。
 腹立ってきた」

 絵里子が身を起こした。

「ほら、香織、起きなって。
 また窒息したいの?」

 絵里子が片脚を上げ、踏み下ろした。
 おそらく足裏を、香織の顔に載せたのだろう。

「うぐっ」

 うめき声と共に、絵里子の脚が揺れた。
 香織の顔が動いたようだ。

「今日は何回寝たんだい、香織。
 まだ寝ぼけてるみたいだね。
 はっきり目を覚まさせてやるよ。
 美咲ちゃんがね、おしっこしたいんだって。
 このまましてもらうから、頭からたっぷりと浴びな」
「え、絵里子さん……」

 香織のしゃがれ声が聞こえた。

「なんだい」
「あたしも出そうです」
「そうかい。
 そんなら、このまましちゃいな」
「そんな……。
 美咲さんの家、汚したくないす」
「1人分も2人分も、たいして変わりないさ」
「絵里子さん」

 美咲はたまらず声をあげた。

「どうか、ほんとにもう終わりにして下さい。
 完全に、一線を越えてしまってます」
「別の地平が見えただろ。
 いい体験だ。
 だから、おしっこしたら終わりにしてやるよ。
 旦那が帰るまでに、掃除の時間が必要だろうからね。
 ほら、早くしないと、臭いうちに旦那が帰って来ちまうよ」

 美咲は顔を歪めて泣いた。
 赤ん坊のように号泣した。

「うるさい女だ」

 絵里子は癇立った声を投げると、美咲の傍らに足音高く歩み寄った。
由美と美弥子 3699目次由美と美弥子 3701

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2022/12/03 06:06
    • 今日は何の日
       12月3日は、『いつも見てるよ空からの日』。
       東京都杉並区高円寺などで、気象予報士の受験講座を開く……。
       『気象予報士のかてきょ夢☆カフェ(https://yumecafe2016.wixsite.com/yumecafe2016)』代表の中島俊夫氏が制定。
       中島氏は、高円寺にある日本で唯一の気象神社の境内に、10年以上住み着いてた三毛猫のミケが……。
       2017(平成29)年12月3日に、社殿を拝むような姿で亡くなってたことを知りました。
      https://zatsuneta.com/img/11203c4_01.jpg

       そのミケが、空から見守ってくれてるとの思いから、命日を記念日としました。
       「い(1)つ(2)も見(3)てるよ」の語呂合わせでもあります。
       見守ってくれてるミケのためにも、高円寺の気象の記念日にとの願いがこめられてます。
       記念日は、2021(令和3)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/11203c4.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       JR中央線・総武線の高円寺駅の南口から、歩いて約2分の場所に、高円寺氷川神社があり……。
       その中に、日本で唯一の気象神社があります。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/12/03 06:06
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       神社の授与品として、気象カード守り、晴守り、てるてる守り……。
       下駄絵馬など、少し変わったお守りや絵馬があります。
       また、新海誠監督の映画『天気の子』に登場したことでも知られます。
       気象神社は、1944(昭和19)年4月に……。
       大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)の構内に造営されました。
       軍にとって気象条件は、戦略や作戦を講じるのに大事な要素であったため、科学的根拠に基づいた予報がされましたが……。
       予報的中を祈願するなど、気象観測員の心のよりどころとされてたそうです。
       その後、戦後の神道指令で撤去されるはずの気象神社でしたが……。
       調査漏れにより残存。
       先々代宮司の山本実氏が受入を決断し、高円寺氷川神社に遷座されることになりました。

       以上、引用終わり。

       気象神社、知りませんでした。
       気象予報士の受験者には有名なんですかね。
       わたしは、高円寺の近くに住んでたことがあるんです。
       近くと云っても、中野とか阿佐ヶ谷ではありません。
       北です。
       中央線の高円寺から、北に歩くと、西武新宿線に行きあたります。
       都立家政駅のあたり。
       わたしは、その駅の南側にあるアパートに住んでました。
       地名は、中野区若宮。
       なので、中央線を利用するため、高円寺まで歩いたことも何度かあります。
       道中は、静かな住宅街で、住みやすそうでした。
       でも、高円寺で遊んだり飲んだりしたことはないですね。
       目的は、中央線に乗ることだけでした。
       なので、阿波踊りも、1度も見たことがありません。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/12/03 06:07
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       わたしは、JRの駅周辺ってのは、ちょっと苦手だったんです。
       繁華すぎて。
       その点、私鉄沿線はいいですよ。
       静かで。
       あ、高架はダメです。
       あくまで、地上駅。
       都立家政駅も、もちろんそうでした。
       西武新宿方面のホームに行くには、踏切を渡らなきゃなりませんでした。
       踏切の警報音を聞きながら、向こう側に立ってる人の顔を眺めるのが好きでした。
       なんだか口調が、野口五郎の『私鉄沿線』みたいになってしまいましたね。

       新潟に帰ってからも、都立家政には、2度くらい行きましたかね。
       東京で住んだ街では、一番好きでした。
       東京に出て、最初に住んだのは、田園調布。
       こう言うと驚かれますが……。
       田園調布って、広いんですよ。
       高級住宅街なのは、田園調布駅の西側。
       わたしが住んでたのはもちろん、そこではありません。
       隣の多摩川駅の東側でした。
       そこも地名が田園調布だったんです。
       そうそう。
       何年か前、その多摩川駅にも行きました。
       驚きましたね。
       寂れてて。
       駅前の商店街は、ほとんどゴーストタウンみたいでした。
       ここに1年住んで、次に引っ越したのは、代々木。
       地名は千駄ヶ谷でしたが、駅は代々木駅でした。
       渋谷まで歩いて行けて便利でしたが、1年で引っ越しました。
       次に住んだのが、都立家政。
       都立家政には、何年住んだんだったかな。
       1度、正月に帰省せず、そのアパートで正月休みを過ごしたこともあります。
       コタツに入って、テレビばかり見てました。
       ストーブもない寒い部屋で、冬は室内に干したタオルが凍りました。
       でも、楽しかった記憶だけが残ってます。
       あのころを思い出すと、またアパートで一人暮らしをしたくなります。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2022/12/03 11:40
    • 「このまましてもらうから、頭からたっぷりと浴びな」

      アレって髪に掛かると、匂いが
      なかなか取れなくて難儀なんですよね。
      「お願い。髪にだけはやめて」
      そんなこと言われたことがあります。
      ( ほんまにやったんかいっ! ) 

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2022/12/04 05:40
    • ほー
       それは知りませんでした。
       しかし男性は……。
       勃起した状態では、おしっこが出ないんじゃないですか?
       女性にかけるというのは、かなりエキサイティングなシーンでしょう。
       そのとき、勃起してないというのは……。
       やはり、年の功なんですかね。

    • ––––––
      6. 手羽崎 鶏造
    • 2022/12/05 10:49
    • やはり、年の功なんですかね。

      余計なお世話でんがな。

       それはそうと、
      勃起していても尿意は有るので
      出る(漏れる)と思います。
      放尿の瞬間、一瞬、勃起が
      弱まるような気はしますが。
       これをご覧になっておられる
      殿方の実態やご意見は如何
      でしょう。
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